なんと、このブログを始めて2年が経ちました。

ブログ

思えば2014年6月15日、VPSを衝動買いして始めたこのブログも2年経ちました。

結局、趣味のゲームのブログと化していますが・・・もうちょっと毛色の違う話題も書いていきたいと思いつつ。この2年で最もヒット数を稼いだ話題は、Softbank Airでした。次はiTunesアートワーク問題・・・。大したヒット数もないブログですが、細く長く続けていれば、きっと良いことがあるかな、と思っています。

と、ここまでは昨年と同じ文脈です。

スクリーンショット 2016-06-16 0.10.24

たかが2年、されど2年。この2年で変わったこととか、思い返しながら、つらつらと考えてみます。

システムが変わった。

元々このサイトを始めた同期の一つは、ブログサーバーに関連する技術に触れてみるというところでした。結構いろいろやってきたな、って思います。

開始当初は、CentOS6に1つのdocker containerを動かし、これをVM的に使ってOS標準のApache2.2+php5+Mysql5を動かすという構成でしたが、今は5つのdocker containerで構成されたそれっぽいアーキテクチャになっています。

俺のブログサーバー、dockerらしいdockerの使い方に変更した話。

kernel

CentOS6のkernelは2.6.32なのですが、dockerがサポートしているkernelが3.10以上ということで、kernelのみバージョン・アップしています。elrepo-kernelレポジトリを有効化してkernel-rtパッケージを導入することで、CentOS6でも3.10ベースのkernelが使えます。

特段、何が変わったということは無いのですが、docker起動時にwarningが出ないのはちょっと嬉しいかな、と。

CentOS 6で3.10カーネルを使ってみる

docker

dockerは当初はデフォルトのloopbackベースのストレージドライバを使っていましたが、性能を考慮し、lvmベースに移行しています。多少、動きは機敏になっていると思います。デフォルトがloopbackなのはある意味罠じゃないかと思っています。

コンテナも元々はCentOS6のイメージを使っていましたが、現状はCentOS7とUbuntuを使っています。

俺のブログサーバーのdockerのstorageをLVMベースに変更した件。

Webサーバー

当初はOS同梱のApache2.2を使用していましたが、現状はnginx 1.9.10を使っています。このnginxは特にSSLに関して可能な限りのフィーチャーを有効化しています。SSLは管理画面でしか使っていませんが、きちんとHTTP/2で繋がっており、Chromeでも警告が出ません。CTはStartSSLが対応してないんで未使用です。これはletsencryptにしようか考え中。

pagespeed moduleについては紆余曲折ありましたが、現状、イメージ系フィルタ等いくつかを狙って有効化している状態です。キャッシュはホスト側で起動したmemcachedを利用しています。

俺のブログサーバーをapacheからnginxに切り替えた。

PHP

WordPressを動かすためのPHPエンジンは、当初はPHP5.3でしたが、その後PHP5.6くらいまで上げて、PHP7を導入したところで、最終的にはHHVMに切り替えました。このためPHPエンジンのコンテナはUbuntuイメージです。

HHVMは非常に高速で安定性も高く、かなり良い感じです。ただ、モジュールがバイトコンパイル(実質的にはキャッシュ)されてしまうため、プラグインのアップデートがうまく反映されないケースはあります。その時は素直に再起動しています。

俺のブログサーバーをHHVMにした話。シンプルで速いエンジンは管理も楽で良い。

WordPress

WordPressについては、キャッシュ系プラグインを入れて高速化をしていたこともありましたが、今はPrime StrategyのTranslate Acceleratorのみが高速化用途で動いている状態です。CDNについてはCloudFlareやPhotonを使った時期もありましたが、ネガティブキャッシュの問題があったり、そもそも不安定だったりして、結局使うのをやめています。

速いPHPエンジンで動かすのが結局は安定する、というのが経験則です。

001 Prime Strategy Translate Acceleratorがバージョン・アップ。プラグイン関連のファイルも正しく処理されるようになった。

DBサーバー

当初はOS同梱のMySQLを使っていましたが、現状はMariaDB 10.1.8を利用しています。クエリキャッシュを有効化することで高速化しています。Wordpress側のSQLキャッシュは使っていません。それほど大きなデータを扱うわけでもないので、特に凝ったことはしなくてもパフォーマンスは問題無さそうです。

俺のブログサーバー性能改善。MariaDB(mysql)のクエリキャッシュはそれなりに効く。

その他

データバックアップはホスト側のcronでdocker execを実行することでアーカイブ(ダンプ&tar gz圧縮)を取得しています。コンテンツやMySQLのデータ領域は現状ホスト側のファイルシステム共有をかけています。本当はvolume containerにすべきところかな、と思ってはいるのですが、やっていません。

改めて見ると、かなり構成変わったなぁという感じです。

SEOについて

広告収入で喰ってくぜ!なんてモチベーションは無いんですがね。「ブログアクセスを収入化」的なところにも技術的な興味があったので、これもいろいろ調べたり、実践してみたりしてきました。

アクセス量はそれほど伸びていない印象です。比較的安定したOrganic searchの流量もあるので、そんなものかな、と思っています。他方、コンバージェンスというか、アフィリエイトや広告による収入が実は確実に伸びてきており、トラヒックの質は向上していると感じています。この辺は単純なヒット数やセッション数では分からないところが面白いです。

SEO対策は、一頃はいろいろ気にしていましたが、結論から言うと、有益なコンテンツをコンスタントに、品質の良いWebサーバーで提供するという定石に至っている感じです。あまりテクニック的なところは無く、とにかく発信を続けることが大事なのかな、というのが経験則です。ただ、たまにSearch ConsoleでINDEX状態を確認しないと、ポカしてうまくクローラが動いていないことがあったりするので、要注意ですね。

WordPress、Twenytwelveテーマでウェブマスターツールでエラーが出る件

ちなみに、ごく最近も、「/wp-admin/admin-ajax.php」にrobotがアクセスできない問題を踏んでました(苦笑)。

文章を書くということ

そもそもモノを書くことは嫌いではなかったのですが、こうして書き続けることで、「書くこと」に対する技術と意識の向上ができれば、というところが、実はブログを始める時の一番のモチベーションでした。

意外にこの点については、特に何か変わったという感覚は無いですが、「人に読まれる」(読んで欲しい)文章を書くってことについてのイメージは多少身についたかなぁと、勝手に思っています。読んでもらいたい文章を書くというのは、やはりそれなりに気を使うし、エネルギーも要するんだな、ということを感じます。

たまに読みづらいこともあるかとは思いますが、そこは”成長の記録”として、暖かく見守って頂ければと思います(苦笑)。

これからもよろしくお願い致します

これまでに投稿された記事数は800記事ちょっと。平均すると、1日2件以上ってことになってます。こうして振り返ってみると、よくやって来たなぁと改めて感慨深いです。これからも、コンスタントに、あれやこれや書いていこうと思いますので、よろしくお願いします。

・・・え?死亡フラグじゃないかって?あああ、当たったら笑ってください。

おっと、そういえばwordpress.com行ったら、こんなnotification来てました。こちらも当然、2年経ったのね。

スクリーンショット 2016-06-17 0.42.09

コメント

タイトルとURLをコピーしました