湯の丸スキー場の旅。毎度のことながら、寒波の湯の丸は寒かった。それでも雪は足りて無さそうだった件。

スキー

今回は年に一度くらい滑りに行く湯の丸スキー場です。毎度ながらやっぱり寒くて、久々に顔が痛いくらいの寒さの中を滑りました。その分、雪質は良かったんですが、新雪は積もっているものの若干底が浅く、やっぱり雪不足の影響は残っているなあと感じました。

寒波も来ているし、湯の丸スキー場へ行ってみよう

2023年1月28日。気がつけば2023年も1月が終わってしまいます。世間は寒波ということで、所によっては結構な降雪、悪天候になっているようです。ウィンタースポーツトップシーズンとなるこの時期は、湯沢方面は天候が悪いので、中央道方面を滑ることが多いのですが、今年はとにかく雪不足。この時期でもまだ雪が足りてなさそうな感じのレポートが上がってくるので、実は結構厳しいシーズンになってるんじゃないかと思いつつあります。

とはいえもう1月も終わりということで、やっと全面滑走可能になった、なんていうニュースも聞こえています。相当の雪不足です。そんなスキー場の一つ、湯の丸スキー場へ今回は行ってみることにしました。

湯の丸スキー場の魅力といえば、比較的広めのゲレンデがダイナミックに展開しているところなんですが、今シーズンはなかなか滑れるコースが広がらず、限定的な営業が続いていました。そんな湯の丸も、1月中旬から寒波の影響もあり、やっと全面滑走可能になり、ポールバーンなどのサービスも開始されたとのニュースが聞こえてきました。これは行くしかないです。

かなり寒そうではあるのですが、温かくて雪が解けてしまうよりはマシです。まだ寒波は続いており、天候には一抹の不安もありますが、特に天気が悪い予報も出ていなかったので、コンディションに期待しつつ滑りに行ってみました。

冬の早朝の関越道の事故には気をつけよう

出発は4:30過ぎころです。前週の大渋滞が脳裏を過り、環八高井戸界隈の渋滞状況を集中的に確認しながら練馬インターへ北上しました。やっぱりこの時期、道路混んでます。早朝なのに環八は部分的にノロノロしていて、高井戸周辺はやはり混雑気味でした。っていうかこの区間だけ、やたら信号多いんですよね。なんでだろう。

なんとか1時間かからず練馬インターから関越道へ乗ることができたので、ここまでは概ね順調なほうかな、という感じだったのですが、関越道もやはり車が多いです。まあトップシーズンですから仕方ないですね。

いつもの事故&渋滞ポイント、鶴ヶ島JCTを過ぎた辺りで、妙な車の詰まりを感じたので、一番左車線まで移動して様子を見ながら走っていると、なんとまだ渋滞情報にも載っていない起きたての事故現場に遭遇しました。丁度、追い越し車線で追突されてバンパーが大破した車が停車しており、渋滞が始まったところに当たったようです。渋滞が始まる前に抜けられたのもラッキーでしたが、虫の知らせで左車線を走っていたのも良かったです。

ホント、鶴ヶ島JCTから上里SAくらいまでの区間は毎度事故が多いので要注意です。起きるパターンは追い越し車線の追突事故なので、この区間、追い越し車線は走らないことをオススメします。私は実際、避けています。そんなに時間も変わらないし、そもそも混雑していると追い越し車線に車が集まることもあり、速度の変化が激しくて運転していて疲れるというところもあります。事故が起きやすい条件が揃っているところをわざわざ走る必要もないです。

車が多い状況は上信越道に分岐するまで続きました。上信越道に入ってからはスムースに流れていました。

今回は甘楽PAワンストップです。関越道が少々混雑していたこともあり、時間が押し気味だったので、甘楽PAから湯の丸スキー場まで一気に走りました。甘楽PAの混雑具合としては多少車が多いかな、という印象で、この時期としてはそこまで混雑している雰囲気はありませんでした。

湯の丸スキー場への上り坂は凍結路

湯の丸スキー場へは小諸インターを降りて県道94号、東御嬬恋線を登って向かいます。寒い時期はここがガチの圧雪・凍結路になっていたりするわけですが、今回も寒波の中ということで、バリバリの積雪路になっていました。そこまで急な坂道でもなく、今回、気温こそ低かったものの降雪も無かったので、普通に冬装備している車なら4WDじゃなくても登れる状況ではあったかなと思いつつ、やはりスバルAWDの安心感は偉大だなと思うところもありました。

湯の丸スキー場は駐車場がいくつかあるのですが、今回も第6ゲレンデ側の駐車場に停めることにしました。この駐車場、広くてゲレンデにも近くて便利なんですが、かなり奥まで雪道を登ることになるので案外と不人気なんじゃないかと思っています。今回も到着時点で10台くらいしか入っていませんでした。

湯の丸スキー場到着は8時前です。外気温計で-13℃は久々の寒さです。やっぱり湯の丸スキー場は寒かった。あとで後悔したのですが、これくらい寒い時はちゃんと防寒装備していったほうが良いですね・・・。

「スマリフ」を使ってみた

今回、チケットの購入にはSURF&SNOWの「スマリフ」を使ってみました。意外にも初めてです。事前決済で引き換えURLが発行される方式で、スマホ画面で発券画面で係員の方に操作していただくという、アソビューなどと同じ形です。

決済も発券も非常にスムースに実施できて良かったです。

こんな感じで、施策チケットであることが分かるようになっています。食事券付きもあったのですが、今回はリフト券のみで1000円くらい安くなっていたので、こちらを購入しました。

オンラインでチケットを事前購入できるスキー場が増えてきているのは良いと思います。チケット売り場で現金を出すのはやはり鬱陶しいですからね。

ゲレンデは新雪・・・?と見せかけて、油断できないコンディション

準備をしてゲレンデへ。

板はATOMIC REDSTER X9i WBで前日にレスキューワックス「極」を塗布しておいたのですが、気温が低いためか雪質との相性か、とても滑りが悪く感じました。やはり滑走直前にも施工したほうが良かったのかもしれません。

朝イチはとても気持ちのいいゲレンデでした。雪が積もってるし、寒いです。

新雪は10cmくらい積もっているように見えました。

こうして見ると気持ちよさそうなんですが、問題は深さですよね。新雪の下はどんな感じか。

第6ゲレンデからスタートです。こうして見るとゲレンデはフワフワで気持ちよさそうです。

若干雲が多いのと、あと湯の丸スキー場は北西向きの斜面ということで、朝は日陰なんですよね。ちょっと暗めに見えます。

第6ゲレンデの上から。やっぱり寒波ですね。雲が多く、景色はあまり良くありませんでした。

期待の第6ゲレンデのコンディションですが、案外と新雪の下は薄くて、部分的にアイスバーンが覗いていたりもしました。1月には温かい日もあったので、その頃、圧雪を受けていた斜面は新雪の下はアイスバーンになってるところがあるようです。

ゲレンデはとにかく寒かったです。スピードを出すと風が冷たくて顔が痛いくらいの寒さでした。-10℃の中を滑るのは久々かもしれません。さらに寒さ対策の装備をしたつもりだったのですが、ウェアが新しいこともあり若干加減をミスって、なんだかとても寒い思いをしながら滑ることになってしまいました。もうちょっと温かい準備をしておいても良かったかなと後悔です。

混雑具合としては、緩斜面の初心者コースは大盛況でリフト待ちも結構出ていましたが、それ以外のコースはほぼ待ち無しで滑れていました。ただ、団体スクールが行われており、こちらに当たるとちょっと待たされるタイミングもありました。

湯の丸スキー場は団体の受け入れが多く、週末も比較的団体が入っており、レストランが貸し切りになっていることもあります。一般ユーザーからすると若干不便なところもあるんですが、実は団体客の受け入れによってスキー場自体の経営も安定し、ゲレンデが賑わうとともに、将来のスキー人口増まで繋がっていると考えると、これも有るべき姿かな、と思うところもあります。

一通り第6ゲレンデを滑ったので、この日本当に滑りたかった第4ゲレンデへ移動してきました。

この日は第6ゲレンデよりも第4ゲレンデのほうが滑りやすい印象でした。というのも、第4ゲレンデはまだオープンして日が浅いため、気温が温かくてゲレンデの雪が圧雪された上に溶けて凍ってっていう日が無かったためだと思います。むしろ雪がまだ十分には積もっていないというところもあるのかもしれません。

雪がやわらかくモサモサしていて、若干荒れっぽいコンディションではあったものの、アイスバーンなど硬いところが少なくて良かったです。

早めの昼食はレストラン「ペア」でソースカツ丼を頂きました。混む前に頂くのが基本です。時間が早かったこともあり、出てくるまでに時間はかかりましたが、お陰でカツが揚げたてでとても美味しかったです。

第3ゲレンデから第1ゲレンデを望む。やっぱり雲が多いです。寒波ですからね。第3ゲレンデも斜度と幅があり気持ちよく滑れました。

お昼頃。てくてくと歩いて第1ゲレンデへやってきました。前回は車を第1ゲレンデ近くの駐車場に移動する形で滑りに来たのですが、今回は歩いて移動してみました。少々歩きますが、まあ移動できない距離ではないですね。滑走して移動できる経路もあるような動画を見かけたので、次はそちらも試してみたいと思いました。

これは昼頃の様子ですが、こんな感じで誰も滑ってませんでした。素晴らしいです。

第1リフトの降り場から。湯の丸スキー場が一望できます。景色が良いです。

第1ゲレンデのほうも雪質はフカフカで柔らかくて滑りやすかったです。今回、滑りやすかったのは第1と第4で、要するに最近開いたばかりのコースがコンディションが良かった印象でした。おそらくこれ以外のコースは圧雪されたところで温かい日があって溶けて凍ってアイスバーンになっているのかなと思われます。ゲレンデコンディションは難しいです。

しばらく第1ゲレンデを滑りまくって、退散です。昼を回るとポール練習の準備が始まり、滑れる範囲が狭くなってきたので第4ゲレンデ方面に戻ることにしました。第1ゲレンデの急斜面は幅広でとても気持ち良かったです。

再びの第4ゲレンデです。ここに来るまでに初心者向けの緩斜面があり、最も混雑する第2リフトに並ばなければいけなかったのがちょっと面倒でした。

朝からチラついていた雪もやんで、天気がよくなってきました。多少、日差しの暖かさが感じられるものの、リフト乗り場の温度計は-15℃を指しており、それでもかなり寒かったです。

14時を回ると日が陰ってまた寒くなってきました。天気は良くなってきて景色も綺麗に見えるようになってきました。

第4ゲレンデも日が陰ってきました。湯の丸スキー場は北向き斜面ということで、日が差す時間が短いです。お陰で雪質は良好です。

締めは再びの第6ゲレンデです。人もまばらになってきました。

これくらい人が減ると気持ちよく飛ばせます。

クローズ寸前の様子です。人がたくさん滑ったお陰で、ゲレンデがむしろ踏み硬められて滑りやすくなっていた印象もありますが、やはりアイスバーンが覗いているところがあったり、柔らかな新雪の面は底が薄かったりと、最後まで雪不足を感じさせるところがチラチラ感じられるコンディションでした。

結局リフトが止まる16:15まで滑りきって終了となりました。良く滑った一日でした。

急斜面を気持ちよく飛ばした一日

この日はゲレンデにコブも無かったので、整地で基礎練習をしようかと思っていたのですが、コンディションとしては新雪モサモサで比較的練習しずらい状況でした。そこで、今回はスピードを出して気持ち良く滑ることだけを考えて滑っていました。

特に第1ゲレンデの急斜面で、ロングターンからショートターンまでいろいろなターン弧でスピードを上げて滑っていました。以前であれば、腰が引けるというか、スピードの速さに気持ちが負けてしまうことが多々あったのですが、今回はそういった恐怖心はすっかり払拭されたかなと感じることができて良かったです。

第4ゲレンデでは大きく傾いて滑るビッテリーターンっぽい動きも練習しました。かなり荒れた雪面だったのですが、最近の練習で思い切って踏み込むことができるようになってきたのを実感できて良かったです。

これならコブも滑れる・・・・かな?そうはうまく行かない気もしていますが、ポジションや荷重がかなり変化してきたそんな気はしています。

極寒の湯の丸スキー場から権現の湯へ

帰り支度をしていたら駐車場を出るのが最後になってしまいました。どうにも私、身支度が遅いのか、最後の一人になりがちです。

閑話休題、温泉です。体が冷え切ったので、今回は定番「権現の湯」へ向かいました。湯の丸スキー場から立科の権現の湯までは50分くらいで行けます。

ところで、帰りの下り坂もかなり積雪・凍結した路面だったのですが、後ろから来る車が車間距離近くて怖かったです。どうにも都会の人というか雪道を走りなれていない人なんだと思いますが、車間距離が近い人が多いように感じます。特に凍結した下り坂なんて、ブレーキ性能の差が出にくいシチュエーションでもあるので、車間距離は取りすぎなくらいが丁度いいと思っています。とにかく、凍結路や混雑した関越道など、車間距離こそが身を守る唯一の手段であるってくらいの認識で運転しても良いのでは、って思っています。

湯の丸の山を降りて立科方面に向かっても、気温は低く、日陰にはしっかり道路にも積雪が残っていたりして、少々油断のできない道が続いていました。やっぱり寒波ですね。

権現の湯はそれなりに車は入っていましたが、そんなに混雑した雰囲気でもなく落ち着いてお風呂に入ることができました。熱めのお湯が気持ち良かったです。マジ生き返った感じがしました。JAF割が使えてお得に入れます。

イルミネーションが綺麗でした。

帰路は特に渋滞にも当たらず

温泉にも入ったので帰ります。ここからは夕食をどこで取るか?が問題で、下手すると夕食難民になるパターンもあるのですが、今回は佐久平PAの食堂の営業時間(19:30まで)に間に合いましたので、こちらで「特製醤油ラーメン」を頂きました。

お昼に丼モノを食べてしまったので、夕食は麺類にしたいな、というところで、醤油ラーメンです。しっかり濃厚でとても美味しかったです。

上信越道もこの時間になると比較的スムースに流れており渋滞なども特にありませんでした。

上信越道からの帰路のルーティーン、藤岡PA(ハイウェイオアシス)で休憩。ここにはファミマが入っているのでいつもコーヒーを買っています。今回もカフェラテを頂きました。

最後はPasar三芳の「鐘の木」でミルクソフトクリームを頂きました。牛乳の風味のするさっぱり感のあるソフトクリームで、何個でも食べられそうな美味しいソフトクリームでした。

帰りは久しぶりに環七を南下して横浜まで帰りました。やっぱり環七のほうが信号が少なくて流れはスムーズな気がするんですがね、環七まで行くのにコストがかかるので時間的に見ると微妙なんですよね。なかなか選択が難しいところです。

湯の丸スキー場、やっぱり寒かったので、防寒策を考えよう・・・

以上、寒波の湯の丸スキー場へ行ったらコンディションは悪くなかったけど寒くて大変だった話でした。やっぱり雪不足でアイスバーンなところがあったりしたのはちょっと惜しかったですが、最近開いたばかりのゲレンデはコンディションも良くて練習も捗って良かったです。

ただ、とにかく寒かったです。-10℃とか-15℃とか、あまり無いシチュエーションではあるのですが、もうちょっと寒さに対応できる装備を用意しておいたほうが良いのかなぁと思いました。寒波の中など、案外と天気悪い中でも滑りに行ってしまうことが多いので、ウェア類は充実させておいても良いかなぁというのが今回の学びです。

あと、スマリフは便利でした。スマリフとアソビューと、各スキー場の運営する事前購入Webを活用して、極力現地決済を避けて快適なスキーツアーにしていきたいなと思っています。

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