ハンタマ実は初参戦です。シーズンイン早々、週末ゼロ滑走は避けたくて、とりあえず滑れそうなところとして試しに行ってみたんですが、雪無いし凍ってるし混んでるしで、厳しいスキーツアーでした。でも多少、収穫はあったので案外と満足しています。とにかく雪不足が恨めしいです。
ハンターマウンテン塩原、初参戦
2023年12月17日。今週は日曜日のスキーです。実は初めてハンターマウンテン塩原へ行きました。これだけ滑ってる割にハンタマは行ったこと無かったんですよね。理由は、なんか混んでるって聞いていたから。でも食わず嫌いもいけないので、今回行ってみることにしました。
実はこの週末は、そもそも滑りに行けないかなぁと諦めかけてたんですよね。
先週から気温が高い状態が続いていたところに、金曜日からはスキー場は激しい雨が降って、スキー場の雪がかなり減ってしまっていたんです。先週は滑れていたスキー場でも、営業停止になってしまったところが散見されていました。
一方で、カレンダー的にはもう12月中旬で、例年この時期は、数少ないオープンしているスキー場に人が集中する時期でもあります。かぐらスキー場は早々と「凄い混雑するから覚悟しとけ」という周知を出していました。
土曜日は悪天候が続いていたため、むしろスキー場は空いていたところもあったようです。今から考えると土曜日に出かけるべきだったかなぁと思ったりもします。
そんなわけで、天候も回復し、気温も下がった日曜日にどこかに行こうかと考えて、あまり滑れなくても諦める前提で、ハンターマウンテン塩原へ行ってみることにしたわけです。初訪問になるので、ゲレンデや施設の雰囲気を感じられるだけでも良いかな、というところです。
一応、山頂から3km滑れるという事前情報もあったので、期待せずに期待しつつ、ハンタマへ向かったのでした。
ちなみに次点の候補としてイエティナイターという案もあったのですが、こちらはもっと混んでそうだし、逆にいつでも行けそうなので次にしました。
ところで、新しくて古い板を調達
実は土曜日にスキー板を衝動買いしていました。ブックオフでOGASAKAのUNITY TD-1という古い板を買っちゃっいました。
理由は簡単で、雪が少ないゲレンデを滑ると板が傷つくためで、この板はセカンド板として購入しました。この板自体はモデルとしてはかなり古いので、1万円ちょっとで買えたのですが、実はUNITYというモデルには憧れもあったし、状態もかなり良かったので、良い買い物だったと思っています。しっかりワクシングして滑りに行きました。新しいデバイスは気分も上がります。
東北道で遠くて近いハンタマへ
出発は4:15頃です。ぶっちゃけ東北道方面にスキーに出かけることが殆どないので、時間の感覚も分からず、とりあえず早めに出かけてみました。首都高を通って東北道に乗るまでに2000円くらいかかるのがまず酷い。確かに速いんですが、最近帰りは浦和から下道で帰ってきています。
朝食などもろもろのため羽生PAで休憩です。ここはファミマが入っているので何かと便利です。東北道は早朝から結構交通量が多くて若干ビビリましたが、大体が宇都宮以南で消えていくので、おそらくはゴルフ場へ向かう人達だったのかな、と思っています。
朝の東北道はとにかく風が強かったです。っていうかこの日は一日中冷たい風が吹いていました。
西那須野インターを降りて、塩原に登る前のコンビニで二度目の休憩。ここまで来ると車も少なくて、もしかして空いてる?とか思ったのですが、多分時間が早かっただけです。
塩原を抜けて、ハンターマウンテン塩原へ。到着時刻は7:30頃ですので、ナビでの予想通りの概ね最短時間だったと思います。駐車場はP3のかなり前の方に入れたので、結構早かったと思います。道中、積雪は全く無かったのですが、到着時、気温は-3℃、風も強くて寒かったです。
距離的には200km超と関越方面に比べるとやはり遠いのですが、時間はあまりかかっていません。東北道は速いなあと思いました。
雪がない
冷たい風の吹く中、準備をしてレストハウスへ向かいました。これくらい寒ければ躊躇なく冬装備で行けるので有り難いです。
レストハウスからゲレンデを見た第一印象は「雪がない」。マジでびっくりするくらい雪が無くて驚きました。土曜日も気温が高かったのでさらに融雪が進んだようです。そしてクワッドリフトは板の手持ち乗車です。要するに、ゲレンデからリフト乗り場まで雪が繋がっていないんです。以前、丸沼でも手持ち乗車は経験があるし、手持ち乗車であることは理解はしていたのですが、実際現地に来てみるとなかなかな光景でした。
さらに追い打ちをかけて、強風のためゴンドラが動きません。そして前日土曜日は滑れていた下山コース、これが繋がっていれば山頂から合わせて3km滑走になるんですが、雪不足のため封鎖となってしまいました。山頂コースは開いているのですが、板を持って上がって、板を持って下ってくる形です。
結果、リフト券はオープニング料金の1日券のみの展開です。この営業条件になっていることをご理解の上、購入してください、というアナウンスがされていました。なかなか厳しい。ちなみに、次回1000円引き券が付いているあたりは、同系列のたんばらと一緒ですね。
そんなわけで、波乱のハンタマがスタートしました。
アイスバーン
早速板をかかえてクワッドリフトに乗り、緩斜面へと向かいました。
リフト降り場も雪が無くて、凍った降り場のスロープを駆け下りる感じで、ここが一番難しかったですね。その先もゲレンデの斜面までほとんど雪がなくて、そんな状態なのでゲレンデにはたまに石も落ちてて、絶対スキー板に傷がつく状況。
雪質はアイスバーンです。前日溶けて固まった状態です。ボーダーもスキーヤーも、ガーガーと氷を削る音を立てて滑り降りていきました。
多少、幅があるところもありましたが、それでも薄いところが散見されて、気を抜けないコンディションです。
朝のうちは人も少なくて、練習するには悪くないかな、という感じはありました。
風が強くて、段々と雪雲が増えてくるようなそんな天候でした。
期待の上部もアイスバーン
しばらく滑っていたら人も増えてきたので、山頂方面に向かってみました。スキー板を抱えてハンタークワッドに乗って上部へ。
山頂部のコースにかかっている第三ペアリフトは普通に板を履いたまま乗れました。こちらは最初にリフト乗り場に付いた時の写真で、これで待ち時間がだいたい10分くらいです。その後、ピーク時で20分ほどの待ちにまで伸びることがありました。
山頂コースは上級者コースしか有りません。迂回路がないので注意が必要です。そしてこの日はこちらもアイスバーンでした。マジ、転んでそのまま止まれず滑落していく人を見かけました。
山頂からの景色です。これ晴れてたら最高かも、と思いました。この日は風が冷たくて強くてそれどころではありませんでした。山頂から下る最初の斜面がかなり急で、しかもこの日はコース半分くらいしか雪が無くて、混雑していて凍っていて、とにかく辛いコースでした。
それでも下部ほど混雑していないし、普通にスピードを出して滑れたので、案外と満足感は高かったです。
しばらく滑ってたら山頂コースも混雑してきたので、一旦降りて休憩しました。時間をずらして、昼ころ、混雑が収まるのを狙ってみることにしました。
11時すぎ、おそらくスキー場が一番混んでいる頃の様子ですが、とにかく凄い賑わいでした。写真には写っていませんが、第一クワッドリフトの乗り場にはワサワサと人が群がる感じで並んでいて、これ何分待たされるんだろう・・・っていう状態でした。
時間をずらして12時過ぎ、改めて山頂コースへ。狙い通り、リフト待ちは10分未満で安定してきていました。これなら回せます。
天候が悪化して雪です。吹雪に近い状態。とにかく寒かったです。
完全に雪雲です。このまま寒波が来て雪が積もってくれると嬉しいです。
帰り際、最後はちょっと晴れ間も見えました。
山頂からの落ち込み。こうして見ると雪があるように見えますが、薄いし、石が混じってるし、基本アイスバーンなのでサラサラかカチカチのどちらかで、なかなか厳しかったです。
帰り際、駐車場に停めてあった車にはうっすらと雪が積もっていました。とにかく寒くて固くて辛いゲレンデでした。
シーズン2回目、やっとしっかり練習できた気がする
アイスバーンでカチカチ、雪も薄くて混んでて大変なコンディションではあったのですが、序盤は緩斜面でやっとまともに練習することができて良かったです。みっちりとプルークで滑りこむことができました。アイスバーンではあったのですが、やっぱり練習には、長く滑れる緩斜面があると良いです。
そして終盤、山頂コース、アイスバーンではありましたが、それなりに普通に滑ることができました。なんせカチカチのアイスバーンで、薄くて土が覗いているところもあって、一瞬たりとも気を抜けないコンディションだったのですが、それが逆に良い練習になったかなと思っています。
とはいえ、さすがにアイスバーンの連続で、どこまでしっかり踏めたかというと疑問ではあります。転ばないよう荷重を調整することはできたし、ずらしを中心としてセーフティに滑ることはできたのですが、スピードはあまり出せませんでした。
総じて、コンディションの割には案外と滑り込むことができて良かったなと思っています。
UNITYはやっぱり良かった・・・かも
期待の新板、OGASAKA UNITYですが、アイスバーンしか滑っていないのでなんともいえませんが、ファーストインプレッションとしては、やっぱり良かったなと思っています。
特に癖もなく、普通に操作に付いて来てくれる感じが良かったです。なので、アイスバーンでも転ぶこと無く滑りきることができました。
思った以上に良い買い物だったかもしれないと思っています。ただ、かなり傷も付いてしまったので、いつかリペアしたいなと思っています。
ハンターマウンテン塩原感想
この日は雪もないしアイスバーンだしリフトも少ないし、正直ハンターマウンテン塩原の評価としてどうか、と言われても微妙なんですが、ゲレンデを見た感触としては、本気で全部のゲレンデが滑走可能になって、全てのゴンドラ、リフトが動いたら、かなり良いスキー場なのではないかと感じました。
特に輸送力が案外と高いように感じました。案外と混雑して人がたくさん入っても破綻しないゲレンデなのではないか、というのが私の見立てです。ゴンドラまであるし。実は「たんばらの完成形か」と内申感じていました。
施設周りで言うと、今回、レストランには入らなかったので食事周りの事情は分かりませんが、チケットのWeb発券、キャシュレスにも対応していて良さげです。時間券は「4時間券」がありました。半日券相当として使えそうです。
そして駐車場です。誘導がしっかりしていて、また日中も駐車場の管理がしっかりなされており、あとから来た車を空いたスペースに誘導するとか、見回りもしっかりされている印象がありました。車両の間のスペースも適切に感じました。この辺は、同系列のスキー場では同等なような気がしています。
総じて、施設周りは悪くない印象で(っていうかしっかりお金かけてる感じがします)、ぜひ次回はトップシーズンに来てみたいなと思いました。
温泉は「森のいで湯 福のゆ」へ
昼過ぎにはスキー場を後にして帰路に付きました。温泉に寄りたかったので、レストハウスなどでパンフレットを物色していたら、リフト券で割引になる温泉施設の案内を見かけたので、行ってみることにしました。
「森のいで湯 福のゆ」です。塩原グリーンビレッジ内の施設で、国道400号から細い橋を渡って入ったところにあります。ちょっと入りづらいし出づらいし、施設自体もそれほど大きな施設ではありませんが、食堂もあって、綺麗な施設です。ハンターマウンテン塩原のリフト券で200円割引になります。
温泉のお湯はそれほど特色のない、無色無臭の温泉なのですが、成分は良いらしく、たしかにしっかりあたたまる良いお湯でした。お風呂もそこまで広い施設ではないので、混雑したら厳しそうです。一方で、ここは塩原温泉郷なので、温泉客もちゃんと分散するような気もします。
写真の通りの雪の中の訪問となり、雪見露天風呂を楽しむことができて満足です。
定番の千本松牧場
西那須野に来たら、ソフトクリームです。定番の千本松牧場に立ち寄りました。
千本松ミルクソフトを頂きました。濃厚で練乳の香りのするしっかりとボリュームもあるミルクソフトクリームで、とても美味しくて大満足でした。
都賀西方PAで「豚ニラ炒め定食」
都賀西方PAで遅めの昼食というか夕食というか、食事を取りました。実はここまで途中のSA/PAに立ち寄りながら、なにかグッと来るメニューが無いかと探してきたのですが、いまいち見当たらず、結局都賀西方PAまで来てしまったのでした。
豚ニラもやし炒め定食です。濃いめの味付けでボリュームもあって美味しかったです。次回はニラレバも美味しそうです。
帰りは高速代を節約、浦和から横浜まで下道で
週末の東北道上りは渋滞していることが多いのですが、この日は栃木インター付近で事故渋滞していた以外はスムースに流れていました。
首都高代が高いので、最近、浦和インターから横浜まで下道で帰るルートを良く使っているので、この日も下道です。環七を使うのが速くて便利です。カーナビの予測でも実質的に1時間は変わらないので、悪くない選択だと思っています。
家に帰って、給油して洗濯をしてスキーツアー終了です。
ハンタマは良いスキー場だった
以上、コンディションの悪化した雪不足のハンタマに大混雑の日曜日に滑りに行ったらやっぱり混んでたけど案外と悪くなかった話でした。結局本数として数えると11本くらいしか滑ってないのですが、しっかり練習できた点がやはり大きくて、満足度の高いスキーツアーでした。
加えて、東北道方面に滑りに行くためのテンプレートして、今回滑りに行けたのはやはり良かったと思います。東北道ってやっぱり速くて、関越道みたいなごちゃごちゃした感じが無いのがやはり良いです。難点は、遠いので高速代がかさむことです。
新しい板の感触も良かったし、新しい温泉も開拓できたし、収穫の多いスキーツアーでした。ぜひまた滑りに行きたいです。っていうか、雪積もって欲しいです。
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