ふじてんスノーリゾートの旅。今年の締めはナイターでふじてん初訪問。トラブルと得たものと、いろいろあったシーズン初ナイター。

スキー

2023年の締めはふじてんナイターです。初めてふじてんスノーリゾートに訪問しました。これは通っても良いスキー場だな思いました。ただし、日中はすこぶる混みそうなので、ナイター限定です。人生初、リフトチケットを紛失して2枚買う羽目に合いました…。

2023年の締めはふじてんナイターへ

2023年12月30日土曜日。2023年の滑り納めをどうするか考えていて、どこかにナイターに行きたいなと思っていました。候補としては上越国際が定番なんですが、先日訪問したとき、長峰ゲレンデ、ホテル前の積雪が結構少ない状況で、これじゃナイターも楽しめないかなぁと思っている状況です。

そういえば。近場でナイターをやっているスキー場として、富士山エリアにイエティとふじてんがあります。イエティはあまりに有名で、ウィークデーから通っている人も見受けられます。一方のふじてんは週末のみナイターで、若干マイナーです。立地的にも鳴沢なのでちょっと遠いというところもあります。

いつかは行ってみたいと思っていたこのエリアのスキー場なので、今回、滑り納めにふじてんスノーリゾートのナイターに行ってみることにしました。空いているという情報があることと、リフト1本で1km以上滑れるというゲレンデの長さがポイントです。イエティはちょっと短そう。

イメージ的にはノルン水上のEコースかなーと思いつつ、滑りに行ってみることにしました。

滑り納めということで、今回は板を2本持ち込んで途中で交換しつつ乗り比べです。実はワックスをかけ直したいんですが、その前にそれぞれあと1回づつ滑っておきたかったところがあります。

帰省ラッシュの中の移動

ふじてんスノーリゾートまでは3時間とかからず着くはずなんですが、12月30日は土曜日で、帰省ラッシュでもあり、ぶっちゃけどれくらい時間がかかるのか読めません。駐車場はナイター向けに15時以降無料開放されているようなので、15時過ぎには到着できるよう、12時頃に出発しました。

ナビの予測では一応3時間で着くはずなんですが、そもそも東名か中央道か、ここから悩みます。最短経路はどうやら東名→圏央道→中央道となるようですが、これ高速料金が凄い高いんですよね。なので、府中スマートから中央道で行くルートにしてみました。

府中スマートまでの下道ですが、とりあえず混雑はしていたものの酷い渋滞には当たらずに行くことができました。石川PA通過時点では1.5時間掛かっていなかったので、うまく混雑は回避できた模様です。

ただ、八王子JCTで事故渋滞が起きていたり、その先も自然渋滞がパラパラと発生していたりと、なかなか安定しません。しかも休憩したかった藤野PAは満車で止まれず。結局谷村PAまでノンストップで走ることになってしまいました。

大月JCTから先はほぼ混雑無くふじてんスノーリゾート近傍まで辿り付いたのですが、今度は早すぎて15時前に到着してしまいそうです。仕方がないので途中のローソンで時間を潰して、15時過ぎに駐車場に入ることにしました。

ふじてんスノーリゾートの駐車場は入り口精算で、ゲートが複数設置されており、15時を過ぎると左端の無料ゲートに案内されて無料で入れるようになります。この辺はさすが富士急、良いシステムだなと思いました。

ふじてんスノーリゾートの駐車場には15:20頃に到着です。通常なら、ナイターに向けて車の入れ替えがある程度あるはずなんですが、この時間、まだほとんど車が出ておらず、停める場所を少々探すような形になりました。とは言え徐々に入れ替えは進み、気がつけば私の車の周りもナイターで来た人だらけになっていました。

ここでこの日第一のミス。停車車両の向きを誤って、リアゲート同士を向き合わせてしまい非常に荷物の積み下ろしがやりづらかったです。スキー場の駐車場は基本、同じ向きに並べるのが基本ですね。

富士山が良く見えましたが、ちょっと近すぎて微妙でした。

初のふじてんスノーリゾートは大混雑だった

ナイターは16時からですが、一日券では17時まで滑れるため、この重複時間帯が出入りが激しく混雑した時間帯になります。

到着直後に見たクワッドリフト乗り場ですが、ぶっちゃけ凄い行列、さらに左右のコースから人が集中してる状態で、完全なカオスになっていました。この状況は、滑りたくないなぁというのが第一印象です。ナイターもこの混み様なのか?と一瞬いやな予感がよぎりました。

なるほど、ふじてんは混んでいる。しかもレストハウスなど見ていると、海外からの観光客が非常に多いです。そりゃ富士山エリアですからね、みんな来ますよね。いかにもっていう感じのセレブな欧米人から中華系ファミリーまで、とにかくいろんな言語が飛び交っていて凄かったです。

っていうか、ぶっちゃけ、これくらい海外含め団体ツアー受け入れないとスキー場は維持できないんですよね。むしろこの雰囲気は流石だなと感心しました。

やっぱりナイターは空いてて快適だった

マジこんな混雑が続くようならナイター滑らず帰ろうか、って思ってたんですがね、やっぱりナイターになったら空いてきました。

これはナイター開始時点頃です。あれだけ居た人がごっそり居なくなりました。ツアーの方が多いと、ツアーの集合時間で一気に人が減るんですよね。分かりやすいです。

そんなわけで準備をしてゲレンデへ向かいました。

ふじてんもSKIDATAですね。デポジット500円でナイターは2500円なんですが、会員登録すると、回費500円でナイターは2000円になります。ぶっちゃけ全然お得なので会員登録しておきました。

ゲレンデ上部の様子です。思ったより空いています。それでも寂しくない程度に多くの人が滑っていて、この賑わい感は良い感じです。

リフト待ちもほとんど無くて、適当に相乗りしていく流れができていました。この時間でもやはり海外からのゲストの方が相当滑っていたようで、外国語の会話がそこかしこで聞こえていました。

ちょっと気になった点として、17時で一日券での滑走は終了となるんですが、17時を過ぎてリフト乗り場で「ゲートが開かない」とクレームを言っている人が複数回目撃されました。係の方も慣れた様子で対応されていましたが、もうちょっと周知しっかりしても良いのかなと感じました。

こちらは斜度のゆるいスラロームコース。多くの方がこちらで練習しながら仲間とワイワイ滑ってるような感じでした。幅もしっかりあるし、人工雪とはいえゲレンデもしっかり作られていて、とても滑りやすい印象でした。

こちらはダイナミックコース。ちょっと急斜面があり、こちらはカチカチのアイスバーンで、かなり気合の要るゲレンデです。さすがに空いているのですが、むしろスピードを出して滑っている人が多かった印象です。ノルン水上のDコース、Eコースも同様ですが、ある程度滑れる人はダイナミックコース、ビギナーや練習したい人はスラロームコースと、しっかり棲み分けがされているのが良かったです。

その分、ダイナミックコースは部分的にはかなりえげつないアイスバーンになっていた印象ではあります。気温が下がってアイスバーンがサラサラの砂漠みたいになってるナイターゲレンデが好きな人には良いと思います。

ナイターゲレンデの印象としては、全体に明るいな、と感じました。いくつかナイターを滑ったことがありますが、ゲレンデ内でも暗いところがあってドキッとすることが良くあるんですが、ふじてんはそういった不安感が無くて非常に滑りやすかったと感じています。

こちらはうローズ間際、リフト最終乗車後のゲレンデの様子ですが、クローズまで滑っている人が結構居て賑わっていました。

帰り際のレストハウスの様子です。結局クローズまで滑り倒してしまいました。大満足なふじてんナイターでした。レストハウスには雪落とし用のエアスプレーと、板を浸けられる温水シンクが設置されていたのが印象的でした。

ちなみに駐車場の照明は暗いです。月明かりくらいしかありませんので、照明は必須。テールゲートに取り付けて使える照明を買っておこうと思いました。駐車場が明るいゲレンデといえば上国アネックスですね。あそこは充実しすぎです。

トラブル、リフトチケットを紛失する

ところで。今回人生初の、チケットを紛失するというトラブルを経験しました。リフトのゲートを通ろうと思ったら、なんか反応しないので確認したら、なんとチケットホルダーのチャックが開いていて、カードキーがどこかに吹っ飛んでしまっていました。

仕方がないので買い直したのですが、こんなことあるんだなぁとちょっと反省です。チケットホルダーの蓋やチャックはしっかり閉めましょう。まさか自分がこんな目にあうなんて驚きでした。

落としたチケットをゲレンデで見つけられないかと、心当たりのあるところを何度か滑ってみましたけど、まあ見つからないですね。保証金500円含め、被害額は2500円でした。

メイン板、サブ板の乗り比べについて

この日は板2本の乗り比べというか、それぞれの板について今年の滑り納めをしていました。

サブ板、今年ブックオフで買ったOGASAKA UNITY TD-1 165cm。雪不足なゲレンデを滑って板が傷ついても悲しくないように購入したサブ板です。板自体は古いのですが、UNITY自体はオールラウンドの板としてはそれなりの板だと思っています。

実際滑ってみた感じ、アイスバーンだとやっぱり疲れます。かなり板をコントロールすることに気を使わないといけないところがあって、数本滑るうちに体力も削られて、正直もう帰ろうかと、そんな気持ちになってしまったくらいです。

比較的素直で良い板ではあるのですが、もうちょっと楽に滑れる板だったら嬉しいかな、と感じています。

こちらが今年買ったメイン板、ATOMIC REDSTERT S9i REVO S 165cmです。値段がUNITYの買値の10倍以上するので、比較するのは酷かとは思うのですが、正直、今回、乗り比べてみて、歴然たる差を感じる事態になってしまいました。

まず安定感が違います。S9iは板にある程度の主張があって、オートマチックに滑れる感じがあるんですが、今回のようなアイスバーンだとその性能が如実に発揮されます。感覚としては、足元の安定感が高くて、アイスバーンでもまっすぐしっかり進んでくれる印象を受けました。

その結果として、ですが、疲労感が全然違います。UNITYで数本滑ったあと、もう帰ろうかな、っていうくらい疲れていたし、足の筋肉もプルプルしていたんですが、S9iで滑ってたらむしろ疲れがどんどん取れていったくらいです。結果、実際クローズまで滑ってしまったし、まだまだ滑れる感触がありました。

これが性能差であり値段の差か、と考えると世知辛いところもあるのですが、やっぱりS9iという板は凄いな、と率直に思いました。いずれにせよ、2本とも滑り納めすることができて良かったです。

気持ちよく滑って練習も捗るのがナイター

さて、今宵の練習です。どうにも左足に乗れない感じをかれこれ数年感じており、昨シーズンの検定に向けた講習でも左足が外足となる右ターンについてかなり指摘を受けていました。そのため常日頃から左足での横滑りを練習しまくっていたわけですが、この日、やっと一つ前に進んだ気がします。

結論、左足の足裏感覚として、小指球側をうまく使う必要があることに気づきました。どうして右足では器用にさばけるところ、左足だとうまくさばけないのか、ずっと分析していたのですが、右足の場合、小指球側のアーチを使って、うまく板のインエッジを外したり、ターン中も板全体を押すことができたりするのですが、左足ではこれが出来てなかったんですよね。

原因は要するに拇指球に拘りすぎたことで、左足について、外側のアーチを意識することすらできていなかったことらしいです。

これを意識し始めてから、足裏の感覚が変わって、足裏がポカポカと暖かくなってきました。左外側での横滑りも安定してできるようになってきた感じがあります。

今のところはまだこれに気づいたばかりで、実際体に定着させるにはしばらく時間がかかりそうではあるのですが、ここ数年で一番の発見だったかもしれない、と感じる事態でした。

帰りは東名、鮎沢PAで担々麺

結果的には大満足だったナイターを終えて帰ります。帰りは東名で帰ることにしました。

東富士五湖道路に富士吉田ICから乗って、御殿場へ。通常ここは週末の割引料金でしか走ったことが無かったので、定価での通行料を見て予想外の高額で若干焦ってしまいました。

鮎沢PAまで来ました。年末ということもあり、大型車が殆ど停まっていない鮎沢PAの風景はかなり異様でした。

実はもつ煮定食を狙っていたのですが、なんと繁盛期につき休止だそうで。

仕方がないので久しぶりに担々麺を頂きました。暖かくて美味しかったです。

その後は中井PAで休憩&若干の仮眠をとり、町田インターを降りるときは深夜割引になっていました。

家には1時前には付いたので、水上や湯沢でナイターを滑ることを考えるとやっぱり遥かに近くて早かったです。

やっぱりナイターは良い、ふじてんは良いスキー場だった

以上、2023年の滑り納めとして、ふじてんスノーリゾートにナイターに行った話でした。ふじてんメンバーズ登録から始まり、リフト券の紛失、板2本乗り比べ、左足の足裏感覚の練習まで、まあいろいろあって満足なスキーツアーでした。

ナイターはやっぱり楽しいですね。空いてるし、雰囲気が素敵です。ふじてんは近くて便利だということが分かったので、以後ナイターで通おうかなと思っています。雰囲気としてはまさにノルン水上なんですよね。

富士山エリアのスキー場ということもあってか、とにかく海外からの旅行客と思われる方が多く見られたのが印象的でした。一方で、場内アナウンスなど日本語でしか提供されていない情報が多いような印象があります。これからスキー場も多言語対応が必要になるんだろうなぁと、ふと思いました。

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