スキー板のソールが激しく傷ついてしまったため、滑走面の「切り貼り修理」を行った話。

スキー

今年は雪不足ということもあり、油断すると石などでソールを傷つけてしまう危険性が高いゲレンデコンディションです。そして案の定、芯材まで露出するような傷を付けてしまったため、滑走面の「切り貼り修理」というのをやってみました。要らんことで色々と勉強になったところもありますので、ご参考まで。

スキー板の滑走面に大きな傷ができてしまった

今シーズンは雪不足でトップシーズンでも結構雪が薄いところあって、比較的ソールにも傷が入りやすい状況だったんですよね。そしてついにやってしまいました。忘れもしない、2023年2月10日、バンクコースの中に雪が薄いところがあって、そこでガリッとやっちまいました。

小さな傷なら、チューンナップでソール均せば消えたり、あるいは、リペア剤で埋めてもらったりという修理ができるんですが、滑走面がざっくりえぐれるような傷になるとそう簡単には修理できません。今回の傷はエッジの縁が見えるような傷です。完全に滑走面がなくなっています。

流石にこの状況でこの板で滑るのは板にもよくなさそうなので、しばらくセカンド板に切り替えて滑ることにしたと。トップシーズンになかなかの痛手でした。

滑走剤の「切り貼り修理」を依頼してみた

結構な傷ですので、普段チューンナップをお願いしている業者さん(Amazonでサービス売ってるところです)に、こんな傷でも通常のチューンナップメニューで治せるのか、メッセージしてみました。結果、

  • 通常のチューンナップメニューで可能。リペア剤による傷埋めは作業に含まれている。
  • ただし、ここまで大きく深い傷だと、リペア剤が剥がれてしまうリスクはある。
  • より完成度が高い修理方法として、滑走剤を一部張り替える「切り貼り修理」ができる
  • 「切り貼り修理」はオプションで別途料金がかかる

とのことでした。いろいろ調べてみると、結構な傷も切り貼り修理で直している動画などがありましたので、この「切り貼り修理」をお願いしてみることにしました。

スキー板の配送が面倒臭かった件

ここからはどうでも良いですが結構大事な話です。スキー板を宅急便などで送る時、どうすれば良いか。結論から言うと、スキー宅急便など、スキー板の配送専用サービスを使えば良いのですが、前提として、「送付物がスキー板であることが分かること」という条件があります。宅配業者としては、中身が分からない大きな荷物というのはリスクも高いので扱いが難しいようです。

今回は、チューンナップ依頼時に配送に使った大きなダンボールが手元にあったので、このダンボールに板を収めて修理に出すことにしました。

いつもお世話になっているジョーンズインタースポーツさんです。細かな相談にもメッセージセンター経由で対応いただけますのでオススメですよ。

近くのスキーショップに持ち込むほうが面倒臭いし、過去の実績もあって、今回も利用させて頂きました。

あくまで通常の修理とは異なるオプションとなるため、メッセージセンターで相談後、こんな感じでメモ書きして送付すればOKとのことでした。

さて。このチューンナップサービス、送付用の梱包材付きのプランと梱包材無しプランがあるのですが、今回の経験から、圧倒的に梱包材付きプランがオススメだという結論に至りました。

梱包材付きプランのほうが2000円ほど高額ではあるのですが、こちらのプランには発送用の送り状と梱包ケースが付いていて、これがまず送られてきます。梱包して発送するとき、既に手元に伝票がある状態で、集荷手配から始められるので、すこぶる簡単だし、自分で送料を払うのに比べても若干安価になっています。

今回、梱包用ダンボールが手元にあったので、これを流用したのですが、この配送を承ってくれる業者を探すのに手間取りました。というのもこの大きさのダンボールって通常の宅配便では扱えるサイズじゃないんですよね。

長さだけで180cmですので、最後、スキー宅急便で送るという結論に達するまでいろいろ手間がかかってしまいました。

ちなみに戻ってきた時の梱包がこんな感じでしたので、ちゃんとスキーと分かる形で、スキーの宅配メニューを使うのが正解だったようです。

あと、梱包材無しの場合、作業依頼伝票だけが宅配便で送られてくるのですが、これがとても遅くで困りました。郵送ではなく、いわゆる宅配業者のメール便だったんですよね。知らなかったのですが、これって凄く遅いらしいです。なのでジョーンズインタースポーツさんからも「伝票を待たずに発送OK」ってなってたんですね。知らなかった。

梱包材をオーダーすると、通常の宅配便で届くのでこちらはとても早いわけです。なので、梱包材+発送伝票付きのプランのほうが、とにかくオススメですよ、ということでした。無駄なところで手間と時間がかかってしまった気がしましたが、いろいろ勉強になりました。

「切り貼り修理」の仕上がりは上々

というわけで、仕上がりです。発送したのが2/18で、戻ってきたのが3/2です。2週間はかかってません。

帰ってきたATOMIC REDSTER X9i WBです。

ぱっと見じゃわからないです。

よく見ると菱形に切り貼りされている箇所が見えますが、綺麗に修理されています。

当然ながら元の滑走剤とは材質が若干異なるところもありかと思いますが、影響は軽微だと思います。それよりあれだけの傷がしっかりと埋まっていて仕上がり具合にちょっと感動しました。

修理にかかった時間は発送から返却までで2週間弱でした。当初見積もりでも2週間と言われていたのですが、それよりちょっと早かったです。混雜具合などにもよるので時間は参考ですが、思ったより早かったのは良かったです。料金の支払いが現金代引きしかできなかったのがちょっと惜しいところではありますが、全体に非常に良いサービスだったな、と思います。

スキー板は大事に使いたいので

以上、芯材が見えるくらいに傷ついてしまったスキー板の滑走面を「切り貼り修理」で修理してみた話でした。スキー板は安くない買い物ですので、こうしてしっかり修理して使い続けられるのは良いことです。Youtube等を見るといろんな傷を修理している動画も上がっていますので、気になる傷などはスキーショップに問い合わせてみると綺麗に修理してもらえることもあると思います。

あとは、スキー宅急便は盲点でした。スキー板くらいのサイズになると、通常の荷物として扱えなくなってくる(だからゴルフ宅急便やスキー宅急便が個別に設定されている)ということなんですね。勉強になりました。あとは発送用伝票とか付けてくれるサービスについては、是非活用したほうが手間暇かからなくて良いです。今後は気をつけたいと思いました。

とにかく、ジョーンズインタースポーツさん、何度もお世話になっていますが、改めてオススメです。

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