そういえばまだ今年は滑りに行ってないんです。理由はいくつかあるんですが、今日はその一つの要因を排除しました。スキーブーツ新調です。
元々履いていたブーツは、「Salomon course XR 2005」という、恐ろしく古いブーツです。なぜこんなに長く履いていたかというと、高かったから、という理由もありますが、実はこのブーツ、チューンナップされてたからなんです。シェル整形をしてあって、足に完全にフィットする状態になっていたため、当時の感覚としては、「最も体にフィットする履物」に仕上がっていました。
ただ、流石に10年近く履いていると、いろいろガタが来ます。シェルやバックルは多少硬くなったかな、という程度なんですが、インナー含めたウレタン素材がボロボロになって崩壊を始めており、流石にもう無理かな、と昨年くらいから思っていました。
しかしいざ買うとなると、「折角だからチューンナップを・・・」とか欲が出てしまい、どこで買おうかな、とか、どれくらい時間かかるかな、とか、まぁ面倒なことに思いを巡らせ、なんだかんだ買う機会を逸していたと。
とはいえ2015シーズンです。車の準備は出来てます(でもまだ仕事は片付いていません)。そこで、思い切って、ブーツを見に行ってみた、と。
で、結論からいうと、HEADのブーツがあまりに履き心地が良かったため、ほぼ衝動買い状態で買ってきてしまいました。本当に良かったのかなぁ・・・と思いつつ。
買ったブーツはこれです。
Salomon course XR 2005がフレックス100だったので、同等の硬さのブーツを探してみました。店員さんに足を見てもらって、オススメを選んでもらった感じです。course XRはかなり幅を広げる形にチューンナップしていたので、足幅の広いものを、と言って出てきたのがHEADでした。いくつか履いてみましたが、技術の進歩のお陰か、とにかくインナーが快適でフィット感が高くて驚きました。それでいて、フワフワした感じが無いです。
フレックスの違いでいくつか履いてみましたが、結局一番しっくりきたのが、このVector 105でしたね。これ以下だと柔らかくて足元が不安に感じるし、これ以上だと今度は細くて履けないと。結局このVector 105が最高に快適で良い感じだったので、これにしました。ちなみに、ブーツはとにかく合わないと不安なので、両足履いてきっちり締めて、しばらく感触を確かめて決めてます。
さて、自宅に帰って、チューニングです。バックルの位置を調整して、締めやすくしたのと、あとインナーを抜いて、ソールを抜いて、元々使っていたSIDASをcourse XRからVector 105に移しました。スキー用ソックスを履いて、再度Vector 105を履いて、締め上げて、しばらく感触を確認しましたが、やっぱりこれは良いです。フィット感高いですし、どこか当たって痛いということもない。僕の足にはHEADが合っていた、ということかもしれません。そして改めて思ったのですが、SIDASは素晴らしいですね。有ると無いとじゃ足裏の感覚がまるで違います。
考えてみれば、course XRは原型を留めないほど、とは言わないまでも、かなり派手に整形してあり、そういう使い方は想定されて無かったんじゃないかな、と感じます。今回のHEADは、素のまま履けているので、この辺の違いがどう影響するのか、気になります。
それより何より、やはりスキーデバイスは新しい技術で作られたものが良いと、改めて感じました。このブーツ、とにかく快適です。私はブーツは固くないと不安を感じてしまうという古いタイプの人間なんですが、このVector 105は、しっかりとした硬さはあるものの、インナーのフィット感などではその硬さを感じさせません。履くのも脱ぐのも楽です。これもやはり技術の進歩だよなぁ、と感じました。
さて、肝心のシーズンインですが、仕事納めが月曜日なので、滑りに行くのは火曜日以降の予定です。やっと、スキーシーズン開始準備完了、といったところです。
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