整地を滑りたい・・・ということで、久々の中央道です。しらかば2in1スキー場へ行きました。今シーズン、特にここしばらくは温かい日が多かったのですが、久々に寒いゲレンデでした。そしてピシッと締まったゲレンデで練習も捗って良かったです。
整地の練習にしらかば2in1スキー場へ行く
2023年2月25日土曜日。気がつけばもう2月も終わりです。先日検定で不合格となり、これは明らかに整地の滑り込みが足りてないな、と思い、しっかり練習ができそうなしらかば2in1スキー場へ行くことにしました。
自分の中で、整地練習といえば白樺高原方面なんです。内陸なので気温は低いものの降雪量が少ないため、降雪機などの設備でピシッと仕上げたピステン整地が滑れるのがこのエリアの特長だと勝手に思っています。しらかば2in1スキー場、白樺高原国際スキー場、そして白樺湖ロイヤルヒルスキー場は整地好きにはオススメです。
中でも私がしらかば2in1スキー場を特に推したいポイントは、食堂、休憩スペースが広いことなんですよね。ルミエールは必ず席が空いている安心感があります。だからなのか、家族連れが多い印象があります。
加えてこの方面はやっぱり穴場というか、上越方面に比べると明らかに混雜しないという利点もあります。そんなわけで、今回は練習メインのスキーツアーです。ちなみに、天気予報を見るかぎり、天気は良さそうだったんですが・・・。
さすが2月末、道路も混んでいた
出発は4:40頃です。天気は良いはず、というのは日中の話で、朝は雨上がりの出発です。あとで考えると言うほど天気は良くなかったかもしれないですが、とりあえず出発時点では雨は上がっていました。
横浜町田インターから東名、圏央道、中央道へと走りました。道中、どうにも車が多いのは気になりました。やっぱりこの時期、混雜していますね。圏央道から中央道方面へ折れる車は少なかったので、関越道方面は結構混雜しそうだなぁと思いました。
参考までに、アプリで渋滞情報を確認したらやっぱり関越道はこの日は相当な渋滞だったようで、中央道で正解だったかな、と思いました。
双葉SAで朝食です。
定番の大判きつねうどん。体が暖まります。
富士山方面は晴れているように見えましたが、八ヶ岳方面はちょっと曇っている様子が見えました。一応、天気予報には晴れマークも見えたので、あまり心配はしていなかったのですが、ちょっと雲は多そうです。
この日は朝から双葉SAも混雜していました。この時間帯としては、今シーズン最高の混雑状況だったかと思います。駐車場も混んでいたし、フードコートも見る間に席が埋まっていく状況でした。2月も末になると春休みの学生さんも居ますので、どこも混んできます。スキー場も混んでるかなーとちょっと心配に思いました。
中央道自体は関越道みたいに車が詰まるような混雜はなく、毎度スムースに流れています。諏訪南インターを降りても特に混雜はなく、白樺湖までスムースに走ることができました。ただ、道中のレンタルショップにもこれまた今シーズン見たことがないレベルで車が入っていたので、やっぱり混んでるんだろうなぁという予感はしました。
道路はスキー場手間までほぼ積雪など無しです。
しらかば2in1スキー場到着は7:40頃、概ね3時間で着いています。やっぱり中央道は速いです。そして天候はなんと雪。気温は車の社外温度計で-6℃、ちょっと風もあり、なかなかの寒さです。最近春のような気候のゲレンデばかり滑っていたので、ちょっと斬新でした。そして油断して普通の装備で出てしまったのですが、あとから考えるとこの日こそもう一枚着て出るべきだったかもしれません。
駐車場の車の状況も、普段に比べるとちょっと多いかなぁという雰囲気はありました。
初めて自動発券機を使ってみた
しらかば2in1スキー場のゲートはAxess製のICチケットゲートになっています。チケットは事前購入してQRコードで自動発券機でも発行できるのですが、これまでは窓口で買ったことしかなかったので、今回初めて、発券機を使ってみました。
発券機はコアハウスとルミエール、どちらにも設置されているのを確認しました。液晶画面下の赤く光っているエリアにQRコードをかざすとICカードが発行されます。
Webでアカウント登録して購入するとちゃんと記名されて発券されます。便利です。
この日はチケット売り場も混雜していて、結構な行列になっている時間帯もあったので、自動発券機は有効活用すべしと思います。
ゲレンデは冬の寒さだった
ゲレンデは冬の寒さでした。白樺高原は気温が低いのが魅力ですので、やはりこうじゃないといけないです。
午前中はガスってました。朝イチは、写真の通り、尾根のコースが見えませんでした。
この日もArc Conviction。メイン板はまだメンテ中です。
雪質は締まったパウダーがしっかり圧雪されたピステン整地です。練習が捗ります。
うーん、思った以上に霧が濃いなぁというのが最初の印象です。天気予報は晴れマークもあったから、これから良くなってくるかなーと、期待しつつ。
クワッドリフトで尾根へ登ってみましたが、完全に雲の中へ突っ込んでいく感じでした。
ちなみに、このクワッドリフト下が非圧雪エリアになっていて、ここにコブラインが出来ていたりするんですが、今回見た所、かなり雪が薄くなっている印象を受けました。前回、1ヶ月前に着た時に比べると、ゲレンデはしっかり雪が積まれて、むしろコンディションは良くなっているのですが、一方ゲレンデ以外の部分を見ると雪はむしろ減っている傾向で、一部連絡路が閉鎖されていたり、非圧雪コース(キャニオンコース)は全然積雪が足らず草原になっていたりと、やはり状況は良くないなぁと感じました。
このままだと3月末まで営業できるのか否か、ちょっと不安です。自然が相手のレジャー・スポーツだけに、どうにもならないところではあるんですがねぇ。
尾根からの眺め・・・完全に雲の中でした。
今回は整地練習ということで、主にパッションコースを滑りに来たわけですが・・・この写真が確かパッションコースだったと思います。要するに、真っ白で、何も見えません。午前中早い時間帯はこんな感じで上の方はほぼまともに滑れず、途中までゆっくり降りてきて、そこから滑るような感じの状況でした。
早めの昼食で、昭和食堂で「立科みそラーメン」を頂きました。野菜たっぷり具だくさんでとても美味しかったです。ちなみに毎度私はこの昭和食堂に開店直後に入る勢いなのですが、今回はおばちゃんがなかなか出てきてくれなくてちょっと焦りました(苦笑)。これもまたゲレ食の醍醐味です。参考までに詰め所は軽食窓口の奥にありますので。
昼近くなって、多少霧が薄くなってきました。それでもまだ雪は降り続いています。天気予報は何だったのか、と若干不安になる天気です。まあでも回復傾向なので良しとします。
それより、むしろ気温が低いままなので、ゲレンデのコンディションは締まった感じが一日続いていたのは良かったです。
少しずつ景色も見えてきました。やっとパッションコースをフルで滑れるようになりました。
とはいえこの日はパッションコースを滑っている人も多くて、スピードを上げて滑るにはタイミングにちょっと気を使うレベルでした。でもこのコース、斜度が急すぎて途中で止まって休憩とか難しいので、人が溜まらないというのは良かったです。
午後も遅い時間になってきて、やっと晴れ間が見えてきました。ただ、相変わらず雪は降り続いています。なかなか幻想的なコンディションでした。
ルミエール側も遠くが見えてきました。
太陽も覗いて気持ちの良いゲレンデになってきました。が、もう日が傾いてむしろ気温が下がりつつありましたが。
これはヒルトップコースです。前回来た時は土が見えたりしていたんですが、今回は流石にゲレンデはしっかりできていました。ただ、気温が低かったので、ゲレンデは固めで、さらに滑った後は砂漠みたいにサラサラの雪が積もる状態でした。
やっと蓼科山も見えました。立入禁止の看板の先はキャニオンコースですが、積雪不足でまだ草原状態でした。
クローズ間際、やっぱり雲は多かったようです。さらにこの時間になると冷たい風が尾根を吹き抜けて、ものすごく寒かったです。もう一枚着ておけば良かった、と思いました。
16時過ぎ、クローズ間際のゲレンデの様子ですが、ギリギリまで滑っている人が多いのもこのスキー場の特長ですね。おそらく地元の方が多いのかなと思いますが、緩斜面は相変わらず一日中大盛況だったようです。それでも不思議とリフト待ちはほぼ発生しないのがこのスキー場の魅力かと思います。
結局一日中小雪が舞い続ける寒い天候で、締まった雪質のゲレンデが一日中楽しめて良かったです。確かに混雜はしていたのですが、不快に感じるレベルではなかったです。
練習も捗った
そんなわけでこの日は整地練習です。先日、検定の事前講習で指摘を受けた抜重動作について徹底的に滑り込んで矯正してみました。
そもそも、抜重動作をしてたらコブが滑れない(コブの中でのターンは難しい)はずなんですが、私コブは滑れているんです。なので、コブが滑れるようになったポイントを、整地に引き戻せば良い、ということで、早い捉え、つまりは谷回りで足を伸ばす動作(コブの中ではこの動作でスピードコントロールとコブの溝へのトップの差し込みを行う)を、整地で確認してみました。
結果、左足が伸びていないことが分かりました。急斜面でショートターンを滑りつつ、谷回りの感覚の違いを確認してみたら、右外足は削れるけど左外足が削れないことが分かったんです。なるほど、だから左外側が甘い、って指摘されたんだなぁ・・・。
分かってしまえば補正は簡単でした。いや、正確には、何も動作は変わっていない気がします。ただ、左外側を伸ばして、雪面を早く捉える動作を心がけるだけで、左右のバランスが揃ってきたのを感じました。結果として、今まで右足と左足で、板を踏んでいる感覚に違いが感じられたのが解消され、横滑りからパラレルターンまで、あらゆる動作が改善されたのを感じました。
今まで、左足が踏めていなかったのは、実は伸展が足りなかったからだったんですね。ただ、コブを滑る中で、脚の伸展動作をしないとスピードコントロールができないことを体感して、多少、できるようにはなっていたんですが、左外側はまだ不十分だったと。これがこの日の練習で解消することができました。
え、なんて抜重の話なのに脚の伸展の話になっているか、っていうと、これポジションの話だからなんです。なんで抜重動作して踏み変えるか、理由は踏み変えた後のポジションに速やかに移動できていないから、つまり体の斜面方向への落とし込みが正しく出来ていないから、というところからの逆算です。
外脚が伸びることで早い捉えができると、そのポジションに速やかに移行できます。この時の動作がまさに体の下を板が通り抜けていく、その板を飛び越える感覚に近いので、結果として抜重が抑止できるという手法です。
これを繰り返す中で、抜重してしまった場合と抜重していない場合で、板の体の下での走り方に違いがあるのが分かってきたので、あとはこの板走りを常に引き出せるように精度を上げていけば良いかな、というのが今回の練習の成果です。
その結果として、パッションコースを上から下までノンストップで大回りでスピードを上げつつ滑ることができるようになったので、きっと上手く行っているはず、と信じています。
帰りは中央道ルーティーン
中央道の復路はまずは八ヶ岳PAへ。
今回はソフトクリームではなく、クッキーシューを頂きました。
カスタードクリームが濃厚で美味しいシュークリームです。パイシューとクッキーシューがありますが、どちらもオススメです。
温泉は久しぶりに「みたまの湯」へ行ってみました。
19時頃の到着となり、時間的にもしかしたら混んでるかなあと危惧していたのですが、思いの外、混んでいませんでした。とはいえ落ち着いて入れる雰囲気でもなかったのですが、寒くて冷え切った体を温めることができて良かったです。
そして夕食は境川PAで境川もつ煮定食です。
これまた定番です。閉店時刻20:30になんとか間に合ってご飯を食べられて良かったです。
帰りも中央道は渋滞や混雜もなく快適でした。高速料金節約のため、圏央道は通らず、国立府中インターから下道で横浜まで帰るといういつもの経路で帰って来ました。そういえば帰り道でも都内で雪が降っていました。この日はずっと雪が降っていた印象でした。
しらかば2in1スキー場は練習も捗る
以上、しらかば2in1スキー場で整地練習が捗った話でした。真面目にこのスキー場、ゲレンデの整備状況が最高で、整地練習に最適です。初心者の方も安心して滑れる広い緩斜面もありますし、休憩施設も広いですし、改めて、快適度の高いスキー場だなぁと感じました。
雪不足なシーズンが続いていますが、ゲレンデはしっかり作り上げられていて良かったです。一方でやはり絶対的には雪の量が足りておらず、おそらくキャニオンコースは今シーズン開かずに終わるのではないかという気がしています。シーズン終了が早まらないことを期待しますが、どうなるやら。
そして何より、中央道は良いです。関越道のあの混みっぷりに比べるとやっぱり中央道は快適でした。八ヶ岳、白樺湖界隈のスキー場にもっと行きたいところなんですがねー、積雪量が足りないと不安だし、難しいところです。
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