かたしな高原スキー場の旅。2月の建国記念日の週末はやっぱり一番混雑していた件。突然の春の気候をサブ板で滑るツアー。

スキー

金曜日に続いてかたしな高原スキー場へ行きました。今年の2月の建国記念日は土曜日と被って3連休になっていなかったので、流石に混雑しないかと思っていたのですが甘かったようで、穴場と見込んだかたしな高原スキー場も混雑していました。検定コブを滑ったりしてたんですが、季節はずれのポカポカ陽気で驚きました。

再びかたしな高原スキー場へ

2023年2月12日。日曜日です。金曜日にお休みを頂いた自分的には3連休の週末だったのですが、11日は建国記念日の土曜日ということで混雑が予想されていたこともあり、当初から金曜日と日曜日に滑るつもりで予定を組んでいました。

金曜日にかたしな高原スキー場を滑ったとき、あまりに調子が良かったので、あわよくばこの日曜日に検定受けちゃう?みたいな甘い考えを秘めつつ、日曜日もかたしな高原スキー場へ行きました。

日曜日はちょっと混雑も予想されるんですが、かたしな高原スキー場はスキーヤーオンリーだし穴場だし、そんなに混まないかなぁと勝手に想像していたところもあります。

一つ問題があり、金曜日に滑ったときにどうやら石を踏んだらしく、メイン板のソールに芯材まで達する傷が出来てしまっていたんですよね。このまま滑るわけにもいかず、今回はサブ板を久々に引っ張り出して滑ることにしました。久々のカービング板で、メイン板とはかなり乗り味も違います。ちょっと不安を抱えつつのスキーツアーとなりました。

道路は空いていたが、ゲレンデは混んでいた・・・

出発は4:40頃です。日曜日ということもあり、都内は大型車も少なくとにかくスムースに練馬インターまで向かうことができました。むしろ空いているためか、妙に殺気立って飛ばして走っている車が目についた印象です。

関越道もそんなに混んではいなかったのですが、やっぱり都内に比べると交通量の多さを感じるくらいの状況でした。鶴ヶ島JCTからは渋滞こそしないものの車がちょっと詰まってるかな、と感じるくらいの混雑具合で、前橋インター付近では軽い渋滞にも当たりました。

とはいえ、全般には空いてて速かったです。日曜日の朝はこんなもんかなと。

赤城高原SAの様子です。入口に並ぶほどではないものの、駐車マスは比較的埋まっていて、にちょっと混んでるなあという印象でした。

南岸低気圧の金曜日に比べたら天気は良さそうです。っていうか、天気予報をあまり見ないで出かけてきたのはちょっと反省。そういえば、朝から妙に温かい雰囲気があったんですよね。

沼田インターチェンジを降りるとちょっと120号は混んでいる雰囲気があったので、今回は迷わず県道64号で片品へ向かいました。やはり気温が高かったためか、県道64号の峠道などの凍結部も少なく、まさに春のような気配を感じました。

国道120号へ戻るとやっぱり車が多く感じたので、ちょっと早いですがそのままかたしな高原スキー場へ向かい、7:40頃には駐車場に到着しました。駐車場の上り坂もほぼ凍結はなく、かなり温かそうな雰囲気を感じました。

かなり早い時間に着いたはずだったんですが、駐車位置は第一駐車場の一番端のほうでした。かたしな高原スキー場には何度か来ていますが、この時間に着いてこんな遠くになったのは初めてです。これはかなり混んでるな、と嫌な予感を感じた朝でした。

大会、試乗会、検定で大賑わいのゲレンデ

ゲレンデが賑わっているのはスキー産業的な面から言えば嬉しいことなんですがね・・・・とにかく混んでました。そして春のような日差しがあまりに暑くて、滑り出して30分で車に戻って春装備に着替えることになりました。

まずチケットは、MMCのWeb事前購入です。事前購入で特典が選べるのですが、今回もドリンク券にしました。これがコスパ一番良いような気がします。混雑していたため、当然のごとくチケット売り場から行列していて結構並ばされました。

この日はサブ板、Atomic Arc Convictionです。メイン板のソールが激しく損傷してしまったため、急遽持ち込みました。しばらくメイン板でコブを練習していて、やっと滑れる感触が得られてきたところで今回の事故です。このカービング板でどこまでコブを滑れるのか、若干不安な感じで滑りはじめました。

ゲレンデのコンディションとしてはサクサクっとした整地です。直近南岸低気圧で降雪があったため、それなりに雪が積もった感じはありますが、若干硬めな印象もありました。天気は良かったです。むしろ暑いくらいで、完全に春スキーでした。

先日来た時は天気が悪くて全く景色が楽しめなかったのですが、この日は景色最高でした。

ただ混んでました。ゲレンデも結構人が多いです。お子様も多くて大賑わいって感じでした。

かえでコースではジュニアの大会も行われていました。この日は検定やスクールも開催されており、かたしなスキー学校も遠目で見た感じ、午前の受付時間帯には行列も見え、それなりに混雑していたようです。

そして試乗会も行われていました。ICELANTICやLINEの板が目に付きましたが、それ意外にもいろんなメーカーの板があったようです。試乗会限定リフト券もあったようです。

とにかく、この日はイベント目白押しで、要するに混雑すべくして混雜していたようです。それでもきっと滑りに来ていたとは思うのですが、ちょっと惜しかったかもしれません。午前中の段階でレストランも満席状態で、ご飯も食べられませんでした。

そして検定コブです。ここのコブは検定が行われるタイミングで都度作り直しているので、非常にコブが綺麗で滑りやすいのが特長だと思います。この日は2ラインできていました。

ちなみに、写真右下のほうに見える茶色く土が出ているバンクですが、おそらく、メイン板のソールを傷つけたのが、ここだと思います(苦笑)。

とにかく、今シーズン、雪が少なくて板に傷が付くことがかなり多い印象です。コブ斜面みたいな、条件が悪くなりがちなところを好んで滑ってるというのもあるとは思いますが、やっぱり雪が薄いです。

下の方は混雜しているので、もくせいコースの急斜面へ。こちらは朝のうちはリフトも空いていましたが、昼近くなると第6ペアリフトまで行列が出来てきてちょっと驚きました。午後には落ち着きましたが、とにかく見たことがないくらい混雜していました。

もくせいコースもこの日はしっかり圧雪されていて滑りやすかったです。ただ、春の暖かさで昼頃にはシャーベットになってしまいました。

昼頃のつつじコースの出口付近の斜面です。すっかり春のシャーベットで、雪が解けて下から土が染み出して茶色くなってきています。まさに春のコンディションです。

下部のトリプルリフトも凄い行列でした。初心者さんやお子様が多いこともあり、頻繁にリフトが減速、停止していました。

こちらはつつじコースの上部から。日光白根山が綺麗に見えていました。

雪は完全は春の雪で、ザブザブのモサモサになってきました。2月の中旬でこのコンディションは流石にヤバい感じです。

夕方になっても人はなかなか減らず、クローズまで大盛況なゲレンデでした。この頃になると日が陰り気温が下がったことで、雪も締まってきて多少滑りやすくなってきていました。ただ、日中ゆるでボコボコになったあとですので、注意しないと足を取られます。まさに春のゲレンデでした。

帰り際の車の様子。駐車場は雪が解けてグチャグチャでした。車も凄い汚れました。とにかく、この日は春スキーでした。温かくて体が動くのは良かったのですが、とにかく疲れました。

ちなみに。スキー場でおじさんに声をかけられ「それイイね」と言われた、私が使っているゴーグルのベルトに付けるチケットホルダー、「ゴーグル巻き」というタイプのものでネットで検索すると出てくると思いますよ・・・と、聞かれた時は思い出せなかったのですが今思い出したので参考です。今検索してみたら、軒並み品切れしていますが。

板が変わって大変だったけど、最終的には1ライン滑れた話

さて、問題のサブ板です。

この板はかなりカービング傾向な板で、普段使っているREDSTER X9i WBと比較すると、エッジのかかり具合などがまるで違います。正直、ずらしがやりにくい板です。

実はこの日、かたしな高原スキー場に来た理由は、このコブコースをもし上手く滑れたら、検定受けてみたいかな、と思っていたからなんです。ただ、板が変わることは当然想定外でした。案の定、朝イチ、サブ板では全くコブが滑れず、結局この日はこのサブ板に乗れるようになるのに一日かけてしまった感じです。

朝乗ったときは、本当に足元の違和感が半端なくて、まるで板を踏めない状態からのスタートでした。そこからいろいろ滑りこんで、午後になってやっとなんとかコブが5〜6個超えられるようになりました。その後も何本も繰り返し滑って、15時過ぎになってやっと最終的にコブライン完走することができるようになりました。

とにかく、ずらしの感覚がまるで違うのが最後まで払拭できず、結局、最後の最後までズルドンはできませんでした。完走出来たきっかけは、思いっきりドン!ってコブの壁を蹴る動作をできるようになったことだと思います。

これまではとにかくずらして削ってスピードコントロールをするということしかやってこなかったため、板が変わってずらしの感触が変わるとこれが全部できなくなってしまうんです。案外とコブの中でドン!と蹴るのは難しくて、これまであまり意識出来ていなかったのですが、今回、必要に駆られてドン!するようにしたら一気にスピードコントロールがしやすくなって完走できてしまいました。

怪我の功名で、また滑れる斜面が増えて良かったですが、とにかくスキー場は混んでるし春雪だしで疲れ果てました。

ちなみに今回は期せずして春雪のゲレンデだったのですが、こういうコンディションでは今シーズンから使い始めたリキッドワックス「極」が恐ろしく良く滑って良かったです。

帰りの関越道が大渋滞だった

なんとかコブ完走を果たして気持ちよく帰路に着いたのですが・・・そこは日曜日です。このまま素直には帰れません。

温泉に寄ろうにもスキー場近隣や帰り道の温泉はどこも混雜しています。仕方がないので関越道に乗ってスキー場を離れてから道中の温泉に行こうと考えました。が、それも甘かったです。

関越道の上りも絵に書いたような混雜で、沼田インターからノロノロです。当然、駒寄PAのフードコートなど入れるわけもなく、夕食も取れない事態になりそうでした。

そこで、今回はちょっと横にそれて白寿の湯へ行きました。

位置的には藤岡ICでおりて、本庄児玉ICに戻ってくる感じになります。

この施設はインターから遠いこともあり、案外と混まないんですよね。今回も日曜日の夜でしたがそんなに混んでなくてしっかり汗を流して暖まることができて良かったです。

最後、食事は、このままだと何も食べられず家まで帰る事態になりそうだったので、本庄児玉のすき家で白髪ねぎにんにく牛丼を頂きました。

温泉に入って食事を取って、それなりに時間はずらしたのですが、その後も高坂周辺で渋滞にあたったりして、また途中で疲れて仮眠を取ったりしていたら、結局家に着いたのは日付が変わってからになってしまいました・・・。とにかく疲れました。

ゲレンデ混んでたし、板が変わって大変だったけど、1ライン完走できて良かった

以上、穴場のつもりでかたしな高原スキー場へ行ったらやっぱりこの時期、大混雑だった話でした。しかし春のコンディションだったのは驚きました。

板が変わって全く滑れなくて大変でしたが、それでも最終的には1ライン完走できるようになって良かったです。何より今回は怪我の功名で、ドン!ができるようになったのが収穫でした。かたしな高原スキー場のコブはやっぱり綺麗で良かったです。

改めて、まだまだいろんなコブ斜面を滑れるように練習しないといかんなぁと思ったスキーツアーでした。

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