新しい道路が開通したらとりあえず走ってみる勢なワタクシ、今回は4月16日に開通した新東名の伊勢原大山から新秦野の区間を走ってみました。まだ部分開通ということで実用上使うシーンがあるか?というと微妙ではありますが、御殿場までの全線開通を期待しつつ、まずは走ってみたです。
新東名の開通区間を走ってみよう
新しく開通した道路は走ってみたいのです。実用上意味無いじゃん、とか言われますが、まずは走ってみたいの。そんなわけで、行ってみました、伊勢原大山から新秦野インターまで。
この区間を上下走ってみたかったので、今回は下りは海老名南ジャンクションから新東名を下って新秦野へ、帰りは新秦野から伊勢原ジャンクションで東名に入る形で走ってみました。
伊勢原大山から新開通区間へ
まずは東名高速を走って海老名サービスエリアへ向かいます。海老名サービスエリアで「チョコかけ東京ばな奈ソフトクリーム」を補充して、海老名ジャンクションから新東名へ向かいました。
伊勢原ジャンクションを直進するわけですが、ここで看板が「新秦野出口」となっていることを発見です。新たに開通した区間の出口がしっかりと表示されていました。
ただ、この看板に全く暫定感がなかったので、この先の区間の開通はしばらく先になるのかなぁと思いました。一応、予定では2023年度中となっていますが、実現困難なんて噂もあります。しばらくは新秦野が終点になりそうな感じですね。
伊勢原大山インター出口です。以前はここが終点になっていましたが、今回新区間が開通して直進できるようになりました。ここから新区間です。当然ながら、開通したての道路は綺麗でロードノイズも静かなもんです。ちょっと天気が悪かったのが惜しかったです。
道中はほぼトンネル
暫く走るとトンネルに入ります。っていうか、この区間、ほぼトンネルですね。
トンネル内は路肩車線がないので、事故や故障がおきるとちょっと苦しいかなというところです。その代わり避難用の歩道が付いています。照明は明るいです。
そして、写真にありますが、話題の「プロジェクションマッピング」で出口までの距離の表示が出ていました。現状はこのような表示が片道で2箇所ほど確認できただけですので、本格的に活用されている感じではありませんが、これから増えるのかなぁと思いました。
このプロジェクションマッピング、見た目はたしかに面白いのですが、実用的か?というと若干微妙かもしれません。どうしても見る角度によって文字情報は歪んでしまうので、記号表示などで使うほうが実用的かなと思いました。
一方で、最近トンネル内で壁面照明で何かのサインを示すのが流行っていますが、この手法自体は悪くないかなーと思っています。
伊勢原大山インターから新秦野までの区間は長いトンネルが2本で構成されており、あまり景色が楽しめる感じではないのが惜しいところです。その分、カーブや起伏が少なく、安全運転できるというメリットはあります。
新秦野インターはランプウェイが長い
新秦野インターの出口は新東名から国道246号線まで非常に長いランプウェイで繋がっています。
これだけランプウェイが長いインターって珍しいと思います。私が走った中では、関越の月夜野インター、中部横断道の富沢インターが長いなぁというところですが、この新秦野インターのランプウェイはちょっと破格の長さに感じます。この辺は、並走する東名高速と交通量のバランスを取るという要件がある以上、同じ幹線国道に接続しないといけない面もあるのかなと思います。
国道246号への接続は合流・・・難易度高いぞ・・・
そして、長いランプウエイの先は、国道246号線に繋がっているわけですが、合流の難易度が高かったです。
下り側の接続箇所が秦野から松田へ下っていくところに当たり、しかも合流車線区間がなかなかに短いという結構な無理ゲー構造です。246側も片側1車線で逃げ場がなくて、車が詰まっているとなかなかに辛い。大型車はこの合流は更に難しいんじゃないかと思います。ここは信号でも良かったのではないかと思うところですね。
かなり合流するのに気合が居るなぁと感じるポイントでした。
東名の大井松田インターまでは概ね5km
そして、この新東名終点となる新秦野インターから東名の最寄りインターである大井松田インターまでが概ね5kmです。この区間、比較的信号も少なくスムースな区間ではあるのですが、片側1車線で交通量も多く、新東名と東名を移動するにはちょっと煩雑に感じる距離感になっています。
特に上り側は松田から秦野に向かって上り坂になっていることもあり、渋滞しがちなポイントでもあります。東名混雑時に迂回路として使うにしてもちょっと微妙な感じがしますね。
現状考えられる利用シチュエーションは東名の渋滞回避
そんなわけで新秦野インターまで新東名が開通したわけですが、現状想定される利用シーンとしては、東名上りの厚木インター界隈の渋滞を回避して、圏央道へ素早く行きたいケースが最も有用かなと考えられます。さらに東京方面へ行きたい人からすると、結局海老名ジャンクションから東名に戻ったとして、だいたい渋滞の起点はその先の大和トンネルだったり綾瀬付近だったりするので、あまり意味は無いかもしれません。
そもそも大井松田インターから新秦野インターまでの接続コストが実際走ってみるとそんなに軽くはないので、渋滞回避に使うとしてどれほど有益か、悩ましいところです。特に大型車でわざわざこの区間、国道246号を走るインセンティブは小さいように感じます。
現時点では、渋滞対策として考えると無いよりはマシ、程度の効果しか見込めないのかなぁというところです。
早く御殿場まで繋がって欲しい
以上、新東名の新しく開通した区間、伊勢原大山インターから新秦野インターまでを走ってみた感想でした。大井松田インターを使って東名から新東名へ移動するケースも想定して走ってみましたが、渋滞回避として走るにしても若干移動コストが小さくないなぁというところです。
特に大型車が走りにくそうなポイントがあったのが惜しいところで、開通効果がどれくらい見込めるのか、今後の効果測定結果が気になるところです。そしてやはり、早く御殿場まで、全線開通してほしいなぁと感じてしまうのでした。
コメント