Apple Watch 3のケースもお気に入りブランドSpigenのタフなケースで揃えてみました。保護フィルムもSpigenです。
Apple Watch 3のTPU製保護ケースについて
Apple Watch 3を使い始めて8ヶ月ほどになります。ウエアラブルデバイスですので、やっぱり傷が気になるところで、購入当初から透明なTPU製のケースを付けていました。
https://blog.ayurina.net/2018/01/08/apple-watchにtpu製保護ケースを付けてみた/
実用上、このケースは非常にリーズナブルだしタッチ感度含め使い勝手も悪くないし、まぁ満足といえば満足なんですが、致命的な欠点が一つありました。
使っている人はご存知かと思うのですが、このケース、隙間に水が入るとタッチが全く効かなくなるんですよね。この猛暑の中、汗だくになるともちろん汗も入り込みますし、スキーをしていたり、トイレで手を洗ったりしただけでも、油断すると水が隙間に入り込んでしまいます。
しかも水が入り込むと放置してもなかなか乾燥しません。一度外して水気を取ってあげる必要があります。面倒臭いことこの上ないのです。
なんとか水に濡れても平気なケースや保護シートの組み合わせを探していたんですが、見ての通り、Apple Watchの表面は綺麗な曲面なので、保護シートだと保護範囲に不安があるし・・・と、しばらく悩んでいたのです。
そして先日ついに一念発起して、Spigenにしてみることにしました。
Spigenでキメてみた
買ったのはSpigenのケースと保護シートの組み合わせです。
Spigenのラギッド・アーマーはなかなかに無骨なデザインで、Apple Watchのスタイルが勿体無いと言って敬遠さることもあるようですね。確かにかなりApple Watchらしくないビジュアルです。そもそも今使っているケースも、デザインを活かすように選んでいますから。
でもそこは背に腹は変えられません。SpigenのケースについてはiPhoneで長らくリピートしているので、Apple Watchでもきっと大丈夫だろうという期待を込めて、これに決定です。
ただ、このラギッド・アーマー、液晶表面は保護してくれないので、保護シートが必要になります。Apple Watchの保護シートも数多あり、全面保護を謳うものから保護範囲が狭くて使えないと酷評されているものまで色々です。特にラギッド・アーマーの場合、かなり前面にせり出すデザインということもあり、全面保護シートだと干渉するとかいうレビューもあったので、ここはSpigenで揃えてみることにしました(iPhoneで全面保護ガラスフィルムとSpigenネオ・ハイブリッドが干渉してひどい目にあった経験もあるので・・・)。
Apple Watchの保護シート貼り付けは無茶苦茶難しい
という訳で、どちらも郵送で到着です。
こちらラギッド・アーマーです。Spigenのケースですので、iPhoneケースと同様、付属品は何もありません(苦笑)。
表から。
裏から。素材は結構硬めで保護性能は高そうですが装着はなかなか大変そうです。本体横のボタン部がプラスチックカバーになっているこの設計はiPhoneのネオ・ハイブリッドでは廃止された造形です。やっぱりこっちのほうがカッコイイと思います。
フィルムです。3枚入り。失敗しても安心です。
良くある保護フィルムのパッケージにありがちなセットが入っています。フィルムは3枚入っているのですが、アルコールクリーナーが2枚しか無いあたり、無理やり3枚にしたんじゃないかと感じさせます。一応、マニュアルが付いているのですが、たいしたことは書いてありません。結局フィルム貼りは気合です。
8ヶ月ほど使った透明ケースはこんな感じでちょっと黄ばんでいます。傷も付いていますが、これはApple Watchをちゃんと守ってくれたという証でもありますね。
裏面から見るとさらに黄ばみが分かります。こんな感じなのでデザイン性を損なわないってところは良いんですがね。水が入るんですよ。
はい、すっ飛ばして保護シート貼り付け&ラギッド・アーマー装着後の写真でございます。今回結構苦労したので書いておきますが、とにかく保護シートの位置決めは無理ゲーの域です。
Apple Watchの表面積自体が狭いので、フィルムも薄く小さくなります。これを取り回すだけでも大変なのですが、Apple Watchって液晶の表示域がきちんと見えるような画面表示がなかなかなくて(多分、そういうUXデザインなんだと思います)、せいぜいで上記のパスワード表示で液晶の向きなど確認しながら位置合わせするしか無いです。
そしてフィルムが薄いので、一度貼り付けたら貼り直しはまず無理です。フィルムの説明書には、「ダストリムーバーで貼り付けて位置調整しろ」と書いてありますし、実際私もiPhoneに保護フィルム貼るときはセロハンテープでの位置調整は常套手段なんですが、このフィルム、小さくて薄くて吸着力が強いため、ぶっちゃけ一発勝負です。二度と綺麗には剥がせません。
という訳で、私も一枚オシャカにしました。どうしても真っ直ぐ貼れないんです。で、2枚目でなんとか大丈夫な感じで貼れたのですが、やっぱりちょっと曲がりました。でも端が浮くことはないです。っていうか、この保護フィルム、結構小さめに出来ていて、多少の貼り付け位置の誤差では端が浮くようなことにはならないと思います。
つまり、この保護シートは、ラギッド・アーマーのように液晶の周囲を前面にせり出して保護するようなケースと合わせて使うのが前提ということです。そうしないと、保護されていない液晶の端のほうに傷が入るリスクが増えてしまいます。これはつまりSpigenでケースと揃えて正解だったところですね。もちろん、「干渉しない」と言われている他社の保護シールもあるんですが、最後は現物勝負になるのでやっぱり怖いですから。
続いてケース。ラギッド・アーマー、やっぱり硬いです。入れ方を工夫しないとなかなか入りませんし、装着作業中、ボタンを長押ししてしまったりしますので、精神衛生上あまりよろしくない。基本はやはりボタン側から入れること、あとは力まかせでなんとかなります。こちらはあまり難しいところは無いですが、おそらく粘着力の弱い保護フィルムや全面保護フィルムだと、この装着作業の時点でひっかかって剥がれる可能性が高いと感じました。
やっぱりSpigenのケースにはSpigenの保護フィルムの組み合わせがベストとは言わないまでも確実性は高いなぁという印象です。まあ、実績もできたので、今度もうちょっと攻めてる保護フィルムにチャレンジしてみたい気持ちにもなってきますがね(ケース装着状態からフィルムを貼るのが安定的かな、と感じています)。
サイドの様子ですが、きちんとベルト装着部は避けられてますし、ベルトリリースのボタンも押せますし、ベルト脱着で困ることは無いです。スピーカー類の穴はこのように綺麗に避けられています。なかなか丁寧なデザインだなという印象です。
反対側のリューズとボタンですが、操作性に特に問題は感じません。リューズが回しにくいとか押しにくいとかいうレビューもありますが、個人的には問題ないレベルかなと思います。そもそもあまりリューズで操作することもないですし。
こうしてみるとたしかにちょっと無骨な印象にはなりますが、思ったほどでもなかったな、というのが第一印象です。流石にApple Watchのアクセサリですので、そこはやり過ぎない程度のデザインにしてあるのかなと感じますね。
使ってみた印象も悪くない
という訳で、丸一日使った感想です。
さらに腕に付けてしまうとデザイン的な違和感も殆ど無いですね。これはでも付ける人の腕の太さなどにかなり依存するかなと思います。38mmか42mmか、ってところでも結構分かれますが、やっぱり42mmにこのケースを付けるとなると、多少ボリューム感は出てきます。ただ実際使ってみた感想としては、普通に42mmのApple Watch付けてて違和感の無い方なら、ケースの主張は多少増しますがそこまで不自然な感じにはならないレベルかなと思います。この辺のバランス含めて、やっぱりSpigenのケースのデザイン性は高いと思いますよ。
液晶の表示のクリア度合いは流石にTPU製の透明ケースとは比べ物になりません。こちらの保護フィルムのほうがはるかにクリアだし、タッチ感度もこちらのほうが良いです。これはまぁ仕方のないところですが、やっぱり画面はクリアなほうが嬉しいですからね。
あとは保護性能のところですが、今日のところはまだどこかにぶつけたってことも落としたってこともないので、あまり感想もなにも無いですが、安心は安心です。
そして、最大のポイント。水に濡れても全く問題無く操作できます。これはやっぱり大きい。手を洗っても汗をかいても大丈夫。せっかくApple Watch本体が防水なのに、ケースの隙間に水が入るのに気を使うとか元も子もないですからね。この一点だけでも、かなり快適になりました。
総じて、このSpigenのケースとフィルムの組み合わせ、非常に良いと思います。保護フィルムの貼り付け難度の問題はありつつ、ケースとの相性含め、ちゃんと組み合わせで考えられているあたり、メーカーを揃えるのは一つポイントかなと思いました。デザインも思ったほどワイルドな感じになっていないですし、悪くない印象です。比較的万人にお勧めできるかなと感じています。
以上、Apple Watchのケースと保護フィルムをSpigenに交換したお話でした。ケースで悩んだらやっぱりSpigenです。
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