今シーズンは雪用ワイパーを装備してゲレンデに通ってみたわけですが、結論としては、やっぱり雪用ワイパーは有益だったなぁと思います。ワイパーも冬と夏で使い分けたほうが良さそうです。
スキーシーズンも終わったのでワイパー交換
今シーズンは雪用ワイパーなんてものを装備してゲレンデに通ってました。
こんな感じのいかついワイパーです。金属部分がゴムで保護されており、ゴムも厚めで、凍結や雪の重みにも耐えられる設計になっています。
シーズンも終わったので、通常のワイパーに戻しました。
雪用ワイパーに比べると華奢な感じですね。とりあえず交換完了です。
雪用ワイパーをワンシーズン使ってみた感想
2018〜2019のウィンターシーズンは雪用ワイパーを装備して、ほぼ毎週ゲレンデに通う生活をしてみたわけです。個人的な感想をメリット・デメリットの形でまとめてみます。
メリット:降雪への対応
当然といえば当然ですが、やっぱり降雪時の拭き取り性能は高いです。夏用のワイパーだと、ちょっとした雪でも、拭き取る時「よいしょ」っていう重さが感じられるところ、雪用ワイパーならスイスイと拭き取れます。
降雪量が少なければ大丈夫だろうと思われるかもしれませんが、それでも拭き取った雪がフロントガラスの端に固まって来たりして、夏用ワイパーだとワイパーの動作が不安定になることがあります。雪用ワイパーは剛性が高いので、こういったシーンにも対応できます。
ゴムもフレームも強いので、安定感が高いのがまずは圧倒的なメリットと言えます。
メリット:凍結にも強い
実はあまりこの恩恵を受けた気がしないんですが・・・フレーム自体がゴムで覆われているため、凍結にも強いです。
ただ、最近の車だと標準装備のワイパーブレードがデザインワイパーだったり、金属フレームが存在しないものだったりすることもあるため、ブレードの凍結の影響自体が少なくなっているかなと思います。
それでも、しっかりとゴムで覆われたフレームは安心感があります。
デメリット:拭き取り範囲が狭い
おそらく最大の欠点が、ワイパーのサイズが標準サイズより小さくなる(なりがち)という点です。XVハイブリッドの場合、以下のような感じです。
- 運転席側:標準650mm/雪用600mm
- 助手席側:標準400mm/雪用380mm
運転席側で50mm、助手席側で20mm短いサイズが適合になっています。理由はワイパーブレード自体の柔軟性によります。雪用ワイパーはゴムの強度も含め剛性が高いため、フロントガラスの曲面にどうしてもフィットしずらくなります。そのため、端が浮かないサイズはどうしても標準のものより短くなります。
結果として、運転席側と助手席側のワイパーの拭き取り面に隙間ができる場合があります。XVハイブリッドだと、ちょっと目立つ感じで拭き漏れが出る感じになりました。もちろん、アイサイト含め、車両の機能に影響を及ぼすレベルではありませんが、気になると言えば気になるところです。
デメリット:値段と入手性
まずウチの近く(神奈川)のカー用品店では店頭にありません。もしかしたらトップシーズンには有ったかもしれませんが、気にして見たときはもう見当たりませんでした。とにかく入手が困難です。
そして値段も高いです。標準ワイパーの数割増しの値段になります。おそらくこれを装着する人も少ないでしょうし、この辺は仕方ないところかもしれません。
もちろん、イマドキはネット通販があるので、あまり問題にはならないかと思います。
総じて雪用ワイパーは有用
以上、雪用ワイパーをワンシーズン使ってみた感想ですが、総じて、やっぱりあればあったで便利だなという感じです。ただ、絶対必要かというとそうでも無いと思います。年に数回ゲレンデに行くとかいうレベルでは全く必要無いです。
ただ、ウィンタースポーツが趣味でトップシーズン毎週くらいスキー場に通うつもりなら、装備しておいて損はないと思います。降雪時の安定性は圧倒的なものがあります。実際に雪の中をワイパーを動かして走った経験のある方なら、強力なワイパーもイメージ付きやすいでしょう。
雪国に住んでいなくても、少しでも快適にスキー場に通いたい人には、ちょっと考えてみても良い装備だと思います。ちなみに、気にしてスキー場の駐車場で雪用ワイパー装備してる車を探してみたことが何度かありますが、自分の車意外一度も見たことがありません(苦笑)。
そんなわけで、ひと味違った冬装備として、オススメです。
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