今シーズンは年が開ける前にオグナほたかスキー場へ。天然雪メインのオグナはゲレンデコンディションは降雪次第というところで、例年は年明けに行くところなんですが、今年は寒波で雪も多いようだし、行ってみることにしました。結論から言うと、これはもう勝利と言って良いコンディションだったと思います。
寒波の隙間の晴れ間にオグナへ
2021年12月29日。今年は年の瀬からオグナほたかスキー場です。ここは天然雪がメインのスキー場なので、寒波でも来ないとゲレンデが完成しないというちょっと難しいスキー場だったりします。ただ、その分、雪さえ積もればコンディションの良いゲレンデが味わえるスキー場です。
今年はクリスマスから続く寒波で、結構雪は降っているようです。ホームページを見ると、期待の最上部の第6ゲレンデは「準備でき次第開放」となっており、動いている確約は無かったのですが、それでも手前のダイナミックな急斜面は滑れそうだったので、行ってみることにしましたよ、と。
もう一つ、年末ということもあり、ETCの休日割引が適応されず、ちょっと高速代が高いのです。本当は上越国際スキー場も候補だったのですが、関越トンネル超えると結構高速代も高額になります。また、天候は一応、寒波の切れ間の晴れ間になっていますが、やはり規制も掛かりそうなので、今回もまた沼田インターです。
オグナほたかスキー場は天気が良ければマジ最高なんですが、さて、勝負です。
往路は冬の風物詩の洗礼
出発は4:40頃。今回はちょっと浮気をして、関越道練馬インターまで環七で北上してみました。結論。やっぱり朝は環八のほうが速い。なんかたまにこれやらかすんですが、毎度後悔しています。混んでなければ、環八のほうが速いです。環七まで入るコストが高すぎる。環七自体は、たしかに環八より信号など少なくて速いんですが、そこまでのアプローチのコストが高すぎます。
結局練馬インターまで1時間ほどかかっています。10分くらい損した気がします。で、都内はさほど混んでなかったんですが、関越道に入ると、いつもの感じになってました。道中、ずーっと、ノロノロというか、それなりに流れてはいるんですが、車が詰まっている状態。冬の朝の関越道の雰囲気です。こんな状態なので、事故でも起きようものなら一発で破綻するという。これが冬の関越道なんですよね。
私は通り過ぎた後でしたが、始まってました。これが冬の関越道です。
さらに後、9時ころの状況ですが、これが冬の関越道。私はそれでも比較的早い時間に移動していたので、鶴ヶ島、嵐山、前橋という3大渋滞ポイントとも一応ひっかからずに抜けられましたが、いつ渋滞になってもおかしくないくらいの混みようでした。
この日は赤城PAでワンストップでオグナほたかスキー場へ向かいました。PAも駐車場一杯で結構混雑していました。まあ年末年始なので、混雑もしますね、という感じ。
沼田インターチェンジを降りると120号方面は渋滞になっており、ナビも県道64号を勧めてきました。まあ、こっちはバリバリの山道なので、みんな走りたがりませんよね。そりゃ。
はい、ガチの雪道でした。車通りはさほど多くはないですが、下手な装備だとスタックするレベルです。しかもこの日は途中大型車両に当たって時間をロストしてしまい、思いのほか時間がかかってしまいました。
オグナほたかのゲート到着。辺りは一面の銀世界です。素晴らしいです。
駐車場到着は8:10頃です。いつもなら8時ころには着いているので、ちょっとだけ遅めだったかなと思います。ただ、駐車位置は第3駐車場の出口近傍、っていうか第二駐車場が埋まって、第3駐車場の1台目に当たったので、かなり良い位置に入れたことになります。いつもより数十台分は早いということです。これってつまり、空いてるってこと?という期待を感じました。
空は真っ青。ここまでの道中は道も混雑していてちょっと不安でしたが、この景色を見たら、もう良い予感しかしないスタートです。
いきなりの試練・・・ブーツに足が入らない
今回は新しい装備をいくつか試しています。それはまた別記事でレビューを書きたいと思いますが、まずはこれ。
ブーツを履くための椅子というか踏み台。これ一つあるだけでいろんなことできて便利ですね。車に積んでおくのお勧めです。
そしてここで第一の試練発生。ブーツに足が入らない。どうやっても右足がブーツに入らず、ここでかなり時間ロスしてしまいました。ブーツのインナーの滑りが悪いのもきっと一因なんですが、とにかく前回はどうやって履いたんだろうって悩むレベル。最終的には、インナーを抜いて、インナーを履いた状態でシェルに足を入れる形で履くことができました。
っていうか、あとで気づいたんですが、この形で足入れしたほうが、圧倒的に足がブーツにフィットするんですね。休憩時間に左足もインナーを抜いて履き直したんですが、足の収まりが全く違っていて、もう次からは両足ともインナーブーツを先に履いてしまうようにしよう、と決めたのでした。
まあ、足が入らないというトラブルにあったけど、より良いブーツの履き方に気づくことができたのでラッキーだった、と。
晴天のオグナほたかスキー場は最高である
シャトルバスに乗ってゲレンデへ。
チケットは4300円。あれ、なんか微妙に値上げされた気がしますが・・・。そういえば何か割引あったかも。あとで調べようと思いました。
いやもう最高のコンディションです。気温は車の社外温で-8℃くらいだったと思います。寒すぎない寒さでちょうどよいです。雪質はオグナほたかスキー場ではよくある、片栗粉みたいなキュッとした新雪で、とても良い感じです。狙い通りのコンディションで最高にテンションあがりました。
まずは第一リフトへ。こちらは中級コースになっているため、人もすくなくあまり行列していませんでした。一方の中央の初心者コース方面へ登るリフトは常に行列ができている状態で、しかも初心者の方が多いためリフトも良く止まってしまい、ちょっとスムースでは無かったかな、と。
たしかにそれなりに混雑はしていたと思いますが、何十分も待つような行列は全くありませんでした。これもオグナほたかスキー場の良いところです。
景色最高。雪質が良いので中級者面でもガンガンスピードが出て気持ち良いです。
上部へ向かってみました。上部に上がるには一旦は初心者コース横のリフトを登ることになります。
マジで良い天気です。
山頂方面、そして急斜面も見えてきました。
非圧雪部分が広く取られた急斜面。みんな滑っているように見えますが・・・これ見た目以上に雪が重くて、入ると死ぬ非圧雪斜面でした。写真左奥の急斜面を1本滑ってみたんですが、思った以上に重かったので滑るのやめました(苦笑)。
さて。期待はしていましたが、期待通り、最上部の第6リフトと第6コースが開いていましたよ。オグナほたかスキー場の最上部の急斜面。ここを滑りたくて来ているといっても過言ではありません。
この日はこのコースをアホみたいに滑ってましたね。超気持ちいいです。人もそれなりに居ましたが波があるので、空いている時は飛ばしても大丈夫な感じでした。
山頂部からは遠く日光白根山まで見通せます。左手に見えるのは、尾瀬岩鞍の西山エリアです。しっかり雪が積もっているのが見えます。尾瀬岩鞍も滑りに行きたいです。
ちなみに、一番下のスキーセンターから山頂の第6リフトおりばまでは、リフトを4本乗り継ぐことになり、登るだけで30分くらいかかります。上部にレストランとトイレもありますので、そこを拠点に滑るのが効率良いと思います。
本当に景色が良くて天気も良くて最高でしたよ。
もうとにかく景色もゲレンデも最高で、楽しいスキー日よりとなりました。
スキー場は16時まで開いているのですが、この時期、15時を過ぎると日が陰って雪面が見えにくくなってきます。
夕暮れの景色も綺麗ではあるのですが。
第6コースも流石に滑るのが辛くなってきたので16時を待たずに終了することにしました。
最後の最後に一番下のコースを滑り直して、終わりになりました。
この日は本当に天気が良くて、雪質も「オグナ」のクォリティで最高のコンディションでした。期待はしていたものの、まさに期待以上だったと思いますオグナほたかスキー場は晴れたら勝利です。間違いありません。
「お帰り専用コース」はP3向けではない事実(苦笑)
さて、帰りなのですが・・・・オグナほたかスキー場には「お帰り専用コース」というのがあり、これが下部の駐車場までの連絡コースになっています。
比較的綺麗に整備されているので、このままコースにしてしまえばいいといつも思うのですが・・・。
で、このお帰りコース、第3駐車場の横も当然通っているわけで、第3駐車場まで帰るのにも、使えることは使えるのですが・・・おそらく、第3駐車場向けではないです。
考えてみたら前回もこれハマったんだよな・・・。そう、下り口が無いんですよ。第3駐車場のところには、下り口がない。結果、雪の中を歩いていくことになるわけですが、この日は軽く50cmほど雪が積もっていて足がズボって埋まる状態です。道路までは数メートルしか無かったんですが、この短距離でも遭難するかと思いました。
あとで気づいたんですが、第3駐車場向けには帰りもシャトルバスが運行されているので、歩くのが嫌な人はバスで送ってもらえるんですね。歩いても帰りは基本下り坂なので、そんなに大変ではないです。むしろこの雪原を歩くほうがよほど疲れます。
というわけで、この「おかえり専用コース」は第3駐車場への帰り道としては想定されていない、という事実を覚えて起きましょう。
帰り際の駐車場にて。良い一日でした。
今日の練習は「骨盤を立てる」
さて。そんな中、ブーツも新しくなったし、今シーズンもレベルアップに励むぞ、という感じで練習です。今回の気づきは、骨盤を立てる話。どうにも片足スキーが上手く行かず、体のバランス悪いなぁと思っていたのですが、骨盤が結構後ろに寝ていて、股関節がうまく使えない姿勢で滑っていたことに気づきました。
いつからこうなっていたのか、ちょっと思い出せないんですが、たしかに最近、雪面からの衝撃を吸収するのがうまくいかず、体がブレることが多いなぁと思っていたのですが、理由は骨盤が立っていないため、股関節の動きをうまく使えていなかったためと分かりました。
この日はこの姿勢の悪さに気づいて修正し、何本か滑ってみたのですが、かなり重心位置も安定して、しっかり板を踏み込めるようにもなったし、股関節を意識的に動かして板をコントロールする感覚も持てるようになってきました。
まだまだ練習が必要なレベルではありますが、スキーとは股関節の運動だということを再認識させられました。これもブーツを新調した成果なのかな。また次も練習したいなーと思います。
復路も季節の洗礼を浴びる
帰路です。まずは温泉。今回は定番の「小住温泉」へ行ってみました。まあこの時間なので、どこも混んでるかなぁと思いつつ、小住温泉はちょっと辺鄙だし、あまり混まないだろうと期待していました。
帰りも県道64号線。一部溶けている箇所もありましたが、やっぱり雪道、凍結路です。小住温泉も雪の中。狭い入り口の橋も雪道で怖かったです。
空いているかと期待していた小住温泉ですが、流石に混んでました。駐車場もほぼ一杯でなんとかギリギリ入れた状態です。お風呂はそんなに人はいなかったのですが、そもそもそんなに広い施設でも無いので、ちょっと混雑している感じがあって落ち着かなかったです。
それでも汗を流して体も温まったので満足です。ただ、露天風呂が「冷泉27℃」になっていたのは、どんな罰ゲームだよ、と思いました。好きな人は入るのかな・・・27℃ならまあ入れないことはなさそうです。
帰り際にはさらに混雑して、駐車場がいっぱいになっていました。やっぱり年末だし、どこも混雑しているようで。
混雑はその後も続きます。赤城高原SAでソフトクリームを食べようと思って寄ってみたのですが、これまた駐車場がいっぱいで、タイミング悪ければ入れないところでした。運良く入ることができて、無事ソフトクリームを食べることができました。
久々の大和屋コーヒーソフトクリームです。ミルクの風味もある、大和屋コーヒーのソフトクリーム。美味しかったです。
赤城高原SAはフードコートも売店も大混雑です。やっぱり冬だなぁという感じ。っていうか、これは夕食を食べられないパターンにはまっている気がしてきました。
赤城高原SAが混雑していてご飯が食べられないのは想定通りとして、次の狙いは駒寄PA、駒寄食堂です。ところがこちらは終了時間が近かったためか、ご飯系のメニューが壊滅しており、そばかうどんか、ごく限られたメニューしか残っていませんでした。もうこれはご飯食べられないこと確定なので、食事は素直に家の近くで取ることにしました。
帰りの関越道は、実はそんなに混んでなかったんですよね。道路自体は流れていて、車の間隔が詰まるような箇所もほぼ無かったと思います。なのに、SAやPAはそれなりに混雑していて、どこもやはりご飯が食べられるような状態ではありませんでした(※私は混雑が苦手なので、ちょっと混んでるとやる気をなくしますw)。
都内に入っても大きな渋滞はなく、スムースに横浜まで帰ってこれました。
遅くなってしまった夕食は、なか卯で鶏白湯うどん。美味しかったです。本当はどこかでもつ煮定食食べたかったんですがねぇ。
やっぱり晴れたゲレンデは最高に絵になる
以上、晴天のオグナほたかスキー場を滑ってきた話でした。やっぱり晴れたゲレンデは絵になります。あの景色の中を滑るのがウィンタースポーツの醍醐味だし、青い空と雪山があるだけでテンション上がりまくりだなぁと改めて思ったのでした。
オグナほたかスキー場はやっぱり良いスキー場です。また行きたいなと思いました。
今回はスキーの練習にもなったし、得るものの多いスキーツアーだったかなと思います。他方で、ちょっとここ最近、ゲレ食で昼食を取るのを躊躇していたんですが、今回、若干、体力的にしんどい感じがありました。さすがに一日ゲレンデを跳ね回るにはしっかりと食べ物を入れないと無理かも、と思ったので、次回からはゲレ食も取るようにしようかな、と思いました。
コメント