KIZAKIの伸長式スキーストックを新調した話。伸縮式は率直に面白い。【2022年1月更新】

スキー

今シーズンはいろいろ新調しているんですが、その中の一つとして、スキーストックを新調しました。KIZAKI PROCEED TL CARBON 16/KPAH-9000というモデルです。伸縮式です。これは素直に面白いと感じています。

2022年1月、更新しました。これは絶対持つべきです。

伸縮式ストックが欲しい

これまで使っていたのは、SINANOのカーボンストックです。長さは115cm。身長は172cmくらいなので、いわゆる「目安」とされる身長の68%からするとちょっと短めです。

これを購入した頃はカービングメインで滑るし、短めのほうが良いんじゃないか?って思ってたんですよね。実際カーボンストックは軽くて快適で、特に不自由は感じていなかったわけです。

ただ、最近、スキーがちょっと上手くなってきた感じがあって、その過程でストックワークも変わってきたところがあります。今までより、きっちりストックワークを使えるようになってきており、その中で、若干長さに違和感を感じてきていました。

じゃあ、もっと長ければいいのか、短ければいいのか・・・って、これが感覚では分からないんですよね。実際使ってみないと分からないのです。簡単に買い換えるわけにもいきません。じゃぁレンタルで試すってのも面倒だし。という訳で、前から気になっていた伸縮式ストックを買ってみました。

実は、何事も格好から入る私としては、なんか上手い人ってみんな伸縮式のストックを使っている印象があって、それで欲しかったというのもあります。

KIZAKI PROCEED TL CARBON 16

買ったのはこちら。KIZAKIの伸縮式ストックです。

私が実際購入したのは125cmまで対応した「16」なんですが、120cmまでの「14」もあります。こちらのほうが細身です。

結論から言うと、これ125cmは要らなかったです。SINANOなどからも普及モデルとして出ているのは120cmまでのものですし、これで十分だと思います。実際、120cm以上で使うことなんて無かったので。

なぜこれにしたか、と言えば、とにかく安かったから(苦笑)。KIZAKIは日本メーカーで安心、というのもあります。SINANOのエントリーモデルも同じくらいの価格帯であって、正直、伸縮式ストックも思ったほど高くないなぁという印象でした。

ダンボールに梱包されて届きましたが、結構大きな箱が届いて驚きました。

【2022年1月更新】新モデルが出ている、注目すべきは最短の長さのほう

KIZAKIは新しいモデルが出ているので「プロシード」シリーズで検索すると最新版が出てきます。オススメはもちろんカーボンシャフトの最上位モデルです。

スペック上、以前は「最長の長さ」を気にしていましたが、ぶっちゃけ3シーズン使ってわかったことは、スキーは上達するとストックは短くしたくなる、ということ。つまり、どれだけ短くできるか、のほうを気にしたほうが良いです。

実質的には概ね100cmまで短縮できれば問題ないと思いますが、伸縮範囲の狭いものだと110cm程度までしかならないモデルもあるので要注意です。私は身長170cm程度ですが、105cm程度は普通に使います。

さっそく使ってみたよ

ちなみにこれ買ったのは2月上旬で、それからいろいろ調整しながら使っています。

長さは今までどおりの115cmからちょこちょこ調整しながら使っています。

このロック方式はカチッと締まって良いです。ただ、思ったよりキツめに締まるようにしておかないと、ストック突いた時に簡単に短くなっちゃいます。意外にストックには力がかかってるんですね。

グローブ着けたままでも操作できるくらいには扱いやすいです。まぁ実際はそうそう変えるものでも無いでしょうが。

グリップはこんな感じになってます。握りの感覚がやっぱりストックによって違うので、特にストラップの長さや取り回しはきっちり調整したほうが良いと思います。

ストラップの持ち方をちょっとだけ解説しておきますと、この形態のストラップの場合、上の写真のようにねじれている状態が正しいです。これにストックの下側から手を通すとこんな感じになります。

これを握ると、手のひら側のストラップがストックと一緒に握れるようになり、親指側も指の根本に沿ってテンションがかかる状態にできます。

こんなふうに、どこにもストラップの捻れが出ないのが正しい状態(のはず)です。ストラップの長さを調節するのですが、持ち手に窮屈感が無く、かつ、きちんとストック操作ができて、加えて、突いた時の反動をストラップのテンションも利用して吸収できるような、そんな感じの長さにするのが良いと思います。

これがなかなか凝ると難しいんですが、きっちり調整すると本当に一体感のあるストックワークができるようになるので、確認してみることをオススメします。

ストックの長さはやっぱり大事

さて、実際このストックを使い始めて既に数回滑っていますが、やはり長さは重要だなぁと感じています。ちょっと(1cm)変えるだけでも、雪面との距離感が変わって、滑りが変わってしまいます。

むしろいろいろ試してみることで、自分の上体や重心の動きを観察することにも繋がって、練習にもなります。端的に、今までに無い、非常に面白い経験を得られます。

ストックなんて滅多に買い換えるものでも無いですし、持ってればOKって思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、本当に自分に合ったストックなのかどうか、っていうのはなかなか判断が難しいと思います。そんなことで悩むくらいなら、伸縮式を買ってしまうことを強くオススメします。

また、これは私の実体験としてですが、少しでも上手くなりたいと思うと、必ずストックワークの壁にぶち当たります。その時、やはり伸縮式は便利ですし、長さを替えて滑る中での新しい発見も得られます。

いろんな意味でこれはオススメだと思います。悩むくらいなら伸縮式買っとけってことです。

【2022年1月更新】やっぱり伸縮ストックは良いですよ

使い始めて今シーズンで4シーズン目になりますが、伸縮ストックはやっぱり良かったです。いろんなコンディションで長さの調整ができるのは便利だし、ぶっちゃけスキーが上達するとどんどんストックは短くなってきます。

スキーを始めた頃は125cmのストックを使っていて、その後115cmのカーボンストックを使っていましたが、その後この伸縮ストックを使い始め、しばらく112cmから114cmくらいで調整していました。そして今シーズンは最近急斜面ショートターンを練習していますが、その時、長さを「105cmから108cm」くらいで調整しながら滑っています。

これくらい思い切って短くすると、振った時の感覚がかなり違います。結果として、ショートターンでスッと振り出す感覚としてはこれくらいの長さが適切に感じています。こういう新しい感覚に気づけるのは、やはり伸縮ストックを使っているからだよなーと思いました。

とにかく、迷ったら伸縮ストックを買っておけば間違い無いと思いますのでオススメです。ただ、今不満があるのは、ストラップの使い勝手。グリップ・ストラップだけでも交換したいかなーと思っていたりします。ストックは意外に奥が深いですし、上達に向けた効果も高いと感じています。

ちなみにSINANOの伸縮ストックも欲しいかなと思いましたが、ちょっと高いかなー。

コメント

タイトルとURLをコピーしました