丸沼高原スキー場の旅。3月最初の週末は阿鼻叫喚の混雑ぶり。春も丸沼はコンディション良好。

スキー

早いもので、気がつけば2022年も3月、スキーは春シーズンです。春といえば「春は丸沼」ということで、この週末は1ヶ月ぶりに丸沼高原スキー場へ行って残っている時間券で滑ってきました。が、予想外の混雑にちょっとびっくりしました。春だから、ですかねぇ。

そうだ丸沼の時間券を消費しよう

2022年3月5日。2022年も3月、春スキーシーズンに入ります。春といえば、丸沼高原スキー場です。このスキー場は標高が高いこともあり、毎年5月まで滑れます。3月以降、クローズしてしまうスキー場が多い中、丸沼高原スキー場はかなり遅くまで滑れるスキー場として有名です。ただ、この時期、開いているスキー場が減ってくると当然ながら混雑するのですが、今年は雪も多いし、状況はまた違うかな、と期待はしています。

そういえば時間券が余ってるんですよね。10時間券が4時間分余っているので、これを使って軽く滑ってこようかなぁと。ただ、4時間だと滑り足りない気がするので、体力あればその後、別のスキー場のナイターにハシゴしようかなぁと考えていました。

ちなみに丸沼高原スキー場は2月に「プレミアムファーストフライデー」で訪問して以来、1ヶ月ぶりです。前回はウィークデーということもありかなり運行しているリフトも少なく滑れるコースも限られていたのですが、今回はいろいろ滑れることに期待です。

阿鼻叫喚の関越道

出発は4:35。最近の傾向から見るといつもよりちょい早めなくらいです。特に何かを懸念したとかそういうのは一切なく、なんとなく早く出発できてラッキーとこのときは思っていました。

関越道へ向かうために練馬まで環八で向かったのですが、このときの道路状況はいつも通りといった感じでした。多少、車が多いかなぁという感覚はあったかもしれません。

問題は関越道です。

明らかに車が多い。そしてノロノロ。車が混み合っているので、事故も起きそうだなぁと思っていたら、案の定、鶴ヶ島インター付近で事故、そして事故渋滞です。まだ6時前なんですが。

さらに、その渋滞の末尾で複数台が絡んだ追突事故が発生しており、渋滞がさらにひどくなるという状況も発生していました。ちょうどその事故が起きたてのタイミングで通過しましたけど、やはり現場は追い越し車線でしたね。マジこの時間帯、この区間は追い越し車線走っちゃだめです。慣れている私でも明示的に避けています。みなさんも気をつけましょう。

とにかくこの日は久々に混雑した関越道を走ったなぁという印象です。いつもなら混雑が発生する前の時間帯に通過しているところなんですが、今回はすっかり混雑する時間帯にはまってしまった感じです。おかげでこの後も、前橋から駒寄の間の渋滞、沼田インターの出口渋滞に順番にはまることになりました。

こうなってくると何処で休憩を取るか?の選択が難しくなってくるんですよね。結局赤城PAワンストップで丸沼高原スキー場まで走り切ることになってしまいました。

沼田インターを降りてもやはり車は多くて、120号も車が連なっている感じでした。どこかで工事でもしているのか?というくらいの感じでしたが、残念ながら普通に混んでるだけでしたね。とにかく、道路が混んでいた、と。

結局丸沼高原スキー場到着は8:45頃。4時間以上かかったのは久々です。場合によっては第一駐車場も怪しいか?と多少覚悟はしていたのですが、さすがにまだ入れました。それでもいつもに比べるとかなりゲレンデから離れた位置です。多少、ブルーコース側に近かったのはラッキーだったかもしれません。

天気は良かったです。おかげで路面に積雪も無くて、雰囲気は完全に春です。なんだか一気に季節が進んだ感じがしました。

今回は手元の時間券で滑るので、チケットセンターに寄る必要もないのですが、トイレに行きたくてセンターステーションまで歩いてみました。こちらも雪は随分解けています。どうせ混んでるし、時間券で滑るので慌てることもないのでまったりと準備をしてゲレンデへ向かいました。

コンディションは良好だが、混雑したゲレンデ

そんなわけで、今回は珍しくブルーコースからインです。

とはいえまだ3月も初旬ということで、ゲレンデに雪はしっかり残っていますし、特に汚れた春の雪、っていう感じはしません。普通です。ただ、多少、硬さが感じられ、やっぱり春の雪だなぁという感じはしました。

冒頭はとりあえずブルーコースの緩斜面でいろいろ練習しながら滑り出しです。ちょっと硬くて速めの雪質ではありましたが、滑りやすいコンディションでした。流石丸沼高原スキー場、コンディションは良好です。

しばらく滑ったので上部に行こうかと思いスーパーツインリフトの乗り場を眺めてみたら既に凄い行列になってました(苦笑)。やっぱり混んでます。

仕方がないのでセンターハウス前のイエローコースでも滑ろうかと思ったのですが、こちらの中央リフトも結構並んでいたので、これは駄目か・・・ということで、結局こちらのコースも一本も滑らず、上部に逃げることにしました。

ゴールドに向かって上部へ向かっているところです。ここまで来るとリフトの行列も発生していませんでした。逆に言えば、ここまで来ないとこの日は駄目だった、ということです。まあ混雑した丸沼高原スキー場ではよくある風景ではあるのですが、若干予想外の混雑で驚きました。

はい、ゴールドコースまで来ました。ここまで登ると雪質は新雪で素晴らしいコンディションでした。それなりに滑っている人は居るのですが、リフト待ちもほぼ無く快適に回せました。

こちらシルバーコース。ぱっと見るとわかりにくいですが、しっかりコブレーンができていました。多少固めではありましたが、滑りやすいほうだったかなぁと思います。

・・・という感じで2時間ほど滑って休憩なんですが・・・当然ながらレストランも凄い混みようでした。久々の混雑した丸沼高原スキー場でしたねー。

その後もロープウエイにも乗らず、バイオレットなど他のコースには目もくれず、シルバーコースとゴールドコースを滑りまくった一日でした。こちら第3ペアリフト降り場からちらっと見えた日光白根山です。まだしっかり冬の装いな感じがしました。

ちなみに、この写真の正面に見えるのがしらねコースからシルバーコースへ繋がる急斜面なんですが、経験上この急斜面が丸沼高原スキー場の中で1番難しいコースだと個人的には思っています。そもそも滑っている人が少ないですし。

この日はゲレンデに人が溢れていて、最終的にはシルバーコースにも結構な人が流れ込んでくる事態となっていました。

昼過ぎの再びのゴールドコースです。この日は春の気候でしたけどさすがにゴールドコースなど上部ゲレンデは雪が緩むこともなく一日良いコンディションを楽しむことができました。

改めてシルバーコース。人が滑ることでコブはさらに深くくっきりとしてきています。この日はホント、ゴールドとシルバーばかり滑ってましたね。

本当は練習したかった架線下の急斜面。コブレーンもしっかりできていたようですが、第2ペアリフトが動かないと大行列している第5スーパーツインリフトに乗らないとここ滑れないんですよね。混雑した週末はちょっと難しいです。

4時間滑って帰り際、再びのブルーコースですが、ここも結構行列してました。この辺の行列具合が混雑のバロメータになるんですが、やっぱりこの日の丸沼高原スキー場は混雑していたと思います。

そしてブルーコース下部付近など山麓部はすっかりシャーベットになっていて春を感じる雪質でしたね。来週からは春雪向けのワックスに変えたほうが良いのかなぁと思いつつ。

最後、センターハウスのリフト券回収ボックスに時間券を返却して、丸沼高原スキー場の旅、終了です。4時間じゃ全然滑り足りないかなと思っていたのですが、結局急斜面だけをぐるぐる回してしまい、結構ガッツリ滑った感のある4時間でした。っていうか食事も取ってないですしね。

意外に満足度は高かったです。

コブも急斜面も上達を実感した一日

もう一つ、満足度が高かった理由が、これです。上達を実感できたことです。

今回も、滑りに行くに際して、事前にYoutubeなどを見て課題を設定していました。まず1点目が上体をあまり被せすぎない(前に倒しすぎない)こと、そしてもう1点が板の落下に対して体が遅れないことを意識することです。

上体を倒す動作は、重心を低くする動作としてやりがちなのですが、これをやると足の自由度が落ちて滑りが固くなることがある、という動画を見て、今回は股関節と膝を深く折る姿勢を集中的に実践してみました。これ疲れるんですが、たしかに板の走りは出るし、視線にもちょっと余裕が出るので急斜面や高速時の精神的な安心感も増すという効果が感じられました。

体の遅れについても、板をなるべく体の真下に置き続けることでコブなどでの板の操作性も維持できるし、あとは急斜面の山回りで板が「ガガガ」っていう急激なブレーキを避ける効果も期待できるかなと思いいろいろやって練習してみましたが、これも効果はあったようです。特に山回りでブレーキをかけたくなる急斜面では、そこでブレーキをかけずに次の谷回りで確実にコントロールできるように意識を変えたほうが良さそうなことが分かってきました。

そして次がコブです。本当はこの日は、丸沼高原スキー場での検定を意識して、架線下の急斜面コブを滑ってみたかったのですが、リフトが混雑していて回せなそうなので滑らず、結局、超急斜面のシルバーコースのコブで練習する羽目になってしまいました。

ぶっちゃけ、1ヶ月前の自分なら、こんなコブ、全く滑りようが無かったと思うのですが、練習の成果で、今の自分には滑るべきラインが多少見えます。と言うわけで果敢に挑戦してみたんですが、やっぱり体が遅れます。正直これだけの斜面になると恐怖心が勝って、体が回ってしまい、そして遅れて次のコブに対処できなくなる、というのを繰り返していました。

どうすれば遅れないか、ってリフトに乗りながら考えて、挑戦してまた駄目で・・・というのを何度か繰り返したのですが、最後、吸収動作を行うタイミングが遅いってことに気づいて、一気に安定して降りられるようになりました。

今までは、急斜面でスピードが出るのが怖いため、コブの裏でしっかり削ってスピードを落とすことを最優先にしていたのですが、これだと遅れてしまいます。っていうか、削り切ってから吸収動作&ターン、ってやったら遅いんですよね。あるいは、コブに「どん」って当ててから吸収する、とかいうイメージもあるのですが、これも実は「どん」って当ててから動くと遅い。ここは個人の認識の差異もあると思うのですが、とにかく私にはどちらも遅かったんです。

なので、削り切るのをやめて、「どん」って当たるのを待つのもやめて、とにかくコブの出口でベンディングの姿勢になることを最優先してみたら、一気に滑れるようになりました。まだ不格好ではありますが、とにかく止まらずコースアウトせず、確実に降りられるようになりました。

イメージとしては、「まげる、(ストックを)つく、のびる(ターンしながらけずる)」の繰り返しです。のびる時間を調整することで、ピッチの違いにも対応できること、コブの裏の過ごし方として、優先すべきは「まげる」姿勢に入ることだというのが 、自分的に見出した滑りのスタイルです。

そしてこの過程で、板を体の真下でコントロールすることが効いてきます。のびて削る時に、板が体の真下を外れるとスピードコントロールがしずらくなる。要するに、「ガガガ」みたいなことが起きるんですよね。

この一連の過程がスッと頭に入って、やっとシルバーのコブを超えられるようになった感じです。そしてここまで出来るようになると、またYoutubeで言われてるコブ滑走のハウツーがさらに自分の感覚として理解できるようになります。

そんなわけで、この4時間はとても有意義な練習のできた4時間でした。丸沼高原スキー場はやっぱり練習効果の高いゲレンデだなぁと思ったのでした。

2本目へ続く

以上、丸沼高原スキー場へ時間券の余りを消費しに行ったら凄い混んでたけどコンディション良好で、しかも凄い良い練習ができた話でした。

そして、話は2本目へ続きます。4時間滑った後の感想として、とても良い練習になって大満足、というう気持ちになっていたところはります。一方で、滑走距離の記録を見ると、やはり1日の滑走距離としてはまだ短いなあというところはありました。加えて、そもそもの計画として、ナイターまで滑る、と当初想定していたところもありましたので、やっぱりこれは滑りに行くべきという結論に至ったということです。

じゃあどこにナイターに行くのか。そもそも食事や温泉はどうするのか。2本目にご期待ください。

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