12月も中旬を過ぎて、今年は遅めの冬支度、スタッドレスタイヤに交換しました。今シーズンでTRANPATH TXは5シーズン目、流石に寿命かなというところなんですが、タイヤ価格が高騰していて悩ましいところです。
冬支度、スタッドレスタイヤとキャリアを装着する
今年はちょっと遅めの冬支度です。スタッドレスタイヤとキャリアを装着するために実家に向かいました。
天気が悪かったのは想定外です。先週、天気を確認した時点では晴れる予想だったのですが、直前に確認したら雨予報になっていて、なんとか降り出す前に作業したいなと思いつつ出発しました。が、道中結構な雨が降っており、こんな雨の中で作業はしたくないなぁと思いながら実家に向かいました。
幸運なことに、実家はまだ雨がそんなに降っていなくて、結局作業中も雨に降られずに済んで良かったです。流石に寒かったので、もう少し天気が良かったらな、と思いました。あと、この時期だからなのか分かりませんが、道路が混んでいて移動に時間がかかったのも若干想定外でした。
タイヤ・ホイールを洗って作業へ
まず夏タイヤを洗う。
とはいえそんなに汚れてはいないのですが、汚れを残すと蓄積されてしまうので、ササッと洗いました。
天気が悪いと渇きが悪いのが辛いところです。表から見えるところはリム裏まで綺麗にしました。
スタッドレスタイヤの状態確認
スタッドレスタイヤを納屋から出して、状態確認です。
タイヤはタイヤカバーで覆ってあります。このカバーはオートバックスで買いました。
さらに1個づつダイソーのタイヤカバーで覆ってあります。この構成が現状ベストかなと考えており、比較的保管状態は悪くないかなと思います。
4シーズン走りきったWINTER TRANPATH TX。2020年製と2021年製が混在しています。
前輪装着分、2021年製のペアです。昨シーズンフロントで走って距離を伸ばしたので、かなりトレッド面も荒れています。まだゴムは柔らかく感じられますが、結構減ってる感じはします。
こちらはリア装着分、2020年製ペア。走行距離がフロントより短いので、摩耗度合いはまだマシな感じがします。今回はローテーションして前後クロスで入れ替えます。
実際まだ走れるのか？というところでポイントとなるのがプラットフォーム。タイヤ側面矢印のところにプラットフォームという溝の盛り上がりがあって、ここまで摩耗すると冬タイヤとしての性能がもう無いよ、という基準になっています。このプラットフォーム、トレッド面の内側と外側とに交互にあるのですが、特に摩耗が激しいのは内側です。こちらは前輪装着分ですが、かなりプラットフォーム近くまで摩耗しているのが分かります。
若干、リアのほうが溝も残っているように見えますが、かなり限界に近いのは明らかです。
流石に今シーズンどこかでタイヤは買い替えないと駄目かなぁとちょっと思いました。
スタッドレスタイヤを洗って準備
スタッドレスタイヤ装着前にホイールとタイヤを綺麗にします。保管前に汚れは落としてあるので、そんなに汚れてはいないのですが、タイヤ内側は装着しちゃうと日常的に清掃できないのでワックスとか塗っておきます。
これくらい綺麗なので、そんなに気にする必要は無いのですが、一応ほこりなどが付いているのを水拭きして綺麗にします。本当はバリアスコートかける予定だったのですが、持って行くのを忘れました。
タイヤ内側にワックスを塗って、綺麗になりました。
タイヤ交換
タイヤ位置をローテーションして、タイヤ交換です。
昨年導入したエマーソンのタイヤリフター「クルピタ丸」は便利です。今回も楽ちんでした。
ホイールの位置と高さの調整が簡単にできるようになります。
ジャッキアップしてホイールを交換していきます。ついでにサスペンション周りの状態を確認しました。
ところで、今回ちょっと想定外だったのが、タイヤ交換前に車検を受けたことです。車検時にホイールを外して整備＆ローテーションされたのですが、ナットの締め付けトルクが高くて外すのに苦労しました。
XVハイブリッド（GPE）のホイールナットの締め付けトルク規定値は「120Nm」なんですよね。一般には「100Nm前後」なので、ちょっと高めです。実家のトルクレンチも103Nmで調整されています。本当は120Nmにしたいかなと思いつつ、面倒なので103Nmで締めています。揃っていることのほうが大事だと思っているのですが、増し締めは別途しておこうかと思いつつ。
右フロント。ブレーキパッドにグリスが見えるのは、ブレーキのオーバーホールをされたためです。ローターのサビが気になるところではあるのですが、一応まだ大丈夫かなというところ。
右リア。リアも盤面にサビが浮いているのが気になるのですが、一応は大丈夫そう。
左フロント。ローターの端のサビが気になるところですが、まだ割れるような兆候もないので、大丈夫そうです。
左リア。ここが一番盤面のサビが気になるところなんですが、特にブレーキの効きが悪かったり、異音が出たりといった症状は無いので大丈夫なんでしょう。
ちょっとブレーキ周りのサビが気になるところではあるんですが、車検でも指摘されていないし、大丈夫なのかなと思っています。
夏タイヤを洗って保管
外した夏タイヤの残った汚れを落として、保管しました。
作業前に履いた状態でホイール周りは洗ったのですが、内側の汚れまでは落としきれていないので、さっと水拭きして綺麗にしました。
こんな感じです。経験則として、ホイールは夏冬のタイヤ交換のタイミングで綺麗に汚れを落としておきさえすれば、そこそこ綺麗な状態を維持できるみたいですね。
装着位置をマジックで書いた養生テープを貼ります。養生テープは糊が残らないのが良いですね。
最後に摩耗状態を確認します。
フロント。
リア。
このタイヤに履き替えてまだ2万キロ程度しか入っていないので、特に気になる摩耗はありません。車検時にローテーションされたため、次回履き替え時はローテーション無しで良さそうです。目で見た感じでは摩耗の度合いの違いは分かりませんが、タイヤ内側のブロックを触ってみると、ブレーキによるフェザーエッジの度合いに若干の違いがあって、摩耗度合いの違いが分かります。
ダイソーのタイヤカバーに入れて保管します。
このダイソーのタイヤカバーは決して耐久性が高いものではなく、結構切れやすくて取り扱い注意なんですが、安いし必要最低限の保護効果はあるので、便利ですね。ただ、このカバーだけで屋外保管とかはしたくないかなと思います。何シーズンも使うというより、毎シーズン買い替えるくらいの使い方を想定されているのかなという感じです。
上から一般的なタイヤカバーをかけて完成。こちらはしっかりと遮光性もある素材で、安心感があります。流石にちょっと高いですけど、この2重構成は安心感が高くて良いです。
タイヤ空気圧の調整＆トルクレンチで締め付け
スタッドレスタイヤの空気圧とトルクレンチでのホイールナットの締め付けを行います。
空気圧調整は、シガーソケット給電のエアコンプレッサーを使っています。
以前はもっと小さなものを使っていたり、良く売られている充電式のコンパクトなタイプを使っていたりしたのですが、結局ある程度の大きさのものを使ったほうが速いし比較的静か（とは言っても動作音はそこそこ大きいです）だし、連続運転時間も長いので便利です。
ちょっと今回、失敗したなと思ったのが、前回、タイヤ保管時、空気圧を下げすぎていたものがあって、取り付けた直後、タイヤがペシャンコになっててかなり焦りました。もしやパンクかと思ったのですが、そんなことはなかったです（TPMSを付けているのでこれは一発で分かります）。
保管時のタイヤ空気圧は多少下げておいたほうが良いとか、いや下げなくても大丈夫とか諸説ありますが、一旦は1.5kpa程度（バルブを開けて15秒〜20秒程度空気を抜いた程度）にしておけば良いかなと思っています。
ホイールナットのトルクは103Nm程度で締めています。どうやらXVハイブリッド（GPE）のナットの適正トルクは120Nmとなっていますが、一般的には100Nm程度ということで、実家のトルクレンチもこれに合わせてあるので、一旦はこれで合わせています。あとで増し締めしようかなと思っています。
ホイールナットはSUBARUのSTIナット（おそらくMcGard SplineDrive同等品、ソケットが車載工具で回せるよう19mmになっているのが違いかな）を付けているのですが、かなりサビが目立つようになってきたので、買い替えを考えています。ただ、ナットも意外に安くないので悩ましいところです。
キャリア搭載
最後に、スキーキャリアを取り付けました。
INNOの一体型キャリアRH728です。
XVハイブリッド購入時に買ったものですので、もう9年目になりますが、まだまだ綺麗ですね。この辺はシリコンのパワーです。
毎度、取付時に屋根にキャリアをぶつけそうになってヒヤヒヤするのですが、上記写真の状態のままで取り付けるのが一番安全だと、あとで気づいたので、次からはこの形のままで取り回そうと思います。
冬支度完成
結局半日かかって冬支度完了しました。
タイヤ＆ホイールの掃除に時間がかかっているんですが、DIYでの交換だからこその拘りなので仕方ないかなというところ。綺麗な仕上がりで満足です。
本当は、洗車もしたかったのですが、今回は雨に降られそうなこともあり、また道路が混んでいて作業時間が長く取れなかったこと、天気がいまいちで寒くて洗車する気になれなかったことなどあって、洗車はできず。別途徹底洗車はしたいところではあります。
5シーズン目のWINTER TRANPATH TXの乗り心地
ちょっと走って、ナットのトルク確認して作業完了です。
5シーズン目のWINTER TRANPATH TXの乗り心地ですが、特に気になるところはありません。近年のスタッドレスタイヤの技術革新は素晴らしいものがあり、ドライ路面の走行感はほぼ夏タイヤと変わらない感じです。
パターンノイズは言われれば気になるかなという程度。高速走行時も特に不安はありません。やっぱりTRANPATH、長く使えるタイヤになっていると思います。
ただ、前述の通り、かなり摩耗は進んでいるので、雪道でどれくらい走れるかは要確認だと思います。そう考えると、早く履き替えたい気持ちもあるのですが、時期的なものか、この年末にネットを検索すると、意外に欲しい銘柄、サイズの出品が少ない印象を受けます。年明けに落ち着いてから履き替えようかと考えています。
冬支度完了、あとはスキーに行くだけ
以上、2025年、XVハイブリッド、冬支度をした話でした。スタッドレスタイヤの使用期限の4シーズンオーバーを迎え、摩耗度合いもいい感じになってきているので、今年はタイヤ買い替えかなぁと思っています。
しかしタイヤの値上がりも厳しいです。4年前にTRANPATH TXを買ったときから、同じ銘柄で2割くらい値段が上がっている印象です。物価も上がっているので仕方ないところもあるかなと思うのですが、若干躊躇するレベルですね。なんとか安く仕上げたいところです。
あとはスキー場に行くだけなんですが、今シーズンも雪不足からのスタートみたいですね。やっぱり昨シーズンは異常だったようで。これで一応、年末からは滑りに行ける状態になっているのですが、ゲレンデの状況は気になるところです。
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