TPMS、3台目。結局カシムラのKD-220という定番機種に買い替えて、結果大満足だったという話です。つまんないオチで申し訳ないですが、Amazonで売ってる安いTPMSを長らく使って、買い替えで失敗して、この機種にたどり着くという経験をした私だからこそ、これが答えだ、と言えます。繰り返しますが、これが答えです。
TPMSを買い替え・・・もう失敗したくないので・・・
TPMS、3台目です。
発端は、3年使ったTPMSが壊れたことです。Amazonで買った安いTPMSでしたが、大きな問題無くこれだけ使えたのは満足です。後付のTPMSで何ができるか、機能的に何が必要なのか、といった要件を明らかにするのにも役立ちました。
そして、臨んだ2台目。やっぱり妥協は良くないな、という経験になりました。一方で、今Amazonで売られている安いTPMSは昔のものから「明るさ自動調整機能」が削られているところもあって、ちょっと好みに合わないかもしれない、というところも分かりました。
これまでの経緯を踏まえて、じゃあどうするか。こうなるともう選択肢は限られてきます。ある程度、価格は高くても、信頼できるものを選ぶしかないわけです。
というわけで結局、以前から気になっていたカシムラのTPMS KD-220を購入してしまいました。実質国産TPMSを買うとなるとほぼこれ一択なんですよね。値段はちょっと高いのですが、十分リーズナブルですし、レビューなど見ても評価は悪くないです。何しろ国内メーカーですので安心です。
それ以上に重要なのがスペックです。ソーラー充電ではないし、センサー側も2ピース構造になっており、個人的な要件も満たしています。最終的に、設置場所の制限になりそうなケーブル長を確認して、3mと十分長いことが確認できたので、こちらを購入してみることにしました。
カシムラ タイヤ空気圧センサー KD-220
この分野の製品としてはあまりに有名なカシムラのTPMSです。
値段も6000円弱ですので、十分手頃でした。
第一印象は「普通や」。カー用品店でも売っていそうなデザインです。
いろいろ背面に説明がありますが、センサーの大きさに注意してね、っていうのが一番のポイントですね。後述しますが、センサーのサイズから見てもこのTPMSはイケています。
中身も特に変わったものは入っていません。普通です。
小袋に入っていた取り付け用ステーと両面テープ、そしてナットとレンチ。両面テープは中国製品にありがちな、やけにフィルムが剥がしづらいヤツでした。安い両面テープはここが辛いです。注目すべきはナットです。これが過去使ってきた中華製TPMSとの最大の違いです。一回り細いのです。
以前使っていたTPMSのナットと比べるとこれくらい、かなり違います。これによって、ホイールカバーやアルミホイールとの干渉が減って、取り付け可能な車体が増えますし、ホイールに傷が付く可能性も減るわけです。
2ピース構造のセンサーです。センサーの作りで製品ごとにどこまで差がでるのか、ちょっと気になっていたのですが、実際比べてみるとこのカシムラのセンサーはかなり作りが良いです。若干、素材感も違います。
以前使ってたTPMSのセンサーと比較すると、高さが抑えられているのが分かります。
蓋を開けると中の構造はそんなに大きくは違いません。採用されている電池もこれまで使っていたTPMSと同じです。それでもコンパクトにしっかり作られている安心感はこちらのほうが高いと感じました。
受信機はUSB-Aのコネクタから電源を取るタイプです。イマドキの車ならUSB-Aのほうがシガーソケットより設置性が高いという判断も正しいと思います。ケーブル長は3mありますので、ダッシュボードやフロントガラス上部に本体を設置しても、後部座席足元くらいなら十分ケーブルが届きます。2mだとかなり設置場所に制限が出るので良かったです。
本体を見た第一印象は、とにかくコンパクトです。ソーラーパネルも充電池もないので、本体をコンパクトにすることが出来て、結果どこにでも設置できるデザインになっているのは好感が持てます。
ボタンが3つ並んだ形状はこの価格帯のTPMSとしては標準的なデザインですね。技適マークは背面にあります。
取り付けてみた感想「最初からコレにしておけば良かった」
早速取り付けてみました。
本体はシフトバーの下側にスペースがあったのでこちらに設置してみました。コンパクトなのでどこにでも設置できそうなんですが、明るさ調整が効かず、常時目に入るところだとちょっと気になりそうだったので、あえて下側に置いてみました。とにかくコンパクトなのでこれくらいスペースがあれば問題無く設置できます。
電源は後部座席足元に転がっているシガーソケット分岐器から。いろいろな機器を既に設置しているので、既にシガーソケットはいっぱいです。サービスポートとしてUSB-Aが付いているアダプターの一つくらいあったよなぁ・・・と思って探したらやはり有りましたので、そこに接続しました。
内蔵電池が無いので、ACCオンで電源が入ります。初期状態はセンサーと繋がっているのか否か良くわからない状態ですが、電池電圧は確認できたので、一応繋がってはいるようでした。
ホイールにセンサーを付けていきました。ナットが細いので、こんな感じでバルブ周りのクリアランスにかなりの余裕が生まれます。これは良い設計だと思いました。
直接比較したときはそんなに大きな差は感じられなかったセンサーも、実際取り付けてみた印象としては、明らかにコンパクトになっていて、これまた好印象です。細かなところでよく出来てるな、と思いました。
しばらく走ると空気圧と温度が表示されてきました。空気圧はデジタルのエアーゲージでいつも測っていますが、誤差はほぼ無いと言って良いと思います。以前使っていたTPMSでは、センサーも本体も、振動を検知すると動作開始するような動きをしており、停車状態でもセンサーが動作していたのですが、カシムラのTPMSは実走行しないと数値が表示されるようになりませんでした。単純な振動だけでセンサーが動いているわけでは無さそうです。
夜間の明るさですが、そこまで眩しくもないので、ダッシュボード上などに置いても邪魔にならないレベルだったかもしれません。ただ今回、視界から外して下の方に取り付けたのは、夜間の運転で気が散らないという点も含め、正解だったかなと思います。コンパクトで本体設置場所の自由度が高いのはやはり良いです。
設置してから1週間ほど走っていますが、不具合などはありません。しばらくTPMS無しの生活をしていた経験も踏まえて言えることは、やっぱり空気圧が常に分かるという安心感は、一度経験してしまうともう戻れないな、ということです。これは是非付けるべき装備だと改めて思いました。
結論、これが答えだった・・・・
以上、TPMS3台目、結局カシムラのKD-220を買って取り付けてみた話でした。結論としては、「最初からこれにしておけば良かった」っていうことになるわけですが、それはでも、安いTPMSを3年使って、そのあと交換して失敗して、やっと希望を満たすものに出会えたという経験があってこそ言えるのかなと思うところもあります。
改めて、カシムラのTPMS KD-220の推しポイントをまとめておきます。
- 電源系にリスクのあるソーラー充電ではない。
- 本体が非常にコンパクトで設置場所を選ばない。
- 本体の特性を活かす十分長くてスリムな電源ケーブルが付属している。
- 電源がシガーソケットではなくUSB-A。
- センサーがコンパクトで作りが丁寧。
- 緩み止めナットが他社製品より細くてホイール干渉しにくい。
ただ、以下はデメリットと感じる方も居るかなぁというポイントです。
- 液晶表示の明るさ表示ができない、自動調整機能もない
- USB給電なので、車体電源を入れないと動かない
- アラーム音が小さい、ひかえめ
- 本体のボタンスイッチがプラスチックのはめ込みなので振動でカチャカチャ鳴って気になるかも
- 一般的な安いTPMSと比較すると価格が1.5倍〜2倍
総じて私は大満足です。そもそもTPMSは一度付けるともうその安心感から逃れられなくなる魅力がありますので、是非多くの人に試してみてほしいです。
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