しま★りん.blog @ayurina

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SONY MUC-M2BT1とSHURE SE215SPE-AでBluetoothオーディオ環境を改善した

time 2016/11/09

ついに音楽環境更新しました。いろいろ悩んだ挙句、SONY MUC-M2BT1とSHURE SE215SPE-A(Special Edition)という、比較的実績の多い組み合わせになりました。これ、凄く良いです。

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ベストなBluetooth環境を求めて

iPhone 7からヘッドホンジャックが無くなって、実質Bluetoothヘッドホンが必須状態になっています。ただ、Bluetoothヘッドホンについては、音が悪いとか遅延があるとか、あまり良いイメージが無いのも事実です。

過去、いくつかのBluetooth機器を使ってきた私から見て、実際のところ、どれくらい「音が悪い」のかというと、これが結局は「モノに依る」ところが大きいです。実際、私が今まで使っていた環境、SONY NW-M505+SHURE SE112では概ね不満はありませんでした。

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他方、実際、音が悪い機器というのも経験しています。Aukeyの3000円前後のBluetoohイヤホンはなかなかの曲者でした。結局Bluetoothヘッドホンもオーディオ機器なので、価格相応の音がするとか、オーディオ機器としてのチューニングみたいのがやっぱり効いてくるわけです。Aukeyもそうでしたが、この価格帯のヘッドホンは、技術仕様的にはapt-XやAACに対応していますが、最終的な音の出口のチューニングが甘いものが多いのではないかと個人的に思っています。

一方で、iPhone 7でヘッドホンジャックが無くなり、Apple自ら、AirPodsという独立型のイヤホンを出してきたり、まさにBluetoothオーディオはこれから盛り上がってくるところです。一方で、やっぱり現状、Bluetoothオーディオは、まだまだ製品選びが難しい側面がある状況で、まだまだ使っている人の絶対数も多くは無いですよね(俺調べでは・・・通勤時、電車の中でヘッドホンで音楽を聞いている人が3割、うち半分がEarPods。ワイヤレスはほぼ皆無)。

さて、その「不満が無かった」NW-M505+SE112ですが、流石にもう使いはじめて2年以上経つし(SE112は使って1年くらいかな)そろそろ買い替えを、と考えていました。ワイヤレスでありながら、結構本体の取り回しが鬱陶しい点、あとは本体がWalkmanとしてミュージックプレイヤー機能を持っていることもあり、起動に時間がかかる点が主たる不満です。SE112に関しては、あまり不満は無いんですが・・・これはSHURE製品に良くあることですが、「SE112を使うとSE215等上位機種が欲しくなる」ってヤツ。SHUREスパイラルです。

そして、流石に2年も経つと、技術も進歩してるはずで、新しい発見もあるかな、と。実際、Aukeyの安いヘッドホンを試してみて、機能性(特に電池残量がiPhone側で分かるヤツ)、携帯性の高さも実感していて、これは是非買い替えたいなぁといろいろ探していました。

結局SONY+SHUREになった

まず、流行りの話題で、独立型か従来型か。AirPodsやEARIN、ONKYOのW800BTなど、最近左右独立型のイヤホンが流行りつつあります。ただ、レビューなど見ると、無くしそう、という不安もありますが、個人的にはやっぱり、左右のユニットの通信の安定性への不安が大きいです。現状まだ買い時じゃないかな、ということで、独立型はやめました。

次に、AppleのW1チップという話題があります。AirPodsが採用するというテクノロジーですが、同じものを用いた、Beats Xというヘッドホンがリリース予定になっています。Beats Xは左右独立ではない、従来型のヘッドホンになっています。あとこのBeats X、Linghtning端子で充電できるというのが意外にメリットです。Lightning端子こそまさにモバイル機器のためにデザインされたコネクタなので、当然Bluetoothヘッドホンにもマッチします(個人的に、現行Bluetoothヘッドホン全体についての不満が、USB端子での充電なんですよね、実は)。

という訳で、実はBeats Xを狙っていたわけですが・・・AirPodsの発売が延期されたことの影響があったのか無かったのか分かりませんが、いつまで経っても出てこない。

他方、NW-M505的な視点から、Bluetoothレシーバというのも探していたわけですが、意外にこの後継製品って出てないですよね。結局ケーブル長かったらあまり意味無いし・・・と、思っていたら、見つけちゃいました。「MUC-M2BT1」。

このMUC-M2BT1は、h.ear in Wireless(MDR-EX750BT)という、Bluetoothヘッドホンから、ヘッドホンのさきっぽを切り取ったような製品です。ヘッドホン部の端子がmmcx互換ですが、対応ヘッドホンは一応、SONY製のハイエンドヘッドホンのみ。ただ、当然互換性があるということで、世の中にはSHUREやらUEやら、いろんなヘッドホンを付けちゃってる人たちが沢山居ます。

そこで、今回はこのMUC-M2BT1とSHURE SE215SPE-A(Special Edition)という、王道中の王道な組み合わせを導入してみることにしました。

ちなみに、ほぼ同じような機能のものとして、WestoneのWST-BLUETOOTHという製品があるけど、この形状、AukeyのEP-B29と似ていたのでやめました。このリモコン位置って、非常に操作するのに窮屈なんですよ。MUC-M2BT1みたいな首掛けが嫌いで、操作性に問題が無ければ、こちらもお勧めかと思います。

SONY MUC-M2BT1

というわけで、買ってきました。MUC-M2BT1。

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パッケージを開くと、こんな感じに鎮座しておられます。あ、SE215が置いてあるのは意味はありません(先にSE215を開封してただけ)。

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パッケージの中身は、まぁ普通。

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キャリングケースは、この製品では結構有効かな、って思います。さすがにこの本体をカバンの中にそのまま放り込むのは気が引けるっていうか壊れそうだし。マニュアルは、まぁあまり読んでません。他の製品も含め、この辺の製品は概ね操作方法が統一されている感があり、もはやあまり困らないレベルになっていると思います(■ボタン長押しでペアリングとか、ボリューム長押しでFWになるとか)。

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Bluetoothヘッドホンで一番気になるポイント、充電端子ですが、蓋は引っ張り出してクルッと回すタイプです。これなら無理なテンションもかからず、耐久性もありそうです。ただ、やっぱりUSB端子、固い。みんな固いんだよね。なんでだろう。仕方ないんでしょうが、ちょっと本体壊しそうで怖いです。

イヤホンが付いてないので、早速確認!って行かないのが、なんだか不思議な感じです。

SHURE SE215SPE-A / SE215 Special Edition

SE215SPE-Aも買ってきました。

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中身はこんな感じ。イヤーピースがいっぱい付いてます。

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このポーチがなかなか優れもので、イヤーピースを内部のポケットに放り込んでおけます。

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で、こちらのSE215については、すぐにNW-M505に繋いで、聞いてみました。

まず、SHUREのフォームイヤーピース。グリグリと縮めて耳に押し込むわけですが、この感覚、悪くないです。このフォームは耳栓と同じ仕組みですので、遮音性も高くて、端的に音がよく聴こえます。ボリュームを上げると、ホント没入感半端ない。イヤホン本体の耳へのフィット感も調度良いです。

そして、肝心の音質ですが、正直な第一印象は「もうこれでいいじゃん」って感じでした(苦笑)。確かにSE112でも非常に音の定位が良くて、素直な良い音という感触でしたが、SE215はそれがさらに洗練されて、音の粒感が非常に気持ち良い感じです。これは癖になるなぁ、と。ってゆっか、改めてNW-M505のポテンシャルを感じました。やっぱりいい音します。

Special Editionの、ちょっと低音強めというチューニングですが、確かに、普段使いには丁度良いのかな、と思いつつ、やっぱり若干、素の音ではない、ってのが分かります。無印でも良かったかな、と、ちょっと思ったり、あるいは・・・上位機種が欲しくなります(悪循環)。

MUC-M2BT1+SE215SPE-A

それではMUC-M2BT1にSE215SPE-Aを繋いでみます。まずはSPE215からケーブルを外します。ちょっとだけ力加減で不安になりますが、それほど硬くもなく、カチッと外れます。そしてこれをMUC-M2BT1にハメるわけですが、こちらのほうがちょっと固めですね。しっかりカッチリと押し込んで固定する感じになります。

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実は購入する前、懸念していたケーブル長ですが、SHURE掛けでも問題のない長さになっています。店頭でMDR-EX750BTを実際にかけてみたところでは、SHURE掛けするにはケーブル長が短くて、左右に首を振るとケーブルが引っ張られる感じがあったのですが、MUC-M2BT1のケーブルはMDR-EX750BTより7〜10cmほど長く、SHURE掛けしても全く窮屈な感じはありません。そもそもSONY製の対応ヘッドホンの中にも耳掛けタイプがありますので、この点は杞憂だったと。流石にSHUREの付属ケーブルみたいにワイヤーが入っていたりしないので、耳掛けの安定性はちょっと落ちますが、実用上問題はありません。

MUC-M2BT1とiPhoneのペアリングですが、MUC-M2BT1の電源ボタンを長押しすることでペアリング状態になるとか、この辺の操作感は他の製品と変わりません。普通に繋がります。

NW-M505は、iPhoneに繋ぐと、iPhone側のボリュームがMAXになり、本体側のボリュームで音量調整する形になるのですが、MUC-M2BT1の場合、ボリュームは連動していて(この辺はEP-B29等と同じ)、またiPhone側でヘッドホンのバッテリー残量も見えます。これ便利。

音質については、正直、NW-M505と大差は無い感じです。基本、apt-X/AAC対応といった辺りのスペックは変わりが無いので、そこまでドラスティックには変わらないです。

通勤で1週間ほど使ってみた感想

という訳で、これ買ったのが10/30でして、それから1週間ほど、通勤で片道1時間づつ、毎日使い続けてみた感想です。

まず、Bluetoothの安定性についてですが、全く問題ないレベルです。殆ど切れません。極稀に切れることもありましたが、実用上は切れないと言って良いでしょう。この辺、ホント、SONYのBluetoothヘッドホンにはやっぱり「一日の長」があるな、と感じます。

SE215についてですが、やっぱりこれ、通勤通学向けではないのかなぁ、というのが率直な感想です。遮音性が高すぎるんですよね、流石に。でも耳への収まりとか、非常にフィッティングが良くて、聴き疲れしないし、耳も痛くならないし、この辺は素晴らしいな、って感じです。

MUC-M2BT1の「首掛けスタイル」ですが、これはやっぱり非常に便利ですね。ケーブルの煩わしさが無いというのはやっぱり良いです。EP-B27みたいな首の後ろにケーブルだけ回すタイプとの一番の違いは、リモコン操作の安定性でしょう。ボタンがしっかり押せるし誤操作も無いし、このスタイル、個人的には嫌いではありません。ちょっとゴツいのは玉に瑕ですが。

で、そのゴツさで問題になるのが、収納です。カバンの中に放り込むわけにも行かないので、キャリングケースは持ち歩いています。多少、かさ張りますが、絶対的にはそれほど大きなものでもないので、まぁ邪魔にはならないけど、気にせずカバンに放り込めるような代物でも無いです。流石に携帯性は良いとは言えません。

バッテリーの持ちですが、普通に使っていれば概ねカタログ通りで、3〜4日は使えます。iPhone側でバッテリー状態が分かるし、また、意外に「無くなりそう」になってからも踏ん張る印象で、電池持ちが悪くは感じません。

総じて、非常に音楽環境が快適になりました。これだけのリスニング環境を持ち歩けるって、素敵です(ってゆっか、音の悪いヘッドホンで音楽聞いてると、頭悪くなったような感覚を感じるのは、私だけ?)。

そして、改めて思ったこと

NW-M505+SE112。この環境がやっぱり悪くないんだな。今回、ケーブルの煩わしさを解消するためにMUC-M2BT1に変えてはみましたが、基本的な音の良し悪しの感覚で言うと、NW-M505とSE112でも、充分な品質だったと、改めて感じました。特にSE112が絶賛されている理由も再認識させられた感じです。これがSHUREの音、って、やっぱりあるんだなぁ、と。

もちろん、MUC-M2BT1もSE215も素晴らしい。でもNW-M505もSE112も、悪くない。ってゆっか、SONYのBluetoothレシーバーにSHUREのイヤホンっていう組み合わせが、一つの最適解なんだと思います。

値段もそれほど高く無いし(いや、携帯用としては充分安くないと思ってますが)、この組み合わせはお勧めです。ってゆっか・・・SHUREは上位機種が欲しくなる・・・・(苦笑)。

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