小海リエックス、初参戦してみました。綺麗に整備されたコブレーンで練習したくて行ってみたんですが、ここシャトレーゼグループなんですよね。と言うわけで、ケーキが美味しかったです。これは来シーズン以降、通うかもしれません。
小海リエックスに行ってみよう
2022年3月21日。月曜日、ですが、3連休3日目です。前日は3連休の中日でしかも日曜日ということで、どこのスキー場も阿鼻叫喚の混雑っぷりだったようですが、3日目はだいたい空いてる傾向です。というわけで、私は初日と最終日の2日滑ることにしました。実は中日に神立ナイターでも行こうかと思っていたんですが、あまりの混雑ぶりがSNSで見受けられたので、こりゃ無理だと判断しました。
じゃあ3日目、どこに行くかですが、この3連休はいかんとも天候が微妙なんですよね。初日のしらかば2in1スキー場も、最後は強い霰から雪に見舞われました。この日も風が強かったり天気が悪かったりという予報も多い中、やっぱり天気が良いのは八ヶ岳方面となるわけです。
ギリギリまで関越・上信越道方面も検討していましたが、最終的には八ヶ岳方面へ向かうことに。2日前にしらかば2in1スキー場へ行ったばかりなので、ここは八ヶ岳の東側に行きたいところです。当然八千穂高原スキー場が候補になるわけですが、ちょっと嗜好を変えて、今回は初訪問となる小海リエックス・スキーバレーに行ってみることにしました。
ここは八千穂高原スキー場へ中央道から向かうと、通り道にあたるため、何度か通過して気になっていたスキー場なんですよね。ただ、あまりゲレンデレポートも見当たらずちょっと情報が少ない印象です。ゲレンデ情報を見てみると、綺麗に整備された練習向きのコブ斜面がありそうだし、モーグルスクールも開設されているらしい。今回はこのコブを滑ってみたいなぁということで、行ってみることにしました。
あと、ここはシャトレーゼグループなので、ケーキが美味しいらしいです。これも期待ですね。
駐車場は若干の初見殺し?素直にP2に入るべきかも・・・
出発は4:50頃。通常ペースで東名から圏央道、中央道へ向かいました。さすがに連休最終日の朝の高速道路はどこも空いていたようで、渋滞情報を見ても関越道ですら渋滞していません。中央道も連休初日と比べると全然車が少なくてスムースでした。
最近ルーティーンとなってきた境川PAで休憩です。天気は若干雲が出ている感じです。
そんなに天気が悪い印象ではありませんが、ちょーっと微妙な雰囲気の朝でした。
PAの駐車場の混み具合としては普通な感じで、これなら双葉SAで朝食を取っても良かったんですけどね、実は関越方面へ向かうことも想定して、朝食を持って家を出てきたため、ここまでの車中で既に朝食は済ませていたのでした。そのため、むしろとても早くスキー場に到着するスケジュールになってしまったわけですが。
長坂インターを降りて清里を抜けて、国道141号で小海方面へ向かいます。道中、積雪などはありませんでした。野辺山付近で気温-3℃程度と、まあそれなりに気温は低いかなぁという感じでした。
松原湖入り口から山道を登って小海リエックス・スキーバレーへ。この辺まで登ってくると景色も綺麗です。駐車場到着は7:40頃です。気温はこちらも-3℃。春装備はちょっと寒いかなぁってくらいの感じでした。
さすがに駐車場は凍ってたりしましたが、そこまで寒くはありません。春ですね。
ところで初訪問となる小海リエックス・スキーバレーですが、駐車場がいくつかあるのですが、若干面倒です(苦笑)。まず、第一駐車場がスキーセンターの近くにあるので、ここが第一候補となります。こちら衛星写真などで確認頂くと分かると思いますが、段々畑のようにいくつかの段に分かれており、それぞれに車が停められる形になっています。それぞれの段に停められる車の数には限りがありますので、微妙に場所の選択が難しいです。加えて、下の方の段になると、HOTEL ONLYになっており、日帰りでは停められないエリアになっています。結構細切れになっているのが面倒なところ。
道を挟んだ反対側に普通に広めの第二駐車場があるので、こちらのほうがいろいろ悩まずに楽に停められるかなぁといった印象です。朝早く、空いている時間なら第一駐車場をさまようのも良いでしょうが、トップシーズン、どのような誘導になるのか気になるところですね。
今回は3段目くらいに停められて、ゲレンデにも十分近かったのでまずは良かったです。
参考。入り口の案内板です。
既に小海リエックスは春スキーシーズンとなっており、一日券が2500円で買えました。クレカ可能。トップシーズンはJAF割がお得なんて情報もあります。春スキーシーズンのためか、窓口が1つしか開いておらず、若干チケット売り場で行列ができていました。
ゲレンデは完全に春
早速ゲレンデへ。
雪質はザラメです。朝イチは凍ったザラメが整地された硬めのゲレンデで、これはこれで滑りやすくてよかったです。結構飛ばしている人が多かったかもしれません。
日帰り駐車場に停めてゲレンデに入ると、レストランへの下りからスタートになります。ここがこのスキー場唯一の緩斜面だったような気がします。
クワッドリフト一本で上まで上がるレイアウトです。このクワッドリフト、長くて効率的なのは良いのですが、若干長過ぎるかなぁという印象を受けました。逆に輸送力はゲレンデに対して十分な気がします。
朝のパリパリのゲレンデです。正面に見えるのがクワッドリフトから降りてくるおそらくメインコースとなるBコースです。結構急な斜面なので、初心者さんには辛いかもしれません。
クワッドを降りると、正面に浅間山が見えました。天気良くて良かったです。
ちなみに、クワッドリフトのさらに上に、Aコースという初心者コースがあるようなのですが、この日はオープンしていませんでした。
標高は1698m、ほぼ1700mなので、決して低くはないです。鐘があります。
そしてこの先はDコース、アイガーと呼ばれる急斜面になっています。朝一回だけ降りてみましたが、「ただの崖」でしたね。滑落するかと思うくらいの崖は久々でしたので、ある意味楽しかったですが、一回で良いや、と(苦笑)。
硬いピステの入った整地はとても気持ちよかったです。
レストランから見えるCコースの端には、SAJ公認というモーグルコースがあります。モーグルをバンバン練習している人もいましたが、普通にコブの練習をしている人も入っていましたね。綺麗に整備されたコブで滑りやすかったと思います。
混み具合としては写真のような感じで、多少人は居るなぁという感じではありました。ただ、全体にはとても空いていてよかったですね。リフト待ちもほぼ皆無でした。
これがもう一つ、Hコースにある「初級コブバーン」と呼ばれるコブ斜面です。こちらもきっちりデザインされ整備されたコブで、滑りやすい斜面でした。
そしてこちらがFコース。クワッド側とは別に第5ペアリフト側にある中級者面です。この日滑った中ではここが1番気持ちよかったです。
リフトから見るとこんな感じです。なんていうか、こちらはあまり人が滑っていないためか、大きく荒れておらず、春のゲレンデなのに大回りもできる良いコンディションでした。気持ちよすぎて変な声出るレベルで気持ち良かったです。
お昼を回ってくるとゲレンデは暑いくらいのコンディションに。春装備だと朝はむしろ寒く感じたのですが、昼には灼熱の暑さでした。春スキーは寒暖差への対応が大変です。
そしてゲレンデもすっかり解けて、ボコボコになってきて滑りにくくなってきました。
そしてこれはもう夕方の写真ですが、春スキーあるあるで、今度は気温が落ちてきてゲレンデがボコボコのまま凍ってきました。さらに滑りにくくなるという。
一日中浅間山は綺麗に見えていました。開放感があって景色の良いゲレンデでしたね。
クローズ直前、ボコボコの氷のゲレンデです。
結局16時過ぎまで滑って終了。この日も1日良く滑りました。春装備では肌寒いくらいの朝から、灼熱の昼、そしてボコボコに凍った夕方のゲレンデまで、非常に春らしいコンディションで楽しかったです。
シャトレーゼ!
そう、この小海リエックス・スキーバレーはシャトレーゼグループなんです。ホテルも併設されており、ゲレ食も充実しています。メニューを見る限り、とてもリーズナブルで美味しそうでした。それよりなにより、シャトレーゼといえば、デザートです。これでもか、ってくらいのケーキのラインナップ。普通にケーキだけ食ってて良くね?ってレベルです。
っていうか、ケーキばかり食ってました。
ケーキセットのつもりで、チーズスフレケーキにホットコーヒーを付けて休憩時に頂きましたが、なんとこれで465円です。実はケーキセットのつもりで500円かなーとか思っていたんですが、普通にコーヒー250円にチーズスフレケーキ215円なんです。普通なんですが、若干衝撃を受けてしまいました。普通、ゲレ食でケーキセットといえば、ケーキにドリンクついて、概ね500円、強気なところだと700円くらいってのまで見たことあるんですが、ここでは普通に465円です。っていうか、ケーキの値段がバグってるんです・・・ていうか、普通なんですが。
調子にのってさらにチーズケーキとチョコレートクレープを頂いちゃいました。こちらは300円づつで600円。普通です(苦笑)。至って普通の値段で普通にケーキが食べられてしまって、若干衝撃を受けたという話なんですが、これならぶっちゃけ、ケーキだけ食ってて良くね?って思いますよね。
さすがにケーキ3個も食べると胸焼けしましたが、シャトレーゼ恐るべしと思ってしまいました。
コブ!
さて、この日の練習メニューは・・・コブです。
この日は一日、コブばかり滑ってました。はっきり言って、一日でコブがとりあえず滑れるよになったという自信が持てる程度までは上達したと思います。
最初のころは、正直感覚を取り戻すのに精一杯で、1本滑り降りるのも困難な状態からスタートしました。ただ、繰り返し滑るうちに感覚が研ぎ澄まされてきて、気がつくとほとんどコースアウトしなくなっていました。後傾になってターンが間に合わなくなることが何度かあったんですが、脛に圧をかけて足首の緊張を緩めないことに集中することで、この現象も一切起きなくなりました。
そうなると今度は途中で止まらず連続的な動きで滑り降りることができるようになってきて、完全に上から下まで滑れるようになりました。
で、ここからが、自分が滑れる、って自信になったポイント。今までは、同じコブラインを何度か滑ってやっと滑り降りられるようになる、っていう感じだったんです。ところがこの日は先のバンクコースのコブや、上の写真のコブでも練習で滑っていたのと反対側のライン、つまりは初見のラインを一発で降りられるようになってたんです。何かが出来る、っていう判断をするうえで、この初見で何かできるっていうのは結構大きなポイントだと思っています。
そしてここまで来ると、コブの中でいろいろなことを考えられるようになってきます。もうちょっと速く動いてみようとか、コブの出口のポジションをちょっと変えてみようとか、欲が出てくるんですよね。
滑りはいわゆる「ズルドン」ではあるのですが、それでも止まらずまっすぐ降りられるようになったので、我ながら大きな進化だなと感じています。
コブを滑れるようになるのに最も大事なのは、綺麗なコブで練習すること、という意見をどこかで見たことがありますが、これは正論だなぁと思いました。綺麗じゃない自然コブは、どうしても正論を試すのが難しいケースがあって、その結果、何が正しいのか分からなくなることがあります。つまり、正論が正しく通じる環境で、まずは正論からバリエーションを身につけるべきだなぁというのを実感しました。
で、さらに欲が出てくるわけですが・・・来週末はどうしようと考え中です。とにかく、この日は自分にとってとても収穫の大きな一日でした。
帰路は連休の混雑に当たりつつ帰る
いろいろと収穫の多かったスキー場を後に、帰ります。温泉についてはスキー場近隣にも施設があったのですが流石に混んでいるので、久々の「みたまの湯」へよろうと決めていました。とはいえ連休なので、混雑していても破綻しない施設にしておきたいかなというところです。
まずは夕食です。そういえばケーキしか食べてなかったし(苦笑)。夕食は双葉SAの下りのフードコートで豚もつ煮定食を頂きました。
もつが柔らかくて美味しかったです。なんか久々のもつ煮だったな。
なぜ「下り」か、と言えば、双葉SAは上りと下りのSAが階段で繋がってるんですね。なので、明らかに混雑している上りのフードコートは避けて、下り線側に行くと意外に空いてることがあるということです。っていうかここ下り線側のフードコートのほうがメニューが豊富なんでいつもこっち来ちゃいます。富士山丼もあるし。
そしてその後、みたまの湯によって汗を流して帰りました。20時をすぎると一気に空くのが分かっていたので、双葉SAで仮眠を取って、20時過ぎに到着するようにして行きました。結果、とても空いてたし、快適に温泉で疲れを癒やすことができました。
そして、連休最終日。18時頃通過に2時間近くかかる予測も出ていた中央道の渋滞も、温泉などで時間を潰した結果、すべて解消した後に通過することができました。この辺は我ながらうまく回避できたなと思います。
一方で、その分遅くなってしまい、家に着いたのは日付が変わる直前になっていました。まあでも快適なドライブだったし、良しとしよう、と。
非常に収穫の多いスキーツアーだった
以上、3連休最終日に小海リエックス・スキーバレーに初訪問して、収穫の多いスキーツアーだった話でした。コブも滑れるようになったし、ケーキも美味しかったし、もつ煮も温泉も大満足でした。
小海リエックス・スキーバレー、初めての訪問でしたが、また滑りに行きたいなと思っています。クワッド1本登れば1500mくらい滑れるし、一方練習で回したければペアリフトを使えばコブ・中斜面を滑れるというバランスが良いです。難点をいえば、初級コースが少ない。全体に中級コースが多いので、ある程度滑れる人が楽しめるゲレンデかなぁという印象です。あと決して広くはないです。もうちょっと幅広なバーンがあると、良かったかなと思います。
一方で、シャトレーゼ侮りがたしです。ケーキだけ食ってても悪くない、そんなスキー場ですね。むしろ通いたい。
コブ斜面はやっと滑れる実感が出てきたのが良かったです。2月18日から本格的にコブを意識して滑り始めて、概ね1ヶ月でここまで来たっていうのは、我ながら良く頑張ったなぁと思います。一方で、まだまだ練習が必要なのも分かっていますので、頑張っていきたいなぁと思っています。
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