プロは道具を選ぶのか、道具を選ばないのがプロなのか、ということを考えてみた

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何を今更、と思いつつ、そういえばこんな話題があったので。プロは道具を選ぶのか、それとも道具を選ばないのがプロなのか・・・

ワタシ的には、これはどちらも正しいと思っています。なぜなら、プロというのは、道具を最大限有効活用できる人たちのことだから、と。

プロは本質を理解しています。道具に求められる要件もその本質を理解しているわけで、つまりは、「その道具がどれほど優れているか」「その道具をどう使えば最大の効果が得られるか」「その道具は何が特徵で、何が欠点なのか」を理解していることが、プロと呼ばれる人たちの共通点なのではないかと。

だからこそ、良い道具を手にすることが出来ます。それがどれほど優れているかを理解し、活用することができる。だから、プロは、良い道具を手にすることができる。「プロが勧める〜」は、そういう意味で、本当に良いモノである可能性が高い、と言えます。

また、それほど優れていない道具でも、それを使って仕事をすることができます。ただ、完成度はおそらく、良い道具を使った場合ほどにはならない。その道具を使ってできる最高のものを仕立てることができるのがプロです。要は、道具の使い方を分かっているということ。だから、なんとかできる、という。

表題の質問に応えるなら、「プロは道具を選ぶのか」はYES。プロは道具の良し悪しが分かっているので、良い道具を手にして、自らのパフォーマンスを最大化します。同じく「プロは道具を選ばないのか」もYES。与えられた道具で最大のパフォーマンスを出すことができる。それがプロ。

つまり、仕事やその成果、そこに至るために必要なツールについて、その過程の本質に目を向ける活動そのものにこそ意味がある、と。当たり前のような話ですが、使う道具についても、その精神活動の一端でしかないんじゃないかな、というのが、私の中の答えです。

何が良いか、何が悪いか、というのを、本質に立ち返って、様々な角度から見通すことができるのが、プロってやつなんだと思います。ええ、そんな人に、私はなりたい。だから道具には拘ります。これが実は、言いたかったことです。手に触れるものに対する、無意味にも見える拘りってのが、実はその人の本質として、大事な部分だったりするんじゃないかな、と、思っています。

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