COMTEC AZDR48/ZDR048レビュー。ミラー型ドラレコ初体験。「慣れ」は必要だけど視界が広がりとても便利だった。

DIY
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ドラレコ更新しました。ナビをDIY更新したらなんかいろいろDIYしたくなって、以前から気になっていたミラー型ドラレコ付けてみることにしました。とても便利なんですけど、なるほど慣れは要るかもしれないです。

ドラレコを更新しよう

ナビを更新してDIY熱が高まってきたので、ドラレコを更新することにしました。

理由の一つは、画面付きのドラレコがちょっと邪魔に感じてきたことです。

私の車ではフロントガラスの上部にドラレコとレーダー探知機を設置しているのですが、一体型ドラレコが結構な存在感を出していて、邪魔に感じるようになってきました。ドラレコはこれが3台目で、1台目と3台目がディスプレイ付き、2台目はディスプレイ無し(スバル純正)です。ディスプレイ付きを選んできた理由は、「画角等が正しく録画されてかを確認したい」ためです。

ただ、いかんせんディスプレイ付きのモデルは本体が大きくなりがちです。しかもこのディスプレイをどれだけ見ているかというと、実際運転している時に確認する必要性は無いわけで、むしろ邪魔だなぁと感じてきました。そんなわけで、もう少し存在感の無い機種に買い替えたいかなぁと考えていました。

そんな中で気になっていたのがミラー型ドラレコです。デジタルインナーミラーを付けている車もパラパラと出てきており、機能的に考えて、このデジタルインナーミラーと前後録画機能を備えたドラレコが一体になったモデルは色々な意味でオールマイティ感があって良いな、と気になっていました。

これから流行ってきそうだし、まだ使ってる人もそんなに多くなさそうだし、これはちょっとチャレンジしてみようかなー、ということで、ミラー型ドラレコを導入してみることにしました。ちなみに、加えてもう一つの背景として、この機にドラレコ関連のケーブル配線の整理もしたいと思ったところもありました。

「ミラー型」は選択が難しい

先に結論を言ってしまいますと、ミラー型ドラレコの選択は現状結構難しいです。まだまだ発展途上のデバイスという感じで、製品ごとに一長一短が見えます。メーカーが純正で採用している実績もあるので、ある程度機能的な要件は見えてはいるのですが、アフターパーツとしてどれを選ぶか、というのは結構難しいです。

何より、自分自身、今回デジタルインナーミラー、ミラー型ドラレコを選ぶのも初めてなので、どこに選択の勘所があるかも分かりません。なので、今回はとにかく、ミラー型ドラレコを実際に使ってみることを優先にしました。結果として、今後のデバイス選択の方向性を判断できるようになりたいというのが目標です。

機種選定に際して、最初に悩むのが、国産か否かです。機能的に見るとやはり中国勢が強いですが、不具合の報告が多いのも事実です。今回、自分がやりたいことを考えた場合に、重要なのはまず普通に使えることなので、なるべく実績のあるものを優先することにしました。

で、結論、Amazonで丁度セールをやっていた、COMTECのAZDR48・実態はZDR048を購入することにしました。価格は3万円程度です。安いものだと1万円台からあるのですが、流石に不安なので、COMTEC製にしました。ちなみに製造は韓国(Made in Korea表示)です。

60fpsとかSTARVIS2とかスペックの拘りポイントはいろいろあるんですが、今回はぶっちゃけ一番無難な選択をしています。

COMTEC AZDR48/ZDR048

というわけで買いました。AZDR48です。

中身はZDR048と同じなんですが、Amazon専売モデルということで、パッケージが簡易版になっており、シガーソケットではなく、直接配線(要・ギボシ加工)向けのケーブルが付属します。ぶっちゃけ配線をスッキリさせたいのと、既にシガーソケットから電源を取っている装置も多いので、直接配線のほうが嬉しいです。

付属ケーブルは駐車監視ケーブルではない点は要注意です。まあ駐車監視機能についてはバッテリーへの負担も大きいため賛否ありますので、別途専用のバッテリーを用意するなど、対策含め検討が必要かなと思います。

もう一つ注意点があるとすれば、AZDR48とZDR048はファームウエアが別です。あくまで製品上は別モデルとなっているため、もしかしたらファームウエア提供タイミングがずれるなどの制限が出てくるかもしれません。

スペックとしては前後カメラFHD、STARVISではありませんが高感度センサー「PureCel Plus」を採用、HDR対応、フレームレートは「27.5」ですので特に設定などなくLED信号にも対応します。録画ファイルは30秒毎に1ファイルとなり、変更不可、SDカードは32GBのものが付属し、最大容量は128GBまでとなっています。運転支援機能として前車発進や青信号を検出して教えてくれる機能も一応付いています。

前後FHD、27.5fpsというスペックについては、今使っているVANTRUE N2Sよりも若干劣る(フロンド2k)のですが、実用上そこまで大きな問題は無いかなと考えました。SDカードについては256GBも使えたという報告もあるので、試してみようと思っていました。

リアカメラの取り付け位置について、車内か車外かというのが一つポイントなのですが、今回は車内にしています。車外は配線が面倒そうというの一番の理由なんですが、車内カメラでどこまで使えるかというのを試してみたいという興味もあります。

交換型かバックミラー後付け型かというのも大きなポイントではあるんですが、私の車(XVハイブリッド)にはアイサイトが搭載されており、さらにハイビームアシストのためのカメラが付いていたりして、交換型は実質利用不可だったので後付のものにしました。

実はあとで気づいたのですが、保安基準等の注意点があります。なるほど、バックカメラをルームミラーで表示する車両はミラーに何か付けるのは駄目ってことですね。私の車はそもそも登録がかなり古いですし、バックカメラはナビで表示されますので問題は無さそうです。ルームミラーのサイズやクリアランスには要注意ですが、おそらく大抵の車両は大丈夫でしょう。

それより問題はフロントカメラの取り付け位置です。運転支援機能を活用するには、フロントカメラを指定された位置に付けないといけないのですが、当然アイサイトユニット等があるため取り付け位置には制限があり、指定位置への取り付けは困難です。この辺は位置を調整しながら試してみるしかないかなというところです。

付属品類。カメラは思った以上に小型で良かったです。フロントカメラがGPSアンテナも内蔵してこのサイズなので、別途GPSアンテナの設置が必要なモデルも多い中、このパッケージングは良いなと思いました。電源ケーブルにはエレクトロタップが付属していますので、そのまま既存のACCケーブルに割り込ませることも可能です(私は分岐してギボシで配線しました)。

カメラケーブルは片方の端子がL字型になっており、推奨はこのL字型の端子をカメラに指すこととなっていますが、逆でもOKと取説に書かれています。

本体は樹脂製のカバーが取り付けられていました。他の製品レビューを見ていると、保護シールが貼られているケースは多いですがこのようなカバーがしっかり付いているのは珍しいです。作業中に何かで傷つけてしまうリスクを減らせて良いなと思いました。

背面です。SDカードスロットが本体下側にあるのも実はポイントです。意外に上部、ケーブル・コネクタと同じところにスロットがある製品が多く、SDカードの抜き差しが難しいというレビューが良く見られるのですが、この製品はSDカードの抜き差しはとても楽です。

本体の操作は向かって右側面にある2つのボタンと1つの押し込み可能なスティックによって行うようになっています。競合製品はタッチスクリーンが多いですが、指紋等で画面が汚れるのが気になります。また、タッチスクリーンって、レスポンス悪いとむしろストレスになるので、物理ボタンも悪くないのでは、と思っています。

XVハイブリッドに取り付けてみた

取り付けに際して、まずは大前提、Youtube等で取り付け動画があったらそれを確認してみるのをオススメします。今回はYoutubeに上がっていたXVへのドラレコ取り付け動画にかなり助けられました。

リアゲートの蛇腹の外し方とか、真面目にこの動画無かったら困っていたと思います。あとサイドステップ周辺の配線の通し方など、参考になる部分が多く、結果、今回の作業に合わせて、他の配線も整理してスッキリできたのは大収穫でした。

まず初めにやったことと言えば、写真はありませんが、電源の準備です。以前、ナビ・ETCユニット取り付けに際して弄ったハンドル下のオプションカプラー周りの配線を引っ張りだして、今回ドラレコを繋ぐためのACCとアース線を用意しました。アース線については、接続機器が増えてきてアースが散らかってきたので、エーモンの「アースポイント増設ターミナル」を使いました。

使うシーンは限られるパーツですが、あるとなかなかに便利です。

まずは動作確認に向けてカメラを仮設置します。カメラの位置は実際走りながら調整したいので、付属の両面テープは使わず、手持ちの室内パーツ向けの両面テープで仮設置しました。

リアカメラはリアガラスの上部に貼り付けました。熱線を避けるように付けようと思ったのですが、カメラがかなりの広角レンズになっているため、結局避けても映り込みます。なので、熱線はあまり気にしなくて良いです。

問題はカメラのセンターです。カメラユニットをよく見ると分かるのですが、本体の中心がカメラの中心と微妙にずれてるんですよね。カメラの中心がリアの中心になるように注意して取り付けました。

フロントカメラは以前ドラレコを付けていた場所と同じ場所に取り付けました。ワイパーの拭き取り範囲などを考えると、結局ここしか設置場所はありません。フロントガラスは左右に湾曲しているため、画角が水平になるように取り付けるのがなかなかに難しいです。最終的にはiPhoneの水平器アプリを導入して調整しました。写真のように、台座を1段階だけ右に回してあげると、水平を取りやすくなります。

カメラの垂直方向の向きですが、フロント・リアカメラとも、思ったより上向きに設定する必要がありました。画角の狭いカメラをイメージして、前方車両・後方車両のナンバープレートを中心に据えたくなるのですが、そんな必要はなく、視界全体を捉えられるように設置するのが正解なようです。運転支援機能の画角調整を見ても、カメラの設置角度としては思ったより上向きを指定されます。

その代償として、フロントガラス・リアガラスへの映り込み含め、ピラーやダッシュボードなども映り込んでしまうのですが、それは実用上仕方ないところかなと思うところです。

この段階でまずは動作確認をしてみました。ケーブルをとりあえず繋いで、カメラの動作やGPSの動作などに不具合がないかを確認しました。正直、この時点で、思った以上に画面が綺麗で驚きました。FHDの画質にはあまり期待していなかったのですが、これくらいの用途だとFHDでも十分綺麗なんだなと改めて思いました。

通電、動作確認もできたので、ここから配線作業です。最大の難敵はリアゲートからのカメラ配線だったのですが、前述のYoutube動画のお陰で思った以上に簡単に作業できました。

リアのカメラの配線は純正のケーブルが通っているところに合わせて右側の蛇腹まで持ってきました。ちなみに右側の蛇腹は電装系のケーブルが多数通っており、右側はウォッシャーのパイプが通っていました。

蛇腹にケーブルを通すには、長くて太いタイラップがあったのでこれを使いました。とは言え既に多くのケーブルが通っているところに追加でケーブルを通すのはなかなかに厳しかったです。ケーブルのコネクタ部が太くなっているので、この部分を押し出すように通しました。

滑りを良くするためにシリコンスプレーを使ってしまったのですが、余計なものが残らないようブレーキクリーナー等を使ってやるほうが正解だったようです。確かにシリコンはあとでベタベタになりそうです。

この蛇腹の車体側のプラスチックパーツが防水性を高めるために凝った作りになっており、付け外しをするのにちょっとしたコツが必要です。動画無かったら分からなかったと思います。

リアカメラからのケーブルはその後車体の右側面を通して運転席まで通します。Cピラーのあたりの内張りが簡単に外せるので、外してしまってケーブリングするほうが楽です。

リアとフロントのドアのところはサイドステップを外して、純正のケーブルが通っているところにカメラのケーブルも押し込みます。この時、ついでに、今まで運転席のフロアマット下を適当に通していたレーダー探知機の電源ケーブルも同じところに押し込んで、運転席の足元をスッキリ整理しました。見えるケーブルが皆無になって満足です。

ケーブリング後のリアカメラです。L型コネクタでケーブルを繋いで完成です。

フロントカメラケーブルおよび電源ケーブルをルームミラー部分までAピラーから天井の内張り裏、そしてアイサイトユニットのカバーの中を通して引っ張りました。ここはそんなに難しいところは無いのですが、ケーブルの余長をアイサイトユニットのカバー内に多少確保して、ケーブルを助手席側のカバーの穴から出してあげるようにしました。

ケーブリング完了です。参考動画があったのでとにかく楽でした。ノウハウは重要ですね。

無事、電源も入って作業完了です。

AZDR48/ZDR048レビュー

既に取り付けから1ヶ月ほど走っていますので、これまでの感想・レビューです。総じて満足です。

シンプルで後付け感の無いデザインは好印象

後付型のデジタルインナーミラーについては、スタイルに一体感がなく、デザイン的にいまいちという声も良く聞かれますが、AZDR48はXVハイブリッドとは相性が良いように感じます。

横や外から見てもそんなに目立ちません。サイズも純正ミラーとほぼ一緒なので、サンバイザーとの干渉もなく良好です。なかなか相性の良い組み合わせだと感じています。アイサイトユニットなどインナーミラー周りに機器が多くクリアランスに若干の懸念があったのですが、結果として一体感のある仕上がりになったと思います。

もっと横幅が広く、画面の広さを推しているデジタルインナーミラーもありますが、純正ミラーとサイズ差があるほど、やはり後付け感が強まるので、このバランスは絶妙だと感じています。

運転支援機能(ADAS)は全部有効にしてみたけど

他のレビューでも言われていますが、運転支援機能・ADASはまあ流石にこの手の後付機器では難しいですね。むしろアイサイト良く出来てるな、って感動しました。

誤動作もかなり多いので、カメラの画角の調整やキャリブレーションを試してみましたが、やはり限界があります。誤動作はあるという前提で、有効化しておくには良いかなというところです。

フロントカメラ向けの運転支援機能はのきなみ厳しいです。青信号お知らせは、ぶっちゃけ人間が見ても、どの信号を見るべきか難しい交差点もあるので、まあなかなかに条件が厳しいです。相当に条件が良いところだと正しく判定してくれるレベルです。先行車発進お知らせも誤検知が多いです。むしろアイサイトの先行車発進お知らせは良く出来ているなぁと関心しました。これはカメラの調整の度合いの差なんだろうなと思います。正直この辺の運転支援機能については、将来的にインフラや車両の機能(V2Xなど)で解決されないかなと思っています。

リアカメラ向けの運転支援機能はそこそこ使えるかなという感じではあります。後側方接近お知らせは追い越されるだけで全部反応するので、もうちょっと考えて欲しいところはあるんですが、後続車接近アラームは結構アリなんじゃないかと感じています。あおり運転ではなくても、凄い近い距離で割り込んできた場合などに反応してくれるので、比較的使える印象ではあります。

総じて、カメラやセンサーをベースにした運転支援機能については相当しっかりキャリブレーションできないと、カメラの設置条件や車両による画角の違いを吸収しきれないので、機能的には難しいんじゃないかと思いました。

デジタルミラーとしての画質はそれなり

カメラの画質はFHD、27.5fpsで、可もなく不可もなくという印象です。思ったほど悪くはないけど、特筆するほど良くもない。必要十分な画質かなと感じています。

夜間の映像です。流石に高感度のざらついたノイズはありますが、普通に見れます。

明るければ全く問題ありません。むしろ画角が広くて遠くまで見通せて便利です。

非タッチスクリーン、ハードスイッチ操作は正解だと思う

多くのミラー型ドラレコがタッチスクリーンでのメニュー操作を実現している中、この機種は画面横にある2つのボタンと1つの押し込み操作付きのスティックという、ハードスイッチによる操作を採用しています。

この操作系について、使いにくいとか分かりづらいとかいうレビューもありますが、私はこのUI選択は正解だったと思っています。そもそも、インナーミラーの画面を指紋で汚したくないっていうのがあるのですが、それ以上に、UIのバランスとして良く出来ていると思います。

正直、タッチスクリーンについては、レスポンスが悪いとむしろストレスに感じることがあります。これをカバーするために、触感レスポンスによって押した感を出して、操作の不自然さをフォローしたりする必要が出てきます。タッチ操作に対するユーザーのレスポンス期待値は相当に高いということです。

先日、楽ナビを最新版に更新したのですが、あの画面レスポンスは非常に小気味よく出来ていて、あのレベルなら、タッチUIでも許せると思っています。一方で、このAZDR48は、そこまでレスポンスが良い機器ではありません。どうしても反応が遅くなるので、ユーザーがちゃんと操作した、という感触が必要になるので、ハードスイッチが丁度よいと感じています。

また、インナーミラーの操作は目線より高い位置で細かな操作を行うこととなり、操作が不安定になります。このシチュエーションにおいても、ハードスイッチならスイッチに触った状態で指をホールドできたりして、相性が良いです。

メニュー構成やボタンの機能の割当についても、これは相当考えられているなという感じがして良いです。最初覚えるのは少々大変ではありますが、覚えてしまえば速いし便利です。この機種において、タッチスクリーンを採用しなかったことは正直正解だったと思います。

ドラレコとしては普通に使える

付属の32GBのSDカードでどれくらい保存できるかというと、概ね数時間となり、ちょっと出かけただけでも1日分保存されていないような感じになります。

早速、元々VANTRUEのドラレコで使っていた256GBのメモリカードに入れ替えてみましたが、こちらだと2日〜3日分は残せるので、あとで見返すにも十分です。スペック上は128GBが上限となっているので、こちら保証の限りではありませんので悪しからずご了承ください。

ドラレコの画角や画質については必要十分です。カメラのセンサーの精度が良いので、FHDでも十分な画質だと思います。ただ、フロントガラス、リアガラスの映り込みが激しいのは惜しいところです。これはカメラが広角なことも影響しているので、解消は難しいと思います。

録画データの再生ですが、本体でもできますが、Windows用のプレイヤーがありますので、こちらで再生するのが便利です。当然GPS情報も保存されているので地図表示も可能です。VANTRUEのプレイヤーに比べると、全データを一気に読み込んでくれるのは便利で、使い勝手は良いように感じます。

データの管理ですが、SDカードのフォーマットが特殊なので、録画データを個別にPC上で消したり、本体で削除したりはできません。PCから見るとフォーマットされた時点で使用率は100%になります。データを削除するには再フォーマットする必要があり、つまり通常の用途であれば割り当てられた容量(通常領域とそれ以外の割合を指定可能)の中で繰り返し録画のまま放置して大丈夫ということですね。考えようによっては楽ですが、そのかわり本当に残したいイベント録画も消えてしまう場合があるので、データを残したい場合は「録画停止」するようにと取説にも書かれています。

デジタルミラーは慣れが必要

デジタルインナーミラーについては、光学式の鏡ではないため焦点の変化があって、目が疲れるとか、距離感がつかみにくいとか言われています。実際使ってみると、確かにこれはあるな、と思いました。

特に連続的にサイドミラーとインナーミラーを見るようなケースで、それまであった光学的な連続性が無くなるため、要するにインナーミラーの像とサイドミラーの像が不連続に感じられます。取り付け直後の感覚として、緊急時に正しく後方の状態を把握できるか不安を感じたのも事実です。

ただ、光学式のインナーミラーに比べると圧倒的に視界が広く、死角もかなり減ります。情報量が多いため運転が楽になる側面もあり、これは本当に一長一短だと感じました。

一方、距離感の違いについては本当に慣れが必要で、デジタルインナーミラーでは視界が広い分、思ったより後方車両が遠くに見えるので、サイドミラーと合わせて実際の距離感を掴むようにしたほうが良いかなと感じています。

とにかく、視界が広く情報量が多いのは間違いないので、慣れてしまえば全く問題なく、むしろ安全に運転できる効果のほうが期待できるのではんと思っています。その他の細かい使用感については、今後買い替えを考える際のスペックの参考にできるかなと、それくらいに思っています。

まずデジタルインナーミラーを使ってみたい人にはオススメ

以上、ドライブレコーダーをミラー型のCOMTEC AZDR48に買い替え、付け替えた話でした。とにかく初めてのミラー型ドラレコとして、この機種はオススメかと思います。国内有名メーカー製で、スペックの選択が上手い感じで、全体的な完成度の高さを感じる良品だなという印象です。

デジタルインナーミラー初体験でしたが、なるほど、こんな感じなんだなーという新鮮さもあってとても興味深かったです。確かに便利だし、視野角も広いし、安全運転にも貢献してくれそうではありますが、従来の光学式のインナーミラーとはかなり使い勝手が違うので、別のものと考えたほうが良いかなと思いました。とにかく広角カメラによる圧倒的な情報量は嬉しいです。

ミラー型ドラレコ、デジタルインナーミラーとも、まだまだ発展途上のプロダクトなので、これからどんな進化をしてくのか楽しみです。単体でももっと便利になる可能性はいろいろありますが、おそらく今後は自動車メーカーの純正機能としての採用が進んでいき、他の機器やセンサーとの組み合わせで、新しい運転体験になりそうな予感もします。

まさに普及が始まったこの時期ですので、新しい機器に触れてみたい人にはちょうどよいデバイスかなと思います。

追記

その後さらに調整した事項等について追記です。

ついにカメラ固定しました。

カメラ位置を微調整しながらいろいろ試していたのですが、ついに固定しました。

パッケージには透明な専用両面テープとクリーナーが入っていますので、これで張替えました。

今まではいわゆるパーツ固定用の両面テープで貼っていたので、テープの灰色がバッチリ見えていました。

付属のテープは透明なので、このように目立たなくなります。

フロントカメラの向きと位置は本当に細々と調整を繰り返しながらこの位置を確定しました。画像の水平がしっかり取れる位置で、前方車両の中心が合う位置にすると、思ったより車両外側にカメラが向く形になります。本当にフロントカメラの位置合わせは難しいです。

レーダー探知機の位置もちょっとずらしてみました。

Gセンサーの感度調整について

ぶっちゃけ、初期状態だとGセンサーの感度が良すぎて、イベント録画が頻発します。録画データを見て、少なくとも縦方向(Z軸)については感度を厳し目にしても良いかなと思い、設定値を最大の1gまで上げてはみました。前よりはマシになったものの、この設定でも結構頻繁に反応します。

ただし、このドラレコ、録画データについては容量上限までの間で自動的にローテーションする設計で、イベント等通常録画以外のデータの量にも上限があり、その中でローテーションするので、イベント録画の頻度にあまり目くじら立てなくても良いような気がしています。

SDカード容量を256GBまで増やしたことで、容量にも余裕ができたので、デフォルトでイベント等の録画領域「20%」だったのを最低の「10%」にしました。

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