魅惑の平日スキーで神立スノーリゾートへ行ってみました。さすがに空いてるだろうと思ったんですが、思ったより混雜していて賑わっていました。それでも週末よりはマシだったかなと。朝イチの新雪から日中は春の陽気、そして夕方のガチボコまで、いろいろ滑れて楽しかったです。コブは行けるようになったかなー。
金曜日だし神立へ行ってみよう
2023年2月17日。金曜日です。せっかくの金曜日ですので、普段は混んでいて気が向かないスキー場へ行ってみたいわけです。そしてコブも滑りたい、ということで、神立スノーリゾートへ行ってみることにしました。
神立はとにかく人気のスキー場ですからね、週末はなかなかの混雜です。なので、ナイターか平日に滑るスキー場かな、と個人的には思っているのですが、平日に訪問したことはなかったので、今回初めて、平日の神立へ行ってみることにしました。加えて、いつも神立に行くのは3月で、トップシーズンの神立も初ですので、その辺も期待です。
なんと言っても、神立といえばコブです。レグルスのモーグルバーンで自分の今のレベルの確認と練習をしたいなと思っています。
なお、今回はウィンターパスとアソビューの割引チケットを活用して、お得に滑るプランです。平日はETCの割引が効かないので、ウィンターパスは必須なんですよね。逆に週末はETC割引のほうがお得になるケースがあります。これいつも微妙だなぁと思いますね。
道路も駐車場も空いていた
出発は4:40頃です。平日なので、環八は大型車が多かったです。それなりに混んでいて、なんていうか、窮屈さを感じつつ練馬まで向かいました。
関越道は空いていました。全く詰まることなく赤城高原SAまで行きました。こういう環境だと、道中、ほぼクルーズコントロールです。
さすがにこの時期ですので、金曜日とはいえ赤城高原SAもそれなりに車は多かったです。
谷川岳方面です。天気良さそうです。
武尊山も綺麗に見えました。
その後も特に混雜などなく、関越トンネルを抜けて湯沢インターチェンジへ向かいました。ここまで積雪や凍結はなく、非常に道路コンディションは良かったです。
最後、神立スノーリゾートへの入口を入ってからの道路は毎度ながら完全な雪道でした。出口側は舗装路なんですが、湯沢方面からの入口側は山道なんですよねー。ここがいつも難所だなと感じるところです。
神立スノーリゾート到着は7:40頃、概ね3時間で到着はナビの予想通り。道路は空いててよかったです。気温は-6℃、駐車場は凍結部も多く滑りそうな感じ。そして流石は平日、この時間に到着するとほぼ最前列くらいの位置に駐車できました。ちゃんと誘導の方もいて、しっかり整列駐車されてて安心感も高かったです。
この時点では、やっぱり平日の神立、最高じゃん、って思っていたのですが・・・続く。
チケットはアソビューで
今回もチケットはアソビューを使いました。
割引率もそれなりで、一日券が4000円以下になってくれるので十分満足です。最近はアソビューを始めとしてWebチケットが使えるスキー場が増えて嬉しいです。
チケットはICカード、ゲートはAxess製です。
ゲレンデは新雪から春雪へ
朝のゲレンデは新雪の圧雪コンディションで最高に気持ちよかったです。
今回もサブ板です。
そういえば今シーズン、湯沢方面は殆ど滑っておらず、久々の関越トンネル超えだったのですが、たしかにこちら方面、寒波の影響もあり、積雪は多いようです。ここまでしっかり雪が積もっているゲレンデは久々に見た気がします。
ゲレンデがばーんって見えるこのシーンも神立の魅力。天気も良さそうです。
さらにクワッドで上部へ。朝イチはほぼまっさらのピステン整地が滑れました。雪質は新雪です。素晴らしいコンディションでした。
コブレーンが出来てます。こちらは緩斜面のコブなんですが、完全な縦ラインになっててむしろ難しい奴です。
そしてレグルス。向かって左端はバンクが掘られています。その横に4本のコブラインです。
凄い天気良くて眺めも良くて最高でした。朝イチは空いてたし。
ただ、しばらく滑っていると気温が上がってきて暑くなってきたので、早々に春装備に変更しました。先週日曜日と続いて今回も春装備です。もう春も近いのかなぁという感じです。
平日、リフトで登れる最上部へ。ここはオリオンコースの下り口です。この日はオリオンからレグルスのコブとか、ヘラクレスの急斜面とか、この辺を繰り返し回してました。
なぜかと言えば・・・混んでたからですね。朝イチこそ空いていたのですが、日中になるとご覧の通りで、平日とは思えない混雜になってきました。途中で気づいたのですが、神立って車ばかりじゃなく公共交通機関やバスツアーで滑りに来られる方も多いんですよね。10時を過ぎてくるとなかなかの混雜になってきましたので、これを避けてペアリフトをベースに滑ってました。
神立高原はボードが8割くらいですかね。殆どがスノーボード、そして初心者の方が多いのも特長かと思います。コースレイアウト的にレベルによる分離が難しく、いろんなレベルの人が入り乱れている印象で、とにかく混み合ってるなぁという印象でした。
一方で、オリオンの入口にあたるペアリフト(Eリフト)降り場が狭くて、「そこで止まらないで」って注意されているのを何度も見ました。確かにあそこは狭いので、降りたら多少余裕のある右手側のスペースに誘導するとかしたほうが良いかなって思いました。
お昼前に小休止。神立クレープ。今回はミックスベリです。神立に来ると神立クレープ食べちゃうんだなー。疲れた体に甘味が染み渡ります。
休憩後、再びリフトでゲレンデへ登っていったのですが・・・凄い人です。
金曜日なんですが・・・・まあ確かに週末はもっと混んでるかなー。
この日何本滑ったかわからないオリオン。それなりに多くの人が滑ったあとで踏み均されて滑りやすい面もあった反面、ボコボコしていて難しいところもありました。ただ、雪が降って間もないようで、全体に雪質は柔らかく、滑っていてとても楽しい不整地急斜面でした。
そういえばこっちも滑りました。オリオンの急な方です。確かに急なんですが、この日は柔らかくてまだ滑りやすかったかなと思います。こういうコンディションの急斜面を飛び跳ねながら滑るのは最高に楽しいです。
レグルスのコブも柔らかくて滑りやすかったと思います。しかもそんなに混雜していなくて練習には最適な環境だったかなと思います。
むしろ難しかったポルックス脇の緩斜面コブ。ただの溝になってて、相変わらず途中でスピードコントロールできなくなって良く分からなくなります。そしてポルックスの緩斜面のこの人の多さよ。
日中は春の日差しで雪も緩んで軽くシャーベット状になったのが、夕方になると日が陰って凍ってきました。要するにボコボコゲレンデの完成です。そして速い。まさに春らしいコンディションでした。
ちなみにこちらはヘラクレス。こちらもボコボコで楽しかったです。
そういえば朝から巨大雪だるまを作ってて、夕方にはここまで完成してました。
16時頃のゲレンデの様子です。すっかり日が陰ってカチコチのゲレンデになってまして、一部はアイスバーンっぽい状態になってきました。最後は完全に春のコンディションです。そして春装備では寒くなってきたので撤収。一日良く滑りました。
帰りがけに見かけたICカード回収時のアンケートソリューション。公共交通機関で来ている人がとにかく多いな、というのが印象的でした。神立が人気の理由はここにもあるのかもしれません。
神立は良い練習ゲレンデ
今回もコブ練です。ペアリフトを上ると、不整地急斜面(オリオン)からコブコース(レグルス)か整地急斜面(ペルセウス)を滑るパターンになるので、ほぼこれを繰り返してました。ポルックスのコブは途中で気が抜けると加速してしまいどうしようもなくなる、というのを繰り返して、結局滑れたのかどうかよく分からなかったです。
確かに良い練習ゲレンデなんですがね・・・混んでるんです。整地系の練習、特に大回りなんて出来るスペースがないというのが悩ましいところです。
不整地のほうは、オリオンは楽しかったです。最大難度の急斜面も滑ってみましたが、確かに崖でした。でもこの日は適度に柔らかくて滑りやすいゲレンデだったと思います。改めて、急斜面での板の取り回し技術はコブの中での取り回しに通じる部分があるよなーと思ったのでした。
そしてレグルス。最終的には、おそらく8割くらい滑れるようになったと思います。
最初はどうやって滑れば良いのか分からない状態からのスタート。ズルドンでずらしベースの滑りから入ったのですが、板がセカンド板でカービング板ということもあり、左外側の場合にうまくずらせず、トップ側が妙に噛む状態で悩む。しばし悩んで、改めて整地で横滑りからポジション作り直して、なんとか滑れるようになったかなぁ、というところから、本格的に練習をスタートしました。
やっぱり数ターンで制御不能になり離脱してしまう状態が続いて(ただ、とにかく発射はしなくなりました。緊急回避をしています)、何が違うんだろう、と、いろいろ試していたんですが、最後、なにかのきっかけで、板に圧をかけたときグッと雪面を噛む感じを掴んでから、ちょっと滑りが変わってきました。
原理は分かってたんです。コブの中で、板が山回りに入ってから何かしようとしても、もはやずらせるスペースはなく(あるいはズルドンにするしかなく)、つまり谷回りでなんとかしないと行けないんですが、何をどうすれば谷回りでスピードコントロールできるのかがさっぱり分かっていなかったと。
今回、何かのきっかけで板が雪面を噛む感覚が得られたのも、実は谷回りが上手く行ったタイミングで、このタイミングって実は先日、白樺高原国際スキー場で、「足を伸ばせばいい」って言っていた感覚の延長だったんです。要するに、早めに捉える。コブを溝とバンクだけで捉えるのではなく、その繋がり、特に出口の直後で、ピボットのタイミングを遅らせることで、減速タイミングを作れることに気づいたんです。
確信に至るにはもうちょっと練習が要るかなと思っているのですが、要するに、コブに板を刺すという動作の要件というか必要性が分かってきた気がします。
ただ、レグルスのコブも結構長いので、途中で力尽きてしまうのが辛い所なんですがね・・・・。まだまだ練習が必要かなと思いつつ、前々回辺りから、コブを滑るたびに、こういうふうに滑ればこのコブは滑れる、っていう気づきみたいなのが得られるようになったのが新しい感覚だと思っています。
帰りは猿ヶ京温泉へ
良く滑ったし、日中暑くて汗もかいたので温泉へ。新三国トンネルを超えて猿ヶ京温泉のまんてん星の湯へ行きました。
そういえば道中、かぐらみつまた、田代、そして苗場と国道17号を走ったのですが、もはや春の雰囲気だったのが印象的でした。やっぱり今年は雪不足というか、気温が高めなのかもしれません。
久々のまんてん星の湯、金曜日だったのですが、なんか時間が悪かったのか妙に混雜していました。スキー帰りと思われる方も多かったような。お湯は熱くて気持ちよかったです。シャワーの水圧が高すぎて痛かったのが印象的でした。
夕食に「上州麦豚味噌カツ定食」を頂きました。この日はこれを食べようと狙ってたんですよね。美味しかったです。食堂もやっぱり混雜していました。うーん、金曜日、平日だったんですが、トップシーzんだし、もう学生さんは春休みに入ってるでしょうし、仕方ないのかなぁと。
すっかり遅くなってしまいましたが、ここから帰路です。で、関越道のSA/PAは結構閉まるのが早いのです。そんなわけでソフトクリームは食べられませんでした。
その代わりと言ってはなんですが、赤城高原SAで笹だんご単品をゲットです。こういうのが手軽で良いですよね。つぶあんと笹の風味の組み合わせが美味しかったです。
帰りも特に混雜などなく、順調なドライブで帰ってきたのですが・・・・とにかく道路工事が多かったです。関越道も環八も、要所要所で工事&車線規制が行われており、これによる渋滞が発生していて、微妙に時間がかかってしまいました。しかも道路工事についてVICSで情報出てないし。年度末が近くなって道路工事が増えてるのかなぁと思いましたが、なんとかしてほしいですねぇ。
神立は練習には良いゲレンデだった、ただし、平日も混んでいる
以上、平日金曜日に神立スノーリゾートへ滑りにいったけど、やっぱり混んでた話でした。そしてコブ練はすこぶる捗って良かったですが、整地練習をするスペースがなかなかなかったのが辛かったです。スペースがありそうだったのは、レグルスの整地部分か、ペルセウスの上部くらいだったかな。とにかく、いろんなレベルの人が混在していて、欲言えば賑わっている、悪く言えば無秩序なゲレンデだったなぁという印象です。
神立が混雜するのはやはりツアーや公共交通機関で訪問される方が多いからでしょう。かぐらのみつまたステーションのバス停で、この時期は毎度長い行列が見られるのも象徴的で、湯沢のスキー場は車以外の様々な交通手段で訪問される方が多いのが特長なんだと思いました。だからこそ、これだけ流行っているっていうことなんだと思います。
そう考えると、やっぱり神立を滑るには、ナイターで行くのがベストかなぁというのが結論です。やっぱり神立のコブは良いですね。勉強になりました。
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