八千穂高原スキー場の旅。コンパクトだけど楽しいスキー場はもはや春のゲレンデ。

スキー
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何かと私の周りでは話題にあがる八千穂高原スキー場に初参戦です。なんか凄いコブがあるとか、広くは無いけど一日滑っても飽きないとか、気になる情報が流れてきます。実際行ってみましたが、なるほど、良いスキー場だと思いました。

八千穂高原スキー場へ行ってみよう

2020年2月15日です。もう春ですねぇ。先週の豪雪で雪が積もってちょっと安堵していたんですが、今週は春の陽気となってしまい、もう雪が無くなりそうな勢いです。雪があるうちに滑っておかないとヤバいですよ、今シーズンは。

そんなわけで、今回は八千穂高原スキー場へ行ってみました。初めてのスキー場です。

私の入っているFacebookのグループなどでは何故か良く話題に上がるスキー場です。コブが有名らしい。うん、私、コブ滑れないし。

標高が高くて雪が安定しているとか、中部横断道が八千穂高原まで開通して便利になったとか、いろんな情報が流れてきて、気になったので行ってみることにしました。

「速旅」を使ってみた

今回はネクスコ中日本のETC割引プラン「速旅」を使ってみることにしました。八千穂高原スキー場の割引クーポンはあちこちに見受けられますが、どこも値段は変わらないようです(食事券付き3800円)。その中から今回はETC割引とセットになっている「速旅」を使ってみることにしました。

この「速旅」、関越道方面で過去使ってる「ウィンターパス」と基本的な条件は似たような感じで、入り口と出口のインターチェンジに制限のあるETC割引プランです。ウィンターパスは優待という形で割引を受けられますが、速旅はチケットがセットで買えるプランが事前に用意されている形になります。

なので、プランが用意されていない乗り方は使えません。例えばエコーバレーに行くぞ、と思っても、そのためのプランが無いと使えない、と。ウィンターパスのほうが自由度が高くて良いと感じました。

中身は実質、高速料金とチケット代は別決済になっているので、要するにセットで買えるだけ、って感じですね。東名からの発着プランだと高速代が5100円なので、十分お得です。発着インターだけ要注意。東名方面だと横浜町田での乗り直しが必要になります。

速旅のサイトでサインアップして、ETCカード番号(クレジットカード番号)などを登録し、プランを申し込みます。チケットは別決済となるので、クレカで決済、と基本的な手続きは普通な感じです。

最後、チケットの発行URLがメールで送られてきて、この画面をチケット売り場で見せて操作してください、と案内されます。さて、今回はスムースにチケットを受け取れるのでしょうか・・・と若干の不安が。

八千穂高原スキー場、遠い

出発は4:50頃。いつもよりちょっと遅めです。さらに今回は速旅の制限があるため、横浜町田まで行かなければなりません。保土ヶ谷バイパスを通って横浜町田インターから東名に入り、あとはいつもどおり、圏央道、中央道で山梨へ向かいました。

久しぶりに双葉SAに寄りました。富士山が見えます。いつもは諏訪南で下りるので、直前の八ヶ岳PAで休憩を取るのですが、今回は長坂で降りるので、最後のSA/PAは双葉SAになります。混んでるんじゃないかと懸念していましたが、それほど混雑してない感じでした。

長坂インターで降りて、今日は初の八千穂高原スキー場へ向かいます。ナビで見たら、インター降りてから46kmです。遠い。

関越道からだと、中部横断道が八千穂高原インターまで出来ているのですこぶる便利なんですが、山梨側からは一般道しかありません。八ヶ岳山麓の高原をひた走るので、とても気持ちいいですし、結構なスピードで流れてはいるんですが、流石に遠いです。

しかも八千穂高原に上がっていくところで、凄い細い道を案内されてびびりました。基本、北側からのアクセスがメインとなっているようで、山梨側からはどうやって上がっていくのが正しいのか、結局良くわかりませんでした(苦笑)。

八千穂高原スキー場は小海リエックスのさらに奥にあります。とても標高が高くて眺めが良くて気持ちよかったです。写真撮り忘れましたが、浅間山がとても大きく見えます。朝は雲海が見えました。

八千穂高原スキー場到着は8:10頃。3時間ちょっとで着いていますので、まあ近くは無いかなぁという感じです。エコーバレーやしらかば2in1のほうが行きやすいかなぁというのが第一印象。ただ、たしかに標高はとても高いです。

駐車場には雪もなく、しっかり舗装されているので靴も汚れなくて快適でした。駐車場にはしっかりマスが切ってあるんですが、スキー場の駐車場としては左右の幅がちょっと狭いかなぁ、という印象です。到着時点で既に1/3くらい埋まっていて、結構混んでそうな雰囲気でした。

ちょっと駐車場からセンターハウス、ゲレンデまで歩くのが玉に瑕です。

チケットを無事ゲット

早速、第一の関門である、チケット発行へ向かいました。ウィンターパスの優待使う時は、結構一発で通じないことがあるので怖いんですよね。今回はいかに。

はい、あっけなく発券されました。

発券URLにアクセスして、係のお姉さんに教えてもらったIDの数字を入力すると、発券完了、と画面に表示されます。その画面を見せることで、チケットがもらえました。思った以上にスムーズだしスマートでちょっと感激しました。

そして今回の新兵器です。Orange(オレンジ) パスケースゴーグルマキ。ゴーグルのベルトにチケットを固定するホルダーです。

ウエアには左側の裾のところにチケットホルダーが付いているんですが、滑っていてヒラヒラして気になるし、腕に付けるタイプのバンド型のチケットホルダーも持っているのですが、ちょっと腕が窮屈だし、ということで、買ってみました。なんか上手い人がこれ付けてる印象があって、憧れていたんです。

邪魔にならなくて良いですよ。

すっかり春だった・・・

早速、ゲレンデへ向かいました。

ゲレンデマップを見て、改めてゲレンデを見てみて、もしや見える範囲で終わりか?狭くないか?というのが率直な第一印象です。でも、コブコースやパークもガッツリあって、この辺、凝っているのは分かりました。

良くわからないのでとりあえず最上部へ行ってみました。高速リフトはありませんが、リフト自体がそんなに長くないので、苦痛に感じることはありません。丁度いい感じです。

一番長いのがこのアゼリアコース。ぐるっと尾根からセンターハウスに回り込む形になっています。1300mあるようですが、途中で斜度の変わるところが何箇所かあるので、滑っている感じとしては、結構忙しいなぁという印象でした。

急なところもあるので、初心者向けでもなく、意外に難しいコースに感じました。あと、一番下のところに、緩斜面コブ(ゆるコブ)があるので、練習には良いと思います。私は今日、結局1コブも越えられず撃墜して諦めました。

アゼリアコースの途中から第一コースのコブレーンがあるのですが、こちらも今日は滑ってません。無理です。

アゼリアコースとは反対側が第二コース。これがメインコースですね。途中から横に落ちるトライアルコースもあります。どちらも比較的フラットで、気持ちよくカービングできます。結構ここはみんな気持ちよく飛ばしていて、リフトからも見えるので非常に楽しかったです。

しばらくポールバーンになって滑れなかった第3コース。こちらも非常に滑りやすいコースになっていたと思います。長さ的には第二コースのほうが長いのですが、こちらのほうが空いていたので終盤ほとんどこちらを滑らせて頂きました。

これ意外に、初心者・中級者向けの第4コースもあるのですが、こちらはあまりの混みようでほとんど滑りませんでした。

雪質は、朝は氷の粒がサラサラと積もった状態で、若干滑りにくかったですが、日中になると気温が上がってシャーベットになって、逆に滑りやすいコンディションとなりました。あ、私、シャーベット好きなので。

要するに、もう春のコンディションなんです。2月なのに、3月とか4月とか、そんな感じのシャーベット。しかも虫も飛んでるし。不安になるレベルです。ただ、モサモサとしたゲレンデは個人的には好きなので、とても楽しかったですがね。

昼食はレストラン「ジョイナス」で唐揚げ定食を頂きました。適度なボリュームで美味しかったです。

今日は結局このジョイナスをベースに滑ってました。理由はここに喫煙所があったから。ジョイナスのテラスにしか喫煙所が発見できず、まあ必然的にここを中心に動くことになったと。他にも休憩できるところがあったのかもしれませんが、そこは次回確認しようかな、ということで。

今日の混み具合ですが、やっぱりそれなりに混んでたかなと思います。駐車場は2/3くらいまで埋まっていた感じで、第二リフトの乗り場は昼頃になると常に行列というか人が集まっている感じがありました。

なので私は、比較的空いていた第3リフト側から第3コースっていうのをぐるぐると滑っていました。第4コースも人を避けて滑るような状態だったし、なかなかな混雑だったかなと思います。

16時過ぎまで滑って終了しました。リフトは1630まで開いているものがありましたが、流石に疲れたのでちょっと前で終わりました。結構、クローズまで滑っっている人が多かったのも印象的でした。

帰りの様子を見ていると、やはり長野方面、北側に降りていく人が多いですね。やっぱり便利ですから。むしろ北側まで回り込んだほうが良いのかな、とちょっと悩むところです。

駐車場からの眺めです。浅間山がとても近く見えます。写真では伝わりませんが、実際にはかなりの迫力を感じます。

ちなみに、小海リエックス側にちょっと行ったところに「レストハウスふるさと」というのがあります。何やら石碑がありました。この辺が「ふるさとの森」らしいですね。

ここからだとさらに雄大な浅間山の全景が見えます。とにかく、標高が高くて景色が良かったです。

今日の練習

本日のスキーについて。結局コブは1コブも越えられず「無理」ってなって諦めました。コブを滑るにはやっぱりちゃんとコツを押さえないとダメなようで。という訳で、今日も整地を滑ってました。

まずはスランプ。普通に滑れている感じなんですが、いまいちエッジが効いている気がしないという、たまにあるスランプを感じました。再度プルークから作り直して速やかに解消したので良かったですが、これたまに出るんですよね。なんだろう。

その後はカービングの復習です。横方向への重心移動でターンできるようになって、斜度によらずかなり安定的に滑れるようになってきた気がしています。まだターン始動から終盤のテールコントロールまで、動きがスムースに繋がっていない気がするので、この辺を練習してさらに安定させたいところです。

とにかく八千穂高原スキー場はカービング向きのフラットな斜面があったので、基本的には気持ちよく滑ることができました。春雪シャーベットも個人的には好きな雪質ですし、まずまず良い練習になったと思います。

ちなみに、今回スキートラッキングには「yukiyama」を使ってみました。Snowayよりこっちのほうがなんか楽しそうです。

スパティオ小淵沢「延命の湯」へ

帰りの温泉ですが、スキー場の掲示板を見ていたら、チケットで割引になる温泉がいくつか紹介されていたので、その中から「延命の湯」へ行ってみることにしました。

近隣には「八峰の湯」というのがあるのですが、当然のごとくスキー場帰りの人で混んでいたのでこれは避けました。

小淵沢へは国道141号から八ヶ岳高原ラインを通っていったのですが、道中みんな凄い飛ばしていて怖かったです。

八千穂高原スキー場から延命の湯までは1時間ちょっとでした。リフト券持参で100円引きになります。

お湯は緑褐色がかった単純温泉。あまりお湯は強くなく、塩素臭の強い湯船でしたが、熱めでとても気持ちよく汗を流すことができました。こちらも若干混んでいて、露天風呂に入れなかったのが残念です。

そしてこちら。トリシティ欲しくなります。全く未確認だったのですが、何やらコラボしていたんですね。

夕食は八ヶ岳PA

中央道で帰ります。

晩御飯をどこで食べようかちょっと悩んで、今回も八ヶ岳PAにしてみました。

「チーズとミソの暖多んメン」(だんだんめん)を頂きました。ちょっとチーズを後からかけた感が満載でしたが、野菜たっぷりで美味しかったです。ただ、あまり自分、チーズの香り得意じゃないんだっけ、ってあとで思いましたが。

実は温泉で小淵沢まで来た理由は、八ヶ岳PAに寄りたかったからなんですね。本当は信玄ソフトを食べたかったのですが、だんだんめん食べたらお腹いっぱいになってしまって、結局ソフトクリームは食べませんでした。残念。

帰りも圏央道を使う

普段はここから横浜に帰るのに、高速代を節約するため府中スマートインターを使ったりするんですが、今回は「速旅」なので、横浜町田まで圏央道を使って帰りました。個人的には結構リッチなコースです。

時間的にも下手すると1時間くらい違うので、やっぱり高速道路は偉大だなと思いました。

八千穂高原スキー場は面白いスキー場だった

以上、速旅を使って八千穂高原スキー場へ初参戦、滑りまくった話でした。

スキー場はコンパクトですが、良い斜面があって確かに一日楽しめます。斜面にねじれがなくフラットで、カービング向きなのも良いです。コブ斜面やパークも充実していて、なるほど人気の理由が分かった気がします。近くなら通いたいレベルです。

一方で、中央道からだと決して近くないのが辛いところです。実質、白樺湖と距離的には変わらないので、あとは速旅が使えるのが魅力といえば魅力かなぁというところです。

標高が高いわりに景色があまり見えないのも惜しいところではあります。基本、林間コースになっているので、思いの外、開放感が感じられないのがちょっと惜しいかな、とは思いました。

いろいろ調べて、また是非行ってみたいです。

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