ホワイトワールド尾瀬岩鞍の旅。3月なのに新雪トップシーズンのコンディション。コブと急斜面を滑り倒した件。

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この週末、滑りたかったゲレンデ、尾瀬岩鞍に滑りに行きました。西山ゲレンデのコブと急斜面を滑りまくって大満足です。3月のこの時期、普段ならすっかり春のコンディションなんですが、今年はトップシーズン並の雪質でした。

尾瀬岩鞍に行ってみたい

2024年3月10日、日曜日です。日曜日にホワイトワールド尾瀬岩鞍に滑りに行きました。日曜日です。やっぱり混んでるだろうなぁと思いつつ、今シーズンまだ滑りに行ってないし、もみの木コースのコブも滑ってみたいしということで、滑りに行くことにしました。

そういえば、リフト券も値上がりしてるんでした。こんな感じで、いろいろ懸念があって、最後の最後まで、本当に尾瀬岩鞍に行くのか?と葛藤しながらゲレンデに向かったんですが、結局、凄い楽しかったので良かったです。やっぱり尾瀬岩鞍は良いスキー場でした、というのがオチなんですが、そこまでの経緯を含めてなかなかに濃厚な一日でした。

思ったより天気の悪い朝、果たして尾瀬岩鞍に辿り着けるのか

この週末も土曜から泊りがけです。出発はホテルルートイン渋川からです。

いつもなら6:30からの朝食バイキングでお腹を満たして出発するところなんですが、これをやるとどうしてもスキー場到着が遅くなってしまうので、今回は朝食はキャンセルし、途中のコンビニでおにぎりを食べてゲレンデに向かうことにしました。渋川発は6:30頃です。

いつもより早く出たので、関越道も空いてるかなーと期待していたのですが、何やら凄い渋滞しているような情報が流れてきました。

これはあとで渋滞情報を調べたときの画像ですので、ちょっと状況は違うのですが、起きていたこととしては、雪が降っていて、関越道は赤城高原SAでおそらく冬タイヤチェックで全車誘導していたようです。そのため、朝6:30頃の時点で、赤城高原SAから赤城インターまでガッツリ渋滞していました。

せっかく早く出たのに、これはヤバイので、赤城インターで降りて下道を走ることにしました。沼田まで行くか昭和インターで再び関越に乗るか、悩みつつ凍結した細い下道を走って、結局昭和インターから再び関越道に戻って沼田に向かいました。関越道も沼田インターもかなり空いていたので、おそらくこの選択は正解だったようです。

幸先良く渋滞回避はできたものの、時間的にはちょっとビハインドな状態で片品へ向かったのですが、今度は国道120号がノロノロ運転でした。椎坂白河トンネル付近から詰まっていたので、もしや凄い混んでるのかと懸念したのですが、凍結路面が理由でした。

場所によって、ツルツルに磨かれた凍結路面もあれば、シャーベットもあり、路肩でチェーンを巻いている車も居たりして、かなり厳しい状態が続いていました。結局この混雜は鎌田の交差点まで続いていました。

結果、この時点でもう8時を過ぎていて、かなり遅くなってしまいました。せっかくいつもより早くホテルを出たのに、いつもより遅くなってしまっています。なんともついていません。

そんなわけで、この道中、あまり遅くなるようなら、尾瀬岩鞍じゃなくてかたしな高原にしようかなぁと葛藤しながら運転していました。でも、きっとこの感じだと、尾瀬岩鞍に辿り着いている人も少ないはず、と期待して、最後は初志貫徹で尾瀬岩鞍に行くことに決めました。

なんとか8:40頃に尾瀬岩鞍に到着、第二駐車場のちょっと後ろの方ではありましたが、思ったより前の方に入れたので良かったです。駐車場の混み様としては、思ったより空いているような、でもそこそこ混雜してるような、そんな感じでした。駐車場までの登り坂もやっぱり凍結していました。

3月とは思えない新雪コンディション

準備をして、駐車場からバスに乗ってゲレンデへ向かいました。バスの感じからしても、流石に日曜日だけあって、そこそこ混んでるなと感じました。

ゲレンデに到着です。天気は雪、ゲレンデは新雪、そこそこ寒いです。っていうか3月なのに、トップシーズンのコンディションです。そしてやっぱり混んでました。

ICカードはWebketでオンライン購入して、レンタルショップ側の自動発券機で受取ました。この日はチケット売り場は行列していませんでしたが、混んでいると並ぶので、行列回避には有効かと思います。ちなみにこの日はゴンドラが凄い並んでいました。

新雪がモフモフです。板はS9i。

まずは西山を目指します。女子国体あたりは既にかなり滑っている人が居ました。

こちらはリーゼンから降りたところですね。やはり尾瀬岩鞍、広いな、という印象です。

西山ゲレンデに降りてきました。天候は雪。マジで新雪コンディションでした。

混んでいて並ぶと言われていた西山第二リフトはやっぱり行列してましたね。午前中、ちょっと測ってみた感じでは5分から10分くらい並ぶ感じでした。なので、この時間帯はここは避けて滑っていました。

西山第1リフトのほうも良さげだったのですが、西山第5リフトが動き出したので、こちらに移動です。

国体女子(西山)という上級コースの急斜面です。午前中はここをずっと滑ってました。

そこそこ斜度があて気持ち良いコースでした。

西山も結構混雜していて、レストランホルンは昼ころには満席になっていました。雪原に大量のスキー板が突き刺されていて、何かの儀式の様相でした。

昼頃になってくると西山第二リフトの行列も落ち着いてきたので、目的のもみの木コースへ向かいました。

朝イチでぱっと見た時は新雪がかぶってただの不整地かと思われたのですが、昼ころにはすっかりこぶ三昧のいつものもみの木コースになっていました。

多少天候も回復してきました。そしてコブコブです。

日曜日も午後になると西山も滑っている人がどんどん減ってきますね。こちらとちの木コース。不整地急斜面です。ものすごい体力使うけどとても楽しいコースでした。

クローズ間際、貸し切り状態の西山ゲレンデです。

国体女子降り口からの日光方面の眺めです。とても景色が綺麗でした。

そんなわけで16時過ぎまで滑って終了です。

結局とても楽しい一日でした。

駐車場からの景色も綺麗で良かったです。

コブと急斜面と左足と

この日は結局、西山の急斜面とコブ斜面を滑り倒した一日でした。まずは国体女子の急斜面です。

前日に丸沼高原のシルバーコースを滑ったこともあり、ここはその復習の意味も込めて、いろいろな滑り方を試しながら滑っていました。注意した点はとにかく足首の緊張が解けないようにする一点です。これを意識するだけで、荷重が上に抜けることとか、体が遅れることとかを避けられるので、良い意識だなと思っています。1月のスクールでの指導に感謝です。急斜面についてはしっかり外足荷重でスピードコントロールもできるようになってきたかなと思います。

問題はコブ斜面です。久しぶりの本格的なコブ斜面で、最初は案の定、全く滑れませんでした。ここから少しづつ、意識を修正しながら繰り返し滑り続けました。これは繰り返すしかありません。

もみの木コースの良いところは、自然コブのコースが比較的長く続いていて、たっぷり滑れることです。一方で、基本的にコブは自然コブなので、滑りたいラインを探さないといけないことがあったり、ラインが途中で良くわからなくなっていたりするので、綺麗に滑りきれるようなコブにはなっていないのが難点です。なので、練習にはあまり向いてない面もあるのですが、自分はとにかくコブを滑る感覚そのものに慣れるために滑ってました。

あと、ここは練習している人が多いのもメリットですね。いろんなレベルの人が滑っていて、心理的ハードルが低い点も良いところだと思います。

そんなわけで、全く滑れなくなっていた私ですが、どこから組み立てていったか。まずは普通に体が遅れないよう、ターンが遅れないように意識してみました。なんとか右外足の左ターンはスピードコントロールもできるし遅れることも無いのですが、左外足の右ターンは遅れるしスピードコントロールできないし、という状況です。

ここで修正したのは2点。まず、コブ・溝との距離感ですが、体が遅れないように板に着いていこうとすると、視線も前のほうにいくので、コブ・溝が近く見えるという、認知バグみたいなことが起きている事に気づきました。左ターンのときはこれをあまり気にしていないのに、右ターンのときは多分苦手意識もあって気にし過ぎなんですよね。これを修正というか、気にしないことにしたのが1点。

もう1点、じゃあなぜ右ターンは遅れているように感じるのか。ここでコブに入っていくときの姿勢として、左ターンの場合は溝との距離感によらずしっかりとコブの出口の外側から板を回し込んでいるのに対して、右ターンの場合はコブに板を合わせる事に必死になって、全くコブの出口の外側を使えていない(つまり横方向に移動できていない)ことに気づきました。これを修正して、右ターンも左ターンも、コブの外側からしっかり横に動いて入っていくように修正しました。

この横移動を確実なものとするために、コブの中で「立ち上がる」姿勢をしっかり取るようにしました。これは板を回すのが遅れないための方策でもあるのですが、しっかり立ち上がると、体の外向、ねじれが解けて板のピボットがしやすくなります。上下動を活用するようにしたら、しっかりと減速もできるようになりました。

そして最後は目線です。それでも右ターンで左足首の緊張が解ける瞬間があります。要するに体が遅れているというか十分間に合うのに、前に乗り込めない感じがありました。結局これは目線が近かったために起きていた事象だったので、遠くを見て、数ターン先のラインをイメージしながら滑るようにしたら、足首の緊張が解けることもなくなりました。

ここまで修正して、やっと安定してコブを超えられるようになったのが、この日の収穫です。やっぱりコブは慣れが大事だなと思いました。

最後、西山にあったコブというかバンクを滑っていて、いわゆるコブの底をしっかり踏みつける新しい感覚を感じることができたので、次はまたコブを滑りたい気持ちになっています。コブは難しいですけど、滑れた時の達成感がやっぱり気持ち良いのでやめられません。

白寿の湯で疲れを癒やす

帰ります。たっぷり滑って疲れたので、赤城高原SAで「はちみつソフト」を頂きました。

はちみつとミルクソフトクリームが良くマッチしていて美味しいソフトクリームでした。

そして、温泉は「白寿の湯」に立ち寄りました。今回はナビに従って上里SAのスマートインターから行ってみました。思ったより近かったので、次からはこちらも選択肢にしても良いかなと思いました。

尾瀬岩鞍からの帰りには良く寄ってる気がします。沼田インターが目的地だと、ウィンターパスを使えない(休日割のほうが安い)ので、逆に途中で高速を降りて休憩できるのです。

時間帯的にもそれなりに混雜している時間だったのですが、ここは洗い場も多く湯船も広いので、不快感はありませんでした。熱めの濁り湯に入ってしっかり汗も流せて満足です。

最後、夕食は高坂SAでスタミナ丼を頂きました。

尾瀬岩鞍はゲレ食も結構高いので、結局何も食べずに滑りきってしまったんですよね。そんなわけでこのスタミナ丼がこの日久々のまともな食事だったわけです。普通に美味しかったです。

もうすっかり遅い時間になっていたので、帰路は関越道も都内も混雜無くスムースに帰って来ました。とても疲れました。

尾瀬岩鞍は良いスキー場だった

以上、シーズン発のホワイトワールド尾瀬岩鞍に、日曜日で混んでるかなと懸念しつつ行ってみたら意外に楽しかった話でした。尾瀬岩鞍って、行ったら行ったで良いスキー場なんですが、どうしても混雜しているという先入観があっていつも悩ましいんですよね。今回もやっぱりこの印象は拭えず。でも楽しかったから良かったです。

念願のコブも急斜面も滑れて、弱点を少しづつでも克服できて良かったです。もうちょっとコブの感覚は身につけたいので、次もコブが滑れるゲレンデに行きたいなと思っています。

この週末も結局天気が悪くて、いろいろ苦労してしまいました。天気予報を見ていないわけではないのですが、思ったより天気が悪かったり路面状態が悪かったりして大変でした。でも天気予報見たとしても行くときは行くので、あまり気にしても仕方ないかなと思っています。それよりもっと雪が降って、積もるよ良いなと期待しています。

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