丸沼高原スキー場の旅。2月最初の日曜日は流石に混雑していた。雪の降り続く絶好のコンディションのゲレンデで、ついにSAJ1級を取った話。

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今回は久しぶりの丸沼です。スケジュールの都合で日曜日日帰りでの訪問となりました。2月の第一日曜日ということで流石に混雑していました。雪が降り続く新雪のゲレンデはとても滑りやすくて良かったです。そしてついにSAJ1級取得しました。

丸沼に検定を受けに行った話

2025年2月2日、日曜日。スケジュールの都合で今週は日曜日に日帰りスキーツアーです。こんな日はやっぱり丸沼高原スキー場になります。っていうか、この日は丸沼のシーズン最初の検定開催日なんですよね。前回、スクール入った時、2月2日に検定あるよ、っていう話をしていたこともあり、今回受けに行ってみました。

とは言うものの、ギリギリまで検定を受けるか否かは悩んでいました。若干コブの滑り込みが足りない気もします。加えて、もう何度も落ちているので、ここは合格を決めたいところです。この日は寒波到来の兆しで天候が悪く、お陰で雪質は良さそうな予感がしたので、コンディション見て、最終的に検定を受けるかは判断しようと、それくらいの気持ちで現地に向かいました。

道路は空いてたけどスキー場は混んでいた

出発は4:30。横浜は雨。道中群馬までずっと雨でした。このパターンはシーズン初かもしれません。この日は都内でも降雪予報が出ていたため、出かける人は少なかったようで、往路の一般道も高速道路も混雑していませんでした。久々の日曜日の日帰りスキーということで若干構えていたんですが、肩透かしでした。

ただ、スキー場に近づいてきたら、ちょっと気配が変わってきました。

赤城高原SAで休憩です。いつもよりちょっと到着が早かったくらいですが、やっぱり混雑していました。最近は金曜日のこの時間に立ち寄ることが多いので、こんなに混雑していることはありません。道中ここまでそんなに混雑している印象も無かっただけに、ちょっと驚きました。

一方、いつもよりちょっと早かっただけなのに、やたら暗いのが気になりました。

越後湯沢方面の様子ですが、予想よりも天気が悪いです。全く見えません。赤城高原SAも小雪が舞う天候で、だから暗かったようで。若干ゲレンデの状況が気にはなりつつ、一応天気予報では回復傾向になっていたので、それを信じることにしました。

沼田インターチェンジを降りても、やっぱり車が多いです。片品方面へ向かう車も多く、トップシーズンらしい雰囲気を感じました。天候は雪ですが、まだそんなに長く降っていないようで、加えて気温も高かったこともあって、道路には雪は積もっていませんでした。

道の駅尾瀬かたしなで休憩です。ここの駐車場も結構埋まってました。やっぱりスキー場に近づくほど混雑しています。途中にあったレンタルスキー屋さんも車がいっぱいで、まさにトップシーズンだなという感じがしました。雪は結構な本降りでした。

恒例、ジョージアカフェ。これコークオンアプリでオーダーできるのが気持ち良くて、つい買ってしまいます。

鎌田の交差点で、岩鞍方面か丸沼かの分別が行われるのですが、この日は交通量自体多く、どちらに行く車も多かったです。いつもは丸沼方面に行く車は明らかに少ない感じがするのですが、この日は半々くらいに感じました。

丸沼高原スキー場に近づくと路面には凍結箇所も出てきましたが、全体的にはいつもより路面状況は良かったです。駐車場は積雪していました。

丸沼高原スキー場到着は7:50頃。いつもより早いのですが、いつもより駐車場は混んでいて、なんと第1駐車場の4列目くらい、ブルーコース近くになりました。

正直、この時間でこの場所っていうのは、普通に混雑しているってことなんですよね。まあ日曜日だし、2月も第一週だし、こんなもんかなーという混み具合の印象からのスタートです。

ちなみに、あとでスクールの先生に聞いたところでは、前日2月1日土曜日はさらに混んでいて、第3駐車場まで入ったようです。この日はまだマシだったようです。

ゲレンデは新雪でコンディション最高だった

雪の降る中、準備をしてゲレンデに向かいました。

既にICチケットを持っているので、Webketでリチャージして、そのままブルーコースにダイレクトインしました。これができるのがICチケットの便利なところです。

朝イチのブルーコースです。駐車位置が駐車場の奥の方ということで、ブルーコース入口に近かったのはラッキーでした。ここでのリフト券販売は昔はやってたんですが今は無いんですよね。コンディションは雪。新雪のやわらかめのコンディションです。ただ、天気は悪かったです。

板はS9iです。

ゲレンデはとても気持ち良いのですが、景色が全く見えなかったのが残念でした。

さっそくコブを見に行きました。新雪でパックされていて、浅くてとても滑りやすいコブでした。一生練習したいコンディションです。

ブルーコース、ローズコース上部はガスっていて見えない時間帯もありました。その分、雪質は良かったです。

景色はこんな感じで真っ白です。

ロープウェイは長蛇の列が出来ていました。こんなに混雑した丸沼高原スキー場へ来たのは久々だったので、ちょっと懐かしい感じがしました。

イエローコースもビギナーの人がたくさん滑っていて混雑していました。この日は雪質も良くて滑りやすかったので楽しかったんじゃないかと思います。

昼を過ぎるとちょっと雲が切れてきましたが、結局一日曇り空でした。

ローズコースの様子です。一番天気の良いときでこれくらいの眺めでした。

ローズコース左手側の不整地です。検定ではここが使われました。柔らかくて滑りやすかったです。

コブを上から見た眺めです。積雪がかなり増していて、入口の1段目がちょっと落差大き目になっていたのが印象的でした。

ゲレンデにはとにかく人が多かったです。やっぱりトップシーズンの日曜日だなって感じでした。

この日結局滑れなかったシルバーコースです。ロープウェイじゃないと入れないのが惜しいところ。是非第3リフトを動かしてほしいところですがね。

こちらはコバルトコースなんですが、コース幅の半分以上がパークになっています。さすがにパークにスペース割きすぎじゃないかなと思うところもありますが、ボード人口考えたら仕方ないところかもしれません。

こちらはグリーンコース。名物の端っこバンクがこの日も発生していました。このバンクは浅いうちはいい感じでジャンプして滑れるので好きです。深くなると左手がコース外に落ちるので恐怖を感じます。

夕方になっても、ガスは切れてきたのですが、雲は切れませんでした。そしてバイオレットコースは凄い盛況です。

定点のとんふぁんの温度計。だいたい0℃前後というところで、丸沼にしては暖かかった印象です。そのため降る雪もぼたん雪で、雪質としてはちょっと重めのパウダーになっていました。

クローズ間際のバイオレットコースです。この時間にはやっと全面滑れるようになりましたが、この日は午前中はスキー、午後はボードのポールバーンが展開されていて、一日規制されていたのが惜しかったです。

帰り際のブルーコースです。一日お疲れ様でした。

兵どもが夢の跡の駐車場です。第1駐車場は奥まで埋まっており、おそらく第2駐車場まで誘導されていたように感じます。久しぶりに混雑した休日のゲレンデでした。

1級検定を受けた

結局、1級を受けることにしました。天気も悪いし雪質は柔らかいし、ここまでくれば、すべてのガチャ運を使ってでも合格してやろうと、そんな意気込みで申し込みしてみました。

事前講習

なによりコブが柔らかくて浅くて滑りやすくて、これなら絶対行ける、という確信を持って臨んだのですが、午前中の事前講習で衝撃の事実が。そう、今年からカリキュラムが変わって、不整地はコブじゃなくても良くなったため、今回もローズ下部の上の方の不整地を使うということになっていました。

写真でいうとこの辺です。ここから下がったところが大回り、小回り、総合滑走のコースとなっており、結局すべての検定種目がローズコースで行われました。バイオレットコースが半面貸し切りだったことも理由です。一瞬、総合滑走をグリーンコースでやるっていう噂もあったのですが、グリーンコースは混んでる斜度ないし、前回落ちてるので(苦笑)、これは避けられて良かったです。

この日はなんと1級検定受験者は私一人でした。事前講習も一人です。2月のこの時期に検定を受ける人はまだ少ないですし、この日は岩鞍やオグナほたかでも検定が行われていたため、分散したところもあったかもしれません。が、流石に一人はちょっと嫌な感じでした。

そんなわけで事前講習でコースを確認したわけですが、要するにここで初めて、不整地小回りはコブじゃなく非圧雪コースの小回りだと知らされたわけです。流石に焦ります。普通に、これくらいの斜面なら難なく滑れるわけですが、検定となるとそれなりに「良い滑り」をしないといけないわけで、若干混乱しました。

しかも、通常の小回りとは滑りの質を変えろとか、なるほど難度の高いことを言われるわけです。ただし、今回の私は前回までの私とは違う。小回りはカービング要素を強くして、不整地はずらし要素というか、イメージ的には斜度の分、落下量を多く取ってスピードコントロールする感じで行けるかな、という感じで滑ることにしました。

事前講習での指摘事項は、やはり左足=右ターンの外足が弱い。あと右ターンで内倒が出る。いずれも、忘れると出てしまう癖だという認識があったので、本番ではかなり強く意識して滑ることで補正をかけました。イメージ的には、右ターンに時間をかける=板を回しすぎないようにしつつ、左肩を下げる感じです。

あとは推進感を出すために外足をまっすぐ前に出すイメージの指導を受けたのですが、これについては自分の中では、外側に圧をかけるイメージで組み立てれば、この動作ができる自信があったので、それで乗り越えました。

結局、前回の検定から一番変わったのは、この「外への意識」だったように感じます。ターン外方向に意識を向けることで、姿勢も下がるし板も推進するし、落下要素も出しやすくなります。あくまで私個人の感覚ですが、この意識の習得が大きかったなって思ってます。

昼休憩では、甘くなりがちな左外足への圧を維持するため、左脇腹への意識の集中を確認しつつ何本か滑りました。その後、車に戻ってライトミールブロックを軽く食べて、午後の検定に臨みました。

検定本番

午後の検定は1級と2級が共催です。途中で分かったことですが、2級は3種目になってるんですね。総合滑走が無くなっていて驚きました。検定自体、かなり省エネになっていて、ちょっとさみしくも感じました。

検定本番、前回までとの違いは、今回は「どう滑れば評価されるか」が明確になっている点です。前回までは、特に小回りは、どういう滑りをしたら合格になるか、という明確なイメージが無いままに受けていたので、そりゃー受からんわ、という感じだったんですよね。今回はそれを悔い改めて、徹底的に、どういう滑りをすれば良いかのイメージは作り上げてきたつもりです。

結局、今回はオール70点で無事合格となりました。苦節3シーズン6回目の合格です。もちろんもっと効率よく合格することは出来たんでしょうけど、良くやったなと我ながら感動です。

最終的に合格に繋がったと思われるポイントが1つあって、それが「プレターン」。特に1級の場合、絶対に姿勢低く入らないとポジションの高さを指摘されます。多分今回合格できた要因の1つにこれがあったかなと後から思いました。

やったことは簡単で、スタートの姿勢をルーティーン化していったんですよね。大体、スクールの先生方も、見ていると決まった入り方をしているのが見受けられます。自分の場合はスタート時、あえてクローチングに近いところまで姿勢を落として、そこからターンに入るようにしました。これで姿勢の高さを指摘されることも無くなりました。

種目別の状況ですが、まず大回り。元々合格点が安定的に出る種目だったので、基本的なポジションと左外足だけ意識して滑りました。外方向への意識が増したことで、多分昨シーズンよりカービング要素が上がってスピードも上がっていたと思います。

鬼門の小回りについても、大回りと同じく左外足に注意しつつ、右ターンがクイックになりすぎないよう気をつけて滑りました。加えて、小回りで指摘されがちな抜重動作については、脛圧が抜けなければ落下要素を見せられるという自信があったので、この2点、脛圧と左外足に注意して滑りました。

不整地小回りについては基本的に小回りと一緒なのですが、斜度が高い不整地ということで、ターン序盤のずらし要素をコントロールして組み立てました。加えて急斜面なので、減速要素は下ではなく横あるいは外というところも気にして滑りました。

総合滑走は、小回りを入れるとどうしても圧のコントロールが難しくなるというか、雑になるので、ターンの質の変化で、深めと浅めの、大回りと中回りで組み立てて、徹底的に外への意識だけで滑り切るようにしました。

結果、無事280点で合格できて良かったです。なんていうか、受かる時はあっけないもんだなというのが感想です。

検定後

合格発表を見て、合格手続きをして、合格証を受け取って晴れて合格になったのですが・・・そういえば、テクニカルをさらに受けるにはどこかの団体に所属してどうこうと言われた気がするのですが、良く覚えていません。

どうせ後で調べれば良いか、くらいのノリだったので、良く聞いていなかったのですが(失礼)、何か手続きが必要らしいです。真面目に、あとで調べようと思います。

ちなみに、この日のコブは本当に滑りやすかったので、絶対滑るべきだと思いました。積雪もあるので、今シーズン、丸沼のコブは結構良いコンディションで滑れる機会も多いと思います。昨シーズンは結構硬いことも多かったのですが、今シーズンは違います。

日曜日の復路は渋滞

無事、1級合格もしたし、新雪の滑りやすいゲレンデをクローズ直前まで滑りきって満足したので、帰ります。温泉は実はシーズン初訪問となった湯元花亭へ。

既に17時を過ぎていたので、そんなに混んでないかなと思ったら案外と家族連れの方も多くちょっと賑やかな温泉でした。りんごがプカプカと浮いた湯船でしかり温まり、汗も流せて良かったです。JAF割900円でした。

さて、ここで問題発生です。っていうか、日曜日なんですよね。関越道上りの渋滞に当たりました。

高坂ではなく前橋渋滞で、長い時は月夜野まで繋がっていました。少しでも渋滞を回避したくて、昭和インターまで下道を走って関越に乗りました。どこかで食事を取りたかったのですが、赤城高原SAは明らかに混雑していたので入りもせず通過、駒寄PAになんとか入ったものの食堂はいっぱいでトイレだけ寄って通過。結局、食事にありつけたのは高坂SAでした。

高坂までの区間は、確かに渋滞は無かったのですが、やはり交通量は多くて混雜していました。明らかに普段運転していないと思われる車も散見され、追い越し車線をゆっくり走っていたり、挙動不審なタイミングで車線変更してきたりする車を見かけました。

高坂SAは駐車場は流石に広くて車を停めるには困らないのですが、フードコートはやっぱり混雜していました。そこで、階段を登って下り線のSAに行ってみました。

案の定、下り線側はガラガラで快適でした。高坂SAの上下線施設が階段で行き来できるのを知ってると、こういう時助かります。東北道なら佐野SA、中央道なら双葉SAが同じ構造です。

東松山味噌カツ丼を頂きました。辛めの味噌が美味しい味噌カツ丼でした。

その後は三芳PAへ。最後の休憩でソフトクリームです。

今回は鐘の木のシンプルなミルクソフトクリームを頂きました。さっぱり濃厚な牛乳の風味が美味しいソフトクリームでした。ところで最近、鐘の木の店頭には「西武酪農」の牛乳パックのキーホルダーみたいなオブジェが飾ってあるので、牛乳は西武酪農製なのかなと思っています。ベースのミルクソフトクリームが美味しいお店は、どんな味のソフトクリームも総じて美味しいと思います。

都内に入って関越道を降りてからは環八を南下して横浜方面へ向かったのですが、この日はいくつか工事箇所があって、車線規制による渋滞に当たりました。結局家に着いたのは23時近くになってしまい、後片付けはできずに終了となりました。

検定も受かったしゲレンデコンディションも良かったし、良いスキーツアーでした

以上、2月最初の日曜日に丸沼高原スキー場へ行って1級検定を受けてきた話でした。検定はやっと合格できて良かったです。丸沼は天気が悪かったこともあり、ゲレンデコンディションが良くて、快適に滑ることが出来ました。

惜しかったのは、やっぱりゲレンデが混雜していたことと、事前講習、検定と立て込んでおり、ゲレ食を食べれなかったり、シルバーコースを滑れなかったりしたところです。この辺は、また次回、回収したいかなと思っています。

これで私も晴れて上級者ですかねー。自称上級者は卒業です。

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