思い立ってフットレストバーを付けてみました。これ効果あるのかな・・・と思いつつ、それより取り付け難易度のほうが気になっていたわけですが、それほど難しいものでは無かったなぁと。
フットレストバーなるアイテムを発見した
とある昼下がり。近所のスーパーオートバックスをフラフラと物色していたら、なんだか気になるパーツを発見しました。「NEOPLOTフットレストバー」です。
正式には「フットレストバー ネオ」らしいです。フットレストのポジションの最適化をすることで、ドライビングポジションを改善し、披露低減効果も期待できるとか。うん、なかなかいい感じの怪しさです。グッと来ます。
早速適合を見てみると、XVハイブリッド(GPE)用もちゃんとあるし、Amazonでも買えるし、ということでかなり物欲に火が付きました。
それよりも何よりも。GPEへのフットレストバーの取り付けレポートなどを見ると、とにかく難しいとか、手が傷だらけになったとか、取り付け難易度の高さを感じさせる内容が見られます。日頃からクルマ弄りしている身としては、これは是非挑戦したいという邪なモチベーションも湧いてきます。
という訳で、取り付けてみましたよ。
フットレストバー取り付け
まずは購入。Amazonで型番「NP72211」を検索すると、インプレッサ・XV対応のフットレストバーが見つかります。実質XVハイブリッドは「GPインプレッサ」ですので、これが適合します。
在庫があったためあっという間に届きました。
結構な重量感があります。かなりガッチリした金属ボディで高い信頼性を感じさせます。
まずは取扱説明書を見ます。必要な工具として「T型トルクスレンチ(T30)」っていうのが注記されているのがポイントです。Amazonで見ても、このトルクスレンチを同時に購入されているとリコメンドされています。ぶっちゃけこれ六角レンチで大丈夫じゃね?って思ってたんですよね。
取り付け手順のほうですが、これね、後で見ると「間違ってはいないけど恐ろしくさらっと簡単に書いてある」ことが分かります。大抵の手順書がそうであるように、この情報だけではまず取り付けは成功しません。っていうか、恐ろしく難易度の高い状況に陥ります。コツが要るんですよね、やっぱり。
パッケージから付属品含め出してみた。欠品無し。フットレストバーのプレートの方はかなりガッチリとした金属で重量感もあります。ヘアライン加工が美しいですね。そしてフットレストバー本体はジュラルミン製ということで軽量感があります。触ってみるとかなり表面がザラザラしていて、こんなのフットレストにしたら靴底が痛むんじゃない?って思ってしまいました。これがでも実際使ってみると、むしろ滑り止め効果が高くて良い感じなんですよ。
まずは取り付けに向けて作戦を考える意味も込めて、仮組みです。ここで一つ分かったこと。「T型トルクスレンチ」って、そうか、星型のドライバーのことだったんですね。現物を見てやっと分かったわ(事前にネットで調べれば十分分かったはずです)。六角レンチでも確かに回せそうですが、十分なトルクがかかる気がしないので、調達に走りました。
近所のホームセンターで買ってきました。500円しないくらいです。Amazonのほうが安かったな。このタイプが置いてあるお店もなかなか少なくて、トルクスレンチセットみたいな形で売られているケースのほうが多いと思います。工具がいっぱい置いてあるような業務用ホームセンターみたいなところのほうが置いてあると思います。っていうか、やっぱり工具売り場っていろんな工具があってワクワクしますよね。
まずは本体にフットレストバーを取り付けます。ここでまずポイント。バーが丸いこともあり、なかなか上手く締まりません。そしてかなりキツく締めないと、バーが回ってしまいます。回ってしまっては意味がないので、ここでしっかりと締めましょう。設置場所の都合で、取り付けてしまうと増し締めはまず無理だと思います。
作業前の足元の様子。そう、最初の作業は「掃除」です。マットを外して、掃除機で吸ってみたのですが、その下のフロアマットに細かなゴミが絡みついてしまいなかなか取れません。そんな時はガムテープやコロコロでペタペタすると綺麗になります。
ちなみに、アクセルベダルとフットレストは黒い部分が樹脂製でどちらかと言うと滑るんですよね。ブレーキペダルはゴムっぽくて滑らない素材になっています。当然、操作性からそうなってるんですが、やっぱりフットレストは滑るんです。言われてみれば、これが最適とは限らないってのもちょっと納得です。
この程度は綺麗にした(苦笑)。フットレストも水拭きして綺麗にしてみました。
取説の指示に従い、左上と右上のクリップを外します。車体に固定されたネジに刺さっているので、くるくると回して外します。想像以上に深く刺さっていて、回しても回しても抜けない感じがありますが、なんとかして抜きましょう。
そうするとフロアマットがはがせるようになって、フットレストもフロアマットと一緒に動かせるようになります、フットレストはクリップで裏にある「フットレストベース」に固定されており、前に引っ張るとこのクリップも抜けます。内張り剥がしでは多分引き抜けないです。フロアマットごと引き剥がしましょう。
こんな感じ。確かにブレーキペダル邪魔だ。作業スペースとしてはこれが限界か?
と、思ってたんですが、頑張ればこれくらい引き剥がせます。フットレストバーが完全に見える状態まで引き剥がしましょう。ぶっちゃけ、これくらい引き剥がさないと作業性悪くて辛いです。
このフロアマットの裏の状況を見て思ったのですが、さすがXVハイブリッド、吸音材がしっかりフロアに敷き詰められています。静粛性に一役買っていると思いました。
フットレストベースは中央にクリップが固定されていて、取説にあるようにこのように引き起こすことができます。それでもやっぱり狭いなぁとは感じますが。
ここで技を使います。この後、フットレストバー本体をフットレストの上からネジで止めるため、フットレストベースの裏からフランジナットで固定することになるのですが、このフランジナットを押さえるのが辛いです。手を入れようにも狭いし、当然フロアマットをある程度戻さないとフットレスト側からネジを通せないし、ということで苦行になります。
そこで先人の知恵を借ります。フランジナットをテープで固定しておくと。ネジとフランジナットを仮組みして、裏からテープでフランジナットを押さえてしまいます。
こんな感じです。どうせ仮止めなので雑でいい。ただ、このフットレストベースの裏が非常にテープの貼り付きが悪くてしばらく悩みました。ここもしっかり脱脂してあげないとテープで固定できませんので注意です。
このようにフランジナットを固定してしまえば、フロアマットを戻した時、このようにネジ穴が見える状態になります。こうなってしまえば作業は簡単です。
あとは普通にフットレストバーを組み上げるだけです。あまり勢い余ってフランジナットを奥に押すような力をかけてしてしまうと、テープが剥がれて元の木阿弥なので、やさしくネジを拾うように締めていき、フランジナットが回らない程度まで固定します。
再度少しだけフロアマットを引っ張り出して、フットレストバー裏からテープを剥がします。おそらくテープを使わないとこの状態でフランジナットを押さえてネジを締めなければいけないので、確かに苦行です。ナットをテープで貼り付けておくっていう技は他のところでも結構使うので覚えておくと良いと思います。
あとは本締めして、フロアマットを整えて終了です。
無事取り付け完了です。フランジナットの取り回しさえ工夫してしまえばそんなに難しくない作業ですね。
運転感覚は確かに変わった
早速、フットレストバーを取り付けた状態でその辺を走り回ってみました。
まず感じたのが、左足が滑らなくなったことです。標準フットレストは表面の突起が樹脂製でアクセルベダルと同じく滑る素材だったのが、フットレストバーになって滑らなくなりました。確かにこれでポジションが安定するのは分かります。フットレストバーで靴底が痛むんじゃないかなんて思ってましたが、そんなことはなくて、滑らないで安定します。
足首の角度が変わったことで、アクセルやブレーキの操作感もちょっと変わった感じです。若干ペダルが遠くなった印象があります。つまりこれまでも、左右の足首の感覚でペダル操作をしてたんだってことを認識しました。フットレストバーの効果として「足首の角度が統一される」という記述もありますが、ポジションが変わることによる違和感はやっぱりあります。
まだそれほど走っていないので、ドライビングポジションにどう影響するのか、疲労感低減効果がどれくらいあるのかなどはわかりませんが、ファーストインプレッションとして「ドライビングポジションが変わった」というのは間違い無いです。
面白いパーツだな、というのがまずは率直な感想で、これからどんな効果が出てくるのか、楽しみです。
取り付け難易度はやり方次第
もう一つのポイント、取り付け難易度についてですが、正直、それほど難しいものではなかったかな、と感じています。フランジナットを固定する方法さえ知っていれば、無理な体制で作業する必要もほとんど無く正直ポン付けレベルの作業です。ただ、これを知らずに、取説に書いてあるままの作業をやろうとしたら、確かに苦行になります。あんなにサクッと取り付けできるものでもないです。
結局、慣れとノウハウと、あとは事前調査によって、作業難易度ってのはかなり変わってきます。この事実を改めて感じるフットレストバー取り付け作業でした。
ロングドライブが楽しみです。
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