かたしな高原スキー場の旅。一泊スキーツアー2日目は全コースオープンのかたしな高原へ。寒波を乗り越えた先には新雪天国が待っていた。

スキー

年末休暇の一泊スキーツアー2日目はかたしな高原スキー場です。前日の高峰マウンテンパークよりむしろ道中は過酷な状況でしたが、新雪のかたしな高原スキー場のゲレンデはまさに天国でした。

寒波で全コースオープンしたてのかたしな高原スキー場へ

2022年12月26日。クリスマス明けの月曜日ですが、私は年末休暇でお休みです。そして年末スキーツアー2日目。今回はかたしな高原スキー場へ向かいました。

寒波が来ており、前日25日、かたしな高原スキー場より「26日から全コースOPEN」とのニュースが来ました。多少期待はしていましたが、これは嬉しいニュース。これは絶対行かねば・・・とさらに強く思ったのでした。

とはいえ、寒波です。高峰マウンテンパークまでの道は凍結路はあったものの、到達できない、ってほどのものではなく、まあ正直高峰マウンテンパークに行く道中なんてこんなもの、っていうある程度の慣れもありました。加えて今回の寒波、内陸方面はそこまで大きな影響はなかったですよね。今回向かう片品方面は、比較的寒波の直撃しているエリアとなり、もっと大きな影響があったわけです。

そんなわけでかなり苦労して辿り着いたかたしな高原スキー場は、目論見通りの新雪天国でした。

嫌な予感、寒波の片品へ

さて、宿泊先のホテルルートイン渋川出発は7時前です。流石に寒かったですね。前日の記録はこちら。

日曜から月曜の宿泊なので、それなりに空いてるかな、とも思ったのですが、考えてみればもう冬休みだし、普通に混んでました。例のごとく、朝食バイキングは長蛇の列で諦め、7時前にはチェックアウト、ホテルを出発しました。

出発前の車のフロントガラス。しっかり凍ってます。解氷ガラコ使い切ってしまった…。

その後、近くのセブンイレブンで朝食を仕入れて片品へ向かいました。

ここから寒波の洗礼です。まず、関越道のチェーン規制。赤城PAにて全車PA案内によるタイヤチェックが行われていました。これによる渋滞でおそらく20分〜30分くらいロスしたと思います。意外にチェーン規制渋滞にはまることがあまり無いので、若干油断してました。っていうか、出発がこれでも遅かったかもしれないです。

沼田インターで降りると、なんと凄い積雪です。そう、寒波なんです。沼田の市街地から路面に雪が積もっていて、ノロノロ運転でした。

ここまで酷いのはこれまた久しぶりです。しかも今回の寒波で一気に雪が積もったためか、路面の除雪が間に合っておらず、車が雪を踏み固め、それが微妙に溶けて凍って、完全な氷結路が出来上がっていました。歩道も除雪されていないため、歩行者が車道を歩いていたり、とにかく凄かったです。

そんな中、ケーズデンキの駐車場は、月曜朝なのにしっかり除雪されていたりして、なるほど、除雪はパワーゲームか、とちょっと思いました。良く東名高速道路の除雪力の無さが話題になりますけど、結局どれだけお金かけられるかみたいなところがありますからね。

さらに片品へ向かっていくと、雪はどんどんひどくなります。道中ずっとノロノロ運転です。ただ、沼田市街地のような氷結路ではなく普通の圧雪路になって、多少コンディションとしてはマシでしたが。

道の駅尾瀬かたしなでとりあえず休憩しつつ、これからどうなるか思案。ぶっちゃけかなり雪も強いし、この天候の中で滑るのか、帰るのか、あるいは多少安心感のある丸沼高原スキー場へ向かうか、って真面目に考えたんですが、初志貫徹、やっぱりかたしな高原スキー場へ行こう、と決心したのでした。

ちなみに最後の決め手は、Twitterで見かけた、かたしな高原スキー場チェックインのメッセージでした。ちゃんと滑りに行く人居るんじゃん、という安心感は結構大きいです。

そしてやっと、かたしな高原スキー場へ到着です。結局9時頃に到着したので、予定では1時間で着く予定だったのが、2時間かかったことになります。やっぱり寒波は凄かった。

そして、このスキー場のゲートから駐車場までの道が、かなりしっかりと除雪されており、これが除雪力の差か、と改めて感じたのでした。そういえば駐車場もしっかり除雪されてましたね。案外と、スキー場の通路や駐車場が綺麗に除雪されてるのって、凄いことなのかもしれない、と思いました。

思いのほか賑わうかたしな高原スキー場は新雪天国だった

結構な雪の降る中準備してゲレンデへ向かいました。

なかなかの雪です。おかげでゲレンデはふかふかの新雪コンディション。そして人。駐車場も結構車が入ってたし、ゲレンデも結構賑わっていました。ちょっと凄いな、って率直に思いました。

会員登録でなんと2300円で一日滑れます。素晴らしい。MMCは登録しないと損だと思います。ちなみに結構寒いかなと思ってインナーを来てゲレンデに出たのですが案外と気温は低くなくむしろ暑かったので、滑り出す前の時点でインナー脱ぎました。

今日もARC Convictionで滑ります。直前にレスキューワックス「極」を塗りましたが、アホみたいに滑ります。おすすめです。

一本目は緩斜面で足慣らしから。緩斜面ではスクールがいくつかのクラス行われており、やはり賑わいを感じましたね。

そしておそらくこの日からオープンしたかえで・くちなし・ききょうにつながる第2ペアリフト。とにかくこのかえでコースの気持ちよさは最高だと思っています。

ただ、寒波なので景色がまるで見えませんが。雪質は写真の通り、ふわふわの新雪です。

ちょっと深いところもあり、雑に滑ると転びます。これはその、転んだ後の写真です。雪は軽いです。

ふわふわの新雪斜面が続いています。

ききょうコースへの連絡路からの写真ですが、全景だとこんな感じです。とにかく最高のコンディションでした。

そして、かたしな高原スキー場といえば、この上部のハードコースも滑らないといけません。こちらもくせいコース最大斜度25度の壁です。ここ滑らないとね。

流石に雪が深かったらやめようかな、と思ったんですが、そんなに深くなさそうでしたので滑ってみました。

最大斜度の壁の入り口、かなり荒れてますが、ぶっちゃけかなり楽しかったです。ただ、凄い体力持っていかれたので、結局1本しか滑りませんでした。これはまた滑りに行きたいです。

上部の迂回コースとなるちぐさコース、綺麗に圧雪されていて滑りやすくなっていますが、それでも新雪が積もってなかなか楽しいコースになってました。

昼頃になってちょっと晴れてきました。レストランも賑わってましたが、13時を回ると一気に空いたので、時間ずらすのがおすすめです。

あらためてかえでコース。超気持ちよくて何本も滑っちゃいました。

休憩にソフトクリーム。キャッシュレスも使えて便利です。あまいスタンダードなソフトクリームが疲れた体に染み渡ります。

昼を回ると天気がまた悪くなってきました。雪もちらついています。

15時過ぎまでかえで・くちなし・ききょうの3コースを滑り倒して終了です。本当に良く滑りました。マジ新雪最高でした。

かたしな高原スキー場、高速リフトが無くて機動性には劣るのですが、コースレイアウトが良いためかとにかく滑り心地の良いスキー場なんですよね。ここは本当に通いたくなります。ゲレンデの整備具合も、ガチガチのピステンではなく、自然雪がしっかり楽しめるように工夫されているように感じます。また来たいです。

そういえば、このスキー場、朝の営業開始のときに各リフトの運行責任者とパトロールの責任者のお名前をアナウンスされるんですよね。人が動かしている、っていう親近感が感じられて良いなっていつも思います。

引き続き、ターンの質を上げる練習

今回もしっかり基礎練習です。新雪ゲレンデということで、これを生かした練習もしつつ、整地斜面ではいろんなスピード域でのポジションとピボット動作、高速ターンの安定性向上を意識して繰り返し滑りました。

次はもうちょっとアグレッシブな滑りにしていきたいかなと考え中。早くコブを滑りたい

帰りは通常モードだが・・・

さて、帰ります。

帰り際の車の様子です。前日、高峰マウンテンパークではガッツリと雪が積もっていたのですが、この日はそんなに積もっておらず、案外と解けていました。というのも、実は気温が全然違っていて、こちらはこの時、おそらく氷点下は無いくらいの温かい状態だったんですよね。高峰の-8度はやっぱり寒すぎたんだなぁと改めて思いました。

ちなみに今回のスキーツアーでもの凄く助かったのがこちら。作業用手袋とユニクロの「ブロックテックパーカー」。作業用手袋は寒い中で板の積み下ろしをしたりブーツを履いたりするのに指がかじかまないでとても快適でした。ブロックテックパーカーは要するに合羽みたいなイメージでさっと羽織れて、フードも付いていて雪の中の作業が非常に快適になりました。

どちらもあまり期待せず、車の中にふと積んであっただけなのですが、今回寒波の中ではとても役にたったのでおすすめです。これに加えてスノーブラシがあればとりあえず安心かなと。

帰り際の駐車場の様子です。すっかり冬の装いになりました。また来たいです。

帰りの道の駅尾瀬かたしな。駐車場の雪はすっかり解けていますが、道中路面にはまだ雪が残っているところがあって、油断はできない路面状況でした。ちなみに16時頃にはお店はほとんど締まっていて、スキー帰りにはほぼ使えないんですよね。いつも残念に思います。

今日の温泉はこちら。花咲の湯です。月曜だし、空いてるのを狙って来てみました。想定通りそんなに混雑していなくて良かったです。が、そこは年末、冬休みということで、それなりに人は入っていて、そこまで落ち着く感じではなかったのが惜しいところです。

スキー場のチケットで100円引きってことで釣られて来てしまったのですが、ここ普通にJAF割もあるので、あまり有り難みは無かったような、微妙な感じです。

そして夕食は駒寄PAで「旨辛鶏唐揚定食」。揚げたての唐揚げがとても美味しかったです。駒寄食堂、またいくつか新メニューが入っていたようなので、次回以降トライしたいかな、と思いました。

・・・と、ここまでは普通のスキー帰りの流れなのですが、今回は1泊スキーツアーで、前日に高峰マウンテンパークまで走っています。そのため、無給油では家まで帰れないのです。どこかで給油しなければならないのですが、いざとなるとガソリンスタンド選びは難しいです。

普通に高速降りて、走ってスタンド見つけて入ればいい、ってことなんですけど、一応アプリで登録しているブランドのスタンドとかになるべくしたいわけで、Googleマップやアプリでスタンド探していろいろ探してまわりました。

結果、花園インターで降りたところにあるENEOSのスタンドへ向かうことに決めました。このガソリンスタンド、立地が素晴らしく、高速を降りてすぐの交差点の角にあり、給油後、交差点の別の方向の出口から出ると、なんと一瞬で、高速入り口に帰ってこれるという、まるでピット作業のような給油が可能なスタンドになっています。これはなんとなく、常用しそうな気がしています。もちろん、ウィンターパスなどの割引を適応したいときは使えないのですが、それ意外なら全然アリかなと。

その後も特に渋滞や混雑などなく、家までスムースに帰ってくることができました。1泊していることのメリットとして、とにかく帰りも眠くならず非常に快適だったのが印象的でした。やはり睡眠は大事だなぁと思いました。

かたしな高原スキー場、今シーズンは本格的に通いたい

以上、シーズン初めの1泊スキーツアー、2日目に新雪天国のかたしな高原スキー場を滑り倒した話でした。とにかく朝の寒波の影響は酷かったですが、結果かたしな高原スキー場に滑りに行ってとても良かったと思っています。

昨シーズンから通い始めたかたしな高原スキー場、やはり良いスキー場です。雪質もゲレンデも良いので、今シーズンは本格的に通おうかなと思っています。隣の尾瀬岩鞍よりリフト代がかなり安い(マジ半額)ですし、ホームゲレンデにしても良いかなって思っています。また近いうちに滑りに行きたいなと思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました