GPEのドアスピーカーから音が出なくなってしまったので、スピーカー交換しました。純正インナーバッフルが製造終了していたり色々トラブルありましたが、無事交換できて満足です。次はデッドニングもしたいかなぁと欲が出てきています。
ドアスピーカーから音が出ない!
2026年9月下旬、XVハイブリッドに乗って出かけようとしたら、フロントの右側のドアスピーカーから音が出なくなっていました。よく調べてみると、なんとリアは左右とも音が出ておらず、生きているのはフロントの左、助手席側のスピーカーのみになっていました。
よく聞いてみると、一応右フロントもツイーターからは音が出ている感じがありましたので、音が出ていないのはドアスピーカーのみです。
被疑はナビ・・・
いきなり複数系統の不具合ということで、ケーブルやスピーカーではなく、ナビ・アンプ周りをまずは疑いたくなります。

ナビは2年ほど前に交換した新しいモデルです。壊れたとなれば交換か修理か、となるわけで、とりあえず切り分けが付くまでの間は、カーナビ買い替えも含め色々検討していました。
2年前に載せ替えた時と比べると、後付カーナビはさらに選択肢が減っていて、買い替えは難しそうなので、修理かなと考えました。カーナビ売り場ももはや半分くらいディスプレイオーディオになっちゃってるんですね。時代も変わったもんだなぁと思いました。
修理となれば数万円は掛かりそうですが、目ぼしい買い替え対象も見当たらず、ナビ故障だったら修理したほうがコスパ的にも良さそうでした。
まさかのスピーカー3系統死亡
ナビを外して切り分けを行いました。

久々にコンソールパネル外しましたけど、流石にケーブルが少なくてスッキリしています。ケーブルをスッキリさせたいがために地デジ無しモデルを選んだので、改めてこの選択は良かったなと思いました。

スピーカーケーブルが4系統8本出ているので、ギボシを差し替えながら、壊れているのがアンプ側かスピーカー側か確認していきました。
で、結論。なんとスピーカーが3系統、ドアスピーカー3台が故障していました。どうケーブルを繋いでも左フロントからしか音が出ません。「複数系統故障なのでアンプだ」とほぼ確信して作業していたので、一瞬混乱しましたが、切り分けの結果はスピーカー故障でした。
スピーカー交換へ
というわけで、スピーカー交換することにしました。実はXVハイブリッド、スピーカー周りは純正のままだったので、手を入れるのは9年目にして初の取り組みになります。以前乗ってた車はスピーカー替えていたのですが、XVハイブリッドは多少静音性が良いこともあって、「純正でも良くね?」と思ってそのまま手を入れていませんでした。
ところで、ドアスピーカーが3系統壊れるという今回の事態ですが、冷静に思い返すと、確か「リアスピーカーから音が出ていない」のには気づいていた記憶があります。その時はしれっと流してたんですよね。つまり、一気に壊れたわけではなさそうで、音が出ていなくてもあまり気にならないリアについては、以前から壊れていたのではないかと考えています。
ちなみに。スバル車、XV系の車両でスピーカー故障を検索してみると、意外に事例があることが分かりました。ドアの内側って雨水が入り込むので、スピーカーが水没して故障することはこの車に限らずあり得る故障ではあるのですが、GP系の車両はちょっと多めに見えました。対策として純正スピーカー背面には雨除けのための「ひさし」が付いているとか。
この辺は現物を見て確認しつつ、対策も考えたいなと思いました。
バッフルが無い事件
スピーカーは当然のごとく社外品を付けようと物色していたのですが、適合情報を見るとXVハイブリッドGPEは純正のインナーバッフルが必要になるようです。
互換品があるだろうと思ってオークションサイト含めいろいろ調べてみたのですが、既に車両が古いこともあり、なかなか情報がありません。特にリアスピーカーは交換しても音質改善などの効果を感じにくいこともあって、そもそも交換事例も少なめです。
仕方がないので、ディーラーに純正バッフルの取り寄せをお願いしてみたのですが、なんと「欠品」回答でした。もうGPEは生産終了から10年近く経つため、純正パーツも無くなってるんですね。もっと早くスピーカー交換はしておくんだった、とちょっと後悔しました。
仕方がないので代替策を調べてみたところ、純正スピーカーを加工してインナーバッフルとして使うという事例が見つかりました。そこで、今回はリアスピーカーは純正スピーカー加工で乗り切ろうということにしました。
KENWOOD KFC-RS175/KFC-RS165
スピーカーはこだわり無く、一番ローエンドなものから選択しました。入手性を考えるとケンウッドかカロッツェリアが選択肢になるのですが、今回はケンウッドのコアキシャルスピーカーをAmazonで購入することにしました。
KENWOOD KFC-RS175、KFC-RS165という、おそらく最新のスタンダードモデルです。セパレートタイプは流石に値が張るし、とりあえず純正置き換えできればOKです。適合はフロントが17cm、リアが16cm。リアは17cmが入るとかいう噂もあったのですが、素直に適合情報に従いました。
価格はいずれも1万円未満、合わせて1.5万円以下に抑えられたので良かったです。セールのタイミングだともっと安くお得に買えそうだったのですが、とっとと直してしまいたかったので迷わず購入しました。
XVハイブリッド純正スピーカー交換手順
フロントとリア、合わせて4系統の作業は結構時間がかかりましたが、なんとか丸一日で完了しています。ドアパネルを外すのも久々だったし、せっかく作業するんだからちょっと拘ってみたいなと思ったりで、いろいろ手間を取ってしまったところもあります。
特に拘ったのは、雨水対策です。
フロント
比較的難易度の低いフロントから。こちらはKFC-RS175が正規にスバルGP系に対応しているので、素直に作業が出来ました。

KENWOOD KFC-RS175。手に取った印象としては「重い」です。なんかいい音しそう。

背面参考。適合情報が書かれています。

本体と汎用インナーバッフルが組み合わされて入っていました。

この汎用インナーバッフルは樹脂製で、車両に合わせてパチパチと切って使うものです。どこを切れば良いかは説明書に書かれているのですが、車両による微妙な違いもあるため現車あわせしたほうが良いと思います。

付属品にはスピーカーケーブルと防音用のパッキン、ネジ類、そしてケーブルを繋ぐための「接続キャップ」が入っていました。パッキンは結構薄くて最低限な感じなので、別途スピーカー取り付けキットなどを購入するのも良いかなと思います。今回は付属品のみで取り付けています。
作業は車両側の状況確認から。

久しぶりのドアパネル外し。ちょっと手間取りましたがなんとか外せました。ちなみにドアパネルはそこら辺のアスファルトに置くと簡単に傷が付くので気をつけましょう。シートとか敷いておくと良いと思います(まあ普通はそうしますよね・・・)。
デッドニングも何もしていない純正状態です。

純正スピーカーはインナーバッフル一体型になっています。

車両側のコネクタはスピーカー付属の「トヨタ・三菱車用変換コード」が使えました。なのでフロントスピーカーの交換については、ケーブル加工などは不要でした。

スピーカーを外してみました。スピーカーの周囲は綺麗ですが、背面は雨水が流れるため思ったより汚れていました。

純正スピーカーの背面です。持った感じはやっぱり軽いです。そして背面には雨除けのための「ひさし」がちゃんと付いていました。スピーカーからの配線も雨水を避けるために上の方、ひさしの下で結線されています。ただ、このひさしもそんなに大きなものではなく、スピーカーの中にも水が入り込んで乾いた跡が残っていました。
この状況を見て、雨除け対策が必要そうだなと改めて認識しました。

インナーバッフルの現車合せです。こちらはフロント左側。説明書通りのポイントで固定できそうです。

左右差があると嫌なので、フロント右側も現車合わせしておきました。同じく適合確認できました。

現車で取り付け位置が確認できたので、説明書を見ながらインナーバッフルを加工しました。素材はプラスチック製で軽めですが、そこそこ強度はあるので、ニッパーで力が入る範囲で少しずつ切り取っていくのがコツかなと思います。大きく切り取ろうとすると力が入らずむしろ作業効率が落ちます。

背面に付属のパッキンを貼り付けて準備完了です。

スピーカー本体の前面側にも説明書の指示どおりパッキンを貼り付けました。一応、今回は説明書の指示どおりに事前に貼ってみたのですが、これどう考えてもネジ止め後に貼ったほうが良いよなと思いました。

雨除けですが、100均で買ってきたEVAスポンジシートを加工したものでひさしを後付しました。Amazonで調べると、スピーカー背面を保護するパーツはちゃんとあるみたいです。
「ドアスピーカーカバー」で検索すると色々出てきます。今回はオーディオテクニカのサウンドプロテクトキットのサイズ感を参考にさせてもらい、ひさしの長さを8cm程度にしています。音質にどんな影響があるのかは正直分かりません。

両面テープを使い、こんな感じで貼り付けました。上からインナーバッフルで締め付けてしまうので、固定はあまり気を使わなくて大丈夫です。

インナーバッフルを取り付けるとこうなります。満足です。

スピーカーを取り付けてみました。スピーカーケーブルはインナーバッフルの溝を通して表側に引き出してあります。

反対側も同じように取り付け。ケーブルは無加工で付属のコネクタで車体側と繋ぐことができます。

コネクタ部にスポンジを巻いて両面テープでスピーカー上部に貼り付けておきました。車両側のケーブルが純正スピーカーの接続端子位置に最適化されており、余長があまりありません。そのため、ケーブルの取り回しはちょっと窮屈になるところだけ注意です。
以上、フロントスピーカーは付属品だけで簡単に交換することができました。
リア
リアはちょっと面倒です。インナーバッフルが無いですし、スピーカー付属品も少ないです。ちなみに、後から考えれば変換ケーブルを別途購入しておいたら、ケーブル無加工でもっと楽に作業できたと思います。

リアのドアパネルを外してスピーカーを確認。純正スピーカーはスピーカー本体が奥まったところにあり、筒状の形状をしています。変わった形状でちょっと驚きました。

コネクタはスピーカーの背面側に付いていました。こちらはスピーカー本体の下側に端子部があるのですが、直上に雨除けと思われるひさし上の突起が付いていました。

リアスピーカーは(今回は変換コネクタを用意していないので)けーブル加工が必要になります。ケーブルの色で極性をあわせる必要があるため、事前に調べておきました。これ「リアLは白赤が+、リアRは灰緑が+」という法則性の感じられない割り当てなので注意が必要です。

外した純正スピーカーをインナーバッフルとして再利用するため観察。スピーカー本体と接続端子を取り払ってバッフルにします。リアスピーカーのほうがフロントより大きな雨除けのひさしが付いていましたが、こちらもかなり雨水をかぶった形跡がありました。

リアは16cm、KFC-RS165です。

背面には適合表があります。GP系XVは純正インナーバッフル利用と書かれています。

純正スピーカーの表面にKFC-RS165を乗せてみると、ここに固定できそうですので、これで行きます。

純正スピーカーをインナーバッフル化しました。スピーカーのコーンは切らずとも押せば綺麗に剥がれます。スピーカー本体および端子部は背面側から切り取りました。表面に貼ってあったスポンジも綺麗に除去できました。

スピーカーをネジ止めします。ドリルで下穴をあけて、タッピングビスで固定しました。固定部の樹脂の厚さや強度に不安があったのですが、なんとか固定できて良かったです。

先立ってスピーカー背面にパッキンを貼りました。

純正スピーカーの背面を見たら下の方に雨水が溜まっていた形跡があったので、念のため、雨水を抜くための穴を開けておきました。意味があるかどうかは分かりませんが、念のためです。

KFC-RS165にはスピーカー前面に貼るパッキン(スポンジ)は付いていなかったので、100均で買ってきたスポンジをぐるっと貼り付けました。

裏から見るとこんな感じで収まっています。いい感じかなと思いました。

リア側もEVAスポンジシートで作った雨除けを取り付けました。スピーカーケーブルは加工して、付属のケーブルと直接繋いでビニールテープで絶縁しました。フロントと同じく、車体側のケーブル余長があまり無くて取り回しが難しいです。ケーブル周りはあまり綺麗に加工できなかったので、あとで引き直そうと思いました。
ちなみに、ここでケーブルを繋ぐのに「接続キャップ」を使ってみたのですが、正しい使い方が分からず結局ネジネジして繋いでしまいました。どうなるのが正しいのか・・・謎です。

リアも取り付け完了です。純正スピーカーのインナーバッフル化などの加工は大変でしたが、仕上がりとしては満足です。
無事、音が出るようになった。音質も良くなったかも。
スピーカーを交換して、無事音が出るようになりました。

バランスを操作して、4系統ちゃんと音が出ていることを確認しました。元々リアスピーカーから音が出ていなかったこともあり、4系統分の音の広がりが感じられるようになったのは良かったです。
スピーカー交換で音質が良くなったかというと、直接比較していないのでなんとも言えないのですが、しばらく聞いていて思ったのは、「今まで聞こえていなかった音が聞こえるようになった」ところはありました。なのでスピーカー性能はやはり高くなったのかなと思います。
そしてオーディオ沼の入口へ
一方で、スピーカー交換したことで、ちょっと欲が出てきたところはあります。低音がボワンボワンとするので、本格的なデッドニングとまではいかなくても、前車でもやっていたようなスピーカー周りだけの簡易デッドニングはやっても良いかな、とか、静音対策もやってみたいかな、とか。
やりだすとキリがないので、余り手間をかけずに、効果がありそうなところだけでもチャレンジはしてみたいかなと思いました。
とりあえず直したいところ
まずは今回は突貫でスピーカーを交換しただけです。追加でやりたいなと思っていることは以下です。
- 簡易デッドニング。特にスピーカー裏への吸音材貼り付けはやりたい。レアルシルト・ディフュージョン試したい。
- フロントスピーカーの前面のスポンジは張り替えたい。付属品はちょっと薄すぎた。
- リアスピーカーの配線。ちゃんとギボシでの接続にしたい。
- もしかしたら、フロントスピーカーのインナーバッフルも純正スピーカー加工したほうが良いのかもしれない。
これが沼の入口か・・・と感じています。でもやっぱり車弄りは楽しいです。



















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