湯の丸スキー場の旅。大寒波と2月の特異日で大混雑だった。雪質は極上、天候もまずまずで良いスキーツアーになった話。

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寒波で関越道方面は厳しい状況なので、上信越道で湯の丸スキー場へ行ってきました。あまり意識していなかったのですが、2月2週目の、シーズンでも一番混雜する特異日は建材で、スキー場はとても混雜していました。そんな中でも中上級者ゲレンデはそれなりに回せたので満足です。気温が低くて凄い雪質が良かったのが印象的でした。

寒波リベンジ、湯の丸スキー場へ日帰りで訪問

2025年2月9日、日曜日です。本当は前日土曜日に片品方面で滑る予定だったのですが、寒波の状況があまり芳しくなかったため退散し、改めて翌日曜日、湯の丸スキー場へ日帰りで滑りに行きました。

実は土曜日の段階で、湯の丸スキー場に滑りに行くことも考えたのですが、沼田に宿泊してしまったので移動距離が長すぎ、しかも上信越道も規制がかかっていたため、諦めて自宅に帰ったのでした。そして翌日曜日、リベンジの湯の丸スキー場訪問となったわけです。この日も朝から関越道は渋川伊香保以北が通行止めでした。

そういえば。この時期は毎年「シーズンで一番スキー場が混雜する日」です。建国記念の日が連休になって、スキー場が混雜する傾向が強いのですが、今年は飛び石連休だし、寒波も来ているし、そんなに混雜してないんじゃないかと思っていたのですが、甘かったようで。やっぱりこの日は特異日だったようです。

湯の丸スキー場は気がつけば2シーズンぶりでした。

混雜の予感のする往路、雪道も健在

出発は4:30頃。いつも通りのスタートです。日曜日の都内幹線道路は大型車が少なくて快適なんですが、なんとなく交通量が多かった気がします。関越道に乗っても混雑具合はいつも通り、というよりむしろ空いてる印象で、いつもちょっとつまり気味になる坂戸SIC、高坂、東松山付近もスムーズに流れていた印象です。

ただ、この日は関越道が通行止めとなっていることもあって、藤岡JCTから上信越道方面に向かう車はいつもより多く感じました。

休憩一発目は甘楽PAです。まだ店舗は開いていません。

この時間にしては見たこと無いくらいの駐車場の混雜具合でちょっと驚きました。もしや混んでるのか?と、ちょっと不安に感じ始めたのでした。

次の休憩は佐久平PAです。特に立ち寄る必要もなかったのですが、天気も良さそうだったので立ち寄ってみました。

白樺高原方面がきれいに見えました。この方面は雲も晴れて天気は良さそうです。

小諸インターを降りて、さらに道の駅雷電くるみの里で休憩しました。実はここまで高速道路のPAはトイレが混雜していて入れなかったため、ここでやっとトイレ休憩です。ここも朝から車がたくさん停まっていて驚きました。

やっぱり湯の丸方面の山々には雲がかかっています。多少天候が悪いことは想定していましたが、ちょっと不安が過ぎります。それでも関越道方面よりはマシだと期待しつつ、湯の丸高原を目指しました。

道の駅雷電くるみの里から湯の丸スキー場までは10km程度の上り坂です。上り坂に入るまでは全く積雪はなかったのですが、8km手前付近から雪道になってきて、その先は真っ白な完璧な圧雪路が続きました。湯の丸や高峰マウンテンパークへの上り坂は毎度雪道が厳しくて、スタックも発生しがちが道路です。この日は寒波の影響もあって、さらに厳しそうでした。

私が坂を登ったのは8時前だったので、まだスタックしている車は居ませんでしたが、その後、どうやらスタックが発生していた模様です。この時期なので、軽い装備と気持ちで登ってきちゃう人は居るよな、と思いました。とにかく、この界隈のスキー場の上り坂は舐めちゃいけません。湯の丸スキー場への上り坂も、途中に何箇所かある上りの急カーブで、装備の甘い車がふるい落とされる感じです。

湯の丸スキー場到着は7:45頃です。交通量が多めに感じたところもありましたが、比較的スムーズに現地まで到着できました。車列の都合で、第2駐車場のかなりゲレンデに近いところに停められたのはラッキーでした。っていうか、この時点で駐車場には結構な車が入っており、地蔵峠付近でフラフラしている車も居たりして、なんていうか、混んでるんじゃね?っていう気がしました。

そういえば、普段スキー場に来ない人もスキー場に来ていたようで、車両移動の案内が多かったのも象徴的だなと思いました。スキー場の駐車場って案外と絶妙なバランスで車列が構成されているので、バランスを乱す車が停まってると案外と影響大きいんですよね。日中、第1駐車場の様子も見ましたけど、そこに停めるか?っていう車両は散見されました。

どうやらその後、駐車場は満車になったようです。富士見パノラマスキー場も入場制限されていたとか。やはり関越方面に行けなかったため中央道方面に人が流れたようです。

車外温度計は−9℃くらいを指していましたが、ゲレンデの温度計では−13℃くらいになっていました。ものすごく寒かったっです。

混雜するゲレンデと最高の雪質の湯の丸スキー場

極寒の中、準備をしてゲレンデへ向かいました。今回は背中に2枚、使い捨てカイロを仕込んでいきましたが、これ凄く良かったので次からも活用しようと思いました。

板はS9i。前日にNotWaxと簡易ワックスを塗り込んでゲレンデに持ち込んだのですが、雪質と気温の関係か、当初とても滑りが悪く感じました。

朝イチはちょっと雲が多めの曇り空です。風も強くて、凄い勢いで雲が流れていました。ゲレンデはきれいに整地されていました。雪質は、片栗粉みたいな、踏むとキュッと音のするコンディションです。なかなか無い雪質だったと思います。とにかく気温が低くて寒かったです。

チケットはアソビューで買いました。現地についてからスマホでサクッと買えるのが良いですね。

湯の丸スキー場のチケットについては、定価表示はあるものの、各所で800円引きの施策が行わています。一番確実なのは公式サイトからのチケット購入です。アソビューに案内されるのですが、アソビュー側では検索できないので、公式サイトのリンクから購入する必要があります。チケット購入できてしまえば、発券はアプリから可能です。

ちなみに前回はSURF&SNOWのスマリフを使いました。チケット販売員の方も慣れた感じでスムーズです。

紙チケットなのでゴーグルマキを使います。

一本目は初心者コースの緩斜面から。すでに滑り始めている人たちのシュプールが見えます。

天気は若干悪いです。流石に寒波の空模様です。ゲレンデは柔らかいようで踏みしめると固くなる雪質で、一本目滑った時はスノーボードの深いシュプールに足を取られて転びそうになりました。

第3ゲレンデ上部です。向かいの第1ゲレンデは見えますが、その先は雲で覆われています。そして雲の流れが速いのも印象的でした。

第4ゲレンデ。広くて滑り出しは斜度もある気持ちの良いコースです。広いコースにしっかり雪が積もっていて滑りやすかったです。

10時頃。頃合いを見計らって高速リフト、第6ゲレンデに来てみましたが、ご覧の通りの長蛇の列で驚きました。しかも団体も入っています。この時点で、今日は混んでるんだな、と確信しました。

仕方がないので、まだ混雜していないレストランフレンドで、おしるこ400円を頂きました。暖かくて甘くて美味しかったです。ちょっと出てくるのに時間かかったのが気になりましたが、これはこれでアリだな、と思いました。

第6ゲレンデ自体はそんなに混雜している雰囲気は無いんですがね、リフト待ちがエグかったです。実測で10分くらい。一番長いときはもっと待たされたと思います。高速ペアリフトなのがせめてもの救いです。

なんとか列にならんでリフトへ。ここは斜度も適度で距離も長く、滑り応えのあるゲレンデなんですがねぇ。

相変わらず雲の切れないお天気でした。でもゲレンデは最高のコンディションでした。

そろそろ第1ゲレンデに行こうかな・・・と思って初心者コースに戻ってきたのですが、なんかエグい行列、そしてエグい混みようでした。湯の丸スキー場は結構混んでる場所と混んでいない場所の差が激しいです。ちなみに遠目で見た感じでも、第1ゲレンデも見たこと無いくらい多くの人が滑っているのが確認できました。

第1ゲレンデまで移動途中、地蔵峠の道路の様子です。こんな感じの完全な雪道でした。

そしてやって来ました、第1ゲレンデ。今回は途中まで滑ってくることが出来たのでちょっと楽ではあったのですが、帰りはやっぱり歩かないと行けないので、なんだか惜しい感じです。

こちら第1ゲレンデからの眺めです。人がうじゃうじゃ居るのが見えます。第1ゲレンデのコースは斜度もありコンディションも良くて、最高な感じでした。ただ、新雪なので、すでに結構荒れ気味のゲレンデでした。

こんな感じで人が蟻のように見えました(苦笑)。

この日一番楽しかったコースがこちら、第1ゲレンデのBコース、非圧雪です。こういうボコボコしたコースは好きですね。しかも空いています。

この頃には結構日差しもあって、穏やかな雰囲気のゲレンデでした。ただ、たまに突風が吹いていました。

ひとしきり第1ゲレンデを滑り倒したので、メインコースのほうに歩いて帰りました。結構距離が遠くて辛かったです。第1ゲレンデは空いてて良かったのですが、ポールバーンが両サイドに展開されていたのはちょっと窮屈な感じはしました。スクールの練習も行われていました。

午後になったので、流石に第6ゲレンデも多少快適に滑れるかな、と思って行ってみたら、やっぱり行列していました。しかも折り返しが増えて実質的にはさらに列が長くなった状態でした。

ゲレンデは空いてるんですがねぇ。

その後はしばらく第4ゲレンデと第3ゲレンデをぐるぐると回していました。こっちはそんなにリフト待ちはありません。ただ、初心者さんも多く、リフトが何度も止まったのが印象的でした。この頃には雪もチラついて来ました。

15:30を過ぎて、やっと混雜が落ち着いてきた第6ゲレンデを滑りました。やっぱり気持ちの良いゲレンデでした。

高速リフトの営業終了まで第6ゲレンデを回して、この日は終了となりました。夕方まで1日中雪質が良くて、滑りやすいゲレンデでした。ただ、多くの人が滑っていることもあり、ゲレンデは結構ボコボコと荒れていたので、ちょっと気を使うところはあったかもしれません。片栗粉みたいな雪質がずっと続いたのは感動的でした。

ところで、帰り際、第6ゲレンデでトラバースしているボードの子どもにおじさんスキーヤーが突っ込むのを目撃してしまいました。ここは迂回コースが交差しているところがあるので、気をつけないといけないところなんですが、ぶっちゃけリフトから見ていても、あれは危ないな、って直感的に感じていたところ、本当にぶつかってびっくりしました。この日はゲレンデも混雜して、様々なレベルの方が滑っている環境です。常に安全に配慮して滑らないといけないなと改めて思いました。

ここにはコブはないので、荒れたゲレンデを滑り倒す

そう、私が湯の丸スキー場に来ない理由の1つに、コブがないっていうのがあります。時期によっては第1ゲレンデの架線下にコブができるんですが、アクセスの問題もあってちょっと滑りづらいという。ただ、この日は荒れた不整地のコンディションで、それなりに楽しく滑れて良かったです。

検定合格してからも密かに上達している実感はあって、この日も左足荷重を意識した練習をしながら、左右のターンバランスを整えたりしていました。結果としてスピードも上がった一方、安定した滑りができるようになってきた気がします。

道の駅雷電くるみの里でくるみソフトクリームを頂く

さて、帰ります。というところで珍事。なんとレンタカーで来たけど坂道が登れず、道の駅雷電くるみの里に車を置いてタクシーで来たけど、帰りのタクシーが捕まらない若者を乗せて帰ることになってしまいました。

丁度、道の駅雷電くるみの里でくるみソフトクリームを食べる予定だったので、一緒に乗せて行きました。後から考えると、なんと無防備な、と思ったんですが、直前にスキー激突事故を目撃したりして、スキー場に来たことを良い思い出にしてほしいかな、とちょっと思ったところがあったんだと思います。

というわけで、雷電くるみの里です。

雷電像。

くるみソフトクリームは相変わらずの美味しさです。ミルクソフトクリームにくるみの風味と軽いえぐ味も感じられるのがポイントで、自然を感じる甘さです。雑にボリュームもあるのが良いです。

そういえば雷電くるみの里の食堂も、スキー帰りと見受けられる人たちで溢れていました。こんなに混雜した状況を見るのは初めてです。この日は本当に混雜してたんだな、と思いました。

やっぱり近かった「あぐりの湯こもろ」

温泉は「あぐりの湯こもろ」へ。実は湯の丸スキー場からだと近いんじゃないかなと思っていたので、実際行ってみたら本当に近かったです。この施設は小諸インターの近くにあるんだと気づきました。

いつもは第1駐車場に入れるんですが、今回初めて、第2駐車場に停めることになってしまいました。っていうか第2駐車場のほうが広くて近いのかしら。なんか微妙です。

なぜかイルミネーションがありました。

訪問したのが18時過ぎくらいで、おそらくタイミングが最悪だったようです。脱衣場が大混雑していて、カゴもいっぱいで服を脱ぐところもない状態。なんとかギリギリでカゴは確保できたのですが、浴室も混雜していてなかなか落ち着かない雰囲気でした。

ただ、湯船で温まっている間に混雜のピークは過ぎて、お風呂を出るころにはすっかり落ち着いた雰囲気になってました。日帰り温泉はタイミングが難しいです。汗を流してしっかり温まれたので良かったです。

夕食に失敗しつつ、帰る

ここで失敗。あぐりの湯こもろで食事を取るべきだった。食堂がそんなに混雜していないのは確認していたのですが、なんとなくスルーしてしまいました。

その後、甘楽PAでもつ煮定食を食べたかったのですが、着いた時には既に営業時間が終了していました。残念。ここは19:30で終了なんですよね。思った以上に早かったです。

お腹が減ったのですが眠気も襲ってきて、寄居PAで仮眠を取り、なんとかたどり着いた高坂SAでやっと夕食となりました。

下り線側のSAに行くことも考えたのですが、もう遅い時間になっており、そんなに混雜していなかったのでそのまま上り線側のフードコートでご飯を頂きました。

前回、ここでレバニラを食べている人を見かけて、次はぜったい食べようと思っていたレバニラです。濃いめの味で美味しかったです。

高坂SAダブルクリームパンも頂きました。クリームがたっぷり入っていて美味しかったです。

もう遅い時間になっていたこともあり、関越道も環八も渋滞はなくスムーズに流れていました。帰り際、ガソリンスタンドによって週末価格で給油して、家に着いたら0時丁度になっていました。

湯の丸スキー場は混んでたけど雪質、ゲレンデコンディションは良好だった

以上、2月の特異日に湯の丸スキー場へ行ってきた話でした。寒波の影響を回避できたのは想定どおりだったし、お陰で凄いコンディションのゲレンデを楽しめたのは良かったです。

ただ、とにかく混んでました。今年の建国記念の日は飛び石連休だし、まさかこんなに混雜するとは想定していませんでした。それでもリフトを回せるコースがあったのは良かったです。次はもう少し空いてる時に訪問したいです。ゲレ食もおいしそうだったので、次はゆっくり楽しみたいですね。

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