しま★りん.blog @ayurina

そこはかとない日常を綴るブログです。主にはゲーム、ガジェットレビュー、ドライブ記録です。

M1 Mac miniレビュー。Mac miniをオススメしたい理由と、結局MacBookに回帰しそうな理由。

time 2021/11/03

突然ですが、Mac mini買ったんですよ。しかもM1版。もうM1 Mac miniしか売ってなかったってのもあるんですが、正直これとても便利だし、もっと早く買っておけば良かったって思っています。特に在宅ワーカーの方へ、PC環境の改善を考えるに際しては、Mac miniの導入を検討頂ければと思っています。

ただ、それから半年経って、やっぱりMacBookが良かったかな、と再び思い始めています。

sponsored link

MacBook Pro 2016が厳しくなってきた

もともと、私の在宅環境はMac Book Pro 2016をベースにしていました。このMacBook ProはTouchBarの初期モデルです。

途中、ディスプレイが壊れたり、バタフライキーボードが交換対応になったり、まあいろいろ手間をかけてきたわけですが、容量的にも性能的にも厳しくなってきて買い替えを検討していました。

MacBook Pro 2016のストレージ限界問題

まず、ストレージが限界でした。256GBモデルを選んでいたのですが、iTunesの母艦としてミュージックライブラリを保存するにはちょっと容量が少なかったです。

そもそも私の音楽環境は、CDをレンタルしてiTunesライブラリに読み込んでiPhoneで聴くという環境だったので、iTunesの母艦のストレージは肥大する一方なんです。結果、ストレージの空き容量が足りなくなり、OSやXcodeのバージョンアップ時にはファイル整理や外部ストレージへの一時的なデータ退避などが必要な状態になっていました。

こういう作業ってやっぱり無駄だしストレスなので、やはりストレージ容量は大きいほうが良いなと改めて思ったのでした。

CPU性能問題、要するにZoomが重い

リモートワーク全盛となる中、MacBook Pro 2016のCPU性能は決して低いものではなく、通常の業務ではほぼ問題無く使えていたのですが、やはりZoomでのWeb会議時に本体が熱くなるのが気になってきました。そこまで顕著ではないのですが、負荷が上がってファンが唸りだすとやはり気になります。

加えて、SnapCameraやmmhmmなど、凝ったエフェクトを使うアプリも出てきて(日常的に使うものでは無いですが)やはりCPU的にもそろそろ買い替え時期かなぁと感じるところでした。

M1 Mac miniの最低スペックモデルを購入

そんなわけで、PC環境でストレスを感じるのはそれこそ”時間の無駄”というのが信条のワタシとしては、もうこれは買い換えるしかないな、と思っていたわけです。そして2021年2月、いろいろ悩んだ挙げ句、結局M1 Mac miniの一番安いモデルを購入しました。

最大の理由は「入手性」

じゃあなぜMacBookではなくMac miniか、といえば、第一の理由は「入手性」です。最近でこそ品薄が解消されてきてはいますが、この頃はリモートワークの流行によりノートPCについてはどこのメーカーも在庫が厳しく、納期を要するものが多い状況でした。特に比較的中から高スペックのものが在庫的には厳しかった印象です。

そんな中、Mac miniはやはり「穴場」だったのか、吊るしのモデルならほぼ即納で買えたので助かりました。

MacBookは製品の端境期

そしてMacBookについては新製品が出るという噂が絶えない時期だったというのもあります。高性能なApple Silicon版のMacbook Proが来るという話題は随分前から出ていて、たしかにそんなのが出るなら欲しい気持ちもはあったわけです。

なので、このMac miniについては「つなぎ」としての導入という意味合いがあったことは否めません。

その前提で、スペックは最低にしています。ストレージやメモリが足りない懸念はあるのですが、ストレージは外部SSDでなんとか頑張れば大丈夫そうだし、メモリ8GBはたしかに不安ですが、日常的な用途なら絶対足りるという自信があったというところもあります。

キーボードやディスプレイが別売り

当然なからMac miniにはキーボードもモニターも付いていませんので、それらは別に揃える必要があります。すでに外部ディスプレイなどを使っていたので、特段追加で購入するものはありませんでした。一方で、MacBookを購入するときのように、これらのパーツについての選定コストがかからない(精神的負担が無い)のは意外に快適だな、と思ってしまいました。

MacBook Pro 2016のバタフライキーボードやディスプレイの不具合に悩まされた前例もあり、結構この点は価値が大きかったと感じています。

リセールバリュー

前述の「つなぎ」の話にも関連するのですが、Mac miniはPC市場では珍しい「リセールバリューが付くデスクトップPC」だと解釈しています。ここはApple製品の強みでもあるのですが、なのでとりあえず買っておけばいい、という踏ん切りは付きやすい環境だったなぁと感じます。

これぞまさにAppleならでは、というポイントかもしれません。

ストレージを外部SSDで妥協しようと決断できた理由

なぜストレージについて内蔵ではなく外部SSDで妥協できたか。背景にあるのが実は「Spotify」です。

これまで音楽ライブラリについては、DMMでレンタルしたCDをiTunesに読み込んだものを使っていたのですが、昨年からSpotifyのサブスクで音楽を聴くようになり、iTunes自体を使う機会が減ってきていました。そのためiTunesのミュージックライブラリ自体を外部SSDに逃がしても実用上問題無いという判断ができたわけです。

外部SSDも設定によってTimeMachineのバックアップ対象に含めることができるので、運用上の問題もありません。これなら本体SSDは最小構成の256GBでも間に合います。

M1 Mac miniを買ったよ

はい、というわけで買いました。M1 Mac miniです。

M1 Mac miniはAppleストアから家電量販店、通販サイトなど比較的どこでも買えますし、在庫も潤沢なので、価格やポイント、セールの状況等見て、買いやすいところで買えば間違いないと思います。最近はCTOモデルも家電量販店で選べるようになっていたり、さらに入手環境は良くなってるなと感じています。

かくいう私は「ヨドバシ・ドット・コム」で購入しました。ヨドバシのポイントが付くのと、即日配送であるところを重視しました。

梱包も附属品も至ってシンプルです。悪く言えば何も無い。所詮Macですので、そこは間違いの無いところです。

環境のセットアップは、MacBook ProのTimeMachineバックアップからの復元で行いました。バックアップ元はもちろんIntel Macなんですが、普通に環境移行できました。

初回だけ、「Rosetta」のインストールが促されました。それ以外のシーンでは、すでにネイティブあるいはマルチバイナリに対応しているアプリも多い状況で、特段不具合無く使えています。

M1 Mac miniの使用感など

実は人生初の、MacBookではないMacを使ってみた感想です。

第一印象はとにかく快適

噂には聞いていましたが、たしかにM1は快適です。性能はかなり良いと思います。コストパフォーマンスで考えたら最高ではないかとさえ思いました。

マルチメディア系はやはり強いようで、動画再生やZoomのビデオ会議、mmhmmなど仮想カメラの処理なども非常に快調に動作します。当然ながら本体が熱くなる感じもありません。さすがにデスクトップ機、筐体の熱容量にはそれなりに余裕があることが見受けられます。

比較対象がMacBook Pro 2016という、決して新しい機種ではないのですが、やはり新機種は技術の進歩を感じます。

とりあえず普段使いで気になった点といえば、電源ボタンがちょっと遠いかなぁ、くらいのところでした。

Apple Silicon対応状況だけはやはり注意・・・

とはいえ、流石に完璧とは言い切れない面もあります。私の環境では、steinbergのオーディオインターフェースのドライバーがなかなかApple Silicon対応版が公開されなくて、やきもきしていた時期がありました。それでも一応互換性はあって、実用上は使えていたのですが、機種が正しく認識されない状況が続いていました。

4月ころに対応ドライバーがやっと公開されて、状況は改善されました。ただ、やっぱりIntel MacとM1 Macは別モノなんだな、というのを改めて意識させられる機会になりました。

確かに互換性は高いですし、すでに大多数のアプリがネイティブなりマルチバイナリでの対応がなされては居ますが、問題が無いとは言い切れないところがあるのは仕方のないところでしょう。一方で、Appleはこういったチップの切り替えを過去にも経験していますので、状況はいずれにせよ良い方向に進んでいくと期待しています。

メモリ8GBはやはり低い天井だった

メモリが8GBで足りるか否かというのは昨今良く出る話題でもあるのですが、正直、8GBは「低い天井」を感じる容量だと個人的には思っています。なので、ストレス無く、余計な不安を感じずに作業を行いたいと思ったら、やはり16GBは欲しいところだと思います。

もちろん「使えない」わけではないです。実用上、全く問題はないと言って良いでしょう。ただ、ブラウザのタブを多数開いたままで長時間作業をしたり、ちょっとリソース的に”雑な”使い方をすると、メモリ不足と思しき挙動がどうしても出てきます。

このちょっとした不安、要するに通常稼働時でも常にメモリ使用量が70%程度になっている状況に対して、どれくらいストレスを感じるか・・・ここが判断ポイントかなぁと思っています。

なので、私自身の感覚から言えば、正直やっぱり16GBにしておけばよかったな、と思っています。

在宅ワーカーの選択肢にMac miniを

以上、古いMacBookが作業環境的に厳しくなったのでMac miniを導入した話でした。初めてのノートブックタイプではないMacでしたが、思った以上に快適だし普通だし、デスクトップのMacもアリだな、というのが率直な感想です。

Macといえば、MacBookの印象が強いですが、吊るしでパッと買ってきてすぐ使えるデスクトップPC、Mac miniも在宅環境では十分選択肢としてありえるな、と感じています。是非、Macのデスクトップも多くの方に試してみてほしいな、と思っています。

半年使った感想、やっぱりMacBookに戻りそうです

・・・と、ここまでが比較的Mac miniを使い始めてしばらくの間の感想だったわけですが、半年ほど経って、今はどう思っているか、と言いますと、おそらくMacBookに戻るような気がしています。

理由は簡単で、「ディスプレイの枚数が足りない」からです。

Mac miniを買ったあとに、Dell Inspiron 14をサブPCとして購入しました。こちらはサブなので、基本WindowsじゃないとできないことをやるためのPCとして購入したんですが、思った以上に日常的に使う機会が多くなっています。

原因はディスプレイの枚数にあるように感じてます。在宅でいろいろな環境で仕事をしてみた結果として理想的なPC環境は、画面2枚構成であるという仮説にたどり着きました。つまり、ノートPCの画面と、大画面の外部ディスプレイの2枚を並べて使うのが一番快適なんです。実際、Dell Inspiron 14ではこの環境で作業をすることが多く、これが快適なので、結局こちらを使う機会が増えていると。

Mac miniだと、画面が1枚しかありません。もちろん、もう1枚追加すれば最適構成もできるのですが、その場合は当然Mac miniにさらにディスプレイを繋ぐことになりますし、使い勝手はどうしてもノートPCの内蔵ディスプレイ+外部ディスプレイという環境には及びません。

ワイヤレスディスプレイや、iPadの「サイドカー」など、いくつか選択肢はありそうではあるのですが、いろいろ考えた結果として、やはりMacBook+外部ディスプレイ環境にするのが幸せなのかなぁ・・・と今は感じています。

あと、地味に、ノートPCだと、パタンと画面を閉じてスリープになってくれる使い勝手も良かったりします。

ディスプレイの枚数は作業生産性に大きな影響を及ぼします。あるいは、使う人の仕事のスタイルそのものを決めると言っても良いでしょう。やっぱりMacBook欲しいかなぁ・・・と今は悶々としています。

sponsored link

down

コメントする




このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください



sponsored link

アーカイブ