会津高原高畑スキー場の旅。日帰りで福島のスキーヤーパラダイスへ。

スキー

2018年3月11日、会津高原高畑スキー場へ日帰りで行きました。まさにスキーヤーパラダイスって感じのゲレンデで面白いスキー場でした。次回は是非トップシーズンに行きたいです。

福島日帰りスキーツアー敢行

という訳で、会津高原高畑スキー場、日帰りツアーです。3月上旬の暖かさですっかり春の陽気となってしまい、スキー場はどこも厳しいコンディションであろう11日の日曜日。もうシーズンも終盤だし、ここは少しでも条件の良さそうなところで滑りたいところです。そこで思い立ったのが、福島スキーツアーです。

福島のスキー場は遠いんですがね、その分雪質が良い印象があります。ただもうこの季節なので、そこまでの雪質は望めないでしょうが、それでも雪は沢山残っているだろうなと期待できます。昔はシーズン1度くらいは福島まで滑りに行っていたんですが、最近はなかなか足が向かず久しぶりの福島です。

高畑スキー場に行くのは10年ぶりくらいかな。前行った時の記録も無く記憶も曖昧なのでどんなスキー場だったかよく覚えていないのですが、山頂の景色だけはうっすらと覚えています。あの景色をもう一度見たくなってしまったのも、今回滑りに行こうと思った一因です。インターから遠いスキーヤーオンリーのゲレンデということもあり、きっと空いてるかなーという期待もしつつ。

とにかく日曜日だしね、なるべく混雑しそうなところは避けたいなぁと、思っていたんですが・・・続く。

高畑スキー場、遠い

出発は4:10。結構早めの出発ですが、しっかり早寝して睡眠を取っていますので、体調は意外と万全です。高畑スキー場は会津高原ということで、東北道の西那須野インターから山道を80kmほど走ります。ええ、遠いです。という訳でまずは東北道へ。中央環状C2経由で向かいます。ホント、C2出来て便利になったなぁと再認識しました。

東北道もこの時間なので素晴らしく順調で、あっという間に佐野SAまで到着です。もちろん渋滞も無し。関越じゃこうは行かないから。

春だなぁ。6時前なのにもう明るいです。っていうかこの謎イルミネーションが気になりましたが。天気は曇り気味。天気予報では晴れだったんですがねぇ。

朝食は佐野ラーメンに餃子のセットです。この餃子が、なんていうかフワッとした感じのゆるめの餃子で美味しかったです。

さらに東北道をひた走り、矢板北PAで休憩。西那須野インターを降りて国道400号で塩原方面へ向かいます。もちろんここまで積雪なんてみじんもありません。この辺までくると、大体走っているのはスキー場へ向かう車がメインとなってきます。塩原を過ぎたところで、ハンターマウンテンに向かう車が鬼怒川方面へ曲がっていき、ぐっと車が減りました。

さらに走ると道路は国道121号と合流して会津西街道になります。福島県境を超えると道の駅「たじま」がありますのでここで休憩しました。前回来たときもここで休憩した記憶があり、その時はこの界隈は完全な圧雪路面だったのですが、今回は路面はほぼドライ。ただ路肩は雪壁になっていて、ところどころ路面にも雪が落ちていたり、凍っていたりして油断大敵です。実際、滑って雪壁に突っ込んでる車もいたし。

さらに走ると会津高原たかつえスキー場の入口に到達します。でもまだ高畑スキー場は先なのです。雪壁に挟まれた道路をさらにひた走り、ついに横浜を出て4時間30分、会津高原高畑スキー場に到着しました。マジ遠かったけど、とにかく順調。道が空いているというのは重要です。

高畑スキー場、混んでる

久しぶりの高畑スキー場なので駐車場の勝手も分からず、とりあえず案内に従って入場してみたのですが、予想以上の混雑っぷりで驚きました。無料駐車場が結構埋まっていて、かなりゲレンデから遠い位置に駐車させられることになってしまいました。確かに、横浜から来ているのでそんなに早い到着ではないんですが、最寄りインターから下道80kmのスキーヤーオンリーゲレンデになんでこんなに人居るんだよ・・・というのが、今回の高畑スキー場の第一印象。

でもね、冷静に考えると、インターから遠いスキーヤーオンリーゲレンデだし、行ってみようか、って考える私みたいなスキーヤーは少なくないってことで、若干納得感もあります。スキーヤー、行動力あるし。とにかく着替えて準備してゲレンデに向かいました。高畑スキー場の無料駐車場はそもそもセンターハウスから川を挟んで渡ったところにあるため、結構な距離を歩くことになります。若干不便で疲れました。

チケットには一日券の他に4時間券というのがありますので、4時間券で滑りました。どういう形で4時間制限かかるのかと思ったら、何の事はない、終了時刻が大きく印刷されるというシステムでした(あー、なんかこれも思い出した・・・前回も4時間券だった気がする)。いつも半日で上がる私みたいなスキーヤーにはこの4時間っていうのは意外に丁度良い時間なんですよね。9時から滑って13時ですから。

これが朝のゲレンデの様子です。板の数が尋常じゃない(笑)。この時気づいたんですが、この日はニューモデル試乗会と技術選やってたんですね。どうりで人が多いはずだ。とにかく、こんな山奥のスキー場なのに異常な混みようで驚きました。まあ、流石にリフト待ち何十分っていうレベルではなくて、思ったより人が多いかなというレベルですがね。

天候は晴れ。むしろ温かいくらい。もう春だ。

良い斜面の揃った良いゲレンデ

早速滑ります。ゲレンデもさすがに春らしいコンディションです。朝はシャーベットが凍った硬いゲレンデで、これが昼にかけて解けて柔らかいシャーベットになってくる、という典型的な春のゲレンデです。個人的にシャーベットは嫌いじゃないです。ただ硬いのは疲れるので勘弁して欲しい。

このスキー場、事前に口コミなどで見てはいましたが、広めの中斜面がダイナミックに展開された非常に滑りごたえのあるゲレンデになっています。これはファンが多いのも納得です。まさにスキーヤーパラダイスと呼ぶにふさわしいスキー場だと思いました。

リフト・コース配置も綺麗で、一本上がってそこから枝葉のように伸びるコースを選んで滑ることができます。最長で3kmくらいは滑れますし、大体リフト1本でも1kmくらいは滑れるコースが多いので、リフトばかり乗ってるわけじゃなく、ちゃんと滑ってるって感じはあります。むしろコースが長くて疲れてしまいます。

なお、ガチで練習したい場合にはこの300mくらいのレッドラインがお勧めですね。これはこれで楽しい。

これはオレンジライン。若干、雪が薄いところが見えますが、ここは長めの林間コースになっていて楽しいです。ただオレンジラインのリフトは乗車時間が10分を超えるので、多少時間読みは必要です。トップシーズンは寒いかな、と思ったり。全般にこのスキー場、リフトが遅いのはやっぱりウィークポイントだと思います。

オレンジラインのトップからの眺めはやっぱり最高です。開けているのはたかつえスキー場方面で、遠くにゲレンデも見えます。山並みが果てしなく続いているこの風景はなかなかの迫力です。山頂の標識もいい味を出しています。この景色を見たくてここまで来たと言っても過言ではありません。

終盤はブルーラインを中心に滑りました。上部は結構難易度高い斜面になっていて、久しぶりにコケましたが、滑っていて気持ちのいいコースです。特に下部の斜面の広さと斜度が良い感じで、何本も滑っちゃいました。

昼近くなってくるとかなりシャーベットもゆるんでびちゃびちゃ状態。まさにシャーベットを泳ぐような感覚の滑りになってきました。春スキーの醍醐味でもあるんですが、もうシーズンも終わりだなぁと実感するコンディションでもありますね。

そんな感じで13時までみっちり滑りまくって終了。疲れたけど景色もゲレンデも良かったと思います。高畑スキー場、やっぱいいゲレンデだなぁと実感しました。

ただ、この日はとにかく混んでいて、昼前11時頃の時点でレストハウスは満席状態で、あまり落ち着いて休憩をとれなかったのが残念だったかな。本当は休憩のタイミングで「ケーキセット」みたいな軽食を取るのが定番なんですが、なんかグッと来るメニューも無かったし混んでたので、水と缶コーヒーで休憩って感じになっちゃいました。この日が特に混んでいたのか、それともやっぱり日曜日はこんな感じなのか分かりませんが(きっと技術選の影響)、食べ物関係はまた次回確認したいです。

スキー後の温泉は「窓明の湯」に行く予定だったのだが

さて、スキー後の定番、汗を流しに温泉へ向かいます。前回訪ねた小豆温泉「窓明の湯」に向かうつもりでいたのですが、直前にネットで調べたら、なんと休業になってました。日帰り温泉やっぱり厳しいのかな。

休業していると分かってはいたものの、何かあるかなーと思って実際に小豆温泉まで行ってみました。そんなに遠くないし。

温泉の入口の道路が除雪されていたのでもしかして何かあるかな、と多少期待して奥に進んでみたのですが、もちろんやってませんでした。しっかり建物は封鎖されていて寂しい状態。これ知らずに来たら驚いただろうなぁと思いつつ(リアルしまりんとしてネタになるぜ)。とにかく、窓明の湯、もうやってませんので気をつけましょう。結構情報が残っている日帰り温泉サイトが多いですが、リンク辿って施設のホームページ見るとちゃんと休業したよ、って書いてありますからね。

気を取り直して・・・「きらら289」へ

という訳で、セカンドオピニオン。「道の駅 山口温泉きらら289」へ向かいました。このきらら289、運営しているのがマックアースグループなんですよね。高畑スキー場もマックアース。なのでスキー場サイトで事前に情報は確認していて、実は窓明の湯とどっちにしようか迷ってたんですよね。結果としては丁度良かったと。ただ、道の駅併設の温泉施設ってどこも混んでいる印象があり(実際混んでいるので)、ちょっと心配しつつ向かいました。

高畑スキー場からは10km以上会津若松方面に向かった国道289号沿いにあります。だから「きらら289」なんですよね、きっと。駐車場も広くて思ったほど混んでなくてラッキーでした。やっぱりスキー場帰りの車が多かったです。そして当然ながら、マックアースグループである高畑スキー場のリフト券で入場料も(かなり)割引になります。

温泉の施設自体は広くも狭くもない感じですが、シャワーの水圧は低いし置いてあるのはリンスインシャンプーだしで、若干心象が悪かったです(苦笑)。ただ、温泉のお湯はかなりヌルスベ感と塩気のある「ナトリウム塩化物泉」でとても強くて良いお湯でした。この温泉は癖になります。

ところで、この道の駅で見かけたたかつえのポスター・・・どうしてこうなった・・・と、ちょっと突っ込みたくなるビジュアルですな。個人的には気持ちは分かるし、むしろ行ってみたくなってしまうのは狙い通りってところですか。

折角だし、すっかりお腹も減っていたので、道の駅の食堂で名物「わらじソースカツ丼」を食べました。凄いボリュームです。「カツが切れていないのでナイフとフォーク使って食べてね」と言われて出てきたのが印象的です。いや、丼物食べるのにナイフとかフォークとか邪道だよね、って感じで果敢に挑んではみたのですが、結局最後はナイフとフォークを使って美味しく頂きました。マジ大満足な味とボリュームです。道の駅グルメはこうじゃなくちゃね、と思いました。

那須千本松牧場で牧場ソフトクリーム

帰りも来た道を戻ります。会津西街道を西那須野インター方面へ向かいました。塩原を過ぎたあたりで、やはりハンターマウンテン方面からの帰りの車が大量に合流してきて結構な混雑っぷりになって驚きました。ハンターマウンテン、やっぱり人気なのね。

帰路はちょっと急いでみました。というのも、折角西那須野まで来ているので、朝見かけた牧場でソフトクリームを食べたいな、と狙ってたんです。

そして、西那須野インターそばの那須千本松牧場の営業時間に無事間に合いました。

はい、締めは牧場の濃厚なミルクソフトクリームです。牧場ソフトクリームらしい濃厚で優しい甘さのソフトクリーム。最高です。やっぱり締めはソフトクリームですよ。

帰りも順調なドライブで帰宅

帰りの東北道も順調そのもの。渋滞しないのはやっぱり楽です。上河内SA、羽生PA、川口PAで休憩しつつ、家についたのは10時過ぎなので悪いペースでは無かったかな、と。ちなみに羽生PAはサブトイレ側にも喫煙所があるので便利です。

総走行距離ですが、若干首都高を遠回りしたりして、結局580kmを超えました。それでも無給油でまだガソリンに余裕がある状態で帰って来れています。もちろん予定通りではあるのですが、給油の心配が無いだけでも運転がかなり楽になることを実感しました。前車では途中給油必至でしたからね。遠くのスキー場にも安心して行けるって重要だなと。

という訳で、久々の福島、会津高原高畑スキー場の旅でした。このスキー場、ファンが多いのも頷けますし、私も次は絶対トップシーズンに行きたいと思いました。もっと良い雪質のタイミングで是非滑ってみたいと思わせる素晴らしいゲレンデでした。

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