何年ぶりかで宝台樹スキー場へ行きました。この時期ですので、雪が残っているところを探して行くことになるわけですが、先週の菅平高原に比べたらはるかに雪が残っていて良かったです。ただ、もう完全な春の雪なので、日中は苦行ですね。そして宝台樹スキー場の急斜面は滑りごたえもあり良かったのですが、正直しんどかったです。
久しぶりの宝台樹スキー場へ
2021年3月27日。3月も最終週ということで、この週末で営業終了するスキー場もちらほらあります。私が通っているスキー場は多くが来週末4月4日までの営業となっており、まだ来週は選択肢に迷いそうな予感です。
先週の菅平高原は標高が低いこともありかなり雪が減っていた印象でした。今週はもうちょっと雪が残っているところに行きたいところ。ただ、まだ3月なので、丸沼やかぐらなど、本気で春スキーシーズンに滑るゲレンデはまだ使いたくないところです。
そんなわけで、Webでいろんなスキー場の状況を確認して、結構雪が残ってそうに見えた宝台樹スキー場へ行ってみることにしました。
宝台樹スキー場へ行くのは超久しぶりです。それこそ10年くらい行っていません。今シーズンは、とにかく普段行ってないスキー場へあちこち行ってみていたわけですが、宝台樹スキー場もそのうちの一つです。ここ、なんで行かなかったかなぁと考えると・・・・水上だから、かな。あまり明確な理由は無いような。エリア的にちょっと足が向かない雰囲気があるかもしれません。実は谷川岳も行ったことないし。
一方で、ここは豪雪地帯であり、かつゲレンデ的にも北側斜面で雪が積もりやすいコンディションのスキー場です。直近の状況を見る限り、比較的滑れるエリアも広そうだし、写真などから見て雪が薄そうな印象も無かったので、行ってみることにしました。
久しぶりの水上、やっぱり近い
出発は4:50。若干寝坊気味です(苦笑)。行きは環八で練馬インターへ。往路は素直に環八を走るのが速いことが最近分かってきたので、自信を持って環八です。それでもこの日はちょっと混んでて1時間くらいかかりました。っていうか、明らかに春スキーで混んでる。明らかに板を積んだ車も増えた印象です。
当然、こうなりますね。朝から関越は渋滞です。私はなんとか渋滞がひどくなる前に走りきりましたが、それでも練馬から藤岡JCT周辺まで、なんとなく車が詰まっている印象の関越道でした。
赤城高原サービスエリアで休憩です。最近この辺でワンストップでスキー場まで行くのがルーティーンになってきました。で、サービスエリアもやっぱり混んでました。フードコートも結構混んでいたように思います。
随分と雪山の景色も春めいた印象ですが、まだまだ行けそうな景色ですね。
さらに関越道を走ります。今日は珍しく水上インターです。沼田を超え月夜野を超え、水上インターへ向かいますが、道中積雪は皆無。まあもう3月も終わりですので、仕方ないところです。
水上インターを降りて、ノルン水上スキー場じゃない方に向かうのは前回宝台樹スキー場へ来て以来なので、もう10年ぶりくらいで、全く道の記憶がなくて新鮮な気持ちでのドライブになりました。途中、道がわからず、藤原湖のほうをグルっと回る県道63号線を走ってしまいちょっと遠回りだったかもと後悔しつつ、宝台樹スキー場へ向かいました。
途中には、もう既に営業していない大穴スキー場が見えたり、上部のゲレンデでまだ営業している奥利根スノーパークが見えたりしましたが、ほぼ雪は残っていません。ただ、宝台樹スキー場周辺に来ると、積み上がった残雪があちこちにあって、さすが豪雪地域なんだなあと感じました。
宝台樹スキー場には8時過ぎに到着しました。結局3時間くらいで着いているので、やっぱり水上は近いなぁと思いました。駐車場は第一駐車場の真ん中辺りで、既にそれなりに車が入っている印象でした。
リフト運転前で並んでいる人たちがいました。なんていうか、ここは常連さんが多い印象ですね。みんな慣れている印象を受けました。
チケットは保証金なしのICチケットです。薄っぺらくてちょっと不安になる感じですが機能的には問題ありません。オグナほたかスキー場と共通のポイントカードがあって、こちら期限なしなのでとりあえず持っておいて損はないでしょう。そしてこの日は春スキー料金で一日券が3500円になっていました。クレカも使えたようですが、今回はPaypayでチケット購入してみました。
なるほど宝台樹スキー場とオグナほたかスキー場は経営母体が共通なんですね。なので共通チケットもあるようですが、オグナほたかスキー場はICゲートは導入されておらず紙チケットだったんですよね。今後ICゲートになるのかしら、と期待です。
春雪、そして急斜面、足がパンパンになるゲレンデ
8:30頃からリフトが動き出しました。この日は第1リフトと第7リフトは動いていませんでしたが、大部分のコースは滑ることができました。各リフト乗り場に運行開始・終了時刻の表示がありましたが、順繰りに動き出し、順繰りに止まるようで、最上部まで行ける第9クワッドは9:15から15:30までの運行です。この第9クワッドが中上級者にとってはメインとなるので、実質15:30まで滑れば良いかなーと思いました。
下部には初中級者向けのゲレンデがあります。ペアリフトで登るファミリーコースのほうがちょっと斜度がありますが、広くて気持ちいいゲレンデです。朝イチはパリッと固くてカービングすると気持ちいいコンディションでした。
宝台樹スキー場は北側斜面となり、谷川岳の山々を遠くに望むようなシチュエーションになります。標高はそれほど高くないのですが、非常に景色の良いゲレンデでした。
第2リフト側にはコブ斜面もありましたが、結構真っ直ぐじゃなくて滑りづらそうだったので入りませんでした。だからいつまでたってもコブ滑れないんだな・・・・。
第9クワッドリフトが動き出したので山頂へ向かいました。ここは上級者コース「成平」がリフト沿いに展開されているので、混雑具合などが確認できて面白いです。っていうか、このコース、意外に崖ですね。
しかも所々、意外に狭くて、結構難しいコースになっていました。とにかくこの第9クワッドリフトから降りるコースはどこも崖だし、どこも難しかったです。その分、楽しかった面もあるのですが、重めの春雪で急斜面で、しかも狭くて人が居てスピードコントロールも必要で、なかなか大変なコンディションでした。
やっぱりこの山頂へ向かうクワッドリフトは気持ちいいですね。この日はそんなに混んでなくて、リフト待ちもほぼ無くて快適でした。
山頂からの景色です。最高です。快晴ではなかったですが、十分天気は良くて、景色も良かったです。ただ、その分、暑くて雪もかなり重かったです。
日中の混雑具合ですが、結構人は多かった印象です。ただ、ゲレンデが広いお陰か、意外にリフト待ちは発生していませんでした。家族や仲間同士で来ている人が多いためか、待ち合わせしている人が多かった印象です。そのせいで、レストランは混んでいた気がします。
上級者コースもタイミングによっては人が多くて辛かったです。スピードコントロールすると体力使うんですよね。でもねー、この急斜面は正直気持ち良かったです。これでもうちょっと気温低かったらなぁと。多分ここ、アイスバーンでも地獄になりそうな気配があり、コンディション良い時に来ないと駄目なゲレンデじゃないかと思いました。
全体に雪量は多く残っていて、一番下のたんぽぽコース付近でもこんな感じでまだまだ普通にゲレンデが形成されています。これだけコンディションが保たれているのはやはり積雪量が多いのと、北側斜面の谷間であることというロケーションの賜物かなと思います。素晴らしいです。
こちらは第9コースの下からの眺めです。第9コースは一気に落ちる崖コースになっており、しかもそれなりに幅広でストレスもありません。こんな感じでとにかく第9クワッドリフトの降り場からは全方向、基本崖です。滑りごたえもあり非常に楽しかったのですが、流石に春雪で体力削られて辛かったです。
マジで足パンパンになりました。それもまた楽しかったんですがね。
昼過ぎの写真です。斜面がザラメになってさらに荒れて、かなり滑りにくい状態になってきました。気温も上がってきたので、一度ウエアを着替えに戻ったくらい、気温は高かったです。この時期、服装はやっぱり難しいので、いざとなったら着替えるくらいの気持ちで滑ったほうが良いかなと思います。
この日は結局この第9クワッドリフトを中心に、運行終了となる15:30まで急斜面を滑りたおしていました。足パンパンです。
15時を過ぎて空いてきたゲレンデです。北側斜面ということもあり、日が陰るのも早いです。ただ、逆にこの時間になると気温が下がって板が滑るようになってきて、むしろ楽しかったですね。一方で、春雪と急斜面にやられてもう足は限界で、あまり楽しめる状況でも無かったのが惜しいところで。
夕方になるとちょっと風も出てきました。結局16時過ぎに終了。この時点でもまだ滑ってる人は結構いましたね。盛況で良かったと思います。なんだろう、改めて振り返ってみると、良い雰囲気のスキー場だったな、と感じます。騒がしくもなく、それでいて盛況で、雰囲気の良さが感じられるスキー場でした。
yukiyamaとStravaで記録をとってみた
今回のスキー記録ですが、ちょっと気になって、iPhoneを2台持って、Stravaとyukiyamaの2つのアプリで記録を取ってみました。
こちらはyukiyamaの記録です。今回も良く滑ったなぁというところ。リフトの乗車回数が少ないのは、第9クワッドリフトがとにかく長いためです。
一方のStravaのほうは、「ダウンヒルスキー」を選んで記録してみましたが、思ったより普通に記録できた気がします。Stravaで記録を取るメリットは、ヘルスケアに連携できてちゃんと運動記録になることです。実はもう一つ、Reliveでビジュアライズできるっていうのを期待していたんですが、連携が解消されてしまっていてそのままでは出来ませんでした。
うーん、残念、っと思ってたんですが、なんのことはない、Stravaがヘルスケアに滑走記録を書き出してくれるので、そこからReliveに取り込むことは可能でした。結果、動画にまとめることができました。
ただ、ちょっと期待と違うところが・・・。もうちょっと視点を低く、滑っている感覚に近しい感じにできないかなぁというのが第一印象です。有料登録すると編集機能も何かできるようになるらしいんですが、どこまでできるのか謎だし、どうしようかなぁというところです。
正直、今回2台のiPhoneで2個のアプリで滑走記録を取ってみた感想としては、どちらが良いかというより、どちらもできることに差があるので、2個両方で記録とるのがきっと現状ベストかな、という結論になっています。一つの滑走記録として、相互にデータ連携とかできれば本当はベストなのかなと思うんですがね、そうもいかないようで。
最適解が何なのかはまた継続していろいろ試してみたいと思います。
帰りはちょっと後悔。温泉には寄るべきだった。
さて、帰ります。帰りは往路で藤原湖界隈、回り道になったところをまっすぐ最短経路を走ってみました。たしかに道は狭いですし、積雪時は走るの辛そうな印象もありましたが、確かに近いですね。次来る時のために覚えておこうと思いました。
この日も温泉にはよらず真っ直ぐ帰りましたが、流石に結構汗をかいていたので、お風呂に入るべきだったなあと後で後悔しました。春スキーはやっぱり風呂入らないと駄目っぽいです。なんせ汗かきますから。
水上インターからの上りの関越道ですが、予想通り渋滞が発生してした。
これだけ混んでたら東北道を迂回したほうが速いかなと思ったんですが、東北道も中央道も、上り線は渋滞していて駄目でしたね。もはや普通の週末の混みようです。こういう時は素直に真っ直ぐ走るのが速いです。
赤城高原SAではちみつソフトクリームを頂きました。ソフトクリームは赤城高原の牧場ソフトクリームで濃厚で美味しかったです。はちみつも美味しかったです。でもね、やっぱり乳製品にはちみつっていう組み合わせは、個人的には合わない気がするんですよねぇ。しかもソフトクリームが冷たいのではちみつも固まってるし。やりたいことは分かるんですが、ちょっと惜しいなぁという感じでした。ただ、ソフトクリームは美味しかったです。
遅めの昼食は駒寄食堂の生姜焼き定食。普通に美味しかったです。やっぱりもつ煮は売り切れでした。
その後、寄居PAで仮眠をとったり、三芳PAでファミマのコーヒーを飲んだりして、ダラダラとドライブしながら関越道を走っていたら、渋滞は徐々に解消されて、結局大きな混雑には当たらず練馬まで走ることができました。結局時間はかかったんですがね。
練馬インターから横浜まで、復路は環七で南下して帰ってきました。これも最近経験的に分かって来たんですが、帰りは環七のほうが渋滞も少なく速いように感じています。しばらくこのパターンで行こうかなーと思いました。
宝台樹スキー場は良いスキー場だった
以上、久々に宝台樹スキー場へ春スキーへ行った話でした。以前訪問したのがもう随分前ということもあり、新鮮な気持ちで滑ることができました。コースは広くて長くて、全体に滑りごたえのある良いゲレンデだったなと思います。何しろ雪がたくさん残っていたのが印象的でした。
今週で3月も終わり。来週は4月です。今シーズンも終盤ですが、まだまだ春スキーシーズンは続きます。来週、最終営業日を迎えるスキー場が多そうですので、また1週間、どこへ行こうか、考えていこうかなと思います。
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