3年ぶりに、Apple Watch更新です。Series 6からSeries 9へ。デザインや機能面での大きな変化は無く、順当に進化した感じです。大きな変化は無いもののレスポンスや使い心地はやっぱり改善されていて、じゃあSeries 6に戻れますか?と言われたら戻れません。Apple製品ってこういうところがあるよなーと思いました。
Apple Watchを買い替えよう
Apple Watch Series 6を使い始めて3年、バッテリー性能的にも厳しい状況になってきたので、そろそろ買い替えたいなぁと思っていたところ、想定どおりGWセールが始まったので買い替えました。
前回、Series 6に買い替えたのも3年前のGWセール時期だったので、もう定期かなと思っています。
発端はバッテリーとビック買い取りマネー
Apple Watchを3年使うとバッテリーが弱ってきます。今回、買い替えを決断した最大の理由がこれです。
最大容量が80%を下回ると実用上影響が感じられると言われていますが、これくらい弱ってくると、使い方によっては1日(日中)もたなくなってきます。具体的には、スキーを一日滑って、帰りにバッテリーが切れるような状況が発生してきました。
本来であれば、80%を下回ったくらいのところでバッテリー交換するのが正しい対応だったように感じます。ここがタイミングの見極めの難しいところで、2年を過ぎるとバッテリー交換の値段が上がってきてしまうんですよね。今となっては、もはや買い替えたほうが得じゃね?っていう気持ちになってしまいます。
・・・とはいえバッテリー交換が2万円未満なのに対して新品購入すると6万円くらいするので、どういう判断基準だよ、と言われると微妙なんですが、もう一つの理由が「ビック買取マネー」の存在です。
実は手元に使い切りたい「ビック買取マネー」があって、これを使えるタイミングを探していたんですよね。ビック買取マネーはラクウルで入手したものですが、個人的にはAmazonとヨドバシを良く使っているため、5%増額に釣られて交換した割に、使い所が無くて困っていたんです。なので、Apple製品のセールを待ち望んでいたと。
そんな背景もあり、ビックカメラ店頭でApple Watch Series 9を買いにいくことになったわけです。
もうすぐSeries X(10)が発表されるという噂だが
そう、もう5月なので、6月には次のApple Watchが発表される見込みです。しかも次期モデルはX(10)となり、世代的にもデザインが一新される可能性が高いモデルとなります。
どうせならこれを待てばいいじゃん、っていう考え方もありますが、Apple製品の場合、リセールバリューが高いため、いつ買っても損は無いかなという面があります。また、デザインが変わるということは、アクセサリ類が揃うのに一定時間がかかることが想定されるため、むしろ過去資産が潤沢が今こそApple Watchとしては買い時という考え方もできるでしょう。
そんなわけで、このタイミングでの買い替え判断となったのでした。
買い替え事前準備と失敗談
まずは事前準備です。Apple Watchはアクセサリが大事なので、バンドとケースを準備しました。といっても、バンドについてはSeries 6とSeries 9で互換性があるので、一旦はそのまま使い回すことにしました。基本、本体付属のバンドはいつも使っていません。
ケースについては、BARIGUARD3一択なので、こちらを新規で購入しておきました。
BARIGUARD3はSeries 6で今も使っているケースです。過去いろんなケースやフィルムを試してきた結果、やっと見つけた満足のいくケースです。水中での利用にも対応したパッキン付きの全面保護ケースで、シンプルなスタイル、機能性ともに気に入っています。
Amazonで購入できます。翌日配送で便利です。
・・・・ここで失敗。慌てて選んでしまったため、ブラックを買うつもりがクリアを買ってしまいました。返品処理するか否かちょっと悩んだのですが、今回は真面目に自己都合返品(商品選択ミス)をやってみました。
毎度Amazonの返品処理は楽ちんで良いです。今回はPUDOロッカーからの発送をやってみましたが、伝票も不要だし24時間発送可能だし、とにかく簡単です。ただ、今回、自己都合返品だったこと、マーケットプレイスの出品だったことなどいろいろあって、返金額が思ったより高く無かったのは想定外でした。今回は初めての体験だったので、そういうもんだな、という学びでしか無いのですが、ECサイトでの製品選択ミスは案外簡単に踏みがちなので注意しようと改めて思いました。
改めて。買い直しました。
今度はちゃんとブラックです。
見た目は至ってシンプルなケースですが、表面のカバー部分が特別です。
カバーの周りにパッキンが付いていて、Apple Watchの液晶表面をぐるっと防水する形状になっています。カバー裏には明るいところで見ると分かるのですが細かな突起が立っていて、これによってカバー越しでもスムースな操作ができるようになっています。
この防水加工が肝で、液晶とカバーの間に水分が入るとApple Watchのタッチ操作が不可能になるんですよね。普通のカバーだとこの対策がなされておらず、手洗いなどでちょっと水が入っただけで凄いストレスになることがあります。このBARIGUARD3については、水中での利用も想定した作りになっているため、そういった不安は一切ありません。
取付時にはこのカバー部をしっかり液晶表面にフィットさせる必要があります。注意書きがありますが、多分力を入れすぎてケースを割ってしまうようなことがあるんじゃないかと想定されます。実際はそこまでシビアにならなくても大丈夫だとは思います。
Apple Watch Series 9を買ってきた
満を持して、2024年4月28日、日曜日、ビックカメラに本体を買いに行きました。売り場でちゃんとセールのポスターがあることを確認して、店員さんにお願いして在庫確認、購入してきました。
GWの連休中の日曜日ということもあってか、Apppleショップは結構人が入っていました。店員さんと話をしながら熱心にApple Watchを選んでいる人も居たのですが、その傍ら、「Series 9、GPSモデル、45mm、アルミニウム、ミッドナイト、バンドはどうせ使わないので在庫のあるもので何でもOK」という味気ないオーダーを投げて、そそくさと購入して帰ってきました。アクセサリは〜充電器は〜保証は〜とか言われた気がするのですが、すべて無しです。ごめんなさい。
ビック買取マネーは現金相当で使えるということで、残金を何で補填できるか確認したのですが、Paypayは併用不可、クレカ、QUICPAYなどは可能とのことだったので、さくっとQUICPAYで支払いました。以前iPhone等を売却した際の買取マネーが3万円ほど残っていたので、差額分、実質3万円程度で購入できています。これがApple製品の良いところです。
WATCHのエンボスロゴ。この辺のパッケージデザインはSeries 6から変わっていません。
付属品はバンドと充電ケーブルのみです。
パッケージは若干Series 6の頃よりも開けやすくなった印象がありましたが、基本は変わってません。バンドが別箱なのも一緒。このバンドはどうせ使うつもりは無いので未開封です。
本体パッケージは、最近流行りの「ペリペリ」になっています。剥がすと分かるヤツですね。
パッケージの中身はSeries 6と変わらず。あまり感動はありません。
一つ盲点だったのが、充電ケーブルです。USB-Cになっているため、これまで使っていた充電パッド(純正充電ケーブルを巻き込むヤツ)が使えなくなります。
高速充電をするにはこの純正ケーブルを使う必要があるんだと思うのですが、基本、寝てる間はApple Watchは外して充電器に置いておくスタイルなので、このケーブルを使う必要もないかな、ということでこのケーブルもそのまま保管しています。別途充電器を買ってしまったほうが色々使い勝手は良さそうだと考えました。
セットアップとSeries 6との比較
早速セットアップです。セットアップしながらSeries 6との比較をしてみました。
サイズ感は44mm→45mmとなってちょっと大きくなった印象です。そこまで大きな差には感じません。
背面のセンサー部の出っ張りが少し背が低くなって、ちょっと薄くなっているのが一番の使用感の差かと思います。若干、存在感が薄れた印象があります。
セットアップの流れ自体は特に大きな違いはありません。Apple WatchとiPhoneを近づけるとペアリングの案内が出ますので、Apple Watch画面のモヤモヤをiPhoneのカメラで撮影してペアリングを開始します。この時、既存のApple Watchから設定を反映できるのは便利です。アプリや通知など個別に設定するのはなかなかに面倒ですので、助かります。
そういえば、特に新しい機能についてあまり気にしていなかったSeries 9ですが、セットアップの途中で案内されたこのダブルタップはもしかしたら使えるかも・・・と思いました。が、実際は使えるシーンがかなり限られるので、微妙、っていうのが現時点での評価です。
セットアップ中です。画面表示は思ったより広くなった印象を受けました。
BARIGUARD3とバンドを付けた状態です。44mmケースと45mmケースのバンドには互換性があるのでそのまま資産が流用できます。ウェアラブルデバイスってアクセサリが案外と大事なので、地味に助かります。
セットアップ完了後、同じ文字盤での表示イメージの違いですが、純粋に大きくなって見やすくなった印象です。別にSeries 6でも画面が窮屈に感じたことは無いのですが、Series 9になって広くなったことはやはり良かったと感じています。
セットアップ後のiPhone側の状態ですが、2台のApple Watchが「自動切替」可能な状態になるんですね。知らなかった。装着したほうがアクティブになるようです。なるほど、左右の腕に1個づつ着けるのは可能なのかしら、と要らんことが気になりました。
とりあえず、これでApple Watch Series 9への設定移行もすべて完了しているので、Series 6はペアリング解除するだけで下取りOKとなります。
3日くらいしか使ってないけど、まずはファーストインプレッション
今日までだいたい3日くらい使ってみた感想です。
スキーに行ったりして、そこまで厳しい使い方をしていないので、今回の買い替えの動機となったバッテリー持ちとかはまだ良くわかりませんが、それ意外のところはだいたい一通り使ってみた感想です。
その前に。Series 9になって「転倒検知」が可能になっています。これスキー場では「解除してね」ってなってるヤツなので、私も設定は解除しました。これ重要な機能だとは思うので、もうちょっと実用に合わせて、例えばStravaなどでアクティビティ記録中は自動で解除するとか、もうひと工夫欲しいところかなという印象です。難しいところなのは分かるのですが、ちょっと惜しいな、と感じています。
ところでSeries 9です。前回、Series 3からSeries 6に機種変したときは、とにかくメモリ不足でアプリも不安定だしバージョンアップもできないしで大変な状況からの性能改善だったので、大きく使い勝手が向上して恩恵を強く感じたのですが、Series 6からSeries 9では、そこまで大きな変化は感じられません。
ただ、画面やアプリの反応は確実に良くなっているので、Series 6よりSeries 9のほうが優れているし、使い心地が良いのも間違いありません。
これを費用対効果で考えると激しく微妙なんですが、ぶっちゃけ、これだけの機能・性能改善にSeries 9を新規で購入するだけの金額的な価値があるかと言われれば、正直微妙なところだと思います。最適解は、2年目、バッテリーが弱ったタイミングでバッテリーメンテナンスをして、もう少し使い続けるのが良かったのかも、と今でも思っています。
一方で、Series 9を使い始めてしまった今から、Series 6に戻れるか、と言ったら、それも無理だと思います(苦笑)。ここがApple Watchの上手いところというか、現状、多くのデジタルデバイスの買い替え動機のポイントだと思うのですが、結局買い換えたら買い替えたで、必ず使い勝手は良くなり、より長くその製品を使えるようになるわけです。
だからこそSeries Xという大きな進化が期待されているところでもあるんだと思うのですが、翻って、豊富なアクセサリーがしっかり活用できる今のSeries 9の市場環境はとても恵まれているし、まあ買い時といえば買い時なんだろうな、という判断は間違っていなかったと思います。
まとめ。
- Series 9は機能的に大きな変化はないので、機能面で何かを期待して買い替えるものではない
- Series Xに期待しているなら、待つべき
- Series 6等で、バッテリー交換をしているなら、買い替える必要性は下がる
- Series 9はアクセサリが充実しているので、そこに期待して買い替えるのもアリ
- 少しでも快適に、新しい製品を使いたいなら、買い替えるべき
- Apple製品のリセールバリューを信じるなら、いつでも欲しい時が買い替え時
これ多分他のApple製品にも言えるんじゃないかなと思いますが、結局今どきのデジタルデバイスって、製品寿命が伸びていることもあって、似たような判断軸になるのかな、と思っています。
結論、Series 9は買い時だ
以上、Apple Watch Series 6からSeries 9に買い替えた話、ファーストインプレッションまでです。端的に結論を言えば、自分にとってSeries 9は買い時だったな、という判断は揺るぎないです。
そんなに真新しさのあるデバイスではないですが、現行デザインの最終版として、買い替える動機は十分にあると思います。ただし、現行機種でバッテリー交換をしている場合、あとはとにかくSeries Xが良いんだ、っていう人については、優先度は下がるかなぁという感じです。
Apple製品は定期的に安く買えるタイミングがありますので、そのタイミングを見極めつつ、適宜買い替えて行けば良いと思います。
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