Apple Watch Series 3 GPSをwatchOS 7にアップデートしたら、Apple Watch Series 6が欲しくなった話

Apple watch

Apple Watchの新しいシリーズが発売になり、これに合わせてwatchOSもメジャーバージョンアップが配信されました。早速、手持ちのApple Watch Series 3 GPSモデルをアップデートしてみたのですが、なかなかの苦行で、ああ、これはもう、買い換えろってことですね・・・と思いました。

Apple Watch Series 3のwatchOSをバージョンアップしてみよう

Apple製品って、比較的OSのサポートする製品寿命が適切に運用されている印象があります。短すぎるわけでもなく、それでいて無駄に長いわけでもないかな、と。そんなわけで、手持ちのApple Watch Series 3も、Series 6と同時に公開されたwatchOS 7のサポート対象となっているわけです。

特に何が新しくなると言うわけでもないのですが、セキュリティ面や安定性など、やはり新しいwatchOSのほうが良いよね、ということで、アップデートしてみることにしました。

特にApple Watchのようなウェアラブルデバイスの場合、やはりハードウエアフィーチャーの進化がメインとなりがちなため、ソフトウエアだけでどこまで新しい要素が入ってくるかっていうと微妙なんですよね。これは仕方の無いところで。ただ、一方で、個人的には今でもApple Watch Series 3で不満無く使えているので、そこまで最新機種に惹かれてはいませんでした。

そう、watchOS 7にバージョンアップするまでは・・・ね。

いきなり訪れた試練、それは”容量不足”

早速ですが、バージョンアップしてみました。サポート対象なので、普通にソフトウエアアップデートでwatchOS 7は降ってきます。そのまま、アップデートに進むことができるんですが・・・

来ました。容量不足。これを見た時点では、3.1GBというのがApple Watch Series 3にとってどれくらいインパクトのある容量なのか、っていうのがイメージできていませんでした。ああ、ストレージ整理しなきゃいけないのね、っていう程度の認識だったと。

ストレージの利用状況を見てちょっとビックリしました。そうか、こいつ、4.8GBしかなくて、そのうち3.1GB空けないとバージョンアップできないよ、と言われているんですね。なかなかの無理ゲー感。しかも現時点で空き容量は500MB程度です。

とりあえずアプリを削除するなどしてみたのですが、焼け石に水状態です。しかもアプリ数とか減ってないし(って、今このスクショ見て気づいたw)。やっぱり通常の手順でバージョンアップに進むのは難しそうなのが分かってきました。

再ペアリングでリフレッシュしてバージョンアップ実施

Appleのサポートフォーラムを見ると、バージョンアップできないときは、ペアリングを解除してリフレッシュして、再度バージョンアップすればOKだよ、とのことで。なんか嬉しいんだか嬉しくないんだか良くわからない情報です。

仕方がないのでペアリング解除を実行しました。これまた時間かかるんですよねぇ。

改めて、「新しいApple Watch」としてペアリングを行います。またもや凄い時間かかります。

ペアリング完了後の状態ですが、この時点で空き容量は3.7GBです。バージョンアップに必要な容量3.1GBがApple Watch Series 3にとってどれだけ厳しい要求か、改めて確認することができました。

容量が確保できたことで、無事バージョンを進めることができるようになりました。

Apple Watch Series 3をwatchOS 7にバージョンアップはできたけど・・・

という訳で、無事バージョンアップはできました。ただ、結局ここまで数時間かかっています。

バージョンは7.0です。モデルA1859はApple Watch Series 3の42mm、GPSモデルです。

バージョンアップ後、最低限しかアプリは入れていませんが、それでも空き容量はもう2.2GBになっていました。

バージョンアップ後の使用感ですが、特に変化はありません。普段使っているAuthyやStravaも問題なく使えていますし、特段性能などが上がったという感じもないです。

一度だけ、気がついたらAppleのロゴが表示されていて、もしかして再起動した?!っていう瞬間がありました。もしかしたら、Apple Watch Series 3でwatchOS 7を動かすこと自体が、結構条件厳しくなってきてるのかな、と思いました。

結論:Apple Watch Series 6欲しい

以上、Apple Watch Series 3 GPSモデルをwatchOS 7にバージョンアップしたらなかなかの苦行だった話でした。一応、ちゃんとバージョンアップはできたので、対応はしていますし、実用上、きっと問題も無いのではないかと思います。

一方で、特にストレージの空き容量など、かなりバージョンアップの条件が厳しく時間もかかるので、正直Apple Watch Series 3をこのまま使い続けるのも難しくなってきたのかな、と感じました。まあ普通に使っている分には全く不満は無いのですが、新しいソフトウエアが供給されなくなってきたり、バージョンアップやパッチの適応に多大な時間がかかるとなってくると、運用コストが無視できなくなってきます。

そんなわけで、結論としては、「Apple Watch Series 6、欲しい」ってなっています。もう2年半ほどApple Watch Series 3を使っていますので、そろそろ買い替えても良い時期かなぁと、改めて考えさせられました。

Apple Watch Series 6については、そろそろレビューもいろいろ出てきているころですので、情報収集しながら、買い替えを検討したいかなーと考えています。

追記:やっぱりSeries 3でwatch OS 7は無理ゲーだったらしいw

うーん、どうやら公式にも、ちょっと厳しいっていう見解が出ましたね。再起動することがあるとか、ヘルスケアのアクティビティの同期ができないことがあるとか・・・。その後バージョンは7.0.2まで上がっていますが、本当に大丈夫か?っていう不安は払拭できずにいます。

まあ確かに現状、目立った不具合は無いので困ってはいません。多少、Walletの動きなどが変わっていて戸惑うことが未だにありますが、そこは慣れの問題ってことで。

もう3年になるし、そろそろ買い替え時ってことなんですかねぇ、と思いつつ、時計というアクセサリとして考えると、やっぱり製品寿命短いよね、っていう気持ちになります。

追記:watch OS 7.1で再びの試練もなんとか再起動で免れる・・・

11月になって、watch OS 7.1が降ってきました。案の定、一発目のバージョンアップは「容量不足」で失敗しました。これ今後もこんな感じなのかなぁと若干不安になったのですが、一応、今回はApple Watchを再起動することで、不必要な領域が開放され、なんとかアップデートに進むことができました。

ただ、かなり気を使って、不要なアプリやコンプリケーションを設定しないように使っている状態なので、快適に使えているか、と言われると微妙な状態です。やっぱり新しいApple Watch欲しいです。

っていうか、もうちょっと、古いデバイスにも優しいソフトウエア供給をお願いしたいかな、と思う今日このごろでもあります。

追記:watch OS 7.3.3はアプリ削除で乗り越えた

2021年3月、それでもまだApple Watch 3使っています。そして今日も。

ただ、もう容量不足が発生することは織り込み済みなので、アプリをいくつかアンインストールして再起動して、無事watch OS 7.3.3にアップデートできました。相変わらず凄い時間はかかりましたが、ペアリングしなおしよりはマシです。

アプリのアンインストールは比較的簡単にできるんですが、再インストールがやっぱり遅くてストレスです。うーん、真面目に、買い替えたい・・・。

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