白樺高原国際スキー場の旅。スノボ解禁も未だ少数派。最高の整地とコブで練習が捗った話。

スキー

スキーツアーラストは白樺高原国際スキー場へ行きました。晴天で素晴らしいピステン整地のコンディションで練習が捗りました。そしてついにコブも滑れるようになったかもしれません。検定が開催されていたのでじっくり見学させてもらい、とても刺激になりました。

満を持しての白樺高原国際スキー場

2023年2月5日。スキーツアー3日目の最終日の日曜日は、白樺高原国際スキー場へ行きました。実は今シーズン初で、「満を持して」の訪問です。

例年、トップシーズンになると白樺湖界隈には良く滑りに行くんですが、今年はこれまであまり滑りに行っていませんでした。理由は雪不足です。白樺高原エリアは今シーズン雪不足のためコンディションに不安がありました。実際、先日訪問したしらかば2in1スキー場も思ったより雪が薄くて、滑走に少々気を使うコンディションだったんです。そんなわけで、今シーズンは沼田・湯沢方面のスキー場を優先して滑ってきた状況があったと。

流石にもう2月になったし、yukiyamaの滑走ログを確認してみても、そろそろ全面滑れてそうです。そこで今回は、コブ強化ツアーの最終日として、白樺高原国際スキー場に行くことにしました。

実はどうしても白樺高原国際スキー場に行きたかった理由がもう一つあります。それは昨シーズン、コブを滑り始めたかなり初期の段階で、このスキー場のホワイトホースコースにあったコブラインを滑った経験が、とても印象に残っていたためです。

この時のコブラインは比較的浅めの雑なコブだったのですが、このコースをかろうじてバンクっぽいラインで滑り切ることが出来たんです。この経験が非常に強く印象に残っており、その後の練習の弾みになったという、そんな印象深いスキー場なのです。それから丁度1年くらい経っての、再びの訪問になるわけです。

今回も、何か得られるものがあるのではないかと期待しつつ、滑りに行ってみました。

佐久南から白樺高原も近くて良かった

スキーツアー最終日もホテルルートイン佐久南インターから出発です。

ブーツは結局一晩乾かしてコンディション良好です。

この日はゲレ食をしっかり食べるつもりだったので、朝食バイキングは軽めにしました。日曜日の朝ですが朝食バイキングは特に混雑もなくすんなりと入れて良かったです。

凍った窓を解かして出発です。ネットで話題の凍った窓の解かし方を試してみましたが、結論としては「解氷ガラコが最強」だと思いました。出発は7時過ぎです。

ナビの案内によれば、佐久南から白樺高原国際スキー場までは45分くらいで行けるとの予想です。途中、県道40号と県道152号を通る2つのルートがあるのですが、今回はより距離の短い152号を通るルートで向かってみました。

天気も良かったので道中白樺高原近隣まで路面に積雪や凍結はありませんでした。長門牧場付近からは軽い積雪路となっており、女神湖界隈はすっかり冬景色でした。

女神湖に7:50頃着いたのですが、普段に比べてちょっと早いので、スキー場の駐車場に入る前に、女神湖に立ち寄ってみました。

女神湖では氷上ドライブをやっていました。白樺高原国際スキー場のゲレンデから遠目でこのイベントが見えることは多いのですが、実際現地で見るのは初めてです。結構たくさんの車が参加していて驚きました。

その後、白樺高原国際スキー場の無料駐車場へ向かったのですが、駐車場に着いてびっくりです。到着した時刻は8時頃なので、いつも早起きして白樺高原国際スキー場を訪問するときと同じくらいの時間です。だいたいこの時間に駐車場に入っても、ほとんど車は停まってないんですが、この日は既に20台くらい車が停まっていました。さすがは2月、トップシーズンの日曜日っていうことですかね。朝から、今日は混雑してるかも・・・という予感がしました。気温は-10℃、いつもの白樺高原の寒さです。

道中、一部霧でガスってるところもあり不安だったのですが、スキー場は晴天でした。

白樺高原国際スキー場はピステン整地天国だった

準備をしてゲレンデへ。ちなみに今回、チケットはしらかば2in1スキー場を滑ったときに持ち帰ったICカードにリチャージして使っています。当然、窓口に寄らずに、ダイレクトにリフトに乗ることができます。

もうこの景色を見ただけで、優勝です。最高のコンディションでした。

朝イチはとりあえずゴンドラで山頂まで登りました。やっぱりまだ雪は薄そうで、サラブレッドコース脇にはコブはまだ出来ていませんでした。一方で、メインコース下部にはコブレーンができていました。

幸せの鐘と蓼科山です。

X9iで3日目。雪質は新雪の圧雪ピステン整地です。コース脇には非圧雪ゾーンもあり、いろいろなシチュエーションを滑れるコンディションでした。

朝は遠く雲海が見えました。景色が綺麗です。

こちらはメインコースの下り口です。

そしてホワイトホースコース。ホワイトホースコースにはコブはできておらず、硬い急斜面になってました。このコースをペアリフトで回していろいろ練習していました。

日が上ると雲が晴れて遠くの山並みまで綺麗に見えるようになってきました。白樺高原国際スキー場は標高が高いのでとにかく景色が良いです。

10:30頃に早めの昼食。レストランストリームでソースカツ丼を頂きました。この日、ランチ一番乗りだったと思います。

さらに天気が良くなってきました。快晴で雪質も良くて最高です。

本日のコブは、メインコース脇に展開されていました。この日はここで検定も行われていました。

夕方の風景です。一日天気が良かったです。

クローズ直前のサラブレッドコース入口です。今回もクローズまで滑りまくって終了です。

写真には写っていませんが、この日は結構混雑していたと思います。ただ、このスキー場、ゲレンデが広くて長いので、ゲレンデでは人がたくさん滑っているのですがリフト待ちは発生しにくいバランスになっています。これも魅力です。

さらに、この日は団体レッスンも行われており、一時的にクワッドリフトは混雑することもあったのですが、輸送力がそもそも高いこともあって、こちらもほぼ待ちは発生していませんでした。

また、白樺高原国際スキー場は昨シーズンまではスキーヤーオンリーで、今シーズンからスノーボードも解禁されていたのですが、流石にまだ少数派という感じでした。

練習もコブも捗った一日だった

こんなコンディションでしたので、ホワイトホースコースで大回りから小回り、横滑り、急制動など基礎的な練習を繰り返していました。とにかく雪質が良く板も噛むので、とても滑りやすかったです。

今回は外向傾も練習したかったので、ワイドスタンスショートターンなどのバリエーションも久々に取り入れてみました。あとは鉄壁の急斜面ボーゲン。股関節周りの筋肉をこれでもか、というくらいにいじめて、外向時の股関節の形をつくりこみに行きました。

ただ、今回のコブはかなり深くタテ目だったので、なかなか滑れません。そもそも疲労が蓄積していたというところもあります。

一方で、この日は級別テストが行われていたこともあり、練習で滑っている人をじっくり見ることができたのは大きな収穫でした。そこで気づいたのが、脚の曲げ伸ばしです。中にはジャンプしてターンしている猛者も居たのですが、安定的に滑っている人たちの共通点は、脚部の曲げ伸ばしが非常に大きく、確実に雪面を捉えています。

結局、この脚の曲げ伸ばしを意識的にやることで、このコブを滑れるようになってしまいました。確かに、雪面コンタクトを維持しなければいけないことは理屈では分かっていたのですが、これを体の落とし込みと重心移動だけでやろうとして、結局コブの衝撃をもろに受けてしまっていました。脚が曲がった状態でコブの深い所から出口に行ってしまうので、衝撃を吸収できない、力を逃がすことができない、そして吹っ飛んで、次のコブに落ちていけず、破綻する、ということが起きていたと。

溝の深さに板が追従できるように、脚部を伸ばしてあげる、そしてその板が出口のところで戻ってくるのをしっかりと受け止めることで、ベンディングし、そのまま板を回してターンする、という基本動作を徹底したことで、あっという間にコブの完走率が上昇してきました。こうすることで、コブの溝の中で好きなようにズラシを使ってスピードコントロールも出来ます。自分がやりたかったことがやっと分かった感覚です。

一方で、これでコブを滑れるようにはなったのですが、今度は体力が続きません。30ターンくらいまでは数えられたのですが、足がパンパンになってしまいそこでコブを離脱し、また入って滑る、っていう状態で、滑れるようにはなったけど、微妙な感じで今回は終了となってしまいました。

ただ、おそらく今回で、コブは滑れるようになった、という確信を得られたことは大きいです。今まで、溝の深いコブについては、本当にどうやって滑れば良いのか全く分からず、実際、滑ってみても加速して吹っ飛ぶことを繰り返していたのですが、しっかりと板を追いつかせれば良いということが分かってよかったです。

キャラメルマキアートで祝杯を上げました・・・。

ちなみに、級別検定が行われていたので、どれくらいのレベルの人がチャレンジしているのか、などなど観察していました。面白かったのが、ギャラリーの中にもやはりこれからチャレンジしようとしている人が一定居て、その人達が受験者の滑りを見ながら「あー内倒してるー」とか評価していたことです。あ、もちろん自分もその一人ですが、やっぱ注目されるよなーと思いました。

正直なところ、あれくらいなら自分でもできるかなーっていうところと、やっぱり上手いなぁっていうところと、いろいろ混在していて判断は難しいですが、とにかく良い刺激にはなりました。ぜひとも今シーズン中には1級合格したいな、と、コブが滑れるようになったばかりではありますが思っています(苦笑)。

給油して、温泉に入って帰る

クローズまで滑って撤収です。3日間のコブ強化スキーツアー、とても収穫が多くて良かったです。さて、帰りはまずは温泉です。久々に「もみの湯」へ寄ってみました。

流石に日曜日の夕方は混雑していて落ち着きませんでしたが、良質な温泉でとても温まって良かったです。なんか自分が入った時が一番混雑していたみたいで、ちょっと時間をずらせば良かったかも、と思いました。

さて、3日間、スキー場を周遊したのでガソリンがありません。このままでは家までたどり着けないので、どこかで給油したいのですが、帰路の経路となる諏訪南インター周辺にはこの時間まで開いているガソリンスタンドが無い。仕方がないので諏訪インターまで戻って、普段から給油で使っているアプリで給油できるセルフスタンドを見つけて、そこで給油して、諏訪インターから帰ることにしました。

今回は速旅プランを使っているので、ある程度の範囲なら、どのインターチェンジから乗っても料金に差はありませんから。

期せずして夕食は中央道原PAです。山賊焼きにしようかとも思ったのですが、数日前に食べたので、今回はから揚げ定食にしました。揚げたてでとても美味しかったです。

そして締めは八ヶ岳PAの元祖信玄ソフト。きなこと黒蜜と濃厚な八ヶ岳ミルクソフトクリームの組み合わせがやっぱり最高でした。

いつもなら、中央道方面から帰る時は高速代の節約のため国立府中インターあたりから下道で帰ってくるのですが、今回は速旅なので、横浜町田インターチェンジまで高速で帰ってきました。やっぱり非常に早いし楽です。速旅はもっと活用しても良いなと、改めて思いました。

実りの多いスキーツアーだった。

以上、スキーツアー最終日3日目は、白樺高原国際スキー場でコブを滑ってやっと何かを掴んだ話でした。今回の練習はとにかく得るものが多くて良かったです。

実は、色々練習してもコブが滑れず、悩んだ挙げ句、きっとここから先はメンタルの問題だろうな、と密かに思っていたのですが、今回、それがメンタルではなく、「技術の噛み合わせの問題」だったと気づけたのは大きかったです。コブの中で必要な技術、外向も横滑りも、ピボットターンも上下動も、実は一つ一つの動きは出来ていたし、ターンが遅れるような、初歩的なエラーも回避できていたんですが、その先に進むには、これらの技術要素がしっかりと噛み合って組み上がる必要があったようで、これは非常に大きな学びとなりました。

やっぱり新しいことにチャレンジし、克服していくのは楽しいです。さらに上を目指して頑張っていこうと、気持ちをが引き締まるようなそんなスキーツアーとなり良かったです。いつ級別テストを受けるかは、何度か復習してから考えるか、このままの勢いで検定に進むかは、まだ判断できていません。

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