今シーズンは雪が少ないため、スキー場のクローズも早く、既にオープンしている数少ないスキー場に人が集まる現象が始まっていますね。そんなわけで、今回は混雑必至の全面滑走可能なたんばらスキーパークへ行ってみました。覚悟はしていましたけど、結論、やっぱり混んでるスキー場は良くないです。ゲレンデが賑わっている事自体は否定しないのですがねぇ。
そうだたんばらへ行こう
2023年4月1日。エイプリルフールの土曜日です。先週は日中雨模様のため神立ナイターを決めたわけですが、やはりこの時期ですので、たんばら、丸沼あたりを滑りたいというのが正直なところです。
ただ、今シーズン、既に雪解けが進み、3月末でクローズしたスキー場も結構出ています。本当は4/1、4/2の週末まで営業したかったところ、予定よりクローズを早めているところも多く、個人的な感触では、今シーズンは通常より2週間ほど時計が早く進んでいる印象です。
そうなると、開いているゲレンデに人が集中することが懸念されるわけですが、これはまあ致し方なしかなぁというところもあり、今回はたんばらスキーパークへ行くことにしました。何かの間違いで空いてたらラッキーと、行く前は少々期待していたところもあったのですが・・・甘かったです。
だいたい、第4リフトも動いてないし、コブ斜面がどれくらい滑れるかも分からない状態での訪問で、かなり不安感があったのも事実。まあそんな日もあるさ、ということで、割り切って行ってみました。
道路も混んでないし、たんばらは近い
出発は4:30頃です。早くもなく遅くもなく。土曜日なので環八は大型車が多少多かったですが、流れはスムースで、思ったより早く関越道に乗ることができました。
関越道もそんなに混んでなくて、流れはスムースでした。とはいえ、いつもの混雑ポイントは少々車が詰まるなぁという印象があった程度です。事前に確認した渋滞予測でも下り線の渋滞はでていなかったし、予定通りのスムースな関越道ではありました。
2時間ちょっとで赤城高原SAに到着です。天気良いです。車はそこそこ入っていますが、トップシーズンのような混み方ではないですし、そもそもキャリアにスキーやボードを積んだ車が圧倒的に少ない印象です。随分と空いたなぁという印象でした。とはいえ車が多いのは、やっぱり春休みだからかなぁという感じでした。
新潟方面。遠く雪を冠した山並は見えますが、春の霞がかかったような感じですね。
群馬は桜が見頃でした。道中、あちこちで桜が綺麗に咲いているのが見られました。
関越道を降りて、いつもとは違うたんばらへの道を上っていきます。途中から、数台の車と一緒に走るような状態になったのですが、流石に、この時間でもやっぱり登っていく車が多いなぁと思いました。だってもうこの先にはもうたんばらスキーパークしか無いですからね。
たんばらスキーパーク到着は7:30です。たんばらはやっぱり近いし早いです。道中、凍結などはいっさい無し。完全なドライ。もう春です。駐車場は思ったより車が入っていて、いつもより遠めの位置になってしまいました。既にチケット売り場には行列ができていて、レストハウスにもかなり人が居て凄い賑わいです。レンタルコーナーにも行列が出来ていました。どちらもまだオープン前です。
やっぱり混んでるなぁーというのが第一印象。仕方がないとはいえ、ちょっと不安を感じた朝でした。
メインゲレンデは雪もたっぷりだけど・・・混み過ぎ・・・
とにかく私、混んでるゲレンデは苦手でして・・・まあでもたまにはこういうシチュエーションも経験かな、というところです。はい。前向きに行きます。もしかしたら、リフトは効率よく回ってるかもしれないし。
春スキー料金で4500円。安くないなぁというのが第一印象。実は3末まで使えるクーポンがあったのを確認していたのですが、惜しい。来シーズンの割引券が付いていますが、使える期間が12月中というのはなかなか厳しい条件です。
ゲレンデはパリパリのシャーベットです。もう完全なざらめ。春ですね。朝イチこそパリパリでしたが、9時過ぎにはもうベタベタの春雪になってました。
本日もATOMIC REDSTER X9i WBです。ワックスはSTRONG PASTEにスプレーワックスの合わせ技、休憩のたびにレスキューワックスの「極」を補充しながら滑ってましたが、コンディションがコンディションだけに、辛い状況は変わらず。でもあとで考えてみたら、ストップ雪は感じられなかったので、結構効果はあったのかも、と思っています。
リフト下などもう雪が残っていません。下部のリフトはA線B線両方動いていました。これによってセンターハウス前に人が溜まるのは避けられていた気がしますね。
上部メインゲレンデ。さすがたんばら、このエリアはしっかり雪が残っています。ただ、この時期、クワッドと第3ペアの2本しか動いていないので、とにかく人が溜まる溜まる。9時前くらいは普通にちょっと並んで乗るかなぁーくらいの感じでしたが、9時を回ったらもう並ぶのが辛いレベルの行列になってきていました。
ちなみに、朝イチのリフトに並んでいる人たちを見ると、スキー8割くらいでしたが、日中になるとボード9割くらいになってました。
とにかく天気は良かったです。朝イチはバーンも固くて良い感じでした。こちらトップからの玉原湖の眺めです。
センターコースの脇にはコブレーンが1本できていました。
こちらは朝イチで入ったレイクウッドコースです。こんな漢字で、センターコース以外のコースは結構厳しい状況になりつつある感じでした。メインゲレンデだけはしっかり死守している感じですかね。
レイクウッドコースは土の出ているところもあり。逆にセンターコースなどはこういった箇所は皆無です。
そしてこれが朝イチのトライアルコースの状況です。昨シーズンはこの時期、ここがコブ三昧になっていたのですが、今シーズンはただの整地になってました。端にコブコースの残骸が残っている程度。まともに滑れる状態じゃないなーという感じでしたね。
第4リフトも動いてないし、残念です。
改めてトライアルコースを上部からの写真です。普通に急斜面。朝イチはバリバリ固くて、正直面白かったです。これくらいのコンディションは嫌いではないのですが、リフトがクワッドしかないので、ここを回すのは無理でした。
・・・というわけで、第3リフト、チャレンジコースへ逃げてきたわけですが、このペアリフトも酷く並ぶ時間帯があり、なかなかに厳しかったです。
朝はこんな感じです。それなりに滑りやすかったです。
ちょっと浮気してマルチユースコースのほうから降りてみたら、リフトの行列がえぐいことになっていた図です。一日、こんな感じでした。
仕方が無いので10時過ぎには早めの昼食でし。オムハヤシ。美味しかったです。この時間は流石にまだレストランも空いていました。スキー場のレストランはピークを外せば意外に空いていることが多いので、前後に時間をずらすのがポイントです。
改めてペアリフトへ。結構人が増えてきました。普段は昼を回ると混雑も一段落するゲレンデが多いので、この日も午後になれば落ち付くかな、と期待していたのですが、まるで変わらず。全く甘かったです。
こんな感じの混み具合なので、人を避けるので精一杯です。
相変わらずエグい混雑の続くクワッドリフトですが、一度ベンチマークもかねて、昼過ぎ頃に一度乗ってみました。結果、並んでからリフトに乗るまでに15分、リフトに乗ってから山頂駅まで10分強で、結局並び始めてから上に着くまで30分近くかかるという状況でした。
リフトに乗った後も、リフトが止まりまくってなかなか進まない状況でした。この日はお子様や初心者の方も多かったので、仕方ないところではありますが、流石にこの規模のゲレンデでこの混雑状況で、クワッド一本頼みは難しいんじゃないかねぇ、と思いましたね。
これはクローズ直前、最後にクワッドで上がったときのセンターコースの様子です。すっかり荒れて天然コブ、不整地です。こういう斜面は個人的には好きです。実はリフト待ちは長いですが、その分、ゲレンデは空いているという皮肉な状況でした。
こちらトライアルコースですが、夕方に来たらコブレーンが作られていました。おそらく有志の方が作られたんだと思いますが、この混雑した環境でコブを作って練習されるって、凄いなぁと思いました。
この日はコブを滑る気分でも無かったので、中央のボコボコに荒れた春の不整地を楽しく滑り降りていきました。
下から。昨シーズンはコブレーンがあちこちに発生していたんですがね。
クローズ間際のセンターコース。雪は重かったですが、なかなか気持ちよかったです。
帰り際、リフトが止まった後の最下部ファミリーコースの様子ですが、この時間でも人がたくさん滑っていました。とにかく朝から夕方まで、大繁盛、大混雑、大賑わいのたんばらスキーパークでした。すごかったです。
コブは滑らず・・・
結論から言うと、やっぱり混んでるゲレンデは練習には向かないねえ、というところです。コブも自然コブなので、ピッチが読めず入りにくかったので入らず。クワッドの行列が酷すぎて回せないので、なんとなく緩斜面を一日中滑って終了となってしまいました。練習としては、ちょっと消化不良です。
まあでも何本か気持ちよくスピードを出して滑ることもできたし、緩斜面でポジションを確認しながらショートターンとかも出来たし、滑れて良かった、というところですね。
混んでないことは重要だなぁと再認識しました。
帰りは定番ルーティーン
帰りの温泉は「湯の道利久」へ。
たんばらからの帰り道は道中にめぼしい温泉施設もないのでここまで来てしまいました。しかも先週、神立ナイター帰りに温泉に入れず、2週間ぶりのまともな温泉です。汗を流して疲れを癒やしてスッキリしました。人間、たまには湯船に浸からないといけませんな。
こちらも桜が綺麗でした。
夕食は駒寄PAで「ニラレバ炒め定食」を頂きました。確かこれ鶏レバーなんですよね。ちょっと食感が違って美味しかったです。丁度空いている時間に入れたのですが、食事をしている間にどんどん混んできて満席に。タイミング良かったな、と思います。
そして、締めは定番、Pasar三芳の鐘の木の焼き芋ソフトクリームです。変わらぬ美味しさです。ここで焼き芋ソフトクリームを食べると、なんかスキーから帰ってきた感じがします。
ちなみに、鐘の木では新しい限定ソフトクリームとして、「群馬はちみつソフトクリーム」が始まっていました。ただ、赤城高原SAで、本物のはちみつのかかったはちみつソフトクリームが食べられますので、こっちのほうがオススメではあります。とはいえ、はちみつソフトクリーム自体は絶対美味しいと思います。
帰りの関越道は、一瞬渋滞も見えたものの、自分が走るころには解消されていて、結局渋滞には当たらずに帰ってこれました。環八も車は多かったですが目立った渋滞などなく、日付変わる前に帰ってこれたので良かったです。
そういえば、帰りの井荻トンネルで、おそらく初めて「移動式オービス」による取締に遭遇しました。レーダー探知機がしっかり反応してくれたのは収穫でした。
流石のたんばら、でも混んでるゲレンデは苦手だわ
以上、混雑必至の春スキーのたんばらスキーパークは、やっぱり混んでて大変だった話でした。基本、混雑しているゲレンデは苦手なんですが、今回あらためて、やっぱり駄目だな、と再認識しました(苦笑)。
あれだけ雪が残っているのはさすがたんばらスキーパークってところなんですがね、難しいのかもしれませんが混むの分かっていれば運行リフト増やすとかなんかできないのかなぁと思ってしまいました。
さて、春スキーシーズンも残りわずかです。来週以降、どこに滑りにいくか、また考えないとなー。
コメント