OUTDOORMASTERゴーグルレビュー。Amazonで買える安いゴーグルはコスパ最高だったけど、最終的にはフィット感が大事だと再認識した話。

スキー
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サブゴーグルとしてAmazonで良く話題に上がる安めのゴーグルを買ってみました。もし使い心地良ければメインゴーグルとしても使えるかな、とちょっと期待していましたが、結局、サブゴーグルになっています。アイウェアはフィット感が大事だなと改めて思ったという話です。

Amazonでゴーグルを買いたい

突然ですが、Amazonでスキー用ゴーグルを買ってみました。理由は、ゴーグルを2個持っておきたかったからです。今も2個持ってるんですが、1個は急場しのぎでスキー場の売店で買ったもので、機能的にも品質的にも微妙なため、新調することにしたわけです。

ゴーグルが曇った事件

事件は1年前に起きました。前日、雪の中を濡れながら滑って、そのまま適当にゴーグルをしまっておいたら、なんとダブルレンズの間が曇ってしまい、ゴーグルを急遽購入する羽目にあったわけです。それから1年経って、この時買ったゴーグルがセカンドゴーグルとして使えるかなと思って試してみたら、まるで使い物にならなかった、という経緯です。

事件以来、ゴーグルもしっかり乾かすようにしているので、ダブルレンズを曇らせるような事態にはならないとは思うのですが、とはいえ絶対に大丈夫とは言い切れません。何かあったら困るし、また次の機会に、急場しのぎでゴーグルを買うなんてしたくありません。

そんなわけで、2個めのゴーグルを新調しようと思ったわけです。

Amazonの安いゴーグルに期待しても良い?

ぶっちゃけ、Amazonで売ってる安いゴーグルについては、レビュー等も多数上がっており、高い評価を得ているものもあるようです。もちろん案件もあるようですが、普通に使えそうなものも見受けられます。

中には、「もう高いゴーグルなんて要らない」というレビューもあり、気になるところです。もし本当にクォリティが高くて、今使っているメインのゴーグルより使い勝手が優れているのなら、メインで使っても良いかなと思いました。

OUTDOORMASTERのゴーグルを買ってみた

買ったのはOUTDOORMASTERの4000円くらいのゴーグルです。

Amazonでゴーグルを選ぶ場合、かなり商品選択が難しいです。書いてあるスペックがどこまで信用できるか、っていうところもありますが、色やレンズのバリエーションを選ぶごとにスペックがパラパラと変わってしまい、果たして何が届くのか・・・と不安を感じるのが辛いです。

値段も値段なので、割り切って買うしかないかなーというところ。一応、メインで使うことも想定して、以下を条件にしました。

  • ダブルレンズであること
  • 可視光透過率が高く、全天候で使えること
  • ベルトに滑り止め加工がなされていること
  • レンズがマグネットで外れること

特にマグネット式のレンズについては、このクラスの製品では良く見られる機能で、なんか便利なのかな、と気になっていたので今回試してみたのでした。

噂通りのコスパの高さ

早速届きました。結論から言うと、確かにコスパ凄いです。お値段以上なのは間違いないです。

シンプルな梱包です。箱はありませんでした。

袋の中身はゴーグル本体と、ケースです。

ケースにはマニュアルも入っていました。日本語の表記もあります。このケースは本体のケースとしても使えますが、どちらかというとスペアレンズの保管用途を意識しているのかなと感じました。

本体はこんな感じです。ぶっちゃけ、ぱっと手に取った瞬間、クォリティに驚きました。確かに、そこそこ高価なゴーグルと変わりません。傷や造形が悪いところもないですし、全体に非常に綺麗な仕上がりだなと感じました。

レンズはマグネットで固定されているので、簡単に取り外せます。取り付けるのも簡単です。取り外しにくい時は、本体のフレームをちょっと曲げてあげると問題無く取り外せます。

フレーム、ベルトの作りも問題ありません。ベルトにはちゃんと滑り止めが付いていますし、長さも十分で、ヘルメットの上からでも使えそうです。

実際に付けてみたりもしましたが、圧迫感や違和感はほとんどありませんでした。ただ、あくまで「ほとんど」です。多少の圧迫感、視界の狭さを漠然と感じた、というのが率直なところです。

uvex g.gl 3000 Pと比較してみた

ゲレンデに持ち込んで、まずはメインで使っているuvex g.gl 3000Pと比較してみました。このゴーグルは偏光レンズを採用した1万円くらいのゴーグルで、決してハイレベルなものではないかなと思います。ただ、以前使っていたg.gl 300のフィット感とレンズの色味、明るさが好みで、このシリーズを継続して使っています。

やはり左右の幅が狭いのが分かります。OUTDOORMASTERのゴーグルは全面レンズなんですが、意外に横幅は狭いです。レビューでも「あと左右に1cm広かったら」というのがあったんですが、納得しました。

上から見ると、曲率には大きな差はなさそうに見えるのですが、実際付けてみると圧迫感に若干の差があります。OUTDOORMASTERのほうが若干、キツく感じます。微妙なRの差が、付け心地に影響を与えているような感じです。

スポンジの厚みにも違いがあります。OUTDOORMASTERのほうが厚く、しっかりしています。これが若干視界にも影響している感じです。

実際に滑ってみた

実際にゲレンデに出て滑ってみました。

ヘルメットとのマッチングにも違和感はありません。むしろg.gl 3000 Pよりフィッティングは良さそうに感じました。

若干、横の隙間はOUTDOORMASTERのほうが広く開いています。横の圧迫感が若干あるかな、という感じです。ただ、写真の通り、ヘルメットと合わせても何ら不具合はなく普通に使えています。

実際に数日この組み合わせで滑ってみたのですが、最終的に気になったのはやはり「視界」でした。左右が狭くて、圧迫感があるなと思っていたのですが、実際使ってみると、実は下方向の視界も若干制限があったようで、ちょっと手元が見えにくく感じるこがありました。

ただ、普通に滑る分には全く機能性に問題はありませんでした。曇らないし、明るいし、見やすいし、全く問題無く使えています。改めて、この値段でこのクォリティは凄いなと思いました。

結論、普通に良い製品だった…でもメインゴーグルにはならなかった

結論から言うと、結局、サブゴーグルとして使うことにしました。最終的には、視界と圧迫感を鑑みたとき、uvex g.gl 3000Pのほうが自分の顔には合っていたということです。改めて、ゴーグルはフィット感や視界の見え方みたいなところが大事なんだなと思いました。

じゃあ、OUTDOORMASTER含め、Amazonで売ってるようなゴーグルが駄目かというと、そんなことは全くありませんでした。ぶっちゃけ、コスパは最高です。この値段でこのゴーグルが買えると考えたら、もうこれで十分だと思う人が居るのも納得です。自分もg.gl 3000Pを使っていなかったら、これで満足していたかもしれないと思います。

ただ、やっぱり高価なゴーグルにはそれなりの価値があるのかも、というのが私の感想です。最終的には、視界の広さや圧迫感、フィッティングの良さみたいな、主観的なところが評価基準になってしまうのが難しいところなんですが、高いものにはそれなりに理由があるのかな、っていうのが感想です。

結局、ゴーグルは、顔に合っていることと、納得できる広さの視界が確保されていることがポイントになるので、実際フィッティングして選ばないとなんとも言えないということを改めて感じました。

他方、やっぱりコスパは良いと思います。機能性も十分です。最近スキー場で、全身Amazonなんじゃないかっていう人も見かけますが、正直、それで自分が納得できるなら全く問題無いと思っています。実際私も、今はAmazonで買ったパンツを使っています。

最後に言いたいことは、今、そこそこのランクの製品を使っている方が、レビューにあるように、これらの安いゴーグルで必ず満足できるとは言えませんよ、ということです。最初のゴーグルとして買ってみるとかなら全然良いですが、自分が使う道具をアップデートしていく中では、その中の一つの段階かな、というのが、感想です。

何度も言いますが、悪いものではないので、興味ある方は試してみても良いんじゃないかな、と思います。

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