ホワイトワールド尾瀬岩鞍の旅。全コースオープンしたので行ってみた。やはりハードなスキー場だった件。

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毎年、シーズン1度くらいしか訪問しないホワイトワールド尾瀬岩鞍ですが、今シーズンは雪不足と寒波が混在する中、年末早々に全コースオープンとのお知らせがあったので、早速滑りに行ってみました。天気も良くて素晴らしいコンディションだったのですが、やはり尾瀬岩鞍はハードなスキー場だったなぁという印象です。

尾瀬岩鞍、全コースオープン!

2022年12月28日。年の瀬も迫り、一般には仕事納めのこの日、私は既に年末休暇に入っています。そんな中、どこに滑りに行こうか、と考えていたのですが、ふとネットを見ていたら、尾瀬岩鞍が全コースオープンとのニュースが目に入りました。

尾瀬岩鞍はたしか数日前のニュースで、まだ動いていないリフトがあって本調子じゃないような話題を見ていたのですが、改めて確認したら全コースオープンでリフトもほぼ全て動いているようです。これは是非滑りに行きたいな、と思いました。

尾瀬岩鞍には毎シーズン1回くらいしか行かないんですよね。理由は混んでる印象があるのと、リフト券が高いから。あとはいつも春先に行くためか、午後になるとガチガチのボコボコのハードコンディションになる印象があって、なんか足が向かないのです。加えて、昨シーズンからは、尾瀬岩鞍の近くのかたしな高原スキー場がすっかりお気に入りになってしまい、ますます行かない感じになりつつあります。

とはいえ、今回は珍しくシーズン始めに行きたいきっかけも掴んだので、行ってみようと思いました。年末年始は高速道路の割引が効かないので、湯沢までは行きたくないし、期待の中央道方面はやはり雪不足でまだゲレンデが狭いし、しばらく片品通いが続くかな、と思いつつ。

そうだ、水曜日だった・・・・

出発は4:30過ぎ。出かけてから気づいたのですが、この日は水曜日です。世間的には仕事納め、ということは、普通のウィークデーです。憧れの平日スキーの趣きではあるのですが、平日スキーには平日スキーの難点があります。道路が混んでるんです。早朝の環八通りは週末スキーではなかなか見ないくらいの多くの大型車が走っており、ちょっと窮屈な感じでした。とはいえみんな営業車両なので、運転はスムースで、そこまで時間が遅くなることは無かったです。ただ、やっぱり混んでた印象です。

関越道に入ってもやはり大型車が多いです。多少、スキー・スノボに向かうらしい車も見受けられ、年末の雰囲気もありつつ、やはりウィークデーだなぁという感じでした。若干車は多かったので、いつもの渋滞ポイントで詰まるかな、と警戒して運転していたのですが、思ったよりこちらもスムースに流れていて良かったです。

そういえば、関越道の電光掲示板で、話題の「ブラボーな安全運転」をリアルに見れて良かったです。

毎日新聞より

往路で2箇所、復路で1箇所確認できました。ブラボーです。

赤城高原SAで休憩です。流石に2時間では到着していませんが、それでもかなり順調に来れた印象です。総じて平日は結局は空いてる、っていうのを実感しました。ただ、SAにはそれなりに人がいましたね。考えてみたらもう冬休みですからね。

駐車場も車がいっぱいです。チェーン規制がなくて良かったです。

湯沢方面。改めて写真を見て思ったのですが、本当にこの日は天気が良かったです。

沼田インターを降りて120号を片品方面へ向かいました。2日前にかたしな高原スキー場へ向かったときは凄い凍結路になっていた120号ですが、この日はもうすっかり雪も溶けて凍結箇所はほぼありませんでした。油断すると日陰などには雪が残ってるという程度です。

今回は道の駅尾瀬かたしなにはよらず、まっすぐスキー場へ向かいました。尾瀬岩鞍の駐車場への上り坂は難所として有名ですが、朝はそこまで厳しい状況ではなかったです。

ホワイトワールド尾瀬岩鞍到着は8時頃に到着です。駐車場はそれなりに車が入っており、やっぱり混んでるなぁというのが第一印象。写真を撮っていませんが、本当に天気が良かったです。気温は-6度程度でしたが、日差しが暖かく気持ちのいいコンディションでした。

今回からニューウェア投入

ところで今回から新しいウェアを投入です。

前のウェアは4シーズン前に買ったもので、その頃からかなり痩せてしまい、サイズが合わなくなったこともあり、今回新調しました。レビューは別に上げますが、ONYONEのデモモデルのエントリーモデルです。スキーウェアは値段によって機能性が違いますので、値の張るものはやはり満足度が高いです。

ウェアに負けないようかっこよく滑りたいです。

天気もコンディションも最高だが、尾瀬岩鞍はやはりハードだった

今回は初めて、シャトルバスで駐車場からゲレンデへ上がってみました。ちょっと待ち時間はありますが、ゲレンデまで歩いていくのに比べるとやっぱり楽ちんですね。

空が青いです。正直、こんなに天気が良いなんてこの時まで気にしていませんでした。素晴らしい青空です。久しぶりの晴れたゲレンデに興奮しました。

尾瀬岩鞍名物、チケット売り場の行列です。今回Webketで事前購入していったのですが、結局は窓口発券なので並ぶのは一緒です。自動発券機は無いみたいですね。

この日は平日ですが年末年始ということで、クワッドリフト下のチケット販売窓口も開いており、そちらで発券してもらいました。こっちは並んでいる人もほとんど居なくてすぐチケットゲットできて良かったです。多分こちらの窓口が開いていることをみんな知らないというか、私も場内アナウンスを聴いて、開いていることは分かったのですが一瞬場所が分からず周りを見回してしまったくらいなので、結構穴場なのかもしれません。

Webketで事前購入ながら窓口発券ということでどこまで便利なのかな、と思ったのですが、支払いなどせずQRコード一発でチケットが出てくるのはそれなりにスムーズです。やはり事前購入が正義だな、と思いました。ちなみにそのWebketの画面、当日は1日券の購入ができたのですが、前日夜には一日券の設定は見えませんでした。開放される時間帯に制限があるようです。

ゲレンデは圧雪された新雪のコンディションで、キュッと良い音がします。気温は低いのですが、日差しが暖かく、むしろ暑いくらいの感じでした。

クワッドリフトを上がって中段部へ。こちらはエキスパートコース。超キレイなピステです。

本日の板はATOMIC REDSTER X9i WB。今シーズン初です。ここまで3日、ARC Convictionに乗り続けてきたので、板の感触を確かめつつ滑ります。今回もレスキューワックスの「極」を直前に施工しています。

なんか西山のゲレンデが綺麗だったので、早速西山へ降りてしまいました。こっちのほうが空いてますので。ピステされた新雪ゲレンデがとても滑り心地が気持ち良いです。

西山ゲレンデのこの開放感。さらに青空が映えます。

西山のホルンです。凝ったメニューはないですが、何かと使い勝手も良いので、尾瀬岩鞍に来るといつもここを基点に西山を滑ってしまいます。

そういえば。前回来たときはホルンに「ケーキセット」があったので、今回もゲレ食は軽くケーキセットで良いかなぁと思っていたのですが、なんとケーキセットが無くなっていました。ショックです。結局何も食べずに滑り倒すことになってしまいました。ちょっと失敗です。

そしてやってきました。「ぶなの木」コースです。非圧雪斜面で、春先にかけてコブコースになることで有名なゲレンデですが、この時期はまだただの不整地です。ちゃんと端にエスケープ通路が作ってあるのが助かります。

この日一番の失敗。いきなりこの不整地ぶなの木コースを滑ってしまったこと。確かにただの不整地なんですが、雪が結構重くて結構滑り降りるのに苦労してしまいました。先日のかたしな高原スキー場の降りたての新雪とはまるで違う、湿って重めの新雪です。まだシーズンインしたばかりで、こういった雪面を滑る感覚も初めてで、とにかく体力を削られてしまいました。調子に乗っちゃぁいかんということで。

でもまあ、楽しい不整地ではあります。もうちょっと体が慣れてきたら、もっと楽しめそうな予感はしました。

気を取り直して、西山からの風景です。武尊山が凄い綺麗に見えました。そういえばここからも見えるオグナほたかスキー場の最上部スカイウェイは滑れるようになっているようです。

10時過ぎ、西山のリフトにも少々行列ができてきました。流石に混んでいるようです。

一旦登ってメインコースへ。こちらは女子国体コースの入り口から見える日光白根山、そして丸沼高原スキー場の様子です。本当にこの日は天気が良くて、こんなにはっきりと日光白根山の雄姿を拝むことができました。

これはエキスパートコースの入り口付近。日光方面の山並みがとにかく綺麗です。

再び西山、こちらはみずならコース。これまた非圧雪。ここもチャレンジしてしまったのですが、なんか辛いだけで終わってしまいました。とにかく非圧雪コースは雪が重くて辛かったです。他方、そんな雪質なのでピステが入った整地は最高に気持ちよかったです。

ぶなの木コースは結構人が滑ってコブができて来ました。ただ、自然コブなので、まあ難しいですね。

これはななかまどかとちの木のどちらか、西山の整地ゲレンデです。ここが最高に気持ちよかったですね。

午後になって、ふと入ってみた男子国体コース。これまた本日の失敗の一つです。こちら側の斜面は午後になると日陰になって凍るんですね。以前、尾瀬岩鞍に来たのが春先だったので、春先だから凍るのかと思っていたですが、この時期でも凍るんですね。マジでしんどかったです。

こんな感じで日陰になると、ところによってはガチガチのボコボコになります。14時過ぎでこんな感じです。

西山の最後の一本です。西山のほうが日差しがあるので、これくらいの時間帯になるとやはりこちらのほうが滑りやすいです。

結局、西山ゲレンデをクローズまで滑りこんでしまいました。整地はとても気持ちよかったです。

夕暮れ近い女子国体コース入口です。最後まで天気良かったです。

ロマンスコースはすっかり日陰。凍ってる箇所もあったりします。

帰る直前、15時ころですが、気がつくと子どもたちのスキー学校が行われていてものすごい賑わいになっていました。やっぱり流行るスキー場はこういった施策をしっかりしているなぁと改めて思った次第です。

というわけで、15時30頃には帰宅準備をしていました。駐車場もかなり空きが出ていましたが、かなり人が入っていたことは明らかです。しっかり雪があって、駐車場まで綺麗なコースを滑り降りてくることができました。

チケットは持ち帰ってリチャージしてゲレンデに直行もできるのですが、今回は返却しました。次いつ来れるか分からないですし、今回事前購入を試してみて、それだけでも随分とスムースにチケット発券されることが分かったので、そこまでしなくても良いかなというところです。事前購入はそんなに安くはないですが、それなりにやる価値はあると思います。

コブが全く滑れなかった・・・一つ覚えると一つ忘れる件

今回、X9iに乗り換えて初のゲレンデでしたが、整地では非常に気持ちよく滑ることができました。特に西山のとちの木コースを高速で滑り降りた際、初めて、本当に板が自分の体の下を勝手に通り抜けていく感を味わうことができたのがこの日最大の収穫です。

っていうか、この板、やっぱり速い板だなぁと改めて感じました。むしろARC Convictionが快適すぎるんですよね。それと比べるとX9iって凄いスパルタな板なんだな、と感じました。

さて、ぶなの木コースには午後になると人が滑ってコブのラインらしきものができて来ていました。この時期からコブ練できるなんて、さすが尾瀬岩鞍です。ただ、全く滑れなくなっていました。

というのも、昨シーズン、コブを滑り始めたのが2月過ぎで、ほぼ硬いコブしか滑ったことが無かったんですよね。今回のコースは比較的柔らかいコブで、ズルドンするには浅いし、なんだか滑り方が良く分からなくて全然駄目でした。ただ、この柔らかさならバンク側で良いのかな?と思って試してみたら一瞬上手く滑れた感覚があったので、これが正解だったのかもしれません。

なんで滑れないんだろう・・・と悶々としつつ、間違って入ってしまった男子国体コースの不整地凍結斜面で翻弄される中で、一つ気づいたことがありました。実は足首が甘くなってたんです。

それで思い出したのですが、昨シーズン、コブがなんとなく滑れるようになったきっかけが、実はこの足首の緊張感だったんですよね。考えてみたら最近整地でのターン時のピボット動作ばかりを意識してて、足首の感覚をすっかり忘れていたことに気づきました。

足首の緊張感を維持しないと、コブだけじゃなく、凍結した荒れた斜面など、厳しい状況での板の操作がうまくできなくなる、というのを再認識させられたのが、今回の収穫です。次からはもうちょっと上手く滑れるかなと期待しています。

かかと重心でのスキー操作と足首の緊張感とピボット動作って、すべて繋がっているようにイメージはできているので、すべてを上手くこなせばなんとかなるような感覚はあるのですが、実際は難しいです。

そう、水曜日なんです・・・

なんだかんだ滑りきって帰ります。いろいろあったけど満足度の高いスキーでした。

さて、温泉ですが、本当は「しゃくなげの湯」に寄って帰るつもりでいたのですが、なんと定休日で入れず。現地に到着して駐車場の案内看板でその事実を知るという嘘みたいなことをやらかしてしまいました。そう、水曜日なんですよ。至って普通の水曜日だということをすっかり忘れていました。

夕方を過ぎてどこも混雑しそうな良い時間帯になってしまったので、仕方がないので間違いなく入れる安定の「湯の道利久」へ向かうことにしました。

想定通り、流石に混雑していたものの、施設のキャパシティが大きいこともあり、ちゃんと湯船に浸かって温まり、汗を流すことができました。とにかくこの日は凄い滑ったし、汗もかいたので、温泉に入れて良かったです。

湯の道利久、案外としっかりとした天然温泉で、軽く褐色かかった熱めのお湯が気持ちよくてオススメです。夜遅くまでやっているので、ナイターの帰りなどに使うのがメインなのですが、こういう非常時に使える施設としても助かります。

夕食は駒寄PAで「スタミナカレー」を頂きました。美味しかったです。

あちこちが正月モードで門松などが飾られています。こちらはPasar三芳の門松です。

Pasar三芳の鐘の木でソフトクリームを食べるつもりでここまで走ってきたのですが、週末は22時まで営業しているものの平日は21時閉店で間に合わず、結局ソフトクリームも食べられなかった、というのがこの日のオチでした。

その後は関越道も環八も特に渋滞などなく家にたどり着くことができました。この辺は逆に平日らしいところでもあるのですが・・・・なんとなく、水曜日に振り回された一日だった気がします。

尾瀬岩鞍はハードだった

以上、今シーズンは年末からホワイトワールド尾瀬岩鞍に滑りに行ってきた話でした。やっぱり広くて滑りごたえのあるスキー場だし、人気なのは分かります。

今回の印象として、コースはやっぱりハードだったなぁと。非圧雪コースはやっぱり洒落になっていなかったのと、あと夕方になると凍るのは、別に春に限ったことじゃなかったと。考えてみたら、尾瀬岩鞍って案外と標高は低めなので(あくまで丸沼などと比べると、ということですが)、そういうコンディションになりがちではあるのかもしれません。

悩ましいのは、リフト券が高い。っていうか、最近お気に入りのかたしな高原スキー場が、尾瀬岩鞍の直前に位置しており、会員登録するとリフト券が尾瀬岩鞍の半額以下になってしまうんです。そうなってくると、やっぱりわざわざ尾瀬岩鞍へ行くべきか、かたしな高原スキー場で良いんじゃないか、って迷っちゃうところがあるんですよね。加えて尾瀬岩鞍はやっぱりいつ行っても混雑している印象がついてまわります。

もちろん尾瀬岩鞍には魅力的なポイントも多くあるので、そこは使い分けかなと思いつつ。とにかく、やっぱり尾瀬岩鞍はハードなスキー場でした。

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