またまた追加です。今回はTuneChip SP。ピンポイントで足回り、ストラット部周りの強化を行いたくて導入してみました。思った以上に使い勝手も良いしピンポイントで効いてる感じがあるので、お勧め度高いです。
足回りを固めたい
TuneChipをXVハイブリッドに適応しはじめて半年くらいになりますかね。あっという間にいろいろ追加、追加で凄いことになってきています。結構効果も高いしコスパも良いので、さらに追加しちゃいそうで怖いところです。
そんなわけで、今回はさらにTuneChip SPを追加してみました。今回の導入については明確に目的があります。ストラット部周りの剛性強化です。
サスペンションのダンパーの力を受けるストラット部周囲を強化することで、直進性やコーナリング性能が良くなるんです。フロントはタワーバーを付けて強化してありますが、リアは特に何もしておらず。そういえばアルミテープは貼っていたかな、ってくらいです。
TuneChipにも専用に「TuneChip Strut」の設定があるくらいなので、当然ながら効果は期待できるわけです。ただ、このStrut、若干コスパが悪い感じがするのと、リリース時期もちょっと古いような気がしたので、あえてここは比較的新しい(※っていうか今見たら2020/7にパワーアップされてる)SPを使ってみることにしました。
そもそも、XVハイブリッドはコンパクトSUVということもあり、各部非常に作りがしっかりとまとまっていて、こういった後付パーツを取り付けるスペースが狭めなんです。正直、Strutは結構大きめのチップに見えるので、これじゃ取り付け出来ないんじゃないかな、という懸念もありました。
あと、TuneChipって、都度チップがバージョンアップしているので、新しいもののほうが効果が高いので、チップ選びの際はリリース時期・更新時期にも注目です。
TuneChip SP
今回もAmazonで注文してみました。中一日で届くので作業日の計画も立てやすくいつも助かります。
届いたチップを見たら、なんと8枚も入ってました。4枚は「サービス」とのことで助かります。これで4輪、各部2枚づついけます。チップ自体の印象としては、薄くてコンパクトで、これならどこにでも付けられそうって感じました。SPSのほうがよりコンパクトではあるのですが、若干厚みがあるので、付ける場所を選ぶ感じがあります。
説明書を見ると、エネルギーがマルチ型ということで、バッテリーターミナルに取り付けるような装着例も表示されています。個人的には、SPをバッテリーターミナルに貼り付けるくらいなら、BLBなど専用チップを導入するほうが良いかなと思います。Amazonのレビューを見ても、バッテリーターミナルに設置して効果が低かったって言っているモノが散見されましたし、おそらくSPの最適な使い方は、剛性改善のためにボディー側に設置するほうだと思います。
リアへの設置
早速、今回一番やりたかったリアのストラット周りにアプローチしてみました。
ラゲッジマット買ったんですよね。これも便利なのでオススメですよ。
さくっと底板まで剥がしてあげます。久々にここまで開きました。
さらにジャッキなどを外すと、ボディ下部とかサスペンション周りまでアプローチできるようになります。GPEの場合、バッテリーがあるため、結構チップを貼り付ける場所に制約があるのが辛いところです。あと、意外に左右非対称になっているところも多く、TuneChipの設置場所にちょっと悩む要素があります。
左サスペンション上部はこんな感じ。ダンパーの頭が見えているので、この周辺を強化してあげると良さそうです。
右側が問題でして、バッテリー本体が右側に寄っているため、サスペンション周りもこんな感じで狭くなっています。TuneChipを左右同じ場所に設置しようとすると、設置場所選びがなかなか難しいです。
左右同じところに設置できそうなポイントを探して、まずは左側をこんな感じにしてみました。ボディの鉄板をコンコンと叩いてみて、剛性を確保するために厚くなっているところを選んで貼り付けています。
ダンパーの穴の上のところの隙間にSPが丁度はいったのでここに貼り付けていますが、エネルギーの伝搬方向など考えると、ここはあまり面白くなさそうなので今度位置を変えようかなと思っています。
右側も左側と同じ場所に設置しています。もう1枚あれば、サスペンション取付部の前側にも設置したいところです。狭いですが、なんかできるかなと思っています。
フロントへの設置
フロントは比較的設置しやすかったです。
左のストラット部です。タワーバーが付いていますが、TuneChipを設置できて、かつ効果が見込めそうなところがしっかり空いているので、ここに貼り付けていきます。
右側も同様です。このサスペンションのダンパーが取り付けられているところには明らかに強い力が加わり、しかもボディフレームとの接続箇所でもあるため、絶対に効果あると期待できます。
ちなみに、一個外して、Aピラーにつけて試してみました。正直、AピラーにTuneChipを付けるのって、どんな効果あるのかあまりイメージ出来ていなかったのですが、エネルギーの伝搬する方向など考えると、これも結局はボディ横側からストラット部への剛性の強化になるってことなのが今回わかりました。これももう1枚あったら付けておきたいところかなと思うところです。
結局戻しました。かつ、ちょっと位置調整して、なるべくフレームとの接合部分を強化するような位置に設置してみました。
左側も同じような感じです。これ見ると、この間にもう1枚貼りたくなりますよね・・・。
何が言いたいかと言いますと、このTuneChip SP、ストラット部周辺に設置しようとすると、1輪あたりで最低でも3枚程度欲しくなるなあというのが所感です。そうすると結構お金もかかっちゃいますが、ここは効きそうなのでなんとかしたいところです。というわけで、もう一式、追加発注しちゃいました。そちらについては別途。
効果は期待通り
装着直後でも効果は感じられるものの、やはりTuneChipはしばらく時間がたってからのほうが効果が高いし感触も良いと思います。なのでこのTuneChip SPについても、購入したのは7/10頃で、これ書いているのが7/24、概ね2週間ほど走りまくってみた感想になります。長距離高速も走ってみましたし、箱根ベンチマークもしてみました。
で、結論。このTuneChip SP、凄く良いです。狙ったとおりの効果が出ているというか、設置・調整のしやすさなど考えると、本当に期待以上のパーツになっています。
まず、リアは狙ったとおり追従性がよくなりました。スタビライザーにSPSを設置しており、これでかなりリアのロールが抑えられて走りやすくなった印象はあ感じていました。ただ、それでもまだ山道では”振り回す”感じがあって怖い印象を持っていました。今回、SPを設置したことで、これが軽減されたのを感じました。
フロントも同様にステアリングの切り込みに対して素直に曲がるようになった印象を感じています。リアと合わせて、とにかく山道での振り回し感がかなり低減された印象で、速く走れるようになったというより、安心感が増して運転が楽になった印象が強いです。
この効果は高速でも感じられています。直進性が高くなって、ボディが安定したためか、飛ばした時の安心感が増しました。これは純粋に剛性が上がった効果だと思います。
総じて、このTuneChip SP、思った以上に効果あったなぁと思っています。コスパも効果も高くていい感じです。ただ、これはおそらく、ちゃんとTuneChipの効果や使い方を押さえた上で使わないと、効果が大きく変わるチップなんじゃないかと感じています。分かっている人なら、調整用途や特定の効果を狙って有効活用できるという、ある意味玄人向けのTuneChipなのではないかと思いました。
ちなみに、もっと分かりやすい効果を求める人には、CXやBLBがオススメですよ。
TuneChipの可能性を感じるチップだった
以上、足回りの剛性向上を狙ってTuneChip SPをストラット部周辺に取り付けたら予想以上の使い勝手と効果で大満足だった話でした。あまりに効果が高かったので、思わず追加注文しちゃいました。届くの楽しみです。
なぜ追加注文しちゃったかですが、今回TuneChip SPを取り付けてみて、まだ行ける、っていうか、さらなる改善の方向性が見えてしまったところがあるんですよね。
このTuneChip SP、まさに玄人向けの側面があって、本気で狙って効果を得るチップなような気がしています。Amazonのレビューを見ても、だからこそ、TuneChipを使い始めたばかりの人や、「マルチ」の効果に期待する人には、期待はずれになってしまう可能性があるのではないかと感じています。
TuneChipの入り口としては、CXやBLBがオススメです。昔に比べると、こういう効果が分かりやすくて設置方法に左右されにくいチップが揃っているというのは非常に幸せなことだと思いますので、興味のある方は是非CXやBLBからTuneChipの世界に踏み込まれることをオススメします。
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