春分の日と有給を組み合わせて春の福島スキーツアーです。1日目は会津高原たかつえスキー場へ。すっかり春のコンディションから冬の寒さへ逆戻りして、いろんなゲレンデが体験できた一日でした。
そうだ福島へ行こう
毎年一度は南会津界隈のスキー場に滑りに行くのですが、今年は春分の日が木曜日ということで、金曜日に有給を取り4連休にして、福島に滞在して中二日滑ることにしてみました。前から気になっていた会津田島のダイワリンクホテルにステイです。
本当はもっと雪がある時期に行きたい気持ちもありつつ、毎年タイミングを逃してしまい、シーズン終盤になってしまうんですよね。トップシーズンはこの界隈、雪深くて運転が大変っていうのが理由の一つではあるんですが。
今回滑るのは会津高原たかつえスキー場と会津高原だいくらスキー場です。このエリアでは著名なスキー場だし、何かと評判が良いんですが、実は行ったことが無かったので、初訪問です。
日程としては、春分の日に移動して、金曜日、土曜日と滑って、土曜日にそのまま帰ります。なにせ春分の日が「春の嵐」な気候だったため、これを避けてこんな感じになっています。
移動日は春分の日
初日、春分の日に福島へ移動しました。14時頃準備をして横浜を出発。首都高はぼちぼち混んでましたが、東北道は快適そのものです。祝日とは言え、この時間、東北道の下りですから。
流石にキャリアにスキー積んでる車なんて僕しか居ませんでした。
遅めの昼食に上三川SAでスタミナ丼セットを頂きました。まぁ、普通です。
デザートは矢板北PAの「加藤さんちの丸ごとりんごソフト」です。りんごソフトクリームにりんごのコンポート、そしてドライりんごが刺さっています。まさにりんごづくし。ただ、ソフトクリームがソルベだったのが残念。
矢板北PAの食堂はこの他にも地元食材を使ったメニューがいろいろあるので、上三川SAより矢板北PAで昼食とれば良かったなぁと、ちょっと後悔です。
西那須野塩原ICで降りて南会津に向かいます。なお、今回もウィンターパスは使っていません。なんせ浦和から西那須野塩原までETC祝日割引なら3000円かからないんです。つまり、ウィンターパスのほうが高く付く。これはウィークデー向けの企画なのかな、とちょっと思いました
途中、道の駅たじまで休憩したりしながら走って、会津高原へ到着です。若干、思ったより早く着いてしまったので、今回初訪問となる2つのスキー場の駐車場とか確認しておこうかな、とぐるっとドライブしてみることにしました。
が、これが失敗だった。福島、思った以上に広かったです。ホテルのある会津田島からたかつえスキー場まで30km以上、たかつえスキー場からだいくらスキー場まで20kmくらい、だいくらスキー場から会津田島まで10km以上、って感じで、ぐるっと回ったら軽く80km近くなってしまいました(苦笑)。
まあ、下見できたのは良かったのですが・・・ちょっと走りすぎました。もっと近いかと思ってたんですがね。まぁ、これで迷うことも無いし、良しとしましょう。
会津田島の駅の近くにあるダイワリンクホテル会津田島。要するにビジネスホテルなんですが、比較的安価だし2018年9月開業ってことで設備も綺麗だし、この方面に遊びに来るには使いやすいかな、と思っています。
ただ、たかつえスキー場30km、高畑スキー場50kmと、まぁそれなりに遠いのでそこはご愛嬌。福島が広すぎるんです。
金曜日のたかつえスキー場へ
明けて金曜日、2019年3月22日です。ホテルで朝食バイキングを頂いて、たかつえスキー場へ向かいました。車で普通に流してだいたい40分くらいで到着します。
この時期ということもあり、駐車場はアストリアロッジ前しかあいていません。休日の間とはいえ、ウィークデーなのでどれくらい滑りに来てるかな、と思ったら、思ったより車は入っていてみんな準備していました。
っていうか・・・雨です。朝は雨でした。しかも「春の嵐」は去ったとはいえ、やっぱり温かい。大丈夫かなぁと思いつつ準備をしてゲレンでに向かいました。
今日も一日券です。3月22日から「たかつえ感謝デー」ということで、1000円安く買えました。ノーチェックでしたが、ラッキーです。
ちなみにこの「申込書」ですが、使用済みリフト券で抽選に応募できるそうです。ただ、景品が「毎週抽選で10名様に賞品プレゼント(スキー場内使用の施設利用券)」ということで、若干微妙ですが・・・。
ザラメからシャーベットへ、そして・・・
ウィークデー、かつシーズンも終盤ということで、動いているリフトは限られます。とりあえず最初は「動く歩道」から。
東京人の癖でしょうか、動く歩道に乗ると、歩きたくなる衝動が。この動く歩道に乗ることで、アストリアロッジ前から第一ペアリフト乗り場へアプローチできます。
これはアストリアロッジ前からの景色ですが、かなり雪が減っています。ゲレンでは一応維持されていますが、流石に厳しい感じですね。
コンディションは見事なザラメです。
さらにリフトを乗り継いで上の方に来てみましたが、景色がまるで見えない。雲しか見えない。雨は上がったのですが、やっぱり天気悪いです。
せっかくなのでシングルリフトに乗って頂上まで来てみましたが、やっぱり何も見えません。残念。っていうかこのシングルリフト、あまりに長すぎるので、この1回だけで乗るのやめました。
山頂付近の上級者コースは、一応、覗いてはみましたが、結構暴力的な壁に見えたので滑るのは躊躇しました。雪質も悪いし、ちょっと怖いです。
もう少しで山並みが見えそうなんですが、惜しい。
今回、初めてのたかつえスキー場でしたが、ゲレンデは広いし、斜面もいろいろあって、なかなか楽しいスキー場だなぁと思いました。評価が高いのも納得です。雰囲気としては、丸沼高原に似ているかもしれません。
高速リフトやゴンドラが無いので、ちょっと回すには厳しいかなぁと思っていたんですが、中級者コース周辺のリフトは、明らかに最高速度で運転されてて面白かったです。これ、流石に週末とかはもっとスピード落としますよね。本数重ねて練習したい身としては嬉しいですが。
さすがに雪が少なくなっています。
昼頃になってくると、ちょっと晴れてきました。雪質はザラメからジャブジャブのシャーベットへ。これぞ春スキーって感じの、溺れるくらいのシャーベットで、これはこれで楽しかったです。
ところが、午後になると、気温が下がってきて、雪というか霰が降ってきました。まあ暑くないのは助かるのですが・・・
さらに夕方に近くなってくると、気温がさらに下がって、シャーベットが凍りつきはじめました。シャーベットがでこぼこになった状態で、そのまま凍ってアイスバーンになったような凄いゲレンデの完成です。
最後は、かなり滑るのが大変なコンディションになっちゃいました。
最後、クローズ寸前の初級コース。流石にこの時間まで滑ってる人はまばらでしたね。この時点でも、下の方の初級コースはまだシャーベットでした。
今日のゲレ食は担々麺
ゲレ食はカフェテリアハイランドで「会津じゅうねん担々麺」を頂きました。
もちもちとした麺が美味しい担々麺でした。ちなみに「じゅうねん」とは福島でエゴマのことを指すとのことです。
今日はちょっとだけコブも練習
そんなコンディションの中で、今日の練習メニューですが、まず、先週確認した、股関節の動きを意識したターンの矯正から入り、かなり綺麗に滑れるようになったかなぁと思っています。
そして、今日はついに、コブ練習です。と言っても、コブに入ったらいっぱつで吹っ飛んでしまうので、その横にあった、成長中の小さなコブ斜面をちょっと滑ってみました。
コブ斜面って今まで、どこ滑れば良いのかすら分からず、動画とか見ても「そんなことできるか!」って思ってたんですが、今回、小さなできかけのコブ斜面を滑ってみて、やっと、どこ滑れば良いのか分かってきた気がしました。
とは言っても、まだ成長しきったコブには入れないんですが・・・もうちょっと、こういう優しいコブ斜面で練習したいな、という感じです。
そんな中で学んだことと言えば、コブ斜面では、ターン始動が遅れると負けるってことですね。遅れると、板を回すスペースが無くなって、ミゾに落ち込んで、吹っ飛ぶ、という原理が理解できました。無理にでも早めに回してしまうほうが安定するっていう理屈がわかったのは大きな収穫です。
練習のために、こういう優しいコブがあるゲレンデに行きたいなぁ・・・と思いました。
道の駅きらら289で温泉&夕食
そんな感じで一日滑りまくって練習しまくって大満足でスキーは終了。温泉と夕食に「道の駅きらら289」へ向かいました。
温泉は塩化物泉で、茶褐色の濁り湯でかなりヌルスベ感があります。お湯が熱くて強めで、良い温泉でした。施設も広くて綺麗で快適です。
そして、きらら289といえば、名物わらじソースカツ丼です。今日はこれを食べるために、お昼を早めに、軽めにラーメンで済ませています(苦笑)。ただ、若干食欲も無かったので、「片わらじかつ丼」にしてみました。わらじカツが1枚になりますが、それでもボリュームは十分です。
取り皿が付いていて、ナイフも用意されているので、わらじカツをナイフでカットしながら食べるのが定石です。かぶり付いて食べるのはやめましょう。私は去年懲りたので、今年は最初からナイフで捌いて美味しく頂きました。
明日が楽しみ
きらら289から会津田島まではまた20kmくらいあるんですが・・・無事ホテルに戻って、今これを書いています。その後天候は雪になって、かなり本降りになっています。気温も低いし、おそらく明日はかなり良いコンディションになるのではないかと期待しています。
以上、春の福島スキーツアー1日目、たかつえスキー場を滑った話でした。春の嵐の後遺症から冬の寒さへの逆戻りで、ゲレンデが大変な状態になっていましたが、なかなか楽しい一日でした。たかつえスキー場の魅力も感じることができました。
なにより、コブです。優しいコブ練習でしたが、一つ感じたのは、コブ斜面は滑り降りると快感がある、ってことですね。なんかコブ好きな人の気持ちがちょっと分かったかもしれません。是非自分も滑れるようになりたいです。
コメント