かたしな高原スキー場の旅。3連休最終日もスキーヤーオンリーなスキー場へ。初めてのスキー場はやっぱりワクワクする。

スキー

シーズンで最も混雑する3連休の3日目、流石に最終日は混まないだろうという楽観と、やっぱり混むとやだなぁという打算が入り混じって、結局スキーヤーオンリーなスキー場「かたしな高原スキー場」へ行ってみました。実は初めて滑りに行ったんですけど、これ通っても良いと思っています。

3連休3日目は、かたしな高原スキー場へ初参戦

2022年2月13日。シーズンで最も混雑する3連休の3日目、最終日です。3連休って最終日はみんなゆっくりしたいので、意外に行楽地も混まない傾向があるんですが、それでもやっぱり混雑の懸念はあるわけで。じゃあどこに滑りにいこうかと考えて、「かたしな高原スキー場」へ行ってみることにしました。

かたしな高原スキー場は沼田から日光へ向かうとホワイトワールド尾瀬岩鞍の手前にあるスキー場です。関東唯一のスキーヤーオンリーゲレンデという看板が国道沿いにいくつか出ているので、ご存知の方も多いでしょう。ただ、私、行ったこと無かったんですよね。片品方面へ来ると、まず丸沼行っちゃうし、尾瀬岩鞍もやっぱり定番だし、ミッフィーがフィーチャーされて明らかにファミリーゲレンデっていう感じだし・・・ということで、比較的スルーされやすいスキー場なんじゃないかと個人的には思っています。

今回、連休最終日だし、スキーヤーオンリーだし、もしかして混雑回避できるかな?という期待と、せっかくだから新しいスキー場も開拓したいなぁというところで訪問してみることにしました。ぶっちゃけ、久々に整地が滑りたくて、調べてみたらこのスキー場はゲレンデが綺麗に整備されているという情報があったので、滑ってみたくなったのでした。

会員登録はメリットが大きい

さて、かたしな高原スキー場のホームページを見ると、料金案内のページなどに、有料会員登録の案内があります。2000円程度の会費を払えば、3年間特典が受けられるというものです。一日券の割引が1200円あり、さらに、土日祝日の普通車の駐車場料金1000円が無償になるので、週末1回行くだけでも回収できてしまうレベルです。

しかも今シーズンは「会員規約に感染症対策同意項目を明記」されたそうで、感染症対策への協力感謝の意味合いを込めて、Web申し込みの場合に会費が半額になっています。

つまり、メリットしか無いです。当然、チケットもWebから事前購入(QR発行)できるし、この時点で私は、かたしな高原スキー場のファンになってしまいました。

早速、MMC会員登録を行い、Webからチケットを購入して、駐車場無料証とチケットQRコードの入ったメールを受け取ってスキー場へ向かいました。マジ、チケット事前購入だけでもすべてのスキー場で対応してほしいと思っています。

スキー場に付いてからの流れですが、まず駐車場入口では、駐車場無料証の付いたメールを係員の方に見せることで無料で駐車場に入れました。

そしてQRコードをチケット売り場で提示することで、チケットが受け取れるのですが、この時、名前の確認をされました。つまりこれ、会員登録があるので記名式になってるってことなんですね。感染症対策としての来場記録にもなっていると。本当はこれがICカードだったりするとさらに最強なんでしょうが(これを実現しているのが白樺高原国際スキー場としらかば2in1スキー場のAxessのシステムです)、QRコード発行でも十分だと思いました。

要するに、良さしか無いです。だってここまで、スマホの画面しか出してないんですよ。マジで流行ってほしいです。特に駐車料金、1回1000円はちょっと取り過ぎじゃないかっていつも思っているので、こういうインセンティブのかけ方は十分有りではないかと思っています。

3連休最終日は混雑も控えめ

出発は4:45頃。環八から関越道へ向かいましたが、狙い通り、そんなに混んでいる印象はなく、むしろいつもより空いているくらいの感じで順調に流れていました。やっぱり最終日は狙い目です。

赤城高原SAで休憩。さすがにここは人が多かったですね。まあスキーシーズンなので仕方がないところです。

そういえば天候は下り坂なんだっけ。湯沢方面の山々には遠く雪雲がかかっているように見えました。一応この時点では天候は良さそうです。

関越道を降りて120号に入っても道路はそんなに混雑していませんでした。道路に積雪もなく、スムースに片品までたどり着きました。

鎌田の交差点で左に折れ、いつもは素通りする「かたしな高原スキー場」のゲートを抜けて、スキー場の駐車場へ到着です。スキー場手前の上り坂がちょっと厳しくて、これ積雪してたら登れない車が出そうだなぁと思いました。

かたしな高原スキー場到着は7:40過ぎです。いつもこれくらいのペースで走れると嬉しいんですがね。

駐車場はちょっと車が多かった印象です。そしてお子が多い。しかもレーサー風。どうやらジュニアのレース大会が行われていたようで、それに出場する子どもたちと家族連れが集まっていたようです。

ミッフィーは可愛いけど、ゲレンデは意外に気合入ってます

準備をしてゲレンデへ。

正面には大会バーンとコブレーンが見えます。なんていうか、この雰囲気、エコーバレースキー場に似てるなぁというのが第一印象でした。雪質は踏むとキュッていう新雪です。これはまさに整備されたゲレンデっていう感じでした。

とりあえずトリプルリフトからスタート。ここリフトが遅いと良く言われていますが、たしかに高速リフトは無いんですよね。でもまあ、これはこれでアリかな、っていう感じがしました。真面目に、どこを見てもゲレンデがしっかり整備されています。

リフトを乗り継いでさらに上部へ。これもペアリフトであまり速くはないし、結構距離もあるんですが、まあ、アリかな、と。

来ました。これは中級「つつじコース」の入り口ですね。ピステン整地ですよ。素晴らしい仕上がりのゲレンデです。

そんなに標高が高くはないので、何かを見下ろすような開放感は感じられないのですが、それでも日光白根山を遠く望むなかなかの眺望で気持ちよかったです。なにしろゲレンデが最高。

これがかたしな高原スキー場唯一の上級「もくせいコース」。良い整地です。

もくせいコース入口から。ホワイトワールド尾瀬岩鞍が隣接していて、思いのほか近くに見えます。連絡路っぽいコースも見えたので、尾瀬岩鞍へ行くこともできるようでしたが、戻ってこれないと悲しいので行ってみるのはやめました。

とにかく、このもくせいコースは気持ちよかったです。ピステの入った綺麗な整地急斜面を滑るのも久々で(2回連続の新雪ゲレンデだった)、嬉しくて何回もすべっちゃいました。

緩斜面もこんな感じで広々としていて滑りやすかったです。っていうか練習も捗る。

ここまでで分かったですが、このスキー場、ミッフィーが強くフィーチャーされているため、ファミリー向けのやさしいスキー場かと思ったんですが、むしろいろんなレベルの人が安心して楽しく滑れるゲレンデとして、しっかり仕立てられた非常に考えられたスキー場なんではないかという気がしてきました。

テントやコテージのような施設があったりして、スキー場内に宿泊もできるようです。

混みそうなので早めに昼食にしてみました。この日は定番カツカレー。カレーが手作り風で、実家のカレーの雰囲気があって良かったです。食堂施設も豊富だし、少人数向けのカウンター席も設けられていたりして、この辺も非常によく考えられてるな、って思いました。食事のメニューもどれも美味しそうだし、いろいろ試してみたくなりました。

昼近くなってうっすらと雲がかかってきました。この日は天候は下り坂です。大会が行われている関係で、この時間帯、第2リフトは結構な行列ができていましたが、それ以外のリフトはほぼ待ちなしでした。

やっと第2リフトに乗ってみた状況です。この時間帯はまだ大会が行われており、かえでコースは半分しか滑れませんでした。

昼過ぎになって大会の規制がなくなると、かえでコースもフルで滑れるようになりました。ここも幅広の整地で非常に滑りやすかったです。斜度も適度で、みんな結構飛ばしてました。コブレーンも2レーンありましたが、比較的滑りやすいコースになっていたように思います。

だんだん天気が悪くなってきて、日光方面の山々にも雲がかかってきました。ゲレンデは雪がちらついてきました。

夕方、人が減ってきてさらに快適に滑れるようになってきました。

コブレーンはこんな感じ。結構遅い時間になると深く掘れてちょっと難しくなってきていた印象があります。ただ、斜度がそんなに厳しくないので、練習には丁度いい感じかなと思いました。

クローズ間近。尾瀬岩鞍のゲレンデにはライトが灯っていました。

16:20頃まで滑って撤収です。一日良く滑りました。本当に楽しかったです。リフトは16:40まで動いているものがありました。

なんか片付けてたらずいぶん最後の方になってしまったのですが、駐車場はこんな感じでした。ゲレンデにも十分近いと思います。

超練習が捗る一日だった

そんなわけで朝から夕方まで滑りまくっていたわけです。久々の整地ということもあり、スピード出してみたり、緩斜面で練習したりといろいろ楽しむことができました。

真面目に逆エッジの練習をしたり、緩斜面でくるくる回る練習したり、もういろんなことをやってとても楽しかったです。かなり上達した実感もあります。

まあコブはちょっとしか入りませんでしたが、練習するにも良いゲレンデだったなぁと思います。

そういえば、先日はブーツが当たって痛くて滑るのが辛い事案があったのですが、今回はブーツを「しっかり履く」ことでそこまで酷い状態にはならずに最後まで滑ることができました。おそらく先日は、ゲレンデが新雪で不整地状態であまりコンディションが良くなかったこともあって、痛みが強く出たんだと思います。やっぱりブーツはちゃんと履かないと駄目だなぁと思いました。

帰りは安定の夕食難民化

帰り際、道の駅尾瀬かたしなに寄ってみました。

とはいえもうこの時間、売店も食堂ももはややっていないので、トイレと自販機くらいしか使えません。ただ、ここにある、ジョージアのドリップコーヒーの自販機は120円でドリップコーヒーが飲めるのでオススメです。ここ以外だと、道の駅富士吉田にもありますね。

さて、すっかり遅くなってしまったので、急いで帰らないと夕食を取る時間が無くなります。まずは温泉です。今回はリフト券で100円安くなる「花咲の湯」へ立ち寄りました。

ここは施設が全体に広いので、連休など明らかに混雑する日でもここならなんとか入れる可能性が高い施設としてよく利用させてもらっています。今回はしかもリフト券で割引になるということで嬉しくなって立ち寄ってしまいました。

予定通り、混雑はしていましたが、お風呂にはしっかり入れたし、汗を流して温まることができて満足です。ただ、さすがにこの時間、食堂はいっぱいで夕食を取ることはできませんでした。これ実はちょっと失敗だったなと後で反省してるんですが、そもそも花咲の湯の割引ってリフト券じゃなくてもJAF割が使えたんですよね。あと、今日みたいな日こそ、花咲の湯ではなく小住温泉で食事までゆっくり取るべきだったかなぁと思いました。次回は小住温泉に行こうかなと考えています。

その後、関越道に乗って東京へ向かったのですが、道中のSA/PAのフードコートはどこも大混雑で結局夕食は取れず、無事夕食難民となって終了となりました。やっぱり連休最終日の上りともなれば、SA/PAは混んでるんですよね。惜しい。

そういえば・・・昭和村で花火上がっていたのでなんだろうと思ったら、「昭和村ウィンターフェスティバル」っていうのがやっていたらしいですね。雪の中の花火は幻想的で良かったです。

帰り道は雪からの雨。関越道でもかなり本格的な雨で久々の悪天候の帰路という感じでした。

そして、締めはPasar三芳の鐘の木の「りんごソフトクリーム」です。りんごのフレーバーの強いとても美味しいソフトクリームです。鐘の木のソフトクリームはどれも美味しいのでオススメです。

帰りの関越道はちょっとだけ渋滞もありましたが、そこそこスムースだったかなと思います。かなり雨が強かったので、それで事故が発生していたようで、道路混雑というわけではなかったようです。

横浜の自宅には22時頃には着いたのですが、かなり雨が本降りで、板をおろして運ぶのがかなり辛かったです。

かたしな高原スキー場は良かった!

以上、3連休の最終日、初めてかたしな高原スキー場へ行ってみたらとても良いスキー場でがっつり滑り込んでとても楽しかった話でした。

かたしな高原スキー場、ミッフィーをフィーチャーしたスキーヤーオンリーのファミリーゲレンデという趣ですが、実際滑ってみると、とにかく良く整備された滑り応えのあるゲレンデが多い素晴らしいスキー場でした。

確かにリフトが遅いのは玉に瑕なんですが、実際滑っているとあまり気になりませんでした。あと斜面が片斜面じゃなくて、どこも比較的フラットなゲレンデだったのも好印象です。会員制度があったり、リフト券の事前購入ができたりと、いろいろなところが良く考えられている印象を受けました。

平日はランチ券付き2900円という価格破壊なチケットもあるようですので、これは正直、通っても良いかなと思っています。このスキー場をスルーしてしまうのは勿体ないです。今まで滑らなかったことを後悔しています。

そして、やっぱり新しいスキー場を開拓するのは楽しいなあと改めて思いました。なので来週も、また新しいところへ行ってみようかなと考えはじめています。

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