XVハイブリッド、9年目、4回目の車検を受けた話

XVハイブリッド
スポンサーリンク

XVハイブリッドGPE、納車から9年。4回目の車検を受けましたのでまとめます。今回は走行距離も27万キロで、またまたいろいろ整備があって、結構な金額になってしまいました。それでもまだまだ走れそうです。

4回目の車検

というわけで、4回目の車検になります。

3回目の車検が2年前の12月で、それから6万キロほど走ったことになります。

1年3万キロは走りすぎじゃないかとも思われますが、この車は冬場スキー場に通うための車なのでまあそんなもんかなというところです。この記事では過走行気味のXVハイブリッドGPE、9年目の車検の内容および関連する整備の状況などをまとめておきます。

前回の車検から整備したところ

今回の車検の内容の前に、2年前の車検の時から整備した内容をまとめておきます。スバル車はメンテの手間がかかるという噂もありますが、実際どうだったのか、まとめです。

ボールジョイント交換

2024年12月の12ヶ月点検で指摘。費用は3万円くらいです。

ボールジョイントっていうのはサスペンションの下の部分を支えているパーツで、劣化するとガタが出るようです。12ヶ月点検時に作業予約を行い、1月に交換修理しました。

カムキャリアオイル漏れ修理

2025年4月のオイル交換時に指摘。オイル漏れというかオイル滲み自体はしばらく前から指摘されていたのですが、広がってきており、車検は通らないとのことで修理を行いました。

この修理はエンジンを下ろしての大規模修理になるので、4月に予約して、部品などを取り寄せ、作業は6月のセーフティチェック時に行いました。1週間くらい、費用は20万円超です。

これは5月、タイヤ交換時に撮影した写真です。エンジンルームを上から覗いてもなんか濡れてる感じは分かりましたし、タイヤハウス側からもこんな感じで確認できました。

カムキャリアからのオイル漏れはスバル車というか水平対向エンジンの弱点みたいで、この修理を受けている話題はネットでも多く見られます。

エンジンを下ろしての修理ということで、エンジンオイルもクーラントも交換になってしまいます。どちらも距離を見て交換していたので、ちょっともったいないところがあったかなと思います。

車検に向けて整備・準備した内容

次に、車検に向けて準備した内容です。車検時の見積もりに入っていたり、それ以前の整備の段階で指摘されていて、DIYで修理調整した内容など。

バッテリー交換

前回、レッカー移動になったバッテリー交換、今回はちゃんと状態を見て事前に交換しておきました。

車検のタイミングで交換するという方が多いような気がしますが、簡易的な電圧計を付けておくと安心です。12ヶ月点検時のバッテリーチェックの数値も参考になると思います。

LEDライナー外し

社外品のLEDライナーのLEDが所々切れてきており、このままでは車検は通らないとのことで外しました。安かった割には良くもったなと思っています。2025年10月に作業実施。

最近はかなり暗くなっていたし、写真のように店頭しないLEDも発生していて、この状態だと「左右の点灯が不均一」で車検は通らないとのことでした。というわけで、外しました。

保管しておいたメッキパーツを戻します。

こんな感じです。LEDの配線を外すのが大変でしたが、それ以外の作業は簡単でした。

個人的にはデイライトは欲しいところではあるので、何か付けたい気持ちもあるんですが、まずは車検を通すためにノーマル状態に戻す対策を行いました。

リアコンビレンズ防水処理

これも結構GP系の車両では見られる事象なんですよね。リアのコンビレンズの漏水です。

以前は左側が漏水して保証対応だったのですが、今回は流石に無理そうです。純正品交換になるといくらになるんだろうと探してみると、3万円くらいになりそう。オークションなどで出ている同等品(※LEDランプのGPE版ではなく、普通のバルブのGP版も使えます)を探してみても、やっぱり2万円くらいはかかりそう。

どうしようかと悩んでいたのですが、最終的には「バスコーク」で防水処理することにしました(なお、その前に一度グルーガンで埋めるのを試したのですが無理でしたので、こういうケースでは素直にコーキング材を使うことをオススメします)。2025年9月施工です。

事象自体は2024年の12月頃から確認していました。レンズの中が曇ったり、水滴が付いたりするので、適宜外して乾かしたりしていたのですが、一向に収まる気配はありません。よく見たら、コンビレンズ上部のカーブしている部分のシールに隙間が出来て、水が流れ込んでいることが分かりました。これも、この形状のGP系のリアコンビレンズでは結構見られる事象ですね。

そんなときは「バスコーク」です。実は前車で社外品のコンビレンズを取り付けていた時、DIYでコーキングしたことがあったので、それ以来2度目です。コンビレンズ関連の修理ではよくあるケースかなという気はします。

コーキング剤は不要なところに付いてしまうと落とすのが大変なのでしっかりマスキングしました。狙うのは、コンビレンズのクリア部品と本体の隙間です。

こんな感じで埋めていきます。たかだかこれくらいの隙間なので他のものでもうまくいきそうなんですがね、やっぱりコーキング材が楽です。

半日くらい乾かして戻しました。しっかり固まるまでは24時くらいかかるようです。固まるとうっすらと白み残りますがクリアになります。

これで水が入ることもなくなって、出費も抑えられて良かったです。

ワイパーゴム、エアコンフィルター、HIDバルブ

ワイパーゴムが切れていると車検通らないので、確認して適宜交換しています。意外に縁がちょっと切れていても指摘されるので、よく見たほうが良いです。ちなみに点検パックには「ワイパーラバー交換タイプ」もあるのですが、割高なので自分でホームセンターなどで購入して交換するほうがお得です。

エアコンフィルターもディーラーで交換すると割高なのでDIY交換しています。私はエムリットフィルター(MLITFILTER)を使っています。

これはフィルタ部のみの交換に対応した商品で、フレームは使い続けられるのでおすすめです。

そしてなぜか切れるHIDバルブ。今回も2024年12月、12ヶ月点検時に切れてました。

DIY交換にも慣れましたが…HIDバルブってそんなに切れるんだっけ?という疑念は未だに晴れておりません。

車検での整備内容

今回の車検では、トランスバースリンク、フロントスタビライザーリンクの交換を行いました。いずれも走行距離の増加、経年劣化で交換が必要になるパーツです。

トランスバースリンク交換

ロアアームのブッシュです。

写真はフロント側。リア側は確認してません。

フロントスタビライザーリンク交換

フロントのスタビライザーリンクも交換です。

ブッシュが切れていたらしいですが、気づいていませんでした。交換されて新品になっています。

リンク部分も新しくなっていました。ちなみにリアのスタビライザーブッシュは以前足回りで異音が出たときに交換しています。

その他はいつものやつ

オイル交換はいつものMOTULです。フラッシングが見積もりに入っていたのでそのまま実施してもらいました。

エアコンフィルター交換が見積もりにあったのですが、これは行わず、一緒に見積もりに入っていたエバボレーター洗浄だけお願いしました。

マフラーの防錆塗装ですが、既にマフラーはボロボロなんですが…まだ穴が開くレベルではないから大丈夫なのかな…

フランジ部はもう崩壊を始めています。排気漏れすることはなさそうですが、いつまでもつかは気になるところです。

マフラーの太鼓部分はまだまだ綺麗なので、特段問題は無さそうです。融雪剤の撒かれた冬の高速を毎年1万キロ以上走ってはいますが、それでも9年くらいではマフラーが朽ち果てるようなことはないようです。

ステンレスたわしは車検に合わせて交換しました。

バッテリーチェックの結果は当然ながら良好でした。

費用は20万円超え。ディーラー車検は確かに安くないですが、まるっとお願いできて安心感も高いので、悪くないかなと思っています。

車検を受けた後の感触

車検後に運転してみた感触ですが、びっくりするくらい快適になっていて驚きました。ブッシュ関連の交換は実は運転感覚が変わるという噂は聞いていたものの、思った以上にダイレクト感が増していて、予想外でした。プラシーボもあるかもしれませんが、やっぱりちゃんと整備された車は気持ちいいもんです。

エアコンも効くようになった気がします。エバボレーター清掃は前回は行っていなかったので、今回洗浄して効きが良くなったような気がします。

これで安心してスキーシーズンに臨めます。良かったです。

車検証が郵送で届く

車検を受けたのが12月6日で、1週間後に郵送で車検証が届きました。

車検証シールを車に貼ろうと思ったのですが、なんだかシールの台紙が傷んでおり、なんだか雑だなぁと思ったら、なんと既にシールが貼り合わせ済みで、そのままフロントガラスに貼り付けるだけでOKになっていました。

この車検証シールの貼り合わせ手順って意外に面倒くさくて、しかも失敗するとおそらく再発行になるというなかなかの強敵です。私は失敗したことは無いのですが、Youtubeに解説動画が多数上がっているあたりから察するに、やっぱり難しいと感じている人は少なくないようで。

これはディーラー側の問い合わせ対策かサービスなんだろうなと思うところではあるんですが、ありがたいなと思う一方で、1件づつこの対応をしているのを考えると、なんか複雑な気持ちになりました。

根本的には、もっと簡単な構造にすれば良いんではって思うところもあります。あるいは、車検証本体のように、IC埋め込みにしてしまっても良いような気もします。

とりあえず、車検証をフロントガラスの右側、運転席の眼の前に貼って完了です。

XVハイブリッドGPE、まだ乗ります

以上、XVハイブリッドGPE、9年目の車検を通した話でした。さすがにこの距離、この期間となれば、いろいろメンテは必要になってくるのは仕方ないです。以前乗っていたホンダ・オデッセイに比べて、メンテナンスに費用がかかっているか?というと、結構あちこち整備している感じはあります。走行距離など条件の違いがありますのでなんとも言えませんが、安くはないかなと思います。

ただ、ここまでGPEに乗った感想として、多分次もスバルの車を選ぶな、っていう確信はあります。やはり雪道や山道の走行性能が高く安心感があります。次はやっぱりクロストレックにするんだろうな、と思っています。

とはいえ、まだまだXVハイブリッドGPEに走り続けます。ハイブリッドシステムの寿命がどこまでもつかは気になるところですが、今のところ不満が無いのも事実ですので、大切に乗り続けたいなと思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました