しま★りん.blog @ayurina

そこはかとない日常を綴るブログです。主にはゲーム、ガジェットレビュー、ドライブ記録です。

タイヤハウス整流板で燃費改善。これはとても効果が高そうだ。

time 2018/06/10

XVハイブリッドの空力改善をいろいろとやっていますが、今回はタイヤハウス整流板にチャレンジです。これ凄い効果は高いのですがセッティングが難しい印象です。

sponsored link

タイヤハウス内の空気の流れを整える

乗用車の空力のポイントの一つがタイヤハウスです。高速で回転するタイヤが空気を巻き込んで乱流を発生させるため、特にスポーツカーではエアダクトなど様々な対策が成されています。流石にXVハイブリッドでエアダクトを設置するとかは難しいので、何か対策はないかなぁと探していました。

そして見つけました。タイヤハウス整流板です。タイヤが巻き込んだ空気をタイヤハウスの内側に逃がすことで車体のサイドへの影響を抑えるという発想のものがいくつかありましたので、これを参考にトライしてみました。

最初の動機は実はXVハイブリッドのフロントタイヤハウスに、なんかそれっぽい突起を見つけたことでした。この突起に何の意味があるんだろうと思ったのですが、確かに整流板の設置パターンと同じ形になってるんです。これが何かのヒントではないかと思ったのでした。

整流板っぽい何かを設置してみる

使った素材はいつものスポンジテープです。

5mm厚と9mm厚を使っています。5mm厚のものは幅10mmなので半分に切って5mm×5mmという棒状にして使います。

これをなんとなくタイヤハウス内に貼り付けてあげればOK。タイヤが巻き込んできて、タイヤハウスを後ろから前に流れてくる空気を、タイヤハウス内側に巻き込むように設置するのが基本のようです。XVハイブリットのタイヤハウスは樹脂製のカバーになっており、設置は簡単でした。防汚塗装などされているとテープ貼り付けは難しいと思います。

セッティングが難しい

ちなみにこれ検証を始めたのはGWの終わり頃です。セッティングが難しくて、1ヶ月ほどいろいろ試して今の状態にはなっていますが、おそらくまだいろいろ試すと思います。

これがフロント側の最初のセッティングです。突起を活かしつつ、もう1本追加しています。

リアはよくわからなかったので、この辺に適当につけてみました。

この状態で走ってみたところ、たったこれだけでも圧倒的な燃費改善が確認できました。特に70km〜80km、自動車専用道路を巡航するような状況では見たことが無いような瞬間燃費が維持できる状態になっており、これは凄い!って思ったんです。

が、これには実はデメリットがあり、高速走行すると逆に抵抗になるんです。どうにも特定の速度域で高い効果が得られることが分かってきました。理由は簡単で、この整流板の角度が高くなれば抵抗が大きくなって低い速度域で効いて、低くなれば逆に高速で効くようになると。この辺の挙動から考えた結果として、小さめな整流板を複数設置したほうが良いのかなぁと。

というわけで、数を増やす試験を継続・・・

タイヤハウス後方への設置が効果的だった

と、いろいろ設置しては走ってみて、また外して、付けて・・・と試行錯誤を繰り返し、辿り着いた一つのポイントが、タイヤハウス後方への設置でした。

これがフロント。

これがリア。試行錯誤の結果として、角度はあまり付けず、どちらかというと「上から来た空気と下から来た空気が直接ぶつからないように」位置を決めています。どうにもこれSUVだとこっちのほうが良さそうだと感じています。

上から来た空気というのは、タイヤハウスに車体横から入り込んでくる空気、そして下から来た空気というのはタイヤが巻き上げる空気です。通常の整流板対策では、この巻き上げた空気の対策がメインになるわけですが、XVハイブリッドの場合、タイヤハウスのクリアランス広いので、むしろタイヤハウス上部では外から入り込んできてしまいます。

改めてタイヤハウスを見てみると、上部にすき間が大きいのですが、前後のすき間は狭いです。タイヤハウス内の造形を見ても、例えば前部はどちらかと言うとタイヤにまとわりつく空気を積極的に真下に効率的に”引き抜く”ような形になっています。

タイヤハウス後部は上部で外から入り込んできた空気と下からタイヤにまとわりついてきた空気がぶつかるので、緩衝のためにくぼみが設けられているようです(勝手な憶測です)。なので、ここに斜めに整流板を入れることで、この2つの空気の流れのぶつかりをさらに和らげる効果が得られているような、そんな気がしています。

このタイヤハウス後方への整流板ですが、非常に効果が高いです。高速でも抵抗にならず、通常の速度域で巡航すると軒並み数km/L以上燃費が良くなります。満タン法でも1km/L以上燃費があがっている記録が出ています。かなり効果あるのでオススメです。

タイヤハウス整流板、おもしろい

これがとりあえず現時点までの検証結果ですが、とにかくタイヤハウス整流板、効果はあります。ただ、セッティングによっては抵抗にもなるし、速度域に依存するし、いろいろ難しいです。それこそが面白みでもあるんですが。

さらなる整流のためにリブレット設置とかアルミテープとの合わせ技とか、まだまだ試してみたいことはたくさんあるので、しばらく楽しめそうです。

sponsored link

down

コメントする




このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください



sponsored link

アーカイブ