結局届かなかった私のiPhone 7 Plus。今頃どこにあるのだろう。いや、まだ作られていない可能性も・・・。そんなわけで、iPhone 7発売後初の週末ということで、実機体感&アクセサリ物色に行ってみましたよ。
という訳で、ヨドバシ某店に行ってみてきた感想です。
iPhone 7 Plusは「幻」状態
ケータイ売り場は各キャリアともiPhone 7で多少混んでた感じ。流石に予約が主流なので、大混雑ってほどでは無い。当然ながらデモ機周りはそれなりに盛況です。
iPhone 7は色とサイズを選ばなければ、一応在庫もある雰囲気でした。しかしiPhone 7 Plusの入荷・在庫状況は酷いもので、これはもはや「蒸発」とか「溶けた」とかいうレベルではなく、入荷自体「幻」だったのではないかというレベル。AppleはiPhone 6以降、この5.5インチサイズを出すのは3回目になるわけですから、需要もある程度は読めるはずだと思うんですがね。売り切れ商法なのか。本当に需要が読めていないのか、そもそも生産能力の物理的な限界なのか・・・なんか酷いです。
iPhone 7 Plus実物を見た印象。
- デカいけど・・・まぁ、iPhone 6 Plusで見慣れたサイズなので、これは特に違和感は無い。
- 本当にヘッドフォンジャック無い。あの時代遅れな「大穴」が無くなったのは、デザイン上やっぱり大きいと思った。
- カメラがデカい。いやマジでデカい。高機能なのは分かるけど、イメージよりデカくて笑った。
- 触った感じは、「速いiPhone 6 Plus」なので・・・あまり感動はない。
と、ここまでは、やっぱり新しいスマホは良いよね、というのが第一印象だったんですが、どうしても操作していると違和感があるんですよね。
最強の敵、それは「ホームボタン」
そう、新しくなったホームボタン。これがiPhone 7の操作の難易度を格段に高めているように感じます。少なくとも私はまともに押せなかったので(苦笑)。
ASCII.jp:iPhone 7のホームボタンは“ボタン”ではない|iPhone 7&iOS 10、ASCII総力特集! |
iPhoneのホームボタンというと、iPhoneの物理的なデザインの上でも、またUI等含めたソフトウエアデザインの上でも、一つ特徴的で象徴的なアイテムであることは周知の事実です。今回、iPhone 7では、このホームボタンが進化して、「タップティックエンジン(Taptic Engine)」によってセンサー化され、押しても物理的に凹まないようになっています。
この「タップティックエンジン(Taptic Engine)」自体は、Mac Bookのタッチパッドでも採用されている技術ですので、そんなに新しいものではありません。Mac Bookで触ったこともあったので、まぁ大体の操作感は予想していました。予想していたのですが、実際の操作感は、これがなんとも予測の斜め上を行く「押しにくさ」だったんです。
店頭デモ機の設定の問題もあるんでしょうが、兎に角「押した」感が無いんです。そうすると、普通にホームボタンを押したつもりが、つい「長押し」になってしまい、音声コントロール/Siriが起動してしまうんです。まともにホーム画面に戻れない。iPhoneの象徴たるホームボタンに施されたこの劇的な進化は、操作性にもかなりのインパクトを与えるものでした。
これは、慣れというか、コツがあるんだろうな、という印象です。特に複数台、世代の違うiPhoneを持っているような人には、結構この操作感の違いは普段使いでも違和感、戸惑いが続きそうな気がしますが。
とは言え、iPhoneのホームボタンは物理ボタンということもあり、故障が多いパーツの一つだったことも事実です。これで故障が減り、防水&防塵性能も手に入れたと考えれば、まぁそれもありかなぁ、と。要するに、このホームボタンは、「Appleからの挑戦状」だと思えば良いわけですね。きっと。
アクセサリがなんか変なことになってる
アクセサリ周りも確認してみました。当然、各社、いろいろ準備していたわけで、ラインナップはそれなりです。毎度ながら、パッケージに「2016年秋モデル」とか、要するに製品名である「iPhone 7」が記載できていないものがあるのも、例年通り。
まず、保護フィルム・ガラスについては、基本、iPhone 6/6sとサイズが変わっていないように見えます。一方で、iPhone 7用として別パッケージを出しているところもあり、実際のところ使い回しがどこまで効くかは、店頭をざっと見ただけではまだ未知数ですね。これはもうちょっと情報が揃ってくるのを待たないとなんとも、ってところかな。
そしてケース。カメラ周りのサイズが変わっているので、これは当然、新設計になるんですが、iPhone 7 Plus用のケースを見た印象としては、とにかく「カメラホールでかっ!」って感じです。ダブルレンズになって、さらにフラッシュ等も別にあるため、もの凄くデカい穴が開いたケースになるわけですね。こうなってくると、カメラ周りの保護性能が若干不安になってくるレベル。一部、カメラ周りとフラッシュを別の穴にしているソフトケースもあったりしましたので、まぁどっちの避け方がベストプラクティスになっていくのか、様子を見たいところでもありますが、とにかく穴デカすぎます。
さらに謎だったのが、「カードホルダー付きケース」。これね、Felicaに対応しないiPhone向けに、Suicaや電子マネー機能の付いたカードを入れるためのホルダーが付いてる、あれです。あれなんですが・・・iPhone 7、Felica対応しちゃったんだな。なのに、iPhone 7用の、カードホルダー付きケースがあって、一瞬「?」となった。
もちろん、Felicaを使うのが不安だって人もいると思いますので、そういう人たちの需要はあるでしょう。一方で、これって、やっぱり、ケースメーカーは、まさかFelicaが搭載されるなんて想定していなかったんだろうなぁと。やっぱりiPhoneにはカードホルダー要るよね、って、思ってたんだろうなぁ、と、その辺に思いをはせると、グッと来ますね。グッと。
まぁそれでも僕のiPhoneは届かない
そんな感じで、無事、発売が始まったiPhone 7。めでたいですね。めでたいですが・・・俺のiPhoneがまだ来ないのは歴然たる事実なわけで。予約キャンセルして、在庫があるiPhone 7を買ってしまったほうが楽なんでしょうが、それはそれ、最後まで予約販売に付き合ってみるのも醍醐味なので、気長に待ってみます。そろそろ、『iPhone SEの悪夢』の再来、な、予感がしてきましたが・・・来週が勝負だ。うん。
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