しま★りん.blog @ayurina

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手軽に高音質を楽しめるLightning接続アンプ、ADVANCED/AAW Accessport Lightningレビュー。

time 2018/10/11

ふと思い立ってADVANCED/AAW Accessport LightningなんていうDACアンプを買ってみました。7000円程度でかなり高音質を楽しめます。これはオススメですよ。

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iPhoneにDACを付けてみた

人は気になると気になって仕方がないことがあります。Bluetoothヘッドホンの音質、遅延ってのはその最たるものです。そういえばカーナビへのiPhone接続をBluetoothからUSBにしたら音質が明らかに良くなったんですよね。

楽ナビAVIC-RZ99にiPhoneをiPod接続する。Bluetooth接続より良い感じ。

こちらはもともとカーナビがSBCにしか対応していなかったというのも一因としてあったのですが、やっぱり有線接続には勝てないのかなぁと思っていたわけで。

そんなわけで調べてみると、USB/Lightning接続できる所謂ポータブルアンプもいろいろ出ているじゃないですか。別にハイレゾ音源が聞きたいわけではないですが、何かちょっとした対策で音質改善できるようなら、試してみたいかな、と思ったわけです。

Lightning接続のDACもいろいろ

ガチのポタアンじゃなくていいんです。普段遣いしたいので、Lightning給電で十分に小さなもので良いんです。かと言って残念なものも買いたくない。そんなわけで各所のレビューなどあさってみたわけです。

そして見つけました。ADVANCED Accessport Lightning。

このクラスのポタアンもいろんなメーカーからいろんな製品が出ていて、当然ながら値段も機能も様々です。そんな中でもこのAccessport、実売7000円程度で「クラスを超えた高音質」という評価があちこちにあります。という訳で、これを買ってみました(※10/10、Amazonで見たら2万円くらいで出品されていますが・・・)。

どうやら出自はKickstartarだそうです。 MFI認証にも対応しています。Youtubeに紹介動画もありますが、かなり拘って作られた製品であることが感じられて期待が高まります。

ADVANCED Accessport Lightning

という訳で買ってきました。実はヨドバシで買っています。思いたったときの入手性の問題で、AmazonとYodobashiは使い分けてます。

ちょっと高級感のあるパッケージです。

スライドして中身が出てきます。

中身は至ってシンプル。本体がちょこんと鎮座しています。非常にコンパクトです。

筐体表面はマット加工されていて指紋はつかなそうです。分岐されたLingtning端子とミニジャックがあります。操作ボタンとして再生・音量UP/DOWNの3つがあります。

マニュアルも付いています。再生ボタンの連打でトラック送り・戻りができます。

iPhone 7 Plusに繋いでみるとこれくらいのボリューム感です。通勤で使うつもりなのですが、若干ケーブルの信頼性が心もとないところ。被覆もきちんとしているし、根本もちゃんとカバーされているのでそれなりに信頼性はありそうですが、やっぱり不安な感じです。

という訳で、ボールペンに使われているスプリングで補強。これでかなり安心感が増しました。

最初にやることは、ファームアップ

早速音楽を聞いてみたのですが、音が割れます。えー、っと思ったのですが、これまた有名な話で、最初にすべきはファームアップです。

マニュアルにもしれっと一行くらい、「Advancedのアプリでファームアップできるぜベイビー」って書いてあるくらいで、どうしろっちゅーんじゃいって感じなのですが、慌てず騒がず検索すると、それらしいアプリがありました。これ見つけるのもなかなかハードル高いんじゃないかなぁと思いつつ。

スクショが縦長なのは、これiPhone Xs Maxの画面だからです。アプリをインストールして起動すると、Accessportが接続されているのを検知して、ファームバージョンが表示されます。私が購入したものは初期状態で「1.1.4」でした。

真ん中のボタンをタッチすると、ファームウエアがダウンロードされてアップデートされます。アップデート後は「1.1.6」になりました。これで音割れは起きなくなりました。

ちなみに、このアプリ、更新時にファームバージョンチェックをしていないらしく、何度でもアップデート操作ができてしまいます。結局バージョンアップはされないと言うか、最新版で更新され続けるのですが・・・まぁ気にしない。たまにチェックするくらいでいいのかなぁと。

音質は思った以上

さて、ではいろいろ聞いてみます。イヤホンはSHURE SE215SPE-A、SE112、そしてJVC HA-FXC71を使っています。

標準のミュージックプレイヤーを使ってみましたが、すぐに明確な音質の高さを感じることができました。音像が非常に微細になり、クリアに、かつ、ひとつひとつの音が埋もれず綺麗に聞こえるようになったのが分かります。一番差を感じたのは女性ボーカルのユニゾンパートです。全体のボーカルバランスも良くなり、一人ひとりの声色まで埋もれずに綺麗に聞こえるようになります。

普段はBluetoothでSONY MUC-M2BT1にSE215SPE-Aという組み合わせを使っているのですが、これと比べても高音の抜けが良いです。コーデックの限界があるので、やはり有線にはかなわないというのを感じました。

加えて、iPhone 7に標準で付いてくるLightningミニプラグコネクタとも聴き比べてみましたが、改めて聞くとこのコネクタ、かなり音質がよろしくないです。音像の分解度が低く、音が増えてくると中央で音が埋もれてくるのが分かります。Accessportだとこういう音が埋もれるようなところが改善されます。

一応、ハイレゾにも対応っていうことで、Ne Player Liteでアップサンプリングを試してみました。ちゃんと48kHzまで伸びているようですが、聞いた感じはそんなに差は感じられず。まぁイヤホンがハイレゾ対応じゃないし、音源がMP3なのでこれは仕方ないところです。

とにかくこのAccessport、期待以上の高音質で驚きました。もちろんもっと高性能、高音質なものもお金を積めば買えるのでしょうが、Lightning直結、手軽な価格、そしてこのコンパクトなボディでこれだけの音が出てくるっていうのはやっぱり凄いです。ハイレゾじゃなくても外部DACは使うべきだと思いました。

外部DACは面白い

以上、ADVANCED Accessport Lightningを買ってみた話でした。

これは沼の入り口なのでしょうか。ポタアンなんて別に要らないかなぁと思っていました。SONY MUC-M2BT1にSHURE SE215SPE-Aという組み合わせは最高のポータブルオーディオ環境だと信じていました。でもこのAccessportの音を聞いてしまうと、もう戻れません。

多少ケーブルが邪魔だとか、通勤時の電車の中でそこまで音質に拘っても仕方ないじゃないか、って思うんですが、でもこれを体感してしまうと、戻れないんです。これはまさに、沼の入り口・・・。そんな危険性を感じさせる素晴らしい製品です。

比較的安価で手軽に入手できるDACも増えてきていますし、ちょっと純正Lightingミニプラグアダプターからアップグレードのつもりで試してみるのもオススメですよ。でも、それは沼の入り口です。きっと。

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