2024年のAmazonプライムデーでSwitchBotスマートロックプロ&指紋認証パッド、ミニハブ2のセットを購入しました。普通に便利です。これを経験してしまうと、SwitchBotで家を埋め尽くしたくなるような、そんな沼に誘いこまれる魅力があります。
AmazonプライムデーでSwitchBotスマートロックを購入した件
以前から気になっていたスマートロックをついに購入しました。Amazonプライムデーで安くなっていたSwitchBotスマートロック一式を導入です。Sesamiと一瞬迷いましたが、SwitchBotスマートロックプロの作りの良さに惚れてこちらにしてしまいました。
発端は「キーケース」。鍵を出したくない衝動。
今回、スマートロックを導入した動機は実は「キーケース」にあります。最近キーケースを更新しました。
ベルロイのキーケースは確かにスタイリッシュでかっこ良いのですが、鍵の出し入れがスマートかというと意外にそうでもないです。普通に使えるのですが、見た目の抜群のスタイルからすると、使い勝手はそこまで高くない、くらいのところです。
キーケースの使い勝手とスタイルの両立はやっぱり難しそうです。ただ、今回はスタイルにこだわってこのケースにしたので、使い勝手のほうをスマートロックで解消してしまおうというのが目論見です。
元々、スマートロックはいつか使ってみたいと思っていたので、良いきっかけになったかなと思っています。
SwitchBotスマートロックProを選んだ理由
賃貸で後付で使えるスマートロックも最近は種類が増えてきて選択肢も多いです。そんな中、最終的にSwitchBotスマートロックにした理由は「入手性」と「スタイル」、そして「機能面」が決め手でした。
入手性について。SwitchBotはとにかく数が出ており、潤沢に在庫が流れている感じがします。即日配送になるので、納期に不安もありません。Sesamiはちょっと時間がかかりそうだし、やっぱり安心のSwitchBotかな、と思いました。
次にスタイル。玄関に設置して目に触れるものですし、一度買ったらそうそう買い替えるものでもないので、少々値が張ってもカッコいいほうが良いかなと考えました。SwitchBotのノーマルモデルやSesamiを見ると、大きなサムターンのようなスタイルになっており、使い勝手は良さそうですがもうちょっとお洒落さが欲しいところです。SwitchBotスマートロックProモデルだと、アルミボディでロック部もダイヤル型になっていて、ちょっとカッコよく見えます。というわけでProモデルに一目惚れしちゃいました。
最後に機能面。SesamiとSwitchBotスマートロックの機能的な差で最も大きなものが、「AppleWatchのNFCで解錠できるか」になります。Sesamiはできるけど、SwitchBotは対応しません。ただ、認証パッドは指紋やNFCタグにも対応していますので、そこはあまり気にしないでも良いかな、と思いました。
あとはSwitchBotのエコシステムがあって、ハブを通して、インターネット経由でいろいろできたり、他の機器とも連動できたりするあたりは、拡張性があるかなぁと思ったところです。実はあまりこの辺には期待していなかったのですが、結果的にこの拡張性の沼要素はかなり強かったです。
あと、細かなところで、スマートロックを施錠するとき、サムターンを回さず、ダイヤル部を押すこと鍵操作できるんですよね。ちょっと便利かな、と思ってProモデルにしました。結論からいうと、これ反応若干遅いので、地味に微妙です。
パッケージと外観
早速プライムデーで購入です。20%弱くらい安くなっていたので勢いで買いました。
スタイリッシュな箱です。
スマートロックと指紋認証パッドのセット。当然技適は通っています。スマートロック側の電池寿命が1年未満というあたりは気になるところかもしれませんが、残量は当然モニタリングできるので問題は無いでしょう。
パッケージングがとにかく綺麗だったのが印象的でした。ちょっとうれしくなります。
こちらがスマートロックPro本体他です。ビス用のドライバーも付いています。NFCカード、あとは初期の固定のためのテープも付いていたり、必要なものはすべて揃っている感じです。
指紋認証パッドのほうは、両面テープに加えてビス止め用の部品などが付属しています。
スマートロック本体はアルミ製で質感良好です。その分、重量感もあるのがちょっと不安点ではあります。
ただ、両面テープはかなりしっかりとしたもので、しかも「粘着促進剤」も添付されており、貼り付け強度に問題はなさそうです。サムターンの固定部が可動式になって、サムターンを挟むことができるようになっているのがポイントです。
サムターンの高さに合わせて足の高さを調整できるようになっています。かなり対応範囲は広そうです。
指紋認証パッドは屋外での私用になるので耐候性が考慮されており、ボタン類の間にも隙間がありません。
背面には電池が入るようになっているのですが、こちらもしっかりパッキンで封がされるようになっており、簡単には開かないようになっています。
付属のピックで開けると簡単に開きました。ちょっと電池のサイズが特殊なのが注意点ですが、最初二必要なものは添付されているので問題ありません。
ハブミニのほうは特に難しいところはありません。
USBで電源を取って、赤外線が通るところにおいておけばOKという感じです。
以上、SwitchBotスマートロックProと指紋認証パッド、そしてハブのパッケージですが、全体的に、必要なものは全部揃っていて、何か追加で準備するものが無いのが良かったです。
取り付けは簡単だけど、失敗は許されない(苦笑)
早速取り付けです。これ、案外簡単なんですけど、やっぱりなんとなくうまくいかないというか・・・まあそんなもんですよね、という感じでした。
これが家のドアの内側です。普通のサムターン鍵です。ここにスマートロックをつけていきます。
スマートロックのサムターン部はネジを回すとこのように広げることができるので、これを調整してサムターンを挟むようにします。スマートロック側でサムターン部が少々動くようになっているので、遊びを設ける必要はありません。
こんな感じでサムターンを挟んで、位置決めをしていきます。
はい、取り付け後の写真です。開閉検知用の磁石はこの辺につけました。一見、綺麗に付いているように見えますが、よく見るとちょっと曲がってしまいました。やっぱり位置決めは難しかったです。
ポイントはサムターンと回転部の中心をしっかりあわせることなんですが、これが難しいです。せめて回転部のセンターが分かる印が本体にちょっと付いていたらもっと楽だったかなと思います。特に縦方向の真ん中の垂直線があったら、しっかり垂直に固定できて良かったかもしれません。
そこだけ後悔していますが、まあ位置のズレは誤差程度で、仕上がりとしては大満足です。思った通り、スタイリッシュで良い感じな仕上がりでした。やっぱりProモデルにして良かったです。
取り付け直後は2分間押し付け、その後48時間はテープで固定するように指示されています。一応指示通りにしましたが、付属するクリーニングシート(アルコール)と、何やら怪しい匂いのする粘着促進剤(ネットで調べたら普通に売ってました)が優秀ですので、粘着力に不安を感じることはまず無いと思います。前提として、粘着箇所をしっかりクリーニングするのが一番のポイントだと思います。
指紋認証パッドはドアの外に貼り付けました。固定金具が優秀で、電池交換などで取り外す時はピンで下側のボタンを押さないと外れないようになっています。
ここまで取り付けてみた感想としては、取り付け方法も非常に洗練されており、安心感が高くて良かったです。ただ、位置決めの難しさについては、改良の余地があるかなと思いました。最近はこういう取り付け場所の難しい機器については、位置をしっかり決めるためのシールが付属しているケースが良く見られるので、何か補助的な装置はあっても良かったかなと思いました。
初期設定は簡単そうでハマりそうなポイントもある
設定についてはアプリをダウンロードして機器を登録して、そこからこまごま設定していく感じになります。
SwitchBotのアプリをダウンロードすると、最初にクラウド上にアカウントを作ることになります。外部アカウントでのログインは新規にアカウントを登録するときに指定する必要があるのようです(私はメールアドレスでアカウントを作ってしまったので確認できていません)。
デバイスの管理体系としては「ホーム」と「ルーム」、そしてそこに対応する「メンバー」があり、誰(ユーザー)にどの場所(ホーム・ルーム)のデバイスを管理させるか?が指定可能なようです。
ざっと登録後の状態です。ハブからの赤外線リモコンの操作対象として、LEDシーリングライトとエアコンを設定しています。
ここまで設定する中でハマった・ハマりそうになったポイントがいくつかあるので書いておきます。
接続時にファームアップが来ることがあるので注意
機器側のファームに新しい版が出ていると接続時にアップデートが必要になることがあります。スキップできるかは確認していませんが、アップデートが完了するまでは「そっとしておく」必要がありますので、いろいろ余裕がある時にやったほうが良いです。
スマートロック、指紋認証パッドの設定は連続して行うことになる
パッケージングされているスマートロックと指紋認証パッドは連続して設定する流れになりました。スマートロックの登録後、連続して指紋認証パッドの登録になったので、これはセットでパッケージングされていることが管理されているんだと思います。基本的な手順はそれぞれのマニュアルにある通りなんですが、指紋認証パッドの設定が連続して行われるところでちょっと焦りました。
スマートロックと指紋認証パッドの設定自体はそれほど難しいところは無く、指示通りに操作・設定すればすんなりと使えるようになると思います。
ハブはWifi接続とスマートロック・指紋認証パッドとの連携に注意(時間がかかる)
スマートロックと指紋認証パッドだけなら、ここまでの設定で機能的には何も過不足はないのですが、今回はネット経由でも何かできるようにハブミニを購入しています。このハブミニの設定が一番苦労しました。
まず、Wifiが2.4GHzにしか対応していません。我が家では2.4GHzは停波していたので、このハブミニのために再度設定しなおしました。意外に盲点だと思います。
次にスマートロック、指紋認証パッドとの連携についてですが、マニュアルによれば、Bluetooth通信可能であれば、「ハブに接続」メニューが有効になって、雲マークのアイコンが出てくるはずなんですが、これが待てど暮らせど有効にならず焦りました。電源OFF/ONしたり、あえて近くに移動したりするも変化無く、困っていたのですが、しばらく経ったら自然につながっていました。
おそらくこれは、単に時間がかかっていただけなような気がします。ハブミニとスマートロック、指紋認証パッドと連係には案外と時間がかかる、というところだけ要注意かなと思います。
つながってしまえば、その後接続が切れたような挙動はありません。
ハブへのリモコン登録は簡単だけど「状態を持っている」機器には注意
ハブへのリモコン登録ですが、信号を読ませて個別登録したり、リモコンの機種自体を認識したり、いろいろできるので手続き自体は簡単便利です。ただ、問題があるのが「状態のある」機器のリモコン設定です。
具体的には、例えばシーリングライトであれば、ON/OFF共通のボタンが1つになっていたりします。こういうパターンはある程度割り切って設定する必要があります。
問題はエアコンで、どうにも普段使っているリモコンがリモコン側で風向などの情報を持っているような動きをします。しかもハブ側ではリモコン機種設定では設定できない(押せない)ボタンがあったりして、意外と厄介です。最終的には、リモコン側の「自動」ボタンの信号を学習させた、完全に別のボタン(別のエアコン)を設定することで、普段使っているリモコンの使い勝手を実現しています。一旦はこれで困っていないのですが、何か別により良い方法があるような気もしています。
以上、いろいろありますが、一旦やりたいことは全部できるようになって満足です。
使ってみた感想は、「普通に便利」「欲が出る」
さて、ここまで設定して、今日はまだ2日目の段階でこの記事を書いていますが、現時点でも既に「スマート家電最高!」って気持ちになっており、追加でスマートコンセントなど早速注文してしまいました。マジ、スマートロックはスマート家電沼の入口だったかもしれません。
鍵を使わない生活は便利
まず、当初の目論見、鍵を使わない生活は思った通り便利です。いざということもあるので、流石に鍵を持たずに出かけるというのは怖いのですが、コンパクトなキーケースにおさめて、持って入るけど施錠・解錠に鍵を使わないというだけで、利便性はかなり上がりました。
ただ、Bluetoothの通信やスマートロックの動作が入るので若干レスポンスは物理鍵に比べると悪いですが、施錠状態が遠隔で分かるとか、メリットのほうが大きいです。
一つポイントとして、指紋認証の指紋登録は、実際に指紋認証パッドを取り付けた状態で、実際の利用シーン(使う時の姿勢や指の角度など)に合わせて設定すべきだと思います。外した状態で初期設定したのですが、結構認証通りません。
遠隔でのエアコン操作は思った以上に便利だった
あとは期待していなかったハブによるエアコン操作。これ、家に帰る前にエアコン付けておけるんですよね。いやそんなの出来て当たり前なんですけど、マジで快適でした。今はまさに夏ですので、帰宅してすぐに部屋が涼しいのは素晴らしいです。
SwitchBot導入する前は、こんな機能でそんなにQOL上がるわけ無いじゃん、と思っていたんですが、実際使ってみたら、なんで今まで使っていなかったんだ・・・と後悔しました。
その他、寝る前もスマホ操作でエアコンと電気を消せるので、リモコンのやり場に困らないとか、微妙なところで生活の改善ができているあたりが良いです。
これはさらにSwitchBotによって操作できる機器を増やして行きたくなります。完全に沼でした。
スマート家電は使ってみると世界が広がる
以上、AmazonプライムデーでSwitchBotスマートロック一式を導入してみたら、思った以上に生活改善されて、さらに欲が出てきてスマート家電沼にハマりそうになっている話でした。まとめると以下の通りです。
- スマートロックは便利
- 鍵を出さずに済むという形も有り(キーケースをスタイル優先で選べる)
- 施錠・解錠状態が分かるだけでもストレスをちょっと減らせる
- 遠隔リモコンは便利
- エアコンの効いた部屋に帰れる幸せ
- リモコンのやり場についての悩みを減らせるメリットも
- スマート家電は沼る
- 使った人と使ってない人の認識の差が大きいんだろうと実感
- いろいろ繋ぎたくなってくる(イマココ)
ちなみにここまの投資額は3万円未満で、決して安くは無いかなと思っています。ただ、じゃあこの金額をケチって、前の生活に戻りますか?と問われたら、「うん、安かった」と即断します。結局、実体験の価値ってそんなところかな、と思っています。
SwitchBotシリーズはAmazonでも折にふれてセールをやっていたりして、入手性も高いので、まずは試してみたいという方にはオススメかと思います。ただし、沼にはまる覚悟はしておいたほうが良いです。
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