しま★りん.blog @ayurina

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XVハイブリッドのヘッドライトバルブを交換した話。HIDバルブは消耗品なのです。

time 2021/01/25

再びHIDが切れたので、今回思い切って両方とも社外品に交換しちゃいました。HIDバルブのDIY交換はあくまで自己責任で。ここで手順は示しますが、お勧めはしません。純粋に面倒です。ただ、費用対効果は凄く良いと思いますので、魅惑のヘッドライトバルブ交換、ってことにしておきます。

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再び、HIDが切れた件

また切れたんですよ、ヘッドライトバルブ。

と言っても、今回切れたのは前回交換したのとは反対側です。

普通に考えれば、バルブ切れの原因が寿命によるものであれば、左が切れればほどなく右も切れて当然。で、今回右が切れたので、つまり寿命でヘッドライトバルブが両方ダメになりました、ということが明確になりました。

つか、HID、寿命で切れるんですねぇ。これまで3台に渡ってHIDヘッドライトの車に乗ってきましたが、切れたのは初めてなので、「え?切れるの???」っていう印象が未だ強いです。確かに夜間走行は多いかもしれませんがねぇ。

DIYで交換してやるという決意

じゃあ、交換しなきゃ、ってなるわけですが・・・前回、左のHIDバルブ交換だけで2万円以上かかったわけです。今回、右側もおそらく同じくらいかかるでしょう。しかも寿命となれば、今後も定期的に交換は必要になります。さて、どうしたものか、としばし悩みます。

と、言いますのも、まあDIYで交換したら保証だのなんだのという問題もあるのですが、どちらかというと今回懸念しているのは作業難度のほうです。ヘッドライトユニットが結構難解な構造になっているため、手順が面倒そうです。

一方で、純正HIDの色温度は若干無難に低めになっており、他の灯火類との色味のバランス(LED照明とのバランス)も気になっていたところがあって、この機会に改善したいな、という考えもありました。

あまり悩んでいる時間も無いので(そもそも切れた状態は保安基準違反です)、思い切ってDIY交換することにしました。調べればそれなりに情報はありそうだし、まあきっとなんとかなるかな、と。

ただ、これ本当にオススメしません。言うほど簡単な作業ではないですから。それでも興味があれば・・・というところと、個人的備忘録としてここにアップしておきます。

バルブはフィリップスの純正交換用

まずはバルブの確保。フィリップスのバルブを購入しました。

パッケージ表面。

パッケージ裏面。

前回の純正交換時、バルブはフィリップスのD2R型であることは確認できていたので、フィリップスの純正交換用を選択しています。安いバルブもいくつか見受けられたのですが、レビュー見ているとどうにも品質にばらつきが見られたため、安心感を優先しました。作業難度も高いため、何度も交換作業したくないという側面もあります。

色温度についてですが、Amazonを見ると純正修理交換用として4200kのバルブも出品されており、現在のバルブがこれであることは間違い無さそうです。対して今回購入したバルブは6000kともうちょっと白く、かつ車検対応ということで、これを選びました。

D2R/D2S共用版もありますが、今回は明確にD2Rと分かっていたし、値段も安かったのでD2Rにしています。

ちなみに、価格は常に変動しており、おそらくタイミング的に一番高い時に購入する羽目になってしまいました。こればかりは言っても仕方ないのですが、ちょっと残念です。

交換作業難易度は決して低くない

さっそく交換してみました。実際やってみた感想としては、交換作業難易度は決して低くはないかなと思います。多少車弄りに慣れていれば、ああ、こういうことか、というレベルではあります。

交換前の左ライト。純正球です。ポジション球のLEDと色味の差が結構あるというのが密かな悩みでした。

切れた右側です。切れてます。

まずは左側から行きます。左側のほうが簡単とのことですし、そもそもHIDバルブ周りの作りを確認する意味でも左側から着手しました。

ウォッシャータンクを外して、ずらせば手が入りますし、バルブにもアクセス可能です。ウォッシャータンクが多少硬くて邪魔ではありますが、作業できないことは無いです。

ヘッドライトバルブの裏はこんな防水蓋でカバーされてます。反時計回りに捻って外して、時計回りに捻って取り付け・・・・だった気がします。方向は定かではありませんが、とにかく、捻って取り外しするタイプです(苦笑)。

これ、蓋のデザインにポイントがあります。何やらくぼみがありますが、これの意味するところが左側ヘッドライトの構造を見ても分かりません。答えは右側にあります。

裏蓋を外すとヘッドライトのイグナイターソケットが見えます。これも捻って外せます。

イグナイターを外すとHIDバルブ本体が出てくるわけですが、これを外すには、バルブ本体を固定している針金のロックを外してやる必要があります。この構造がしばらく分からず、どうやってもソケット抜けないじゃん、って悩みました。どうやらHIDソケットの固定方式としては一般的なものらしく、そのため交換手順として表現されてないケースもあるので気をつけましょう。私は現物を見て学びました(苦笑)。

バルブのガラス部には絶対触れないように気をつけながら抜き取ります。左が純正品、右が今回交換する対応品です。メーカーも規格も一緒なので、形状もデザインも完全に一致しています。こうしてみるとやはり安心感高いです。

あとは戻せば左側は完了です。ちなみに、HIDバルブは「空焚きが必要」という情報もありましたが、このフィリップスのバルブについては明確に「空焚き不要」と記載がありましたので、お言葉に甘えて空焚きはしていません。

さて、ここからが難関の右側です。

右側は「フロントバンパーを外さないと交換できない」ということになっています。隙間からヘッドライトユニットの裏を見ると、なるほど、車体のビームがヘッドライトの裏蓋をかすめるように配置されています。これがヘッドライト裏の防水蓋の窪みの理由です。こんなの絶対外せません。

そのため、フロントバンパーを外し、ヘッドライトユニットを外し、バルブ背面にアクセス可能な状態にしてから、交換する、という手順になっているわけです。

今回は先人たちのノウハウに従い、バンパー半外し、最低限の作業スペースを確保してバルブ交換を行う、という方針で作業に臨みました。

まずはフロントグリル上部の整流パーツを外します。クリップが大量にありますが、外すのはそんなに難しくありません。むしろここは虫などのゴミが溜まるので、たまに外して掃除したほうが良いと思います。ちなみに、この過程でクリップ1個破損しました。

エアダクトの入り口パーツも外しておきます。久々に外すのでちょっとドキドキでしたが問題なく外れました。

バンパー周りのピンも外します。まずはサイド部分の2箇所。ここはかなり泥を噛むので、破損の可能性も高く・・・。

割れました。

バンパー下のアンダーカバーを固定しているピンも3箇所外しました。全部外す必要は無かったかもしれませんが、作業性を向上させるためにも、バンパーの自由度は確保したいところで、外せるところは外しておこうかと。

適当に養生して、あとヘッドライト用のウォッシャーの蓋も外して、バンパーを外しました。ポイントは2つ。

まず、養生ですが、写真では比較的適当に養生テープを貼っていますが、ぶっちゃけかなりしっかり養生しておいたほうが良いです。

この後の作業で、ヘッドライトユニットもリリースすることになるんですが、そうするとヘッドライトユニットが半外ししたバンパーの中に半分落ち込むような形になり、ヘッドライトユニットの表面にバンパーの内側の角がガシガシ当たることになります。

なので、ヘッドライト表面の養生は、もっと思いっきりしっかりとしておいたほうが良いと思います。

次にバンパーの外し方ですが、力をかけるポイントはここです。

この角の部分がガッチリとはまっていますので、ここを外すのがポイントです。ここは他の内張り剥がしなどと同様、勢いで外すしかないところなんですが、この角を外すことを意識すれば安全に外せると思います。

バンパーが外れたら、タオルを挟むなどして作業スペースを確保しつつ、パーツ同士が当たって傷になるのを避けつつ、さらに分解を進めます。

ヘッドライトユニットのリリースに進むわけですが、ヘッドライトユニットの下側に固定用のプラスチックパーツが添えられており、まずはこれを外す必要があります。前方に2個あるネジを外します。

矢印のところに2本あるのですが、ここはソケットレンチが無いと作業的に辛いというか無理なので準備しましょう。比較的ネジも短くないし、かつ狭いし、今回の作業の中では一番の苦行だったかと思います。

続いて横側ですが、ここのギミックも注意が必要です。ぱっと見でピンとネジがあるので、これらは外すとして。

こんな風にパーツが外れるのですが、最後、この真中に見える黒いポッチが肝です。これが裏からボディ(鉄板)にヘッドライトユニットを固定しているポッチになりますので、これを裏側に抜きます。

こうなればOKです。これで完全にヘッドライトユニットもフリーになります。

忘れていましたが、ヘッドライトユニット上部の2箇所の固定部はネジとピンで止まっていますので、これは簡単に外せると思います。先に外しておいた方が良いと思います。

で、ここまで外すと、写真くらいヘッドライトユニットが前方にずらせるようになります。これでヘッドライト裏の防水蓋にアプローチ可能になります。

HIDバルブの交換方法などは左側と同じです。

右側のバルブの比較です。よく見ると、今まで付いていたバルブはガラス管の先端部分にヒビが入っているのが見えます。また中央の丸い部分も黒くなっています。前回交換したバルブも同じように先端が割れて中央が黒くなっていたので、寿命で切れるとこんな状態になるようです。

切れ方も一緒、ということで、寿命ですねー。いやー、HIDバルブは寿命で切れるんですねぇ(まだ言ってる)。

あとは、これまで外したパーツ類を戻して終了です。戻すのはそれほど難しくないですが、くれぐれもヘッドライト表面への傷とか、ピン破損には注意してください。

交換後の左側。

交換後の右側。

写真で見ても、LEDのポジション球との色味の差が小さくなったのが分かると思いますが、実物はもっと良い感じで全体の白さ加減が揃ってカッコよくなっています。

プッシュリベットの話

作業で破損したプッシュリベットを買ってきました。

慌ててオートバックスに向かい、現物を確認しつつ、売り場で探してこの2つを買ってきてみたのですが、一方は合わず・・・。

純正型番からネットで探して改めて確保しました。

プッシュリベットって、種類が沢山あって、ぱっと見た目では一緒でも微妙にサイズが違って合わないってことがありますので、確実に純正品番から対応したものを確保すべしと思います。特に、対応板厚が結構重要で、これが合っていないと太さは同じで刺さるのに正しくロックできない、なんてことになります。気をつけましょう。

ちなみに、今回、私が失敗したのは「909140062」です。念の為。

苦労したけど、満足度は高い!

で、HID交換後の感想です。

まず、照射範囲や光軸などについては、変化無しです。さすが純正交換用なのでこの辺は間違いありません。一方で明るさは明らかに明るくなっており、また色温度がちょっと上がった(白っぽくなった)こともあり、全体に視界が良くなった印象があります。

LEDとの色味のバランスも良くなっているし、とにかくトータルで見て非常に満足度高いです。最初からこのバルブにしておけば良かったなと思ってるくらいです。

まあDIYでどこまでやるのか・・・というところは悩ましいところですが、やはり6000kのHIDはとても良いものだと思いますので、例えば持ち込みなど可能でれば、是非バルブは変えるべきだと思います。

ディーラーが対応してくれるかどうかは分かりませんが、持ち込みやバルブ指定で交換対応してくれるショップなどは結構ありそうなので、そういったところにお願いするのも良いでしょう。

それでもDIYしたい貴方へのアドバイスとしては、とにかく養生はちゃんとしようってところですか。バンパー外しなどは一度経験しておくと後々いろんなところで精神的ハードルが下がるのでやっておくべきかな、とは思います。

とにかく、今回HID交換して、夜のドライブが楽しくなりました。これは間違い無いです。

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