北日光・高畑スキー場の旅。とにかく遠いけど、雪の舞う新雪ゲレンデがとても気持ちよく楽しかった。ぜひ滑りに行ってみてほしい。

スキー
スポンサーリンク

北日光・高畑スキー場に名称が変わってからは初訪問です。久々に高畑スキー場に滑りに行きました。寒波の豪雪でなんとオレンジコースは排雪が間に合わず運休していました。おかげでゲレンデコンディションはかなり良くて、気持ちよく滑ることができました。とにかく辺鄙なんですがね、良いスキー場だと思います。

気がつけは8年ぶりの高畑スキー場

2025年2月22日、土曜日です。3連休の初日です。久しぶりに高畑スキー場に滑りに行きました。「北日光」に名称変更してからは初訪問です。

そういえばスノーボード解禁後も初訪問になります。前回は日帰りしてたのか・・・流石に今回は泊まりです。会津田島のダイワリンクホテルからの訪問です。

寒波の影響もあり、ギリギリまでどこのスキー場に行くか悩んでいました。今回は南会津4スキー場のリフト券付きプランで宿泊しているので、4つのスキー場から選択することができます。行ったことがないのは南郷スキー場なんですが、高畑スキー場も久々だし、何よりこの2つのスキー場については廃止の声もあるので、滑りに行きたかったところです。

最終的には「初志貫徹」で高畑スキー場に行くことにしました。高畑スキー場は積雪が多すぎて、山頂コースとなるオレンジコース、オレンジリフトが運休状態が続いています。本当はこのコースを滑りたかったので、別の機会にしようかなとも思ったのですが、前回訪問から随分と時間がたってどんなゲレンデだったか記憶も定かではないので、改めて滑りに行くことにしました。

一日目の様子はこちらです。

南会津の朝は寒い

というわけで、ダイワリンクホテル会津田島の朝です。

会津田島はこんな状態です。道路の左右に高い雪壁が出来ています。

ホテル前の交差点でもこんな感じ。当然、山間部はもっと凄い積雪です。

そして車も凍っています。雪は前日の夜に止んでいたのですが、しっかり凍結しており雪落としというかガラスの氷落としが大変でした。ヒーターと解氷剤を使って出発準備しました。

ダイワリンクホテル会津田島、前回は確かやってなかった朝食バイキングが提供されていました。開始時間が6時からというのがポイントです。この時間ならスキー場までの移動時間を考えても食べて出発できます。この日は朝からカレーが提供されていました。しかも具材がゴロゴロしている実家のカレーです。なかなか充実した朝食からスタートできました。

車の雪下ろしとかなんとか準備して、出発は7時です。高畑スキー場までは50km弱、1時間30分くらいの見積もりです。きっともう少し早く着くかなと思いつつ、積雪路なので時間読みは微妙です。

ナビの案内では山口温泉方面から向かえとのことだったのでこれに従います。交通量はそこそこ多く、結構みんな飛ばしていて怖かったです。道中にはだいくらスキー場があり、ここで多くの車が離脱していき、その先に向かう車は少なかったです。道中ずっと凍結路です。

会津田島から山口温泉の交差点までが軽く25km、そこから高畑スキー場までが18km、合わせて43kmの道のりです。たかつえスキー場のほうを回っていく経路もあるのですが、こちらは50kmです。とにかく遠いです。

しかもこの日は寒波で豪雪のあと。道中では何度か除雪車に遭遇したりもしました。お陰で積雪はあるもののドライブ自体はそこまで大変では無かったです。

北日光・高畑スキー場到着は8:20頃です。概ね予想通りでした。

道中積雪路なら、スキー場の駐車場は雪原です。完全に別世界でした。

道中、あまり並走する車も無かったのでもしかして空いてるかと思ったのですが、駐車場は思ったより埋まっていて、おそらく半分くらいのところに駐車することになりました。みなさん早いです。

コブも不整地も整地もあるダイナミックなゲレンデ

早速準備をしてゲレンデに向かいました。駐車場からゲレンデまでは結構歩くので注意が必要です。荷物を取りに戻ったりするのは辛いかもしれません。

リフト引き換え券でさくっと1日券をゲットです。スタンプカードをもらったのですが、これ埋めるのなかなかに大変だと思います。3月はスタンプ2倍として、あと2回はどこかに滑りにいかないといけません。まあ行けなくは無いかなぁ・・・。

センターハウスからは正面のブラックエリアの斜面しか見えません。しかも結構な急斜面です。

この日は準指導員検定が行われていました。オレンジラインは積雪で無理です。

レストハウス前の様子ですが、ほとんどがスキー。ボード開放からしばらく経つと思うのですが、ボードは少数派です。パーク等も無いので、ボードで来る人も少ないのかなと思ったりしました。

私はS9iで滑ります。ちなみにこのゲレンデだとアルペンの高そうな板を履いている人が多いので、盗難リスクも低そうではあります。

ブラックリフトを上がっていきます。途中からやっとゲレンデの様子が見えて来ます。っていうか広いです。思った以上の広さに驚きました。

ちなみにブラックリフトは1人乗車制限がかかっていました。理由はリフト下の積雪が多すぎて、2人乗りすると接触するリスクがあるためらしいです。確かに、かなりの高さまで雪が積み上がっている箇所がありました。本当に今年は積雪が多いです。

これはレッドコース上部からの長めです。とはいえ天気があまり良くなくて景色は楽しめませんでした。

動かないオレンジラインです。こんな感じで雪に埋もれています。これ復旧するのはなかなか大変そうです。山頂行ってみたいんですけどねぇ。

この日はブルーエリアにもコブが出来ていました。朝はまだ掘れていませんでした。

ブルーセンターコースは半面非圧雪で気持ちよいゲレンデになっていました。

しばらくして掘れてきたブルーエリアのコブです。こちらのコブはしっかりデザインされたコブで、午前中は片方がバンクコブ、片方が段コブと、ちょっとテイストの違うコブになっており、雪質も柔らかく楽しく滑ることができました。午後には検定が入ったり、その後、滑る人が増えて行列したりで、あまり滑れなくなってしまいました。やっぱりコブは人気です。

準指導員検定の人たちが検定をしていました。

ブルーコースの上部は不整地になっていました。深雪だったらやだなあと思ったのですが、それなりに踏み固められた不整地で滑りやすくて良かったです。

日中は雪が降って柔らかめのゲレンデでした。景色は真っ白です。

昼ころになると雪が強まってきました。

レッドコースのコブです。若干ピッチは短めで、頑張れば回せる感じのコブでした。午後になると深く掘れて凄い難しい感じになっていました。こちらも滑る人が多く賑わっていました。コブは人気です。

雪が強まったブルーコースです。

午後になってレストランの混雜が落ち着いたところで、休憩でショコラケーキを頂きました。こちらPaypayが使えて良かったです。

雪が落ち着いてきたブルーコース。雪質は1日中良好でした。

ブラックエリア、イガヤゲレンデの眺めです。こうしてみるとやはり広いですね。

15:30頃まで滑ってあがりました。いろいろなコースがあって思ったより広くて、楽しいゲレンデでした。

16時過ぎ、帰る直前の駐車場の様子ですが、まだまだたくさん車が残っていたのが印象的でした。1日中寒かったので駐車場の雪原はそのままでした。

高畑スキー場、コースバリエーションも豊かで思ったより広くて、滑っている人が多くてもそんなに混雜しない印象のスキー場でした。連絡路・迂回路があちこちに設定されていて、全コース滑るのがなかなかに楽しかったです。雪質も良いし、コブもあるし、いろいろ楽しむことができました。

いろんなコースを楽しく滑れた

この日は久々にコブをしっかり滑れて楽しかったです。

午後になるとすっかり掘れてしまい刃が立たなかったのですが、午前中の出来はじめの柔らかいコブは本当に楽しかったです。レッドコースのコブも最初のころは楽しめたんですがね、深く掘れてからはちょっと混んできてしまったこともありあまり滑れませんでした。

その他も、このスキー場には急斜面から不整地まで、様々なコースがあって楽しかったです。結局レッドコースを回し続ける時間が多かったような気がしますが、このコースは斜度も長さも効率的で良かったです。思ったより広くて整地も含めさまざまなバリエーションのゲレンデが展開されていてとても楽しむことができました。

高畑スキー場、良いスキー場だとは思うが

閉鎖の危機にある高畑スキー場、実際滑ってみた感想としては、確かに良いスキー場です。ぜひ滑りに行ってみてほしいとみんなに伝えたい、そんな魅力あるゲレンデなのは間違いないです。

ただ、このスキー場、遠くて交通の便が悪いという意外にも若干気になるところがありました。結局、映えないんですよね(苦笑)。今回、オレンジラインが開いていなかったというところもあるのですが、ゲレンデ全体を見渡せるようなパノラマがあるわけでもなく、パッと見てゲレンデの魅力が伝わるようなポイントが無いのが惜しいところです。

確かに雪質は良いです。ゲレンデ整備もしっかりされていて、かなりクォリティは高いと感じました。駐車場の整備や整理もしっかりされています。ゲレ食も美味しそう。スキー場として必要なところはすべて網羅されている気がするんです。ただ、推しが無いのが惜しいところかなと感じています。スノーボード開放も実はそこまで効果が出ていないように感じました。

これだけのスキー場が交通の便が悪いだけで廃止の憂き目に合うのはもったいないので、個人的には気楽にシングルステイできるホテルがもっと増えてくれると助かります。っていうかどっかに買われるポテンシャルはあるような気がするんですけどねぇ・・・

「北日光」じゃないよな、とふと思ったりしましたがね。

帰路の悪夢・・・

さて、帰ります。南会津から横浜まで、なんとか帰らないといけません。

まず温泉。窓明の湯に行こうかと思っていたのですが、調べてみたらちょっと浴室が狭そうです。洗い場4箇所っていうのが気になって今回はキャンセルです。平日なら行ってみたいかもしれません。この界隈、大きめの立ち寄り温泉が見当たらないのが辛いところです。仕方がないので塩原の「あかつきの湯」に向かうことにしました。

あかつきの湯までは2時間かかります。途中往路でも寄った道の駅たじまに再び寄ってみました。凄い積雪です。道中も山間部はかなり積雪路が多く、ところどころ凍結していて怖かったです。カーブで滑ると、ハンドルの抵抗がスッと抜けるんですよね。久々に滑ってる!っていう恐怖を感じる道中でした。

県境を超えて栃木県に入るとかなり道路状況も落ち着いて普通の山道になってきました。そして塩原、日塩もみじラインの出口交差点で衝撃の風景が。そう、この日は三連休初日なんです。ハンターマウンテン塩原で滑った帰りの車が凄い列を成しており、国道400号に一気に流れ込んできていました。流石ハンタマです。既に時刻は18時近かったので、相当行列してるんじゃないかと思われました。

その先は交差点ごとに詰まってノロノロという感じが続きました。

やっとだどり着いた「あかつきの湯」ですが、なんと駐車場が第2駐車場までいっぱいです。それでも入れさえすればなんとかなるかな、と思って行ってみたのですが、受付に長い行列が出来ていたのを見て諦めました。温泉ノックアウトです。三連休を舐めてました。

ここでガソリンの残りを確認したところ、なんとか無給油で横浜までは走れそうです。大田原で夕食と給油をしようかとも考えていたのですが、そのまま高速に乗って帰ることにしました。ちなみに今回は「ウィンターパス」を使っているので、途中出場はできません。これ呪だろ、って思っています。

矢板北PAでやっと食事です。「ホルモン炒め定食」を頂きました。福島はホルモンも名物なんですかね。濃い味付けでとても美味しいホルモンでした。

続いて上河内SAでレモン牛乳ソフトを頂きました。レモン牛乳好きなんですよね。さっぱりとした甘さの美味しいソフトクリームでした。実は上河内SAで牧場ソフトクリームが売ってるかなと期待していたのですが、なんかグッと来なくて結局これにしちゃいました。

その後は蓮田SAまで走り、ちょっと仮眠してローソンで甘いものを仕入れて首都高へ。ガソリンが怪しくなってきたので、首都高の交通量をケチるのはやめて、真っ直ぐガソリンスタンドへ向かいました。

いつも入れているガソリンスタンドには燃料計ギリギリでの到着となりました。燃料計のメモリがゼロまで減ったのを見たのは初めてです。一応、あと100kmくらいは余裕で走れるはずなんですが、燃料計表示が消えてしまうと流石に不安に感じます。給油量を見ると、やはりまだ残量は結構残っていたようですので、何を信じれば良いのか良く分からなくなりました。

っていうか、やっぱり余裕を持って大田原で給油しておくべきだったな、というのが今回の学びです。毎度、給油をギリギリまで我慢してストレスを感じることを繰り返しているので、この癖はやめたいと思ってます。

結局家に着いたのは23時頃になってしまいました。なんとか無事たどり着いて良かったですが、やっぱり高畑スキー場は遠いなぁと改めて思ったのでした。

高畑スキー場は良いスキー場だった

以上、久しぶりに北日光・高畑スキー場に滑りに行ってきた話でした。やっぱり遠かったな、という感想になってしまうのですが、一方でゲレンデは非常に魅力的で、率直に良いスキー場だと感じました。こんなスキー場が閉鎖の危機っていうのも、なんか惜しいところではあるのですが、やっぱり何か推しポイントが欲しいかなと思いました。

ただ、三連休初日ということで、帰りに温泉に入れなかったのは想定外でした。一瞬、「みかえりの郷 彩花の湯」に寄ってみても良かったかな、と思ったり。あるいは「ウィンターパス」の縛りがなければ、道の駅湯西川の「湯の郷」も選択肢だったんですがねぇ。「ウィンターパス」、使い勝手がイマイチなのはなんとか改善してほしいところです。

次は南郷スキー場に行ってみたいなと思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました