iPhone 16 Pro Max買ったよー。iPhone 12 Pro Maxを使い続けて4年ぶりの機種変更にワクワクしています。コネクタがUSB-Cになったり、4年経てばいろいろ進化しているわけですが、期待と不安と可能性を感じるガジェットだなぁというのがファーストインプレッションです。
iPhone 16 Pro Maxを買った
iPhoneを4年ぶりに機種変更です。購入までの流れは前回のブログにまとめています。
ざっくりと時系列でまとめると以下の通りです。
- 2024/9/13 21時過ぎ 予約開始と同時にiPhone 16 Pro Max 256GB/ブラックチタニウム予約。この時点で到着予定は「10/17〜10/24」
- 2024/9/15 サイトを確認すると、到着予定が「10/9〜10/17」に早まっていた
- 2024/9/23 お支払いに関する問題のメールが届く。再申請して完了。
- 2024/9/27 突然「出荷完了、9/28到着予定」というメールが来る。慌てて、ケースとフィルムを購入。
- 2024/9/28 11時頃 本体到着
- 2024/9/28 17時頃 ケース類到着
- 2024/9/28 夜 セットアップ実施
当初は1ヶ月以上待たされる見込みだったのが、気がつけば予約から2週間、発売後1週間でiPhone 16 Pro Maxを入手できていました。色々混乱もありましたが、とりあえず速やかに入手できて良かったです。
今回、買ったもの一式は以下です。アクセサリー類は安定のAmazonで購入しました。
iPhone 16 Pro Max 256GB/ブラックチタニウム
安定の黒いiPhone、最高モデル、最小容量です。これで19万円は流石に高いです。でもまあこれは仕方ないところです。今回は当初からキャリアではなく公式ストアから購入するつもりだったので、迷わず予約に望んでいます。
今回もカラーはブラックです。どうしても無難なブラックを選んでしまいます。容量は256GB。現在の使用状況を見て、もう256GBで十分だろうと判断しています。元々、内蔵ストレージの半分くらいをiTunes Music Libraryで使っていたのですが、数年前からApple Musicに切り替えてしまって容量に余裕ができたのも一つの要因です。
これまで使っていたiPhone 12 Pro Maxについては、Apple Trade Inでの下取りを申し込みました。もっと高く買ってもらえるショップもあるとは思うのですが、何かと手続きが面倒なのと、これだけ古い機種だと買い取り額に大きな価格差が見込まれないこと、そしてバッテリーの劣化によって査定が落ちるリスクがあることを加味して、今回はApple Trade Inを申し込みました。もちろん、Apple Trade Inでも査定が落ちるリスクはあるんですが、むしろそこは諦めが付くってところです。
マジックジョン液晶保護ガラスフィルム
ぶっちゃけ今回、マジックジョンの保護ガラスフィルム使ってみたくて、iPhone新調したんじゃないかと思うくらい気になっていたアイテムです。Youtube広告がすっかりくせになってしまいました。
試験的に「覗き見防止フィルム」にしてみました。どれくらいの性能なのか楽しみです。
Spigen シン・フィット・マグフィット
ケースは安定のSpigenです。シン・フィットではなく、「シン・フィット・マグフィット」、MagSafe対応モデルです。
ケースはシンプルなものが好きなので、実はMagSafeに対応していないケースを探してみたのですが見当たらず。背面にリングが見えるのはちょっと気になるので、デザイン上何も見えないこのケースにしました。
マジックジョンカメラ保護ガラス
ますます大型化する背面カメラの保護ガラスは必須だと思っているので、こちらも取り付けます。マジックジョンのカメラ保護ガラスを買ってみました。
レンズ保護フィルムには、3眼レンズを個別に保護するもの、プレートまで含めて保護するもの、カメラを避けて周辺のプレートだけ保護するもの、と、いくつか種類があります。これまでは、カメラ本体からプレート部まで一式保護するものを使ってきたのですが、ケースと干渉するケースがあって若干サイズ感が気になるところです。そこで今回はカメラ単体を保護する形状のものを試してみることにしました。
実はこれも、マジックジョン製の保護フィルムを見つけて、多少勢いで買ってしまったところがあるんですが、ケースとの干渉は本当に気にしています。
本体開封からケース装着まで
本体が届いて最初にやることは何かといえば、ケース装着。とにかく裸では一瞬たりとも使いたくないので、最新の注意を払いつつ、本体にいろいろ装備していきました。
iPhone 16 Pro Maxを開封
まずは本体から。
久々の段ボールでワクワクします。
開封です。
箱を取り出した第一印象は「重い」。ずっしりとした重みのある箱で、塊感もあって、良く言えば高級感を感じましたが、悪く言えば、流石に重すぎじゃないかな、と不安を感じました。
ネットでは開封時にiPhone 16を箱から落としてしまう動画が流れてましたが、確かにこの重量の本体にこのパッケージのトレイの深さ(浅い)だと、今までのモデルより落としやすいんじゃないかと思いますね。アダプターも付属されなくなって、箱自体もかなり薄くなっています。
付属品は本体とUSB-CケーブルとSIMピンのみです。そういえば紙の説明書もAppleシールも付属しませんでした。シンプルなのは良いことだとは思いますし、こういう形でiPhone購入する人は「分かっている人」と想定すれば十分リーズナブルだとは思います。ちなみに付属のUSB-Cケーブルは480Mb/sに対応したケーブルなのですが、Proモデルが対応する10Gb/s転送には対応していないため、Proモデルのスペックを活かすには別途対応したケーブルが必要になります。
カメラ保護フィルムを付ける
最初に付けるのはカメラ保護フィルムです。
マジックジョンのカメラ保護フィルムは2式セットです。青い治具はフィルムを剥がすためのものだと思います。クリーニングキットは一般的なガラスフィルムに付属するものです。QRコードで動画にアクセスできるはずだったのですが、リンク先がwechatかどこかになっていて見れませんでした。
この台紙のままで本体のカメラ位置に合っていますので、そのまま貼り付けられます。
こんな感じ。台紙を剥がして貼り付ければ完了です。
綺麗に貼り付けられました。元々大きくて存在感の強かったProモデルのカメラが、さらに主張が強くなった印象です。
違和感のない仕上がりで満足です。カメラの周囲が保護されていないのが気になりますが、これは最終的にケース付けた後で確認したいかなというところです。
液晶保護ガラスを付ける
さて、今回のiPhone 16 Pro Maxへの乗り換え最大の山場、液晶保護ガラスの貼り付けです。マジックジョン液晶保護ガラスフィルム。「奇跡の瞬間」となるのか?
パッケージは2式入です。こちらのQRはちゃんとYoutube動画が見れました。クリーニンググッズはいつもの内容です。
どういう仕組みになっているのか気になってい貼り付けガイドです。なるほど良くできています。
背面はちょっとザラッとした素材になっており、これが液晶面を拭き上げると同時にガラスフィルムが張り付いて、ホコリの入る隙が無いという構造です。このシールがしっかりとiPhone本体の真下方向に抜けていくのがポイントとなっています。
こちらには紙の説明書も付いていました。ちなみに、実際貼ってみて分かったのですが、この工程の中でポイントとなるのは「4」だったようです。
というわけで、「奇跡の瞬間」の後の状態です。結果から言うと、本当にホコリもズレも気泡もなく、本気で綺麗な仕上がりで驚きました。もうこれ使っちゃうと、このガイド無しでガラスフィルム貼りなんてアホらしくて出来なくなりますね。それくらい簡単綺麗です。
ただ、流石に初めてということで、Youtubeの広告のようにスムースには出来なかったなぁというのがちょっと残念なポイントです。動画を見ると、特に「4」のところで、「上から押さえないように」としつこく指示されるため、かなりフワッと抑える感じでフィルムを引き抜いたのですが、このとき少しでもフィルムを「上側」に抜いてしまうとガイドが浮いてきてしまいます。正解は、上から押さえるのは最低限にして、フィルムを真横方向、むしろ下側に向けて抜くことに全神経を傾ける、です。
確かに広告だと、iPhone本体を手に持った状態で、しっかりと真横方向にフィルムが引けるように作業しているのですが、机に置いた状態だと若干上めに引いてしまいがちです。これは次回注意したいかなと思います。むしろNIMASOの「バリ楽Box」のように本体を下向きにして作業するもののほうが安定するように感じました。
いずれにせよ、奇跡の瞬間は本当に奇跡の瞬間だったと思います。
ここでSIM差し替え
ケースを付ける前に、SIMの差し替えを行ないます。当然ながら、ケースを付けてしまうとSIMトレイが引き出せませんので、その前にやってしまおうと。
キャリアはauで使っているのですが、特にキャリア回線の設定などは一切弄らずに差し替えています。SIMロック等はもはや存在しないので、特段問題はありません。
せっかくなのでiPhone 12 Pro MaxとiPhone 16 Pro Maxの比較です。本体の厚みが少し16のほうが増しています。チタンバンパーは独特のシックなツヤ感です。カメラコントロールボタンは存在感あります。
ライトニングとUSB-Cを比較するとUSB-Cのほうがちょっと開口部が大きくなっています。
ケース取り付け
最後に、保護ケースSpigen シン・フィット・マグフィットを取り付けます。
背面はSpigenのロゴしかないシンプルなデザインです。
内側は意外とデザインが凝っています。バンパー周りは衝撃吸収のためと思われる溝や突起があちこちに張り巡らされています。
ボタンはシンプルに切れ込みのみで、別素材ではありません。
カメラコントロールボタンは大きく避けられており、操作しやすいように周辺もフラットに削り落とされています。
取り付け後。やっぱりこのシンプルなデザインが良いです。ガラスフィルムとの干渉もありません。iPhone 16 Pro Maxは画面サイズが最も大きく、その分、ベゼルが狭くなっているのですが、保護ガラスもケースも完璧に外縁を押さえておりサイズ感は完璧だと思います。
この細いベゼルの影響かわかりませんが、ケースの前面へのせり出し、液晶画面保護のためのオフセットが非常に小さくなっており、落としたら画面が何かに当たる可能性が高そうで、ちょっと気になりました。
セットアップへ
保護フィルム、ケースが付いたので、やっと電源を入れてセットアップ開始です。前回も行ないましたが、今回も直接のデータ移行を行ってみました。
データ移行をかける
新しいiPhoneをセットアップ中に、古いiPhoneに近づけることで、データ移行をかけることができます。
この古いiPhone側の「新しいiPhoneを設定」ポップアップが、画面の他の部分を触ると簡単に消えてしまいます。再度表示するには再起動しないと反応してくれませんので気をつけましょう。
画面に表示されるモヤモヤをカメラで認識してペアリングを行えば、データ移行が開始されます。
データ移行には結局1時間くらいかかりましたが、待ってるだけでセットアップが完了するのは楽ちんで良いです。クリーンセットアップしたい人はもちろんこの手順は踏まなくても問題ありません。
結局データダウンロードに時間がかかる
データ移行が完了すると、新しいiPhoneが「古いiPhoneの名前のままで」出来上がってくるので、速攻で名前を変えましょう。このiPhoneの名前、できればセットアップ時に指定できると嬉しいなぁといつも思います。
ただし、これも毎度のことですが、データ移行とは行ってもアプリケーションの「主要なデータ」やストレージの中身が移行されただけで、実際のアプリケーションのデータ(実行データ)はアプリストアから再インストールされるようなイメージとなります。ストレージ最適化によって、しばらく使っていないアプリはこの時点でダウンロードされなくなっているので、ダウンロードされるデータ量は必要最低限になっているはずなのですが、それでも相当な時間がかかるので注意が必要です。
前回のデータ移行時との違いとして、今回はかなり多くのアプリが、ログイン情報などのデータを保持したままで移行できるようになって、手間が減った印象があります。SIMを事前に差し替えて、同じ電話番号の端末だと認識されたのが良かったのかもしれません。いずれにせよ、前回行ったデータ移行よりかなりスマートになったと思います。
一方で、使っているとやはり一度ログインし直さないと正しく動かないアプリなどもありました。違和感を感じたら再ログインを試してみて、それでも駄目なら再インストール、再認証を行うなど対処が必要になるのですが、ほとんどこの状態になるアプリはありませんでした。
セットアップ後の初期設定
いくつかのアプリについては明示的な移行措置が必要になりますので注意が必要です。
まず、キャリア設定の再ダウンロードを行うことで、MMS(キャリアメール)やWifiスポットなどが使えるようになります。これは必須だと思いますので準備をしておきましょう。キャリアのヘルプサイトで機種変更関連の情報を検索すればだいたい説明がありますし、やることはプロファイルダウンロードだけで、回線認証が面倒なだけです。
LINEのメッセージ移行については、明示的なバックアップとリストアが必要と案内されていたのですが、おそらくSIMを事前に差し替えておいたおかげか、特段リストアの対処はしなくてもメッセージは移行されていました。一応事前にバックアップは取っていたので、そのお陰かもしれません。
ちなみに、1週間くらいたって、Googleマップのロケーション履歴の旧端末からの移行(クラウドからのダウンロード)が必要だったことに気づいて焦りましたので、こちらも要注意です。
iPhone 16 Pro Maxファーストインプレッション
今日まで概ね2週間程度使ってみた感想です。
iPhone 12 Pro Maxと比較すると・・・
iPhone 12 Pro Maxから乗り換えて、使ってみた直後の率直な感想としては、「思ったより変化が感じられない」でした。以前はiPhone機種変すると、感動するレベルでレスポンス速くなったりしたんですがね、12から16と、4年ぶりでも、こんなもんか・・・・というのが第一印象です。それだけ12が優秀っていうことでもあるんですが、高いお金払ったのに、という気持ちがちらっと脳裏をかすめました。
画面サイズについて。液晶画面は現状iPhone最大サイズということもあり、画面の広さを感じる瞬間がちょこちょことあります。一方で、画面の角のラウンドが少し緩く丸くなっているため、ちょっと窮屈に感じることもありました。この新しい画面サイズに対応きれておらず、ただ拡大されてしまっているようなアプリも散見されるので、アプリの最適化が進むのに少し時間がかかるかなと感じています。
プリコネゲーム画面のスクショです。こうしてみるとやっぱり広くなったなぁと感じます。
大きさと重さ、携帯性についてです。大きさも重さも数値的にはほとんど変わっていないんですが、実際持ち歩いてみるとiPhone 12 Pro Maxより明らかにかさばります。理由はカメラです。カメラ周りの造形が少し大きくなったことで、ポケットに入れたときの窮屈さ加減が若干増しています。そのため、ズボンのポケットに入れて歩くのが若干苦痛です。
多少は慣れなのかなと思うところもあるのですが、今のところはちょっと邪魔さ加減が気になっている段階です。じゃあ標準サイズに買い替えるか?と言われると、やはり画面の大きさを優先したくなってしまうのが悩ましいところです。
カメラコントロールはこれからか
iPhone 16シリーズの新しいフィーチャー「カメラコントロール」ですが、正直ファーストインプレッションとしては、何がしたいのか分からない、という感じです。最初は、どうやって操作すれば良いのか分からず、ただのカメラ起動・シャッターボタンかと思っていたのですが、半押しとスワイプでいろいろできることが分かって、ちょっと便利かな、とは思いました。
が。正直今まで液晶画面でピントやズームなど操作していたのに慣れていたので、それが新しいボタンになって嬉しいか、というと、今のところは良く分かっていません。
知り合いのカメラ好きに聞いてみたところ、カメラの操作系に求められるのは最終的にはハードスイッチなので、触感操作はあまり向いていないのでは?と申しておりました。これには納得してしまいました。
M2 MacBook Proを使っている身からすると、これはタッチバーの再来か?という不穏な気持ちになってきてしまいます。何かの発明であってほしいと期待しています。
一方で、カメラの機能そのものはかなり良くなっていると思います。iPhoneのカメラは、パッと撮ってそこそこ綺麗な写真が撮れるのが魅力なんですが、iPhone 16になって、さらにクリアな画質になった気がします。確かにこれは写真を撮りたくなるスマホかもしれません。
ダイナミックアイランドは、なるほどそういうことか、と・・・
ダイナミックアイランドも新しいフィーチャーの一つです。通知というか、インフォメーションディスプレイの新しい形として、情報表示に動きを加えた新しい体験なのは、なるほど、という感想です。
とあるガジェット系Youtuberが「子供だまし」と言っていたのが印象深いです。確かに演出としてはアリだし、Appleらしいデザインです。本当に、これは良く考えられたUIだとは思います。ただ、Pixel等Androidのピンホールカメラを見てしまうと、別のやり方もあったんじゃないかなぁと、要らんことを考えてしまいます。
何より気になるのが、カメラの位置。フロントカメラがダイナミックアイランドの向かって右端にあり、液晶画面上で黒く表示されているダイナミックアイランドから一段浮いて見えてしまいます。これがダイナミックアイランドのカラクリを暴露しているように見えてしまい、ちょっと気になるんですよねぇ。
ただ、これがダイナミックアイランドの効果か否かは分かりませんが、iPhoneのモバイルSuicaで駅の改札を通った時に、通知でゲームアプリが止まらなくなったりしており、通知関連の動作に若干の変化があるようです。
ファーストインプレッションとしては、デザインとして、やりたいことは分かるし、結果改善されているところもあるのは分かるんですが、ベストではないのかな、というところです。便利なところもあるので、悪くは無いかなと思っています。
アクションボタン
サイレントスイッチが無くなってアクションボタンになっています。アクションボタンはデフォルトでは長押しで消音のトグルができるので、要するにサイレントスイッチと同じ機能になっています。
サイレントスイッチが指ざわりでON/OFFの判断が付いたところ、アクションボタンによる消音切り替えは画面を見るか長押しして反応を確認するかしないと状態が分からないのがちょっと不便です。加えてボリュームのアップ・ダウンと同じ形状で3つボタンが並んでいるため、どれを押しているか分かりにくいという懸念もあります。
いずれも慣れの範疇ではあるので、サイレントスイッチロスに悩むことはあまり無かったのですが、じゃあ「プログラマブルなアクションスイッチ」に何を期待するかというと、ちょっと用途が思い浮かびません。「ショートカット」が指定できるので、これを活用するといろいろな可能性が想定はされるので、何か良い使い方を模索したいかなと思っています。
ゲームはヌルヌル動くようになっているものも
Proモデルは画面が120Hzになって、アプリによっては非常に画面の動きが良くなっているものがあります。ぶっちゃけ、見違えてヌルヌル動くようになったゲームもあって、これが唯一にして最もiPhone 16 Proモデルを買って良かったポイントかなと思っています。
最近の、特に海外ベンダーのマルチプラットフォーム3Dゲームなどは、非常にリソース、処理速度の要求が高く、iPhone 12 Proで明らかに重さを感じていた点でした。これが明確に解消されたのは良かったです。
加えて、iPhone新機種といえば発熱問題やバッテリー過剰消費問題が出るのが常ですが、今回これまでのところそういった話題が出ていないのは良かったかなと思います。実際に重めのゲームをしていても、激しい発熱などの不安を感じたことはありません。
画面サイズの件も含めですが、アプリの最適化にはやはり時間が必要なので、これからさらに良い体験になってくるアプリも出てくるかなと期待しています。
バッテリーの持ちは良くなっている
当然ですが、バッテリーの持ちはとても良くなっていますね。USB-C PDに対応したことで、充電もとても速いです。これまではゆっくりでも時間がある時にワイヤレスで充電しておけば良いかな、という感じで運用していたのですが、最近は狙ったタイミングで急速充電しておくようになっています。
改めて考えてみたらライトニングケーブルは色々持ってる割にUSB-Cケーブルはあまり持っていなったので、慌ててUSB-Cケーブルを買い足しました。CIOのディスプレイ付きケーブルとAnkerのAtoCケーブルです。
液晶付きケーブルは充電状況が見えるので便利ですね。AtoCケーブルは外出先で使うためのケーブルです。
電源周りのiPhone 16の新しい機能として、バッテリー充電上限を80%〜100%まで5%刻みで指定することができるようになっています。今は90%に設定して使っています。100%指定でも充電制御が働くのでバッテリーが著しく痛むようなことは無いとは思うのですが、明示的に制限できるのは嬉しいです。
一方で、ワイヤレス充電については、電池容量が増えたこともあり、今使っているQi規格の充電器の充電効率の悪さが気になってしまいました。現状、最新のiPhoneでワイヤレス充電環境といえばQi2規格なので、新しい充電器を買おうか悩ましいところですが、今のところはケーブルでの高速充電で困っていませんので、しばらくこの運用で行こうかと思っています。
MagSafeは食わず嫌いだったかもしれない
iPhone 16 Pro Maxと同時に取り付けたアクセサリ関連のレビューです。
「奇跡の瞬間」のマジックジョンの強化ガラスフィルム、今回は試しに覗き見防止仕様のものを付けてみています。そこまで厳しい覗き見防止になっていなくて、概ね横方向にななめ45度あたりから見えにくくなり、60度くらいで真っ黒になる感じです。そのため、普段使っている限りは暗さを感じることもなく、QR決済などの読み取りにも問題は出ていません。良いフィルムだなと思っています。
ただ、滑りが良いかというとそこまで良くは無いかなと思います。そのため「スマホまもる君」を塗って使っています。
スマホまもる君はいろんなところで使えて便利です。スマホの画面の滑りも良くなります。
今回予想外だったのがMagSafeです。実はiPhone 12からMagSafeには対応していたのですが、これまでMagSafe関連のアクセサリは意識的には使っていなかったんですよね。理由は、磁石が何かに影響を及ぼしそうで嫌だなという点と、MagSafeの便利さがイマイチ分かってなかったところがあります。
今回ケースがMagSafe対応のSpigen シン・フィット・マグフィットになったことで、初めてMagSafe対応のワイヤレス充電器が磁石でくっつく体験をしたのですが、正直むちゃくちゃ便利なんじゃないかと思い始めています。改めてMagSafe対応のアクセサリを探してみたら、スマホホルダーやスマホリングが沢山出ているので、これは色々試してみたいなと思いました。
まずはこの機会に、まずは車載スマホホルダーをMagSafe対応のものに買い替えたいかなと考えています。
カメラ保護ガラスについては、特に写真の画質への影響とかは分からないので、まずは安心感があって良かったかなというところです。今回、カメラのレンズ部のみを保護する形状で、周辺のフラッシュ部分などがカバーされていないのが気になっていたのですが、実用上、問題はなさそうです。
カメラ保護ガラスを付けるとケースのカメラ保護のための出っ張りと高さが揃ってしまい、結局カメラ保護ガラスのほうが外部と擦れている気がします。いずれにせよ本体が守られているので良いのですが、次はやっぱり全体保護できるプロテクターにしたいかなと思っています。
Apple Trade Inによる下取り
Apple Trade Inによる下取りですが、前回までは返送用のパッケージが送られてきて、それを受け取る時に本人認証を行う形式だったのですが、今回はサイトからの申込時に身分証明書による本人認証(eKYC、免許証を使いました)を行ない、指定日には配送業者がスマホ本体を引き取りにくる形式になっていました。
引取の手配は新しいiPhoneが届いた時から申請可能となり、結局1週間後の日曜日に予約を入れたました。下取りに際して、iCloudからのサインアウトを行い、紐づけを解除、Appleを探すもオフにして、初期化しておきました。ケースやフィルムを剥がして裸状態にして準備完了です。
引取に来たのはヤマトのお兄さんで、専用のパッケージに玄関先でiPhoneを収めて回収していってくれました。直接引き取りのほうが便利かといえば、まあどっちでも良いかな、というところです。
査定額は買取予定額満額でした。そもそもの買取額が他の買取専門業者に比べると若干低いところはあるのですが、他の買取専門業者だとバッテリー劣化などの要因でガッツリと査定額を下げられた経験もあるので、Apple Trade Inも悪くないかな、と思っています。
まとめ
以上、iPhone 16 Pro Maxに乗り換えて概ね2週間のファーストインプレッションでした。
iPhone 12 Pro Maxからの変化があまり感じられなかったのが一番印象に残ってしまっているのですが、明らかに動きの良くなっているゲームなどもあるし、この先にはApple Intelligenceも待っているので、一旦は今後に期待、といったところかな、というところです。
一方で、特に省電力周りや、バッテリーの持ちなどはとても改善されているのを感じています。そういう意味では安心して使えるスマホになっていて良かったなと思っています。
今回も新たに対応アクセサリを導入しましたが、マジックジョンの液晶保護ガラスフィルムは本当に良かったです。やたらとCM動画を眼にしますが、決して悪いものではないというのが確認できて良かったです。他メーカーの製品も含め、ガラスフィルムの貼り付けを補助するガイドの機構もどんどん進化しており、事故が起きにくくなっているのは非常に良いことだと思います。そしてMagSafeアクセサリーはこれからいろいろ試してみたいなと思っています。
結局、高い買い物だったけど、買い替えて良かったのか否かといえば、4年分の進化としてはそこそこ妥当に良くなっているので、これくらいのスパンで買い替えるのを考えると、むしろバランス良い製品になっているなというのが総括です。カメラコントロールとか、どうなっちゃうのか不安なフィーチャーもありますが、順当に市場の流行りを取り入れているところもあります。総じて、iPhoneらしく進化してるんでしょうと思っています。
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