突然ですが、無線ルーターを衝動的に更新しました。今まではバッファローの802.11ac / Wi-fi 5対応ルーターを使っていたのですが、今回は802.11ax / Wi-fi 6対応のAtermに更新です。個人的な見解ですが、バッファローよりNECのほうが、やっぱり良いかなぁと思っています。
Wi-fiルーター、なかなか更新しない説
さて、今回は、在宅勤務が常態化してきた中で、自宅のネットワーク環境を多少なりとも改善しておこう、という取り組みの一貫です。実は在宅が始まったころから気になっていたことがありました。
そういえば、Wi-fiルーター、いつ買ったんだっけ、と。
Wi-fiルーターってなかなか更新しないですよね。まず、普通につながってインターネットできていれば困らないです。さらに言えば、インターネットとの接続回線の速度に対してWi-fiのLANのスピードってそれほど遅くもないので、ネットが遅いから買い換える、みたいなモチベーションもなかなか出てきません。
そんなわけで、気がつくと長く更新せずにWi-fiルーターを使い続けていたりするわけで。別にそれは悪いことでも無いと思うんですが・・・でもちょっと微妙だったりします。
調べてみたら、ウチのWi-fiルーターは5年ほど使っていたようです。802.11acが流行りだしたころに買い替えた記憶があります。既にファームウエアの更新も無いですし、そう考えるとそろそろ買い替えたほうが良さそうな気もしてきます。
言われてみれば、最近不意にWi-fiが切れることがあって、Wi-fiのOff/Onで繋ぎ直して復旧するようなことが頻繁に起きていました。そんなわけで、そろそろ限界かなぁというところもあり、買い換えよう、と思い立ったわけで。
そうだ、Wi-fiルーターを買い換えよう
じゃあ何を買うか。いくつかのポイントから選択してみました。
802.11axは外せない
技術的な面から言えば、せっかく更新するんだし、ここは802.11ax対応の機種にしたいところです。
802.11axは丁度普及期に入ってきたところで、対応ルーターの種類も増えて、ハイエンドからローエンドまで多少選べる感じになってきています。そんなわけで、更新するには良い頃合いかな、と思っていたところはあります。
3万円を超えるような高性能ルーターもありますが、ここは一応、ミドルレンジを選択することにしてみました。そもそもインターネット回線がそこまで速くないし、用途としてもゲームなどリアルタイム性や性能を強く求めることもありません。接続するデバイスの台数もさほど多くないので、ここは中間くらいで良いかな、と。
ちなみに、Wi-fiルーターってハイエンドで3万円くらい、ミドルで2万円から1万円、エントリー機で1万円以下、っていう形でどこのメーカーもラインナップを揃えている印象です。なので、普通は1万円前後を狙えば良いと思いますし、この価格帯で普通に使えるスペックの機器が入手できるくらいに熟れた規格を選ぶべきかな、というのが持論です。
機種はNEC Aterm
じゃあ、メーカーは何にするか、ですが、今回はNECのAtermを選ぼうと比較的早い段階から決めていました。
理由は簡単で、今使っているBuffaloのルーターが当初結構不安定だったこと、その前に使っていたAtermにあまり悪い印象が無かったこと、という経験が実際あるからです。売上的には相当Buffaloのほうが売ってる印象はありますがね、ここはあえてのAtermです。
という訳で、機種は「Aterm PA-WX3000HP」に決定です。
購入はヨドバシ・ドット・コムで
最後、どこで買うか。店頭から直販、ECサイトまで購入手段はいろいろありますが、今回は「ヨドバシ・ドット・コム」にしました。
理由はAmazonの在庫が蒸発気味だったところと、ゴールドポイントの還元が強力なこと、そして配送がAmazonプライムより速いということによります。ポイント還元については、ヤフーや楽天が勝るケースもあるのですが、高い還元率を得るための条件が難解なことが多いので、実はあまり使っていません。シンプルなのが一番です。
また配送についても、基本自社倉庫と店頭在庫で発送がコントロールできているヨドバシ・ドット・コムのほうが安定性が高い印象があります。Amazonのマーケットプレイスやヤフー、楽天だと、意外に想定外な配送スケジュールになるケースが多いのが難点です。
あと、Amazonの「置き配」は圧倒的に便利なのですが、昨今在宅勤務なので荷物を受け取れてしまうので、あまり優位性を感じていなかったり。
そんなわけで、基本、在庫があることが優先ではあるものの、メジャーな製品であればヨドバシ・ドット・コムで購入するケースが多いです。ゴールドポイントによる還元とクレカのポイントを取る形で購入できるので、まあ特に損した気持ちもしないですしね。
Aterm PA-WX3000HP
という訳で、すぐ届きました。まじで早くて便利です。
アマゾンじゃなく、ヨドバシ・ドット・コムです。
あとで気づいたのですが、これチップセットがintel製なんですね。ネットワークチップとしてのintelチップは比較的信頼性高いと思うので期待です。
ちなみにいきなり注意書きが入っていて、子機モードには初期ファームでは対応しないとのこと。12月のアップデートで対応したようですので、必要な人はアップデートして使いましょう。
内容物は特に変わったものはないですが、この「Wi-Fi設定シート」はちょっと新しいですね。NFCタグも付属していますが、こちらを利用して接続設定ができちゃいます。わかる人には不要かなとも思いますが、ちょっと便利です。
どういうことかというと、Wifi設定情報をプロファイルで引き出すことができるんです。
こんな風にWifi設定を端末に一発で実行できるという。まぁ最初しか使わないとは思うんですが、Wifi設定に詳しくない人には便利かもしれません。一方で、Wifi設定が分からない人が、プロファイル設定をできるとは思えなかったり・・・・
Wifiにつながってしまえば、設定画面にアクセスすることが可能になります。
このAterm、なかなか優秀で、インターネットのWAN側ネットワークの状況に応じて、自動で最適な接続設定を選んでくれます。これはSoftbank Airの環境で使っている状態ですが、AirターミナルがDHCPでアドレスを配ってくれるので、ブリッジモード奨励となります。
ちなみに、光回線だとIPv6通信もちゃんと認識してくれます。今、我が家は光回線+光電話対応のホームゲートウェイになており、この構成だとAtermは相変わらずブリッジでOKなのですが、環境によってはv6プラスでの接続まで自動で識別してくれます。
購入時点で1.3.0までファーム公開されていました。今は「2.1.1」まで上がっています。確かVer2で子機モードに対応していたと思います。
真価は「見えて安心ネット」機能か
と、ここまで見ると普通のWi-Fiルーターです。もちろん、802.11axやIPv6に対応した最新機種であることは間違いないのですが、あまり実感が無いというところで。ただ、Macアドレス制限をかけようと思ったところ、ここで「見えて安心ネット」っていう機能に気づきました。
この機能は、Aterm本体だけではなく外部のシステムと連携して、未登録端末がWifi接続したときにメールで通知してくれたりします。意外に便利です。それ以上に便利なのが、この接続状態のブラウズ画面です。ちゃんとニックネーム登録できるので、どの端末が繋がっているかを確認できます。
さらに端末個別の接続状態が確認できます。これはiPhone 12ですが、ちゃんと802.11axで繋がり、暗号化モードもWPA3という規格が採用されていることが分かります。ここまで見えると便利なので、この「見えて安心ネット」は、例えばMacアドレス制限を使わないとしても、有効化すべきかなと思います。
若干、通知方法の登録など癖があるように感じるところもありましたが、一度設定してしまえば非常に便利に使えます。
Wifiルータもちゃんと更新しよう
以上、なかなか更新しないWifiルーターを思い立って最新機種に買い替えてみた話でした。通信速度などの性能面は、もはやここまで来ると困らないレベルなので気にしないとして、通信方式などは最新版に対応したもののほうがやはり安心感は高いですね。きちんとファームウェア更新が提供されているものを使い続けるのが本当は良いんでしょうけど、やっぱりなかなか買い換えないですよね。
今回、Aterm PA-WX3000HPを購入してみましたが、まさに今802.11axが普及期に入って、各社対応WifiルーターやiPhone 12を始めとした対応端末がどんどん出てきているタイミングにあります。私のように、そういえば暫くWifiルーター、更新してないなぁ、って人は買い時ではないかと思います。
なにより、こういう長く使っている機械に限って、突然壊れて、作業環境が崩壊したります(経験者は語る)。そういうリスクを避けるためにも、たまには、積極的に機器の更改を考えてみるのも一案だと思いますよ。リモートワーク流行ってるしね。
そういえば、そんなこと言ってたらバッファローからも新しい版がまた出ているようですので、こちらもご参考まで。
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