やっとシーズン初の中央道、八ヶ岳方面にスキーに行きました。八千穂高原、人口降雪ではありますが、この時期にコブまで作っていて、これは意地じゃないかと感じました。朝のピステされた整地はすこぶる気持ちよかったですし、一日楽しめるゲレンデでした。
シーズン初、中央道。八千穂高原スキー場へ。
2024年1月5日。金曜日です。仕事始めの4日だけ仕事をしてなんと私は5日から再び4連休という酷いことをしています。せっかくの金曜日なのでどこかに滑りに行きたいわけですが、とにかく今シーズン、この時期でもまだ雪がない。どこか良いスキー場は無いかと探していたら、八千穂高原スキー場が4日から第2コースオープンとの情報が。これは行くしか無いかな、ということで、八千穂高原スキー場へ行くことにしました。
八千穂高原スキー場といえばコブなんですが、普段コブが展開されているアゼリア、バンプス8はまだ積雪不足です。しかし今は第3コースにコブラインができているとのことです。こちらにも期待して行ってみることにしました。
中央道方面に滑りに行くなら「速旅」をオススメしたい
冬の中央道といえば、ネクスコ中日本の「速旅」です。リフトチケットと高速道路の周遊プランがセットになって、バグレベルでお安く便利です。同じく割引プランとしては、ネクスコ東日本の「ウィンターパス」もあるのですが、こちらは乗り降りできるエリアが決まっており、しかもそれは一回のみ。速旅は周遊プランで乗り降り自由なのがいかに強力か分かります。
何しろ速旅は中央道から東名道まで使えてしまうのが凄いです。中央道が混雑しているから中部横断道を使って東名経由で帰るなんてこと可能です。何か罠があるのではないかと疑うレベル。
八千穂高原スキー場のチケット平日3500円にお土産券300円分が付いて、周遊3日間可能で8600円って、これは使わない手はありません。ここ何年か毎年複数回使っています。申し込みにはETCとクレカが必要で、Webで申し込みすると、チケット代はその場で決済、通行料については後日請求時に走行分が相殺されます。何が相殺されたかは、ETC利用履歴のWeb明細で見ると分かります。
いすれにせよ、ETCのWeb明細とマイレージ(smile ETC)はスキーヤー、ボーダー必携のサービスだと思います。
やっぱり中央道は空いていて良い
出発は4:30。速旅の周遊エリアを活用するため、横浜町田インターから東名、圏央道、中央道と走ります。中央道は相変わらず空いていて良いです。関越道みたいなウィンターシーズン早朝の混雑がありません。
早朝の双葉SA。そんなに混雑していませんでした。トップシーズンになると流石にもうちょっと混雑しています。
朝食は定番、大判きつねうどんです。これ食べると冬が来たなぁと感じます。
富士山が良く見えました。天気は良さそうです。
そういえば青ブタの幟をよく見ます。これコラボしてたんですね。期間限定らしい。
八千穂高原スキー場へは長坂インターを降りて清里、野辺山を経由して北上します。
長坂インターを降りたところのセブンイレブンから、八ヶ岳の眺めです。朝焼けが綺麗ですが、こちらも冠雪が少なく見えます。
こちらは南アルプスです。もうちょっと雪が積もっていて欲しいところではありますね。
松原湖の交差点から折れて八千穂高原へ登って行くと、やはり小海リエックスに入っていく車も少なくありません。小海リエックスから先は積雪路です。かなりしっかりと凍結しており、流石に標高が高くて気温も低いことが伺えます。
八千穂高原スキー場駐車場到着は8時過ぎです。流石に速くて快適でした。駐車場は1/3ほど埋まった感じで、平日ではありますが1月5日ということでそこそこ混雑している感じです。駐車場は積雪・凍結した箇所があちこちにありましたが、白線が見えないほどではありませんでした。
みんな粛々とゲレンデに向かう準備をしている様子を見ていると、やっぱり八千穂高原スキー場、常連が多いのかしら、と思うのでした。
流石としか言いようがない八千穂高原スキー場のゲレンデ造り
今回は速旅でチケットを事前購入しているので窓口で引き換えです。
窓口のお兄さんが分かって無くて、若干処理に手間取りましたが、無事、チケットと300円のお土産券をゲットできました。このお土産券は当日しか使えませんので、速攻でお菓子など買ってしまうのがオススメです。後で使おうと思うと忘れます(経験者は語る)。
とりあえずゲレンデの様子の第一印象ですが、「神」でしたね。基本、人工降雪ではあるのですが、新雪が圧雪された良く噛むゲレンデです。今シーズン、ここまでコンディションが良いのは初めてかと思います。そういえば思い返してみれば、毎シーズン、初回の八千穂高原スキー場訪問時に、最高コンディションと感じている記憶があります。それくらいここのゲレンデ造りは凄いです。
今回もメインのREDSTER S9iです。滑り続けているので簡易ワックスしか施工していないのですが、ベースにホットワックスがしっかり入っているためか、全く滑走性に問題ありません。
第2コース下部です。この青空とゲレンデ。最高です。
浅間山方面も綺麗に見えました。
まずは第4コースへ。この日、朝イチは第3コースは大会で規制されていました。10時過ぎには開放されました。
第4コースの降り場からは正面に浅間山が見えます。多少、冠雪は増えたようにも見えますが、普段ならこの時期、もっと真っ白なはずなので、やはり雪が少ないんだなぁと改めて感じます。
第3コースの降り場から。コースは規制中でしたがリフトは使えました。こっちのほうがリフトは速いです。案外とここから第4コースへ降りていく中斜面がなかなか気持ちよかったです。
第2コースへ登りながらバンプス8を覗いてみましたが、キッカーなどの様子を見ても全然雪は足りていないようで、これはまだまだしばらく時間がかかりそうだなという印象です。そんな中で、第2コースまで仕上げてきた八千穂高原スキー場の意地を感じます。
第2コースの上部。気持ちのいい斜面です。昼ころまでは良く噛むコンディションでとても楽しかったです。
景色も最高でした。ちなみにここのリフト降り場からアゼリアの入り口も覗けるのですが、まだちょっと雪は薄めでした。
第2コース上部の終わり辺り。非常に良いコンディションでした。
休憩で昼ころの駐車場からの浅間山の眺めです。八千穂高原は景色も良いです。
平日ですが結構賑わってました。日中はちょっと春っぽい日差しではありましたが、風が冷たくて気持ちよかったです。
日が傾いて。この日滑りまくった第3コースのコブコース。底が見えていないかなど気にしていたのですが、全くそんなことは無くて、コブづくりについても意地を感じました。しっかりここだけ雪が盛られてるんですよね。流石のゲレンデ造りだなと感銘を受けました。
クローズ寸前の第2コースです。この頃になると気温も下がって、ゲレンデはサラサラのカチカチな高速バーンになっていました。ちょっと怖かったですけど、適度な硬さで気持ちよかったです。
夕方のバンプス8の様子です。アゼリアもそうでしたが、日中、日が当たるとやはり斜面の雪は溶けてしまうようで、まだまだゲレンデが仕上がるには時間がかかりそうだなぁという印象を受けました。
ラストは第4コースで閉めました。クローズまで多くの人が滑っていたのも印象的でした。
夕日に映える浅間山です。一日お疲れ様でした。
平日は16:15で終了です。大満足な一日でした。
夕暮れの浅間山も綺麗です。
びっくりするくらい車が真っ白になってました。融雪剤が相当撒かれていたということですね。こりゃ洗車しないとなぁと思ったのでした。
コブが難しすぎた件
この日のお題は、まずは気持ちよくカービングすることと、あとはコブでした。
まずカービングについて。ここ数日で、外側アーチ荷重から内足の意識などを練習していましたが今回は深回りを意識的に練習してみました。内側の股関節を引き上げて、外側の足を伸ばす練習です。今まであまり深回りは出来ているような出来ていないような微妙な感じだったのですが、内足の外エッジを使えるようになったことで、かなり姿勢が良くなったと思います。外アーチは本当に重要だなと改めて思いました。
さて、コブですが、硬くて深くて、最初はほぼ滑れなくて絶望しました。
言い訳としては、板が新しいこともあり、さらにシーズン始めであること、そしてコブが深くて硬いことが相まって、真面目に、コブに板が入らず、これはどう滑れば良いんだっけ・・・と悩むところからのスタートでした。そもそも緩斜面の縦気味の難しいコブだったこともあり、本当に、板がラインに入らなくて悩みました。
じゃあズルドンのずらしでなんとかしようかとも思ったのですが、これもエッジがひっかかってしまいうまく行きません。真面目に、何をどうすればいいのか分からなかったのが、この日の前半の状態でした。
とはいえ、基本に忠実に、ストックワークを見直したりすることで、なんとかバタバタですが完走することはできるようになりました。でもこの日はこれが限界でした。本当に、昨シーズン出来ていたつもりだったことが尽く出来なくなっていて衝撃を受けました。
まだまだ練習が必要だなぁと実感しましたが、これが分かっただけでも収穫だったなと思います。一方で、この時期、このコブをスイスイと滑っている人も多かったので、やっぱりここは上手い人が多いなぁと思ったのでした。だから深く掘れてるんですよね。みんなコブ好きすぎなんです。
閑話休題、コブを滑ると板が傷つきます。やっと本格的に自分の板になってきた感じがあってむしろ良かったです。
小淵沢「延命の湯」と清里カレーと信玄ソフトと
コブも整地も堪能したので帰ります。温泉は小淵沢の「延命の湯」へ行きました。
ここは宿泊施設も併設した施設なんですよね。お正月ということもあって、家族連れも多く思った以上に混雑していました。ちょっと落ち着かない雰囲気だったのが惜しいところではあるのですが、しっかり温まって汗も流して、とても気持ちよかったです。
その後は八ヶ岳PAへ。
晩御飯は清里カレー、モザレア&チェダーです。要するにチーズカレーですね。ボリュームもあってとても美味しかったです。
そして、今年初、今シーズン初となる元祖信玄ソフトを頂きました。八ヶ岳牧場の濃厚なミルクソフトクリームに黒蜜きなこの組み合わせは最強です。今年も何度も食べに来るだろうなぁと思ったのでした。
帰りも周遊エリアを活用
帰りも速旅ですので、普段なら高速料金をケチって通らない、圏央道から東名、横浜町田ICという経路で帰りました。確かに早いんですよね。それだけ通行料も高くつくのですが。途中で仮眠を取って時間が遅くなったこともあり、渋滞にははまらずに横浜まで帰ることができました。
やっぱり速旅は便利です。今シーズンも何度も使うことになるかなぁと思いました。
八千穂高原スキー場は凄かった
以上、着実にコースが増えている八千穂高原スキー場へ行って、コブと整地を堪能してきた話でした。とにかく八千穂高原スキー場のゲレンデ造りは凄いなぁと感銘を受けるスキーツアーでした。しっかりピステの入った整地、深くても底の無いコブラインと、そりゃファンも多いはずです。改めて八千穂高原スキー場の魅力を感じることができました。
あとは速旅。これは使うしかないです。白樺湖エリアや白馬のリフトチケットプランもあるので、要チェックです。何しろ途中出場可能な周遊プランなのが良いです。今シーズンも使い倒そうと思ったのでした。
そしてコブはやっぱり難しかったです。確実に、今シーズン、板の性能は上がっているはずなんですが、それだけじゃ超えられない壁はやっぱりありますよねぇーと、現実を感じたのでした。
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